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第四十六話:元家庭教師との別れ
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ノックの音で目が覚めた。
いつの間にか眠りに落ちていたのだ。
昨晩のことが夢であればいいのに――
おれは後頭部をかきながら起き上がった。
いや――
おれは首を振った。
あんなものが夢であってたまるか。
あれが夢なら……自分自身の正気を疑いざるをえない。
追加のノックがあった。
おれは部屋を横切り、ドアを開けた。
廊下にはリュネットが立っていた。
昨晩は一睡もしなかったのだろう。
リュネットはテスト前に一夜漬けした女子生徒のようだった。
目の下のクマは濃く、白目は充血し、瞳は泥沼のように暗い。
「朝っぱらかなんのようだ」――といいたかったが、なんの用かは知っている。
「おはよう」
おれは平常をよそおったわざとらしいあいさつをした。
「おはようございます。ルー」
一見すると生気の感じられないリュネットだったが、声には思いのほか張りがあった。
「お願いがあります。ルー」
リュネットは胸の前で手を組んだ。
レンズの奥の瞳には、縋るような色がある。
「お願いってなに?」こたえは半ばわかっている。
「エレニアの護送準備がととのいました。今、彼女は馬車の中にいます。エレニアはルーに一目会いたいといっています。どうか最後のお別れ――」
おれはリュネットのことばを途中でさえぎった。
「わかった。いく」
「本当ですか?」リュネットの死人のような土気色の顔に、ほのかな赤みがさした。
「ありがとうございます。きっとエレニアも喜びます」
庭に向かって歩きながら、リュネットはエレニアに起こった出来事の顛末を語った。
彼女はなにひとつ弁明することなく、夜明けまですすり泣いていた。
フォルザに乱暴にカットされた髪はどこからどう見ても松ぼっくりで、見かねたリュネットがみずからハサミを入れ整えた。
「うまくいかないものですね。切りすぎちゃいました」
リュネットはささやかな笑い声を立てた。
庭にはおんぼろ馬車が止まっていた。
馬車には一頭のやせ馬がつながれている。
座席には黒いヴェールで頭を覆ったなで肩の女性がひとり。
エレニアだった。
おれは駆けだした。
恋慕、惜別、傷心……。
わけのわからない感情が腹の底から、せりあがってきた。
「先生!」おれは叫びながら、馬車に走り寄った。
年寄りの御者が馬にムチをくれる。
やせ馬は、重い足取りで進みだした。
エレニアは顔を正面に向け、紫色に明け始めた夜空を見つめている。
「先生、ごめん」おれは馬車を追う。
元家庭教師は眠りから覚めたように、はっとおれの方を向いた。
「ルーちゃん!」かすれた声。
「先生、ホントごめん」
おれは囚人のように連行されるエレニア先生にいった。
先生は黒いヴェールをめくりあげた。
青ざめた顔がのぞく。
小さな口、小さな瞳、小さな鼻。そしてとがったあご。
少年と見間違えるほど髪は短い。
すっきりとした白いうなじが見えた。
息をのむ。
あか抜けなかった髪は短く刈り込まれ、清廉な美と明敏な知性が輝きを放っている。
おれははじめて元家庭教師を可憐と感じた。
「ごめん――って?」
先生はかすかに首をかたむけ、微笑んだ。
「あやまること、ある? ルーちゃん。あなた、なにか悪いことしたの?」
「いや、自分でもよくわからいんだ。でも、いま、おれは先生に猛烈にあやまりたいんだ」
「ルーちゃん。それはだめ。非がないのにあやまる。それを卑屈っていうのよ」
美しき賢人は首を振る。
「で、でも――おれが無力なせいで先生がこんなつらい目に合う」
「無力なのは罪じゃないわ」
エレニアはいい切った。
おれは馬車と並んで歩いた。
「――なにが悪かったのかな」
