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第19話 癖なんだ。目、死んで歩くの
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「いやー無事、補修乗り越えられてよかったな」
「ああ、こればっかりは環に礼を言うしかない」
補修を終えた翌日、俺と空馬は大型ショッピングモールへと自転車で向かっていた。
「久遠が掃除手伝ってくれたんだろ?」
「なんで知ってんだよ」
「いんや、オレも偶然《・・》教室に行く機会があってな。そんで久遠が先に入ってったから、その様子を見てた」
「…………偶然、な」
「久遠は勇気があるな」
「そう、だな」
あんな風に俺を庇うようにしたら俺と何か関係があると思われてしまう可能性があるだろう。まあ、その点を言えば、俺は普段から一ノ瀬にカウンセリングをされているからクラスメイトには同じようなものだと思われているかもしれない。
でも――
「まだ周りに付き合ってることはさすがに言えねえか」
「それをやったら後戻りできないからな。それに、俺はそうしない方が環のためになると思ってる」
「じゃあなんで偽物カップルなんてやってんだよ」
「いやほんとそれな。引き受けなきゃよかった」
「葛藤か。お前は久遠の理想を叶えたいと思いつつ、久遠が厳しい現実にさらされることを拒んでいる」
「そんなんじゃねえよ」
「いっそのことお前が付き合ってるって周りに言っちゃえよ。その後はオレらがなんとかすっからよ」
「……あいつが自分で言わなきゃ、意味ねえ気がする」
「ま、そうだよな」
俺と空馬がそんな話や、アニメの話をしているうちに目的地の大型ショッピングモールに来た。
ショッピングモールの入り口には等身大の『ガンデム』が飾られている。
俺は空馬と一緒にガンデムの写真を撮った。
「ほら、宅也。来いよ」
「? なんだよ」
そう言って空馬は俺の体を引き寄せ、カメラのインカメでガンデムとともに写真を撮る。
「男ふたりで何やってんだ……?」
「思ったんだけどよ。オレとお前が付き合ってることにしたら、お前は平和に過ごせるんじゃね?」
「その方が色々なものを犠牲にしてると思うんだが? ていうかそれ、お前の方がダメージでかいだろ」
「いやー、そうでもないんだなこれが」
「そうなのか?」
空馬は苦笑いをする。
え、嘘? もしかしてこいつ、俺のこと好きなの? キュン!
「いやほら、告白されたりするから。オレ、モテるからさ」
「くたばれ。一生、困ってろ」
「ふたりで何イチャイチャしてるの……?」
俺たちから少し離れたところに目を細めてこちらを見つめる一ノ瀬がいた。
「おっす一ノ瀬。宅也に振られちまってさ」
一ノ瀬はなんだかいつもよりも明るく感じた。
あ、私服だからか。
一ノ瀬は相変わらずポニーテールだが、夏らしい白の入ったオレンジのフレンチスリーブを着ており、白いミニスカートを履いている。
「……お待たせ、しました」
小さく消え入りそうな声とともにやってきたのは環だ。
アキバに行ったときとは違い、今日は白のワンピースだ。こちらは清楚。
「待ってねえよ。ちょうど今揃った」
空馬が笑顔で言う。
「今日は車で来たのか?」
俺は環に問うた。
「え、ええ」
「そっか」
お台場まで車で来たのか。
前の話で聞いた限り、環は未だ人のいる場所が苦手なのだろう。
たぶん、電車に乗ることができないのだ。それでも、大勢の人間がいる学校には頑張ってきている。たぶん毎日、つらいだろう。
頭の中に黒い靄がかかる。
環をこんなにしたやつらは今、平気な顔して笑って生きてんだろうな。
