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第6章 新天地と冒険者
異例報告
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邪神魔像討伐を終えた咲良は、黒竜化ですぐにでも王都に戻って休みたかったが、戦闘によりかなりの魔力を消費していたためより黒竜化が困難だった。
なのでマラ荒野で少し休憩を取ることを余儀なくされた。
普通、魔力の回復にはかなりの時間がかかるのだが、自然治癒と魔氣を極めし者の称号の効果によって咲良はかなり早く回復することが出来る。
そして一定量魔力が回復すると黒竜化をして王都へ帰路についた。
流石に体力も消耗していたので王都近くへ戻るのに、行きより倍の時間がかかってしまった。それでも早くベッドでぐっすり休みたいので必死に翼を羽ばたかせた。
「おっ!咲良じゃねえか!出掛けてたのか」
王都に着くと、門番をしていたトマスが話しかけてきた。
「あぁ、依頼でマラ荒野までな」
「またずいぶんと遠出だったな」
「今回はかなり疲れた…」
「そうかい…ご苦労さん」
ここまでグッタリしている咲良を見る事は初めてのトマスは労いの言葉をかける。
「ところで一つ聞きたいんだが…」
「なんだ?」
「依頼先で討伐対象外の魔物、しかも俺の階級よりも上の奴が出たんだがギルドには報告した方が良いのか?」
「なんだって!?そりゃ大変じゃねぇか!」
マラ荒野は生態系がはっきりしていない事で有名だが、B級以上の魔物が出たのは今回が初めてである。
「で?報告すんのか?」
「もちろんだ。確実にギルドのミスだからな」
「そうか…なら明日にでもギルドに行くか」
「そうしな。今日はゆっくり休むといい」
トマスと別れ、やっとカゼル商会についた咲良は自室のベッドにボフッと倒れこみ、そのまま眠りについた。
次の日、昨日の依頼について報告するためにギルドに向かった。
「ちょっといいですか?」
咲良は受付嬢に声をかける。
「あれ?咲良さんじゃないですか。マラ荒野での依頼中では?こんなに早く帰れるはずはないんですが…」
「そのことで話がありまして」
この時咲良は少し迷った。ギルドの不手際で災害級と鉢合わせることになったとはいえ、B級である咲良が倒したとは受付嬢には信じがたい事だ。
なので咲良は手っ取り早い方法を取った。
「ギルドマスターに面会はできますか?」
「面会ですか…あいにくギルドマスターは忙しいので難しいかと…それに咲良さんはギルドメンバーではありませんし。私で良ければ対応いたしますが?」
「いえ、ギルドマスターに直接話したいことがあるので。俺がが来たと伝えてくれますか?」
「はぁ…少しお待ちください」
そう言って受付嬢はギルドマスター室へと向かっていくが、受付で待つのも面倒なので咲良もギルドマスター室へと向かう。
ギルドマスター室につくと、丁度受付嬢が部屋に入って行くところだった。
扉の前で少し待っていると受付嬢が出てきた。
「さっ咲良さん!待っててもらわないと困ります」
「すみません。許可は取れましたか?」
「まぁ一応取れましたけど…」
「そうですか。では」
咲良は軽くノックをすると、返事を待たずにズカズカと部屋へと入り扉を閉める。
「ちょっ…えっ!」
受付嬢の慌てふためく声が扉の向こうから聞こえてくるがここはスルーだ。
「まったく…無礼な人ですね。仮にも私は〈明けの明星〉ギルドマスターなんですけど……」
部屋に入るとギルドマスターであるマリアが声を掛けてくるが、仕事中なのか書斎には書類が山積みになっている。
「俺に無礼な事をしたあんたならいいと思ってな」
未だ咲良はあの時のマリアの強硬手段を根に持っているのかもしれない。
「痛いところを突きますね。ところでどのようなご用ですか?あなたが態々来るなんて」
「あぁ、マラ荒野でアンデッド100体の討伐依頼を受けたんだがイレギュラーが起きた」
「イレギュラーですか…」
「そうだ…邪神魔像って知ってるか?」
「!!!!……そんなまさか!!!!」
どうやらマリアは知っているようだ。流石は寿命の長いエルフというところか。
「なんだ…知ってたのか」
