66 / 103
第六十六話:あばずれママと市長
しおりを挟む
青いマントをひるがえす修道騎士たちの消火活動は、目を見張るものであった。
目にもとまらぬバケツリレーで井戸から水が汲みだされる。
手の空いたものはシャベルであたりを掘り返しては黒砂を小屋にぶっかけている。 さらに手の空いたものは風下の小屋を解体している。
またたく間に火は消し止められた。
「煙がくすぶっているところには水をかけて。風が起こるとまた燃え上がるかもしれないから」
騎士はバケツで水を運んでは白い灰に浴びせた。
そこに一台の豪華な馬車が通りかかる。
二重あごの太っちょが窓から顔を出した。
贅肉で首とあごが一体化した身なりのいいデブだった。
「あんたたち、なにもんだ?」
デブはぞんざいな口ぶりでフォルザに声をかけた。
「あら、ペンネの街の市長さん。お久しぶりでございます。たいそう景気がいいようで」
フォルザが挨拶を返す。
「なれなれしい小娘だ。お前の顔なんて知らん」
市長と呼ばれたデブはハンカチで額の汗をふく。
「あら? あたしの顔をお忘れかしら。四年前、あたしの結婚披露宴でお会いした記憶がございますが……。今の格好が野暮った過ぎて別人に思えちゃったかしら」
フォルザはスカートを広げて、わざとらしい会釈をした。
「四年ほど前? 結婚式?」
市長はなめるように視線を上下に動かした。
トマトみたいな市長の赤ら顔がナスのように青くなる。信号機みたいだな。
市長は数回咳ばらいをした。
「ひょ、ひょ、ひょっとしてフォルザ? カルボニの街のフォルザ?」
「あら、憶えてくれたの? 光栄です」
市長はおつきの者に扉を開けさせ、うやうやしく馬車から下りた。
「女伯閣下、このたびはご機嫌麗しゅう」
「市長も元気そうでなにより。支持率も上々かしら」フォルザは右手を差し出した。
「ええ、おかげさまでそれなりに」
市長もフォルザの手を握り返す。
「カルボニ女伯閣下がこの街になんのようで?」
不意を突かれたじろぎ気味の市長もフォルザとの握手をきっかけに尊大さを取り戻した。
「勝手に入ってきては困りますぞ」
「消火活動のボランティアよ。人の善意を無下にするの?」
「野次馬の間違いでは?」
市長がいい返す。
いつの間にかボロを着た貧民たちがフォルザと市長を取り囲んでいる。
「そもそも火事なんて起こってはおりません。たかがゴミ捨て場のボヤじゃないですか。こういうことは日常茶飯事なのですよ」
市長は声高にいう。
「この人たちは? ここに住んでいたみたいだけど」
「ゴミ捨て場に住み着いた無宿人です。正式な住民じゃありません」
市長はボロをまとった群衆をぎろりとにらんだ。
「スラムごと焼け死ねばよかった。そうなればこの街も多少浄化されたでしょうね」
市長は軽蔑をあらわすかのように眉をあげた。
「それはいいすぎじゃない、市長。貧乏人だってそれなりに生きているのよ。かれらがいなくなったらゴミ拾いとかドブさらいとか道路の補修とか、誰がするの?」
いつもは鷹揚としているフォルザが珍しく気色ばむ。
「――たしかにいいすぎだったかもしれません」
ふんふんと二回ほど鼻を鳴らし、市長も自身の発言を過激さを認めた。
それでもごにょごにょと続ける。
「しかし、閣下は井戸の水を使われましたな。しかも大量に。井戸代を払ってもらいますぞ」
「はあ? 火事とケンカはお互い様じゃない。ペンネの街では消火活動にも金を払わないといけないの?」
「もちろんですとも。どんな理由があろうが水代は払っていただきます。それが街を維持するための原資になるのですから」
「その原資の何割かが自分のポケットに入るのね? そしてそれが次の選挙の買収資金になる――」
フォルザの皮肉に市長は顔をゆがめた。
「世襲でなんの努力もなしに権力が手に入る閣下には選挙の苦労がわからなんのですよ」
デブ市長は小声でそう返すのが精いっぱいだった。
「市長! 市長!」
血相を変えた数人の衛兵たちが駆けつけてきた。
「占拠! 占拠です。正門を占拠されました」
「は? 門は固く閉じておけと命じていたはずだが……」
「いえ、街の内部から攻撃されました。不意打ちでした」
「バカな内部からの攻撃だと?」
「ええ、消火活動と称して壁の隙間から武装集団がこの街に入り込んだようです」
「壁の隙間だと? わが街の壁が崩落したとでもいうのか?」
「はい……突如轟音とともに壁が崩れて……」
「なぜそれを真っ先に知らせない!」
市長はヒステリックに衛兵を怒鳴りつけた。
「公邸に使者を出したのですが、いらっしゃらないもので」
「バカ者! 緊急事態だぞ」
フォルザが口をはさむ。
「あー、ご愁傷様。そういえば壁壊れちゃったのよね。きっと雷かなんかよ。青天の霹靂ってやつ? よく知らないけど……」
「なんと……」
市長は言葉を失った。
ようやく街を守る鎧の傷に気が付いたようだ。
市長の小さな瞳はV字に切り取られた壁の裂け目に注がれている。
「こ、これも女伯のしわざなのか」
ぎこちない動きで市長はフォルザを見た。
「そんなわけないじゃない。金城湯池とうたわれたペンネの街の石壁。いくらあたしの剛腕をもってしても破壊できないわ」
「では……天災、神の御業とでもいわれるのか?」
「だから青天の霹靂っていったじゃない」
市長はわれに返った。
修道騎士が意気揚々と青いマントをひるがえし、わがもの顔で通りを走り抜けていく。
立ち並ぶ家々の戸口は細く開けられ、暗がりからいくつもの目がのぞいている。
住民の瞳には恐怖と驚愕の色があった。
「あのマントの一団はなんだ? 入城の許可を出したおぼえはないぞ」
フォルザは市長のことばを無視して市長に問いかけた。
「ねえ、知ってる? あたしの長男がシグリア伯に即位するって」
市長はこたえた。
「噂には聞いている」
「シグリア伯グリュニウス十四世がパスティリア公爵を兼任することを宣言したのも知ってる?」
「――パ、パスティリア公? あんなものはタダのいい伝え……」
市長はたるんだまぶたを開いたり閉じたりした。
フォルザは市長に構わずことばを続ける。
「あたし、長男グリュニウス十四世の後見人になる予定なの」
「公国の後見人……」
市長はまるで呪いでも耳にしたかのような嫌悪感を見せた。
「いまさらパスティリア公爵ですか? そんな錆びついた称号、現代で通用するとお思いですか?」
「いい質問ね。だからこそ諸国を回って称号の錆びを落とそうとしているの」
「仮に公国が生きていたとしていったい何ができましょう。そもそもこの街は公国に対しての納税の義務は免除されておりますぞ」
「なんだ知っているんじゃない。あたしたち、ペンネの街から上納金をとりたいとか思ってるわけじゃないの」
「金が目的じゃないなら何の用です?」
「ねえねえ、なんでこの街は門を閉じているの? 公国令では太陽が昇っている間の街への出入りは自由なはず。戦争でもない限り、ね」
フォルザはとつぜん話題を変えた。
「何がいいたいんです? あんたはこの街の一挙一動に文句をつけるおつもりか?」
市長は語気を荒くし、フォルザをにらんだ。
フォルザは軽く眉を上げる。
「公爵代理として法令違反について聞いているんだけど。自由都市は万人に開かれるべし」
「は?」
「徴税権は失ったけど統治の権限は未だ残っているのよ。市長、あたしがその気になればあなたを公国法違反で告発して、お手盛りの裁判で有罪判決を下し、麗しの港町のネズミ臭い