「わたしが悪かったの。フォルザさまから誤解を受けちゃった」
エレニアの口調はこれから待ち受けるであろうみじめな生涯に反して、晴れやかなものだった。
「それは悪いことか?」
「そうよ」エレニアは断言した。
「わたしは所詮やとわれ人。主の機嫌を損ねるような真似をしちゃいけないの。主の寵愛をうけたあなたとは違うのよ」
エレニアの細いからだを抱きしめたいと思った。
馬車がスピードを上げた。
おれは走る。
エレニアはヴェールを顔に落とした。
「さ、そろそろお別れよ。街の人にこんなところを見られたらあらぬ誤解を受けちゃうからね」
「せめて、坂の下まで――橋まで――」
「ダメ。あなたはここで卒業。先生、生徒の関係はこれでおしまい」
凛とした声が冷涼とした朝の空気を震わせた。
「ルーちゃん、大きくなったわね。あなたと出会った時、あなたはまだ言葉もわかならない幼児だった。でも四年たった今はもう立派な大人。だから教えられることはもうないの。ルーちゃん、あとはみずからの五感で学んで」
「先生――」
「ルー、たぶんわたしの思い違いだけど……あなた、この世界で、この時代で生まれたひとじゃないよね。あなた、別世界の別時代のひとよね」
おれはヴェール越しに先生の涼やかなまなざしを感じた。
「先生――」
「ごめんなさい。変なこといっちゃった」
「先生。それはほんとうだ。ごめん、隠してたけど。おれはこの世界の人間じゃない」
「いいのよ。あやまらないで。でも、こんな不思議な人に出会えるなんて幸せだわ。運命の女神に感謝しなきゃ」
声が震える。
「これ以上……これ以上ついてこないで、お願い」
エレニアの声が途中から涙声にかわる。
「別れがつらくなるだけだから」
エレニアは嗚咽をしている。感情の豪雨をため込んでいたダムが決壊したのだ。
「ありがとう」
この五文字が――この感謝の気持ちが――胸に詰まっている感情を代弁できるすべてなような気がする。
「ありがとう、先生。今まで優しくしてくれて」おれは繰り返した。
泣いているはずのエレニアがヴェール越しに笑ったような気がした。
「こちら……こそ……あ、あり……がとう。ルーちゃんのそのひ……一言でこれからの困難が乗り越えそうな気が……する――」
エレニアは途切れ途切れにいった。
馬車は下り坂にかかり、加速した。
おれは並んで走った。
馬車とおれとの距離が徐々に開いていく。
「もう会うこともないだろうけど――元気でね。さよなら」
エレニアが軽く右手を上げた。
別れのあいさつが合図だった。おれは足を止めた。
おれは右手を振った。
「先生こそ、お達者で」
熱を帯びたのどを、かすれ声が駆け抜けた。
おれは膝に手を当てたまま、ちっぽけな馬車の後ろ姿を、目が痛くなるほど見つめていた。
■い馬車は次第に小さくなり、やがて・になりに、ほどなくして消えた。
肺も心臓も身体の中で爆発しそうなほどに脈打っていた。
どれほど立ちすくんでいたのだろう。
「おい、兄ちゃん。邪魔だよ」
背後から声をかけられわれに返った。
おれは道の端に飛びのいた。
「兄ちゃん、なんでそんなぼけっとして。恋人にでもふられたかい」
荷物を担いだ行商人が邪魔くさそうにおれを見ている。
「いや、そんなことはない」
「ならよかった。じゃあ顔でも洗って仕事でも始めたらどうだい?」
おれは街中をでたらめに歩いて女伯の屋敷にもどった。
気乗りはしないが、ここ以外戻るところもない。
玄関ではリュネットが出迎えてくれた。
木の小箱を手にしている。
「これ、エレニアがルーにって」
リュネットは箱をおれに手渡した。
「形見の品? なにが入っているの?」
「たいしたものじゃないわ。でも、風がないところであけたほうがいいわ」
おれは二階の部屋に戻り、箱をあけた。
不揃いの繊維が入っていた。
おれは一本つまみ上げた。
髪の毛だった。
弧を描く半透明な琥珀色の毛は、ビンから垂れた一筋のハチミツのようだった。