「あの古代の遺物が本当に!?」
「古代の遺物?…まぁあながち間違いではないな」
「本当に邪神魔像だったんですか?」
マリアはそんなバカなと言うような表情をしている。
「そうだ。俺でなければ死んでいただろうな」
「そうですか…何か証拠はありませんか?」
「…これだけだな…」
咲良は拡張袋からアダマンタイトを取り出す。
「これは…アダマンタイトですか?」
「そうだ。邪神魔像の身体は全てアダマンタイトだったからな」
「確かに。私が読んだ文献にもそう書いてました」
マリアによると、王都アムルの城にある閲覧禁止書物の中に、過去の出来事を記した文献があるらしく、そこで邪神魔像のことを知ったらしい。
なぜマリアが閲覧禁止書物を読めるのかは教えてくれなかった。
「で?この場合はどうするんだ?」
「そうですね…普通ならこちらで真偽を確かめる必要があるのですが…あなたが来られたということは本当のことだと認めざるを得ませんね」
マリアが咲良を信用しているかどうかは怪しいが、認めてはいるようだ。
「ちなみにアンデッドの数も100体じゃなくて軽く10倍はいたぞ。邪神魔像のアンデッドを生み出す能力があるせいだけどな」
「古代の遺物にはそんな能力が……分かりました。では後日改めて来ていただけますか?報酬の件など色々時間がかかると思うので」
「そうか。わかった」
「ところで…」
マリアが急に話を変えて来た。
「なんだ?」
「そのアダマンタイト…証拠品として回収したいのですが…」
「断る。一欠片もやらん」
咲良は断固拒否する。アダマンタイトという貴重な鉱石を証拠品如きの為に渡すわけにはいかない。
それに理由はそれだけではなさそうだ。
「いやしかし…」
「どうせ証拠品といいながら貴重な鉱石が欲しいだけだろう」
「……やはりバレていましたか…少し分けて貰えば強い武具を作れて戦力の底上げになるんですが…」
「俺には関係ない。ギルドメンバーでも無いしな」
「どうしてもですか?」
「しつこい…俺はもう行く。じゃあな」
そのまま咲良はギルドマスター室を出ていった。
「ふぅ…あの人は厄介ごとに縁があるようですね」
マリアは咲良をトラブルメーカーなのだと思っているようだ。
「それにしても…やはりというべきか。災害級をも倒してしまうとは…」
一般的に災害級は下位ですら撃退するのにSSS級の冒険者が10名程、もしくは特級2名程必要なのだ。討伐となるとさらなる戦力が必要になる。
それを咲良は1人で倒してしまった。それも災害級中位に位置するであろう邪神魔像を。
それから1週間後、マリアから呼び出しがあった。
「来たぞ」
「今回は受付も無しにいきなりですか」
いきなりギルドマスター室に入って来た咲良にマリアも苦笑している。
「で、ギルドマスター。話はまとまったのか?」
「マリアで良いですよ。そうですね、まずは報酬ですね」
マリアは書斎から皮袋を取り出し咲良に手渡す。
中には金板40枚が入っていた。
「災害級を倒せばこんなに貰えるのか」
「当然です。災害級は国一つ滅ぼす存在ですから」
「そんなもんなのか」
「もちろんですよ。後、報酬とは別にギルド本部と掛け合い、階級も上がることになりました」
「デジャブだな」
「で、じゃぶ?」
「前にも同じことがあったってことだよ」
「そうですね。思い出したくはありませんが…」
マリアはあの時の咲良の殺気を思い出すだけで嫌な汗が頬を伝う。
「で?A級になるのか?」
「いえ、あなたは特級になります」
「いきなり特級かよ」
これには咲良も驚いた。そこまで詳しいわけでは無いが、特級とはそう簡単になれるものでは無いはずだ。
「当然です。私を圧倒する殺気、災害級を1人で討伐する実力から考えると必然ですね」
「確か一定以上の階級は審査があるんじゃなかったのか?」
「ありますよ。そのために咲良さんにはギルド本部がある南の国の王都アルカナに行ってもらいます」
「おいおい。んな面倒な」
ここは北の国の王都アムル。南の国の王都アルカナに行けという事は国境を越えなければならない。
「時期はお任せします。早く特級になりたいのならすぐにでも経つ事をお勧めしますが…」
「時期はすぐには決められないな。まだやり残した事もあるからな」
