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第六十三話:パシリのかわいいのセリーズちゃん
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翌朝、日が出るか日が出ない内にフォルザにたたき起こされた。
彼女の声は遠足の朝の小学生みたいに弾んでいる。
「さ、さ、いくわよ。ねえ、ご主人、昨晩だれか訪ねてこなかった?」
朝食を食べながら、フォルザが農夫に聞く。
「いや、だれも……役人どころか、野良イヌ一匹こなかったよ」
「そう……あ、おいしい食事と寝床をありがとうね。おかげでぐっすり眠れたわ」
「礼はあいつにいってくれ」
フォルザは炊事場に顔を突っ込むと「ありがとう」といった。
「ひめしゃま」
農家の息子アンリがよちよち歩きでフォルザに近づいてきた。
「いっちゃうの?」
「コラ、アンリ! 人様に迷惑かけるんじゃないよ。閣下はお急ぎだよ」
「そこまで急いでいるわけじゃないわ」
フォルザはアンリの小さなからだを抱き上げた。
「ひめしゃま、あったかい」
「ふふん。あたし、他人より体温が高いからね。あふれんばかりの情熱が燃えている証拠ね。――そういうこといいたいんじゃないか」
フォルザはアンリの頭をなでた。
「いい、アンリ? これからもお父さんとお母さんのいうことをよく聞くのよ。勉強なんてそれなりでいいからどんな困難にも負けない男になりなさい」
「うん、わかった」
フォルザはアンリのおでこにキスをすると、床におろした。
「じゃあね、治る程度のけがはたくさんしなさい。でも、ご両親に心配かけるんじゃないわよ」
「うん」
アンリはフォルザのスカートをつかんでいる。
「この甘えん坊め。閣下が出れないじゃないか」農夫がいった。
「ひめしゃま、また会える?」アンリがいう。
「きっとね」フォルザがこたえる。
「またね」
「バイバイ」
「バイバイ」
アンリとフォルザは互いに手を振り、戸口のところで別れた。
「おっそいわねー」
フォルザは一軒家の柵に腰かけている。
風が出てきた。
肌寒い秋風は街をおおう薄桃色の朝もやを吹き飛ばした。
丘からはもやというヴェールを取り払われたペンネの街が一望できた。
灰色の城郭。
ゆるく弧を描く壁には無数の傷痕。いくたの侵略者をはじき返してきたあかしだ。
塔の上の王冠みたいな凹凸のシタデルからは衛兵が目を光らせている。
夜通し、予期せぬ侵略者を監視していたかがり火は今は消え、のろしのような細い煙に変わっていた。
おれたちの前に横たわる重々しい防壁は市民の安寧《あんねい》を守る居住地というよりは古の城塞を思わせた。
「どなたをお待ちですか? 閣下」アストレアがフォルザに聞いた。
凛々しい声だ。何度聞いても蕩けるように頭蓋骨に反響する。
「市長よ。わざわざ、雁首そろっていらっしゃったのに平伏してお出迎えもできないなんて……。無礼にもほどがあるわね。ただあたしもそこまで狭量じゃないわ。市長が朝のお通じに困って便所から出れない可能性も無きにしも非ず。市長っていうからにはきっと老人だしね。だから、あと二時間だけ待ってあげる」
十秒もたたないうちにフォルザは貧乏ゆすりを始めた。
一分もたたないうちにたちあがった。
二分もたたないうちに動物園のクマみたいにそこらをぐるぐると歩き回る。
「ちょっとそこの兜を跳ね上げた騎士さま」
五分もたたぬうちにフォルザは傍らで待機していたショートカットの騎士を呼んだ。
「あたし?」
騎士が振り返った。
毎度おなじみのセリーズだった。
「わるいけどちょっと城門まで行って市長にここに来るよう催促してくれない? いいわよね、将軍」
将軍はうなずいた。
「セリーズ、行ってこい」
「おうよ」
いうが早いがセリーズは乗騎と共に丘を駆けおりていった。
あとを追うように土ぼこりがあがる。
すぐに街についた。
門のところで衛兵が彼女の行く手を通せんぼしているのが見えた。
セリーズは大仰な身振りで道をふさぐ衛兵と口論している。
お互いの罵声がここまで聞こえてきそうだった。両者とも一歩も譲らない。
最初に実力行使に出たのは衛兵だった。槍を掲げ、セリーズの鼻先に突きつける。
負けじとセリーズも刀を抜く。
両者の白刃が朝日にきらめいた。
「ちょっとちょっと刃傷沙汰はヤバいわよ」
眉の上に手を当て、目を細め前かがみになったフォルザがいった。
「大丈夫ですよ。ちょっとした脅しです。それに先に武器を見せたのはあっちです。斬り棄てても問題ないでしょう」
アストレアが平然と物騒なことをいう。
「あんたねえ……高潔な武人なのは認めるけど、荒っぽくない?」
「荒事の解決をするのが私たちの役目です」
フォルザは黙った。正論。ぐうの音もでないとはこのことだ。
「心配ないですよ。あの娘は見ての通り根性なしですから」
「根性なしだといいの?」
「引き際を間違えません。強情だとこうはいきません。我を張って問題が大きくなります」
「――そう」
壁の上で兵士がクロスボウを構えているのが見えた。
「ちょっとあれ、大丈夫?」
「最初の一発はどうせ警告でしょう。大丈夫大丈夫」
アストレアは余裕の表情だ。
クロスボウの先端の矢じりがきらめいた。
次の瞬間、光の筋が宙を走った。
矢は狙い違わずセリーズの馬の足元に着弾する。
乗騎はおどろき二本足で立ち上がる。
セリーズは落馬しかけるも瞬時に体勢を取り直し、馬を落ち着かせる。
それから城壁の方に顔を向け、二言、三言罵声を浴びせかけたようだが、回れ右して戻ってきた。
「矢を射かけやがった。あのクズ野郎!」
セリーズはこちらにもどってくるなり吐き捨てた。
「騎士さま、お怪我はない?」
フォルザがきく。
「セリーズでいいよ」
「セリーズさん、大丈夫だった?」
フォルザがあらためて聞き直した。
「もっちゃんよ。矢の一本二本でくたばるような美少女騎士のセリーズちゃんじゃございませんよ」
馬上のセリーズは自信満々で胸甲をどんとたたいた。
「街の衛兵はなんていってた?」
「取り付く島もないよ。『おとといきやがれ』だか『おととしきやがれ』だかいってた。『けんもほろほろ?』ってかんじ」
セリーズは大げさに肩をすくめてみせた。
「ご苦労さま。なめてるわね。あいつら」
「ああ、うちらのこと甘い飴玉かなんかと勘違いしているね」
「じゃあ、一発見せてやりましょうか……アストレア、アレここまで上げて」
「アレ?」将軍がけげんな声をあげる。
「アレよ、アレ。察しが悪いわね。大砲よ。一門お願いね」
フォルザはまるでそばの出前を頼むくらいの気軽さでいった。
「あの砲をここまで引き上げるんですか?」
アストレアは河原に鎮座した砲を見下ろした。
岡下へと続く道は上から見るとなかなか急で、半ば崖のようになっている。
「そうよ」
「傾斜が急です。ロバ二匹で持ち上がるかどうか」
「なら三匹で引かせればいいじゃない」
フォルザはこともなげにこたえた。
アストレアは一瞬不満げな吐息を吐いたが、あきらめたように坂の下に向かって指示を飛ばした。
ロバが三頭用意され、大砲につながれる。
騎士がムチを振るうと、濃紺の影に染まった斜面を小口径の砲はじりじりと上り始めた。
彼女の声は遠足の朝の小学生みたいに弾んでいる。
「さ、さ、いくわよ。ねえ、ご主人、昨晩だれか訪ねてこなかった?」
朝食を食べながら、フォルザが農夫に聞く。
「いや、だれも……役人どころか、野良イヌ一匹こなかったよ」
「そう……あ、おいしい食事と寝床をありがとうね。おかげでぐっすり眠れたわ」
「礼はあいつにいってくれ」
フォルザは炊事場に顔を突っ込むと「ありがとう」といった。
「ひめしゃま」
農家の息子アンリがよちよち歩きでフォルザに近づいてきた。
「いっちゃうの?」
「コラ、アンリ! 人様に迷惑かけるんじゃないよ。閣下はお急ぎだよ」
「そこまで急いでいるわけじゃないわ」
フォルザはアンリの小さなからだを抱き上げた。
「ひめしゃま、あったかい」
「ふふん。あたし、他人より体温が高いからね。あふれんばかりの情熱が燃えている証拠ね。――そういうこといいたいんじゃないか」
フォルザはアンリの頭をなでた。
「いい、アンリ? これからもお父さんとお母さんのいうことをよく聞くのよ。勉強なんてそれなりでいいからどんな困難にも負けない男になりなさい」
「うん、わかった」
フォルザはアンリのおでこにキスをすると、床におろした。
「じゃあね、治る程度のけがはたくさんしなさい。でも、ご両親に心配かけるんじゃないわよ」
「うん」
アンリはフォルザのスカートをつかんでいる。
「この甘えん坊め。閣下が出れないじゃないか」農夫がいった。
「ひめしゃま、また会える?」アンリがいう。
「きっとね」フォルザがこたえる。
「またね」
「バイバイ」
「バイバイ」
アンリとフォルザは互いに手を振り、戸口のところで別れた。
「おっそいわねー」
フォルザは一軒家の柵に腰かけている。
風が出てきた。
肌寒い秋風は街をおおう薄桃色の朝もやを吹き飛ばした。
丘からはもやというヴェールを取り払われたペンネの街が一望できた。
灰色の城郭。
ゆるく弧を描く壁には無数の傷痕。いくたの侵略者をはじき返してきたあかしだ。
塔の上の王冠みたいな凹凸のシタデルからは衛兵が目を光らせている。
夜通し、予期せぬ侵略者を監視していたかがり火は今は消え、のろしのような細い煙に変わっていた。
おれたちの前に横たわる重々しい防壁は市民の安寧《あんねい》を守る居住地というよりは古の城塞を思わせた。
「どなたをお待ちですか? 閣下」アストレアがフォルザに聞いた。
凛々しい声だ。何度聞いても蕩けるように頭蓋骨に反響する。
「市長よ。わざわざ、雁首そろっていらっしゃったのに平伏してお出迎えもできないなんて……。無礼にもほどがあるわね。ただあたしもそこまで狭量じゃないわ。市長が朝のお通じに困って便所から出れない可能性も無きにしも非ず。市長っていうからにはきっと老人だしね。だから、あと二時間だけ待ってあげる」
十秒もたたないうちにフォルザは貧乏ゆすりを始めた。
一分もたたないうちにたちあがった。
二分もたたないうちに動物園のクマみたいにそこらをぐるぐると歩き回る。
「ちょっとそこの兜を跳ね上げた騎士さま」
五分もたたぬうちにフォルザは傍らで待機していたショートカットの騎士を呼んだ。
「あたし?」
騎士が振り返った。
毎度おなじみのセリーズだった。
「わるいけどちょっと城門まで行って市長にここに来るよう催促してくれない? いいわよね、将軍」
将軍はうなずいた。
「セリーズ、行ってこい」
「おうよ」
いうが早いがセリーズは乗騎と共に丘を駆けおりていった。
あとを追うように土ぼこりがあがる。
すぐに街についた。
門のところで衛兵が彼女の行く手を通せんぼしているのが見えた。
セリーズは大仰な身振りで道をふさぐ衛兵と口論している。
お互いの罵声がここまで聞こえてきそうだった。両者とも一歩も譲らない。
最初に実力行使に出たのは衛兵だった。槍を掲げ、セリーズの鼻先に突きつける。
負けじとセリーズも刀を抜く。
両者の白刃が朝日にきらめいた。
「ちょっとちょっと刃傷沙汰はヤバいわよ」
眉の上に手を当て、目を細め前かがみになったフォルザがいった。
「大丈夫ですよ。ちょっとした脅しです。それに先に武器を見せたのはあっちです。斬り棄てても問題ないでしょう」
アストレアが平然と物騒なことをいう。
「あんたねえ……高潔な武人なのは認めるけど、荒っぽくない?」
「荒事の解決をするのが私たちの役目です」
フォルザは黙った。正論。ぐうの音もでないとはこのことだ。
「心配ないですよ。あの娘は見ての通り根性なしですから」
「根性なしだといいの?」
「引き際を間違えません。強情だとこうはいきません。我を張って問題が大きくなります」
「――そう」
壁の上で兵士がクロスボウを構えているのが見えた。
「ちょっとあれ、大丈夫?」
「最初の一発はどうせ警告でしょう。大丈夫大丈夫」
アストレアは余裕の表情だ。
クロスボウの先端の矢じりがきらめいた。
次の瞬間、光の筋が宙を走った。
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セリーズは落馬しかけるも瞬時に体勢を取り直し、馬を落ち着かせる。
それから城壁の方に顔を向け、二言、三言罵声を浴びせかけたようだが、回れ右して戻ってきた。
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「セリーズでいいよ」
「セリーズさん、大丈夫だった?」
フォルザがあらためて聞き直した。
「もっちゃんよ。矢の一本二本でくたばるような美少女騎士のセリーズちゃんじゃございませんよ」
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「街の衛兵はなんていってた?」
「取り付く島もないよ。『おとといきやがれ』だか『おととしきやがれ』だかいってた。『けんもほろほろ?』ってかんじ」
セリーズは大げさに肩をすくめてみせた。
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「そうよ」
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「なら三匹で引かせればいいじゃない」
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アストレアは一瞬不満げな吐息を吐いたが、あきらめたように坂の下に向かって指示を飛ばした。
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