吐いた息が髪を揺らす。
その夜、おれはさびしさの意味をはじめて学んだ。
あるべきものが今はもうない、その違和感こそさびしさというんじゃないか。
よくわからんが。
いつの間にか眠りに落ちていたのだ。
昨晩のことが夢であればいいのに――
おれは後頭部をかきながら起き上がった。
いや――
おれは首を振った。
あんなものが夢であってたまるか。
あれが夢なら……自分自身の正気を疑いざるをえない。
追加のノックがあった。
おれは部屋を横切り、ドアを開けた。
廊下にはリュネットが立っていた。
昨晩は一睡もしなかったのだろう。
リュネットはテスト前に一夜漬けした女子生徒のようだった。
目の下のクマは濃く、白目は充血し、瞳は泥沼のように暗い。
「朝っぱらかなんのようだ」――といいたかったが、なんの用かは知っている。
「おはよう」
おれは平常をよそおったわざとらしいあいさつをした。
「おはようございます。ルー」
一見すると生気の感じられないリュネットだったが、声には思いのほか張りがあった。
「お願いがあります。ルー」
リュネットは胸の前で手を組んだ。
レンズの奥の瞳には、縋るような色がある。
「お願いってなに?」こたえは半ばわかっている。
「エレニアの護送準備がととのいました。今、彼女は馬車の中にいます。エレニアはルーに一目会いたいといっています。どうか最後のお別れ――」
おれはリュネットのことばを途中でさえぎった。
「わかった。いく」
「本当ですか?」リュネットの死人のような土気色の顔に、ほのかな赤みがさした。
「ありがとうございます。きっとエレニアも喜びます」
庭に向かって歩きながら、リュネットはエレニアに起こった出来事の顛末を語った。
彼女はなにひとつ弁明することなく、夜明けまですすり泣いていた。
フォルザに乱暴にカットされた髪はどこからどう見ても松ぼっくりで、見かねたリュネットがみずからハサミを入れ整えた。
「うまくいかないものですね。切りすぎちゃいました」
リュネットはささやかな笑い声を立てた。
庭にはおんぼろ馬車が止まっていた。
馬車には一頭のやせ馬がつながれている。
座席には黒いヴェールで頭を覆ったなで肩の女性がひとり。
エレニアだった。
おれは駆けだした。
恋慕、惜別、傷心……。
わけのわからない感情が腹の底から、せりあがってきた。
「先生!」おれは叫びながら、馬車に走り寄った。
年寄りの御者が馬にムチをくれる。
やせ馬は、重い足取りで進みだした。
エレニアは顔を正面に向け、紫色に明け始めた夜空を見つめている。
「先生、ごめん」おれは馬車を追う。
元家庭教師は眠りから覚めたように、はっとおれの方を向いた。
「ルーちゃん!」かすれた声。
「先生、ホントごめん」
おれは囚人のように連行されるエレニア先生にいった。
先生は黒いヴェールをめくりあげた。
青ざめた顔がのぞく。
小さな口、小さな瞳、小さな鼻。そしてとがったあご。
少年と見間違えるほど髪は短い。
すっきりとした白いうなじが見えた。
息をのむ。
あか抜けなかった髪は短く刈り込まれ、清廉な美と明敏な知性が輝きを放っている。
おれははじめて元家庭教師を可憐と感じた。
「ごめん――って?」
先生はかすかに首をかたむけ、微笑んだ。
「あやまること、ある? ルーちゃん。あなた、なにか悪いことしたの?」
「いや、自分でもよくわからいんだ。でも、いま、おれは先生に猛烈にあやまりたいんだ」
「ルーちゃん。それはだめ。非がないのにあやまる。それを卑屈っていうのよ」
美しき賢人は首を振る。
「で、でも――おれが無力なせいで先生がこんなつらい目に合う」
「無力なのは罪じゃないわ」
エレニアはいい切った。
おれは馬車と並んで歩いた。
「――なにが悪かったのかな」
「わたしが悪かったの。フォルザさまから誤解を受けちゃった」
エレニアの口調はこれから待ち受けるであろうみじめな生涯に反して、晴れやかなものだった。