「分かりました。では王都を出る際はここに寄って下さい。紹介状をお渡ししますので」
「わかった」
その日から数日後、ついにギルド〈イマジナリー〉の開業式典が行われる。
なのでマラ荒野で少し休憩を取ることを余儀なくされた。
普通、魔力の回復にはかなりの時間がかかるのだが、自然治癒と魔氣を極めし者の称号の効果によって咲良はかなり早く回復することが出来る。
そして一定量魔力が回復すると黒竜化をして王都へ帰路についた。
流石に体力も消耗していたので王都近くへ戻るのに、行きより倍の時間がかかってしまった。それでも早くベッドでぐっすり休みたいので必死に翼を羽ばたかせた。
「おっ!咲良じゃねえか!出掛けてたのか」
王都に着くと、門番をしていたトマスが話しかけてきた。
「あぁ、依頼でマラ荒野までな」
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「今回はかなり疲れた…」
「そうかい…ご苦労さん」
ここまでグッタリしている咲良を見る事は初めてのトマスは労いの言葉をかける。
「ところで一つ聞きたいんだが…」
「なんだ?」
「依頼先で討伐対象外の魔物、しかも俺の階級よりも上の奴が出たんだがギルドには報告した方が良いのか?」
「なんだって!?そりゃ大変じゃねぇか!」
マラ荒野は生態系がはっきりしていない事で有名だが、B級以上の魔物が出たのは今回が初めてである。
「で?報告すんのか?」
「もちろんだ。確実にギルドのミスだからな」
「そうか…なら明日にでもギルドに行くか」
「そうしな。今日はゆっくり休むといい」
トマスと別れ、やっとカゼル商会についた咲良は自室のベッドにボフッと倒れこみ、そのまま眠りについた。
次の日、昨日の依頼について報告するためにギルドに向かった。
「ちょっといいですか?」
咲良は受付嬢に声をかける。
「あれ?咲良さんじゃないですか。マラ荒野での依頼中では?こんなに早く帰れるはずはないんですが…」
「そのことで話がありまして」
この時咲良は少し迷った。ギルドの不手際で災害級と鉢合わせることになったとはいえ、B級である咲良が倒したとは受付嬢には信じがたい事だ。
なので咲良は手っ取り早い方法を取った。
「ギルドマスターに面会はできますか?」
「面会ですか…あいにくギルドマスターは忙しいので難しいかと…それに咲良さんはギルドメンバーではありませんし。私で良ければ対応いたしますが?」
「いえ、ギルドマスターに直接話したいことがあるので。俺がが来たと伝えてくれますか?」
「はぁ…少しお待ちください」
そう言って受付嬢はギルドマスター室へと向かっていくが、受付で待つのも面倒なので咲良もギルドマスター室へと向かう。
ギルドマスター室につくと、丁度受付嬢が部屋に入って行くところだった。
扉の前で少し待っていると受付嬢が出てきた。
「さっ咲良さん!待っててもらわないと困ります」
「すみません。許可は取れましたか?」
「まぁ一応取れましたけど…」
「そうですか。では」
咲良は軽くノックをすると、返事を待たずにズカズカと部屋へと入り扉を閉める。
「ちょっ…えっ!」
受付嬢の慌てふためく声が扉の向こうから聞こえてくるがここはスルーだ。
「まったく…無礼な人ですね。仮にも私は〈明けの明星〉ギルドマスターなんですけど……」
部屋に入るとギルドマスターであるマリアが声を掛けてくるが、仕事中なのか書斎には書類が山積みになっている。
「俺に無礼な事をしたあんたならいいと思ってな」
未だ咲良はあの時のマリアの強硬手段を根に持っているのかもしれない。
「痛いところを突きますね。ところでどのようなご用ですか?あなたが態々来るなんて」
「あぁ、マラ荒野でアンデッド100体の討伐依頼を受けたんだがイレギュラーが起きた」
「イレギュラーですか…」
「そうだ…邪神魔像って知ってるか?」
「!!!!……そんなまさか!!!!」
どうやらマリアは知っているようだ。流石は寿命の長いエルフというところか。
「なんだ…知ってたのか」
「あの古代の遺物が本当に!?」
「古代の遺物?…まぁあながち間違いではないな」
「本当に邪神魔像だったんですか?」
マリアはそんなバカなと言うような表情をしている。
