あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第017部 お祭りは片付けまでがお祭りです/お祭りは最後まで楽しむのがお祭りです 

《ガルディア》偏 festival:02 不穏な馬車/《アーケディア》 偏 carnival:02 禁止品   

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《ガルディア》偏 festival:02 不穏な馬車
ユラヴィレオ達の前を行く馬車は相当馬を走らせているようで、馬達は疲弊しきっているが御者はおかまいなく進む。
「止れ、何を運んでいる」
「……」
「この先は《カジノタワー》だ、私達は《ガルディア》を治める貴族。止まらない場合は強制的に止める」
馬車の窓を開け御者に声を掛けるが何も言わず鞭を振るわせる、メルガドールが自分達の身分を明かすが答えは返ってこない。
「3家からの刺客か?」
「何を運んでいるのか…風早殿に連絡を」
メルガドールが懐からスマートフォンを取り出し風早に連絡を取る、馬車は間も無く《カジノタワー》の門へと向かおうとしていた。
『こちらでも馬車を確認しています、門からは普通に《カジノタワー》には入れないので問題はないですが……メルガドール様、ユラヴィレオ様、転移で戻って下さい。その馬車の中はこちらから視えません。その御者は……不明です』
《カジノタワー》の門はゲートになっており、不審な者と物は弾かれる、その為不振な馬車が侵入しようとしたとて入れない仕組みになっている。
「承知した」
「…いや、待って欲しい…この馬車まさか…このまま門にぶつかるつもりじゃないのか?」
「……」
『今、フィズとファラルシェス様がそちらに向かって貰いました、止めます』
ユラヴィレオが頷くがメルガドールが馬車に違和感を持つ、そのまま門に馬車で突っ込んだとしても破損などはしないが馬はひとたまりもない、風早がフィズとファラルシェスに頼み転移で暴走する馬車の前に立ちふさがった。

「ずごい馬車と人だな」
「すごいですね」
《ガルディア》の門で入国料2名で6,000ログを支払い馬車をトトとココに牽いて貰い《カジノタワー》に向かう道中、馬車や人が大勢並び門の姿形も見えない。
「今日は入れなさそうだな、馬車の中で寝られるようにしよう…お、商売しているな、俺達もやろう」
他にも今日中に入れないだろうとそうそうに待つだけだと金にもならないと、商人達は品物を広げ屋台もあり御者台のバベルははしゃぎ、となりのアベルもその人の多さに驚きつつただ待っているのが無駄なのも分かる。
「飯買ってくるついでに少し見て来るから、馬車頼むよ」
「分かりました」
バベルが馬車を降りアベルに留守番を頼む、もとより馬車の中にアシャがいるので離れたくはないので頷いた…。

《アーケディア》 偏 carnival:02 禁止品 
「来ましたわね」
「なんだ?これ?小さな枝?」
『いやおかしな匂いがするな』
「…麻薬のような成分を持つ木の枝ですわ、これ1本でもひと家族が1年遊んで暮らせる位の価値がありますの」
ガイドから報告があり置かれた没収品を見つめ結羅がため息を吐く、人の中指程の長さの木の枝数本を見つめる目は険しかった。
《アーケディアホテル》の宿泊客が持ち込んだ際は厳重に葉と布に包まれ匂いが漏れないようにしていたが、ガイドや外神の張った結界をすり抜ける事は敵わず没収された上、その客は国外永久追放を言い渡された。
「こんな祭りが始まる直前にったく」
「だからですね、すり抜けられると思ったんでしょうね。依存性の高い物です」
「ええ、この枝を乾燥させ細かくした物に火に点けその煙を吸うと…」
「依存症になるってわけね」
フォンが面白くなさそうに鼻を鳴らし外神がじっくりその枝を見る、懐記は枝を掴み眺める。
「この国にもかつてこの木がありましたわ、1本残らずすべて私の収納に入っています。本当は消し去りたいんですが燃やす訳にもいきませんし…」
「ではその木を貰ってもいいですか?何か活用できるかもしれませんし、依存を消す事も出来るかもそれません」
「そうですか…外神さんに渡しますわ…」
何かあったのは間違いないだろう嫌悪を示す結羅の眼差し、外神は麻薬にも有用性はあると日本にいた時に知識であるので成分を調べてみようと思う。
「禁止品をばれないように持ち込むのは難しいよねえ」
「もっと禁止品の持ち込みに関して提示した方がいいな」
「国外追放では甘いと思うがな」
フェシェスタとシュリとマユラが罰が軽いと言い、祭りも本格的に始まる前にもう1度禁止品などについて客や商人、これから来る人々にも周知すると決めた…。





あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~ダンジョン都市にて独り生きる人否症候群の変な人はスローライフを満喫している~
01ダンジョン 下層に住む変な人
「ふんふんふん」
鼻歌交じりに畑に水を撒くご機嫌な様子の男、広大な畑には大きな野菜達がすくすく育っていた。
「おおきくなれ、おおきくなれ。俺のおいしいごはんちゃん達」
満面の笑みで畑に桶から柄杓で水を撒く、畑に少し離れた場所に手造り感満載の木の家、その側には小さな池…正にスローライフを満喫していた。
尚、ここはダンジョン都市《アポクリファ》の下層ダンジョン内である、その事を除けば…田舎で隠居生活を満喫しているようにしか見えない。
「あ、もうそろそろかな。おーい」
男はダンジョン内の空模様を眺め、遠くで作業を行っている家族を呼ぶ……トト…どど…軽い音重い音を立てながら駆け寄ってくる魔物達、巨大な黒い牛、死神が持つ様な鎌を持ったゴーレム、虹色のスライム、金色のスライムが終結し空からは大きな六つ目のカラスが舞い降りた。
「肉を採って来るから畑をお願いな」
そう男は声を掛ける、魔物達は従順に頷き男は満足そうに転移で食料を狩りに向かった…。

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