それは俺でも思う。俺を罵倒したやつら、俺の好きなものを否定したやつら、俺に掃除を押し付けたり、無視したりしたやつも、今、自分が何をしたかも忘れて平気に生きてんだろうな。
やっぱり、リアルはくそだな。
俺たちは大型ショッピングモールに行き、『レウンドワンスタジアム』まで来ていた。
『レウンドワンスタジアム』とはスポーツアトラクション施設だ。施設内ではテニス、バスケットボール、卓球、バドミントン、バレーなど様々なスポーツができるだけでなく、筐体ゲームの他、カラオケ、ダーツ、ビリヤードなど多種多様な遊びができる場所だ。
「さあ、思いっきり遊び尽くそう!」
一ノ瀬は手を上に伸ばし、楽しそうに言う。
「スポーツは体育以外では久しぶりだなー。できっかな」
空馬は肩の後ろで腕を伸ばす。
「お前は常にスポーツテスト1位だろ。嫌味か? お前ハンデで不参加な」
「それはもうハンデじゃなくてはぶりな」
「……スポーツ。みんなに迷惑かけないかしら」
「気にすんなよ環。たぶん、お前と俺じゃ身体能力大差ない」
「ナメクジには負けたくないわ」
「アキバでばててたやつには負けねえわ」
「ばててないわ。あのときはあたの口の臭さにやられただけだわ」
「えっ! 嘘⁉︎ 俺、口臭いの⁉︎」
俺は両手に息を吹きかけ、口の匂いを確認する。
「間違えたわ。口の悪さだったわね」
「意味がだいぶ違うよ? 俺もう帰ろうかと一瞬思ったよ?」
「あら、帰りたかったらかえってどうぞ」
「お前、俺がいなくなったらどうなるかわかってんのか」
「私も帰るだけよ」
「もう少し頑張れ。消極的に威張るな」
俺を含め4人は学生料金で入る。
「さて、まずはなにをやっか?」
みんなが荷物をロッカーに入れている間、空馬が言う。
「あなたまたその大きなリュックなのね。余計あなたの身長の低さが目立つからそれやめた方がいいわよ」
「うるせえな! 落ち着くんだからいいだろ!」
「その大きなリュックもオタクの特性のひとつらしいわよ」
「え、そうなの? 俺って完璧なオタクじゃん」
「完璧ね。認めてあげるわ。悪い意味で」
「一言余計なんですよ。ていうかオタクに良い悪いないから。オタクには良いやつしかいないから」
「……それは、どうかしら。少なくとも私の前にひとり害悪がいるわ」
「お前何、鏡見てんの? 俺の前にも害悪がいるんだけど」
「あなたこそ鏡を見てるのね。いくら鏡を見ても無駄よ。あなたの見た目は良いものではないわ」
「おい! そんなことねえぞ! 風呂上りとか結構イケてるときあるから!」
「それはあなたが眼鏡をかけておらず、視界がぼやけてるからそう錯覚しているだけよ。かわいそうに……」
環はそう言って、手で口元を押さえる。
「そういうお前は自分の見た目が良いと思ってんのかよ」
実際、環の見た目はリアルにしては良いものかもしれないが、本人はその辺りどう思っているのか気になる。
「鏡はあまり見ないの。見たら目が死んだ人間が映っているから」
「ごめんね。俺が悪かったよ」
「いいえ、私こそ悪かったわ。人の見た目をとやかく言うのは人として良くなかったわね。たとえそれが真実でも。真実は本当に……残酷だから」
そう言って環は再び口を手で押さえる。
「めちゃくちゃとやかく言ってるから。人の見た目を残酷扱いしないで。そこまで悪くないから」
「あなたどんな鏡使ってるの? 手鏡? ああ、あなたの身長なら全身映るものね」
「映るわけねえだろ! どんだけ俺小せえんだよ! つーか! その理屈で言えばお前も全身に映るから! 俺とおんなじだから!」
「私、手鏡もあまり見ないのよ。見たら死んだ目が余計大きく映るから」
「うん、だからごめんね。それやめて? 何も言えなくなるから」
「ねえ! いつまでふたりでイチャイチャしてるの! 織田くんが何するかって聞いてるんだよ!」
一ノ瀬が頬を膨らませ、抗議する。