「そうだ。俺でなければ死んでいただろうな」
「そうですか…何か証拠はありませんか?」
「…これだけだな…」
咲良は拡張袋からアダマンタイトを取り出す。
「これは…アダマンタイトですか?」
「そうだ。邪神魔像の身体は全てアダマンタイトだったからな」
「確かに。私が読んだ文献にもそう書いてました」
マリアによると、王都アムルの城にある閲覧禁止書物の中に、過去の出来事を記した文献があるらしく、そこで邪神魔像のことを知ったらしい。
なぜマリアが閲覧禁止書物を読めるのかは教えてくれなかった。
「で?この場合はどうするんだ?」
「そうですね…普通ならこちらで真偽を確かめる必要があるのですが…あなたが来られたということは本当のことだと認めざるを得ませんね」
マリアが咲良を信用しているかどうかは怪しいが、認めてはいるようだ。
「ちなみにアンデッドの数も100体じゃなくて軽く10倍はいたぞ。邪神魔像のアンデッドを生み出す能力があるせいだけどな」
「古代の遺物にはそんな能力が……分かりました。では後日改めて来ていただけますか?報酬の件など色々時間がかかると思うので」
「そうか。わかった」
「ところで…」
マリアが急に話を変えて来た。
「なんだ?」
「そのアダマンタイト…証拠品として回収したいのですが…」
「断る。一欠片もやらん」
咲良は断固拒否する。アダマンタイトという貴重な鉱石を証拠品如きの為に渡すわけにはいかない。
それに理由はそれだけではなさそうだ。
「いやしかし…」
「どうせ証拠品といいながら貴重な鉱石が欲しいだけだろう」
「……やはりバレていましたか…少し分けて貰えば強い武具を作れて戦力の底上げになるんですが…」
「俺には関係ない。ギルドメンバーでも無いしな」
「どうしてもですか?」
「しつこい…俺はもう行く。じゃあな」
そのまま咲良はギルドマスター室を出ていった。
「ふぅ…あの人は厄介ごとに縁があるようですね」
マリアは咲良をトラブルメーカーなのだと思っているようだ。
「それにしても…やはりというべきか。災害級をも倒してしまうとは…」
一般的に災害級は下位ですら撃退するのにSSS級の冒険者が10名程、もしくは特級2名程必要なのだ。討伐となるとさらなる戦力が必要になる。
それを咲良は1人で倒してしまった。それも災害級中位に位置するであろう邪神魔像を。
それから1週間後、マリアから呼び出しがあった。
「来たぞ」
「今回は受付も無しにいきなりですか」
いきなりギルドマスター室に入って来た咲良にマリアも苦笑している。
「で、ギルドマスター。話はまとまったのか?」
「マリアで良いですよ。そうですね、まずは報酬ですね」
マリアは書斎から皮袋を取り出し咲良に手渡す。
中には金板40枚が入っていた。
「災害級を倒せばこんなに貰えるのか」
「当然です。災害級は国一つ滅ぼす存在ですから」
「そんなもんなのか」
「もちろんですよ。後、報酬とは別にギルド本部と掛け合い、階級も上がることになりました」
「デジャブだな」
「で、じゃぶ?」
「前にも同じことがあったってことだよ」
「そうですね。思い出したくはありませんが…」
マリアはあの時の咲良の殺気を思い出すだけで嫌な汗が頬を伝う。
「で?A級になるのか?」
「いえ、あなたは特級になります」
「いきなり特級かよ」
これには咲良も驚いた。そこまで詳しいわけでは無いが、特級とはそう簡単になれるものでは無いはずだ。
「当然です。私を圧倒する殺気、災害級を1人で討伐する実力から考えると必然ですね」
「確か一定以上の階級は審査があるんじゃなかったのか?」
「ありますよ。そのために咲良さんにはギルド本部がある南の国の王都アルカナに行ってもらいます」
「おいおい。んな面倒な」
ここは北の国の王都アムル。南の国の王都アルカナに行けという事は国境を越えなければならない。
「時期はお任せします。早く特級になりたいのならすぐにでも経つ事をお勧めしますが…」
「時期はすぐには決められないな。まだやり残した事もあるからな」
「分かりました。では王都を出る際はここに寄って下さい。紹介状をお渡ししますので」
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