「それは悪いことか?」
「そうよ」エレニアは断言した。
「わたしは所詮やとわれ人。主の機嫌を損ねるような真似をしちゃいけないの。主の寵愛をうけたあなたとは違うのよ」
エレニアの細いからだを抱きしめたいと思った。
馬車がスピードを上げた。
おれは走る。
エレニアはヴェールを顔に落とした。
「さ、そろそろお別れよ。街の人にこんなところを見られたらあらぬ誤解を受けちゃうからね」
「せめて、坂の下まで――橋まで――」
「ダメ。あなたはここで卒業。先生、生徒の関係はこれでおしまい」
凛とした声が冷涼とした朝の空気を震わせた。
「ルーちゃん、大きくなったわね。あなたと出会った時、あなたはまだ言葉もわかならない幼児だった。でも四年たった今はもう立派な大人。だから教えられることはもうないの。ルーちゃん、あとはみずからの五感で学んで」
「先生――」
「ルー、たぶんわたしの思い違いだけど……あなた、この世界で、この時代で生まれたひとじゃないよね。あなた、別世界の別時代のひとよね」
おれはヴェール越しに先生の涼やかなまなざしを感じた。
「先生――」
「ごめんなさい。変なこといっちゃった」
「先生。それはほんとうだ。ごめん、隠してたけど。おれはこの世界の人間じゃない」
「いいのよ。あやまらないで。でも、こんな不思議な人に出会えるなんて幸せだわ。運命の女神に感謝しなきゃ」
声が震える。
「これ以上……これ以上ついてこないで、お願い」
エレニアの声が途中から涙声にかわる。
「別れがつらくなるだけだから」
エレニアは嗚咽をしている。感情の豪雨をため込んでいたダムが決壊したのだ。
「ありがとう」
この五文字が――この感謝の気持ちが――胸に詰まっている感情を代弁できるすべてなような気がする。
「ありがとう、先生。今まで優しくしてくれて」おれは繰り返した。
泣いているはずのエレニアがヴェール越しに笑ったような気がした。
「こちら……こそ……あ、あり……がとう。ルーちゃんのそのひ……一言でこれからの困難が乗り越えそうな気が……する――」
エレニアは途切れ途切れにいった。
馬車は下り坂にかかり、加速した。
おれは並んで走った。
馬車とおれとの距離が徐々に開いていく。
「もう会うこともないだろうけど――元気でね。さよなら」
エレニアが軽く右手を上げた。
別れのあいさつが合図だった。おれは足を止めた。
おれは右手を振った。
「先生こそ、お達者で」
熱を帯びたのどを、かすれ声が駆け抜けた。
おれは膝に手を当てたまま、ちっぽけな馬車の後ろ姿を、目が痛くなるほど見つめていた。
■い馬車は次第に小さくなり、やがて・になりに、ほどなくして消えた。
肺も心臓も身体の中で爆発しそうなほどに脈打っていた。
どれほど立ちすくんでいたのだろう。
「おい、兄ちゃん。邪魔だよ」
背後から声をかけられわれに返った。
おれは道の端に飛びのいた。
「兄ちゃん、なんでそんなぼけっとして。恋人にでもふられたかい」
荷物を担いだ行商人が邪魔くさそうにおれを見ている。
「いや、そんなことはない」
「ならよかった。じゃあ顔でも洗って仕事でも始めたらどうだい?」
おれは街中をでたらめに歩いて女伯の屋敷にもどった。
気乗りはしないが、ここ以外戻るところもない。
玄関ではリュネットが出迎えてくれた。
木の小箱を手にしている。
「これ、エレニアがルーにって」
リュネットは箱をおれに手渡した。
「形見の品? なにが入っているの?」
「たいしたものじゃないわ。でも、風がないところであけたほうがいいわ」
おれは二階の部屋に戻り、箱をあけた。
不揃いの繊維が入っていた。
おれは一本つまみ上げた。
髪の毛だった。
弧を描く半透明な琥珀色の毛は、ビンから垂れた一筋のハチミツのようだった。
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