「あ、ああ。すまん。なんでもいいぞ」
「……ごめんなさい。えっと、私も、なんでも、大丈夫」
「それじゃあまずはバドミントンにしよう!」
一ノ瀬が元気に飛び跳ねる。
「ああ、こればっかりは環に礼を言うしかない」
補修を終えた翌日、俺と空馬は大型ショッピングモールへと自転車で向かっていた。
「久遠が掃除手伝ってくれたんだろ?」
「なんで知ってんだよ」
「いんや、オレも偶然《・・》教室に行く機会があってな。そんで久遠が先に入ってったから、その様子を見てた」
「…………偶然、な」
「久遠は勇気があるな」
「そう、だな」
あんな風に俺を庇うようにしたら俺と何か関係があると思われてしまう可能性があるだろう。まあ、その点を言えば、俺は普段から一ノ瀬にカウンセリングをされているからクラスメイトには同じようなものだと思われているかもしれない。
でも――
「まだ周りに付き合ってることはさすがに言えねえか」
「それをやったら後戻りできないからな。それに、俺はそうしない方が環のためになると思ってる」
「じゃあなんで偽物カップルなんてやってんだよ」
「いやほんとそれな。引き受けなきゃよかった」
「葛藤か。お前は久遠の理想を叶えたいと思いつつ、久遠が厳しい現実にさらされることを拒んでいる」
「そんなんじゃねえよ」
「いっそのことお前が付き合ってるって周りに言っちゃえよ。その後はオレらがなんとかすっからよ」
「……あいつが自分で言わなきゃ、意味ねえ気がする」
「ま、そうだよな」
俺と空馬がそんな話や、アニメの話をしているうちに目的地の大型ショッピングモールに来た。
ショッピングモールの入り口には等身大の『ガンデム』が飾られている。
俺は空馬と一緒にガンデムの写真を撮った。
「ほら、宅也。来いよ」
「? なんだよ」
そう言って空馬は俺の体を引き寄せ、カメラのインカメでガンデムとともに写真を撮る。
「男ふたりで何やってんだ……?」
「思ったんだけどよ。オレとお前が付き合ってることにしたら、お前は平和に過ごせるんじゃね?」
「その方が色々なものを犠牲にしてると思うんだが? ていうかそれ、お前の方がダメージでかいだろ」
「いやー、そうでもないんだなこれが」
「そうなのか?」
空馬は苦笑いをする。
え、嘘? もしかしてこいつ、俺のこと好きなの? キュン!
「いやほら、告白されたりするから。オレ、モテるからさ」
「くたばれ。一生、困ってろ」
「ふたりで何イチャイチャしてるの……?」
俺たちから少し離れたところに目を細めてこちらを見つめる一ノ瀬がいた。
「おっす一ノ瀬。宅也に振られちまってさ」
一ノ瀬はなんだかいつもよりも明るく感じた。
あ、私服だからか。
一ノ瀬は相変わらずポニーテールだが、夏らしい白の入ったオレンジのフレンチスリーブを着ており、白いミニスカートを履いている。
「……お待たせ、しました」
小さく消え入りそうな声とともにやってきたのは環だ。
アキバに行ったときとは違い、今日は白のワンピースだ。こちらは清楚。
「待ってねえよ。ちょうど今揃った」
空馬が笑顔で言う。
「今日は車で来たのか?」
俺は環に問うた。
「え、ええ」
「そっか」
お台場まで車で来たのか。
前の話で聞いた限り、環は未だ人のいる場所が苦手なのだろう。
たぶん、電車に乗ることができないのだ。それでも、大勢の人間がいる学校には頑張ってきている。たぶん毎日、つらいだろう。
頭の中に黒い靄がかかる。
環をこんなにしたやつらは今、平気な顔して笑って生きてんだろうな。
それは俺でも思う。俺を罵倒したやつら、俺の好きなものを否定したやつら、俺に掃除を押し付けたり、無視したりしたやつも、今、自分が何をしたかも忘れて平気に生きてんだろうな。
やっぱり、リアルはくそだな。
俺たちは大型ショッピングモールに行き、『レウンドワンスタジアム』まで来ていた。
『レウンドワンスタジアム』とはスポーツアトラクション施設だ。施設内ではテニス、バスケットボール、卓球、バドミントン、バレーなど様々なスポーツができるだけでなく、筐体ゲームの他、カラオケ、ダーツ、ビリヤードなど多種多様な遊びができる場所だ。
「さあ、思いっきり遊び尽くそう!」
一ノ瀬は手を上に伸ばし、楽しそうに言う。
「スポーツは体育以外では久しぶりだなー。できっかな」
空馬は肩の後ろで腕を伸ばす。
「お前は常にスポーツテスト1位だろ。嫌味か? お前ハンデで不参加な」
「それはもうハンデじゃなくてはぶりな」
「……スポーツ。みんなに迷惑かけないかしら」
「気にすんなよ環。たぶん、お前と俺じゃ身体能力大差ない」
「ナメクジには負けたくないわ」
「アキバでばててたやつには負けねえわ」
「ばててないわ。あのときはあたの口の臭さにやられただけだわ」
「えっ! 嘘⁉︎ 俺、口臭いの⁉︎」
俺は両手に息を吹きかけ、口の匂いを確認する。
「間違えたわ。口の悪さだったわね」
「意味がだいぶ違うよ? 俺もう帰ろうかと一瞬思ったよ?」
「あら、帰りたかったらかえってどうぞ」
「お前、俺がいなくなったらどうなるかわかってんのか」
「私も帰るだけよ」
「もう少し頑張れ。消極的に威張るな」
俺を含め4人は学生料金で入る。
「さて、まずはなにをやっか?」
みんなが荷物をロッカーに入れている間、空馬が言う。
「あなたまたその大きなリュックなのね。余計あなたの身長の低さが目立つからそれやめた方がいいわよ」
「うるせえな! 落ち着くんだからいいだろ!」
「その大きなリュックもオタクの特性のひとつらしいわよ」
「え、そうなの? 俺って完璧なオタクじゃん」
「完璧ね。認めてあげるわ。悪い意味で」
「一言余計なんですよ。ていうかオタクに良い悪いないから。オタクには良いやつしかいないから」
「……それは、どうかしら。少なくとも私の前にひとり害悪がいるわ」
「お前何、鏡見てんの? 俺の前にも害悪がいるんだけど」
「あなたこそ鏡を見てるのね。いくら鏡を見ても無駄よ。あなたの見た目は良いものではないわ」
「おい! そんなことねえぞ! 風呂上りとか結構イケてるときあるから!」
「それはあなたが眼鏡をかけておらず、視界がぼやけてるからそう錯覚しているだけよ。かわいそうに……」
環はそう言って、手で口元を押さえる。
「そういうお前は自分の見た目が良いと思ってんのかよ」
実際、環の見た目はリアルにしては良いものかもしれないが、本人はその辺りどう思っているのか気になる。
「鏡はあまり見ないの。見たら目が死んだ人間が映っているから」
「ごめんね。俺が悪かったよ」
「いいえ、私こそ悪かったわ。人の見た目をとやかく言うのは人として良くなかったわね。たとえそれが真実でも。真実は本当に……残酷だから」
そう言って環は再び口を手で押さえる。
「めちゃくちゃとやかく言ってるから。人の見た目を残酷扱いしないで。そこまで悪くないから」
「あなたどんな鏡使ってるの? 手鏡? ああ、あなたの身長なら全身映るものね」
「映るわけねえだろ! どんだけ俺小せえんだよ! つーか! その理屈で言えばお前も全身に映るから! 俺とおんなじだから!」
「私、手鏡もあまり見ないのよ。見たら死んだ目が余計大きく映るから」
「うん、だからごめんね。それやめて? 何も言えなくなるから」
「ねえ! いつまでふたりでイチャイチャしてるの! 織田くんが何するかって聞いてるんだよ!」
一ノ瀬が頬を膨らませ、抗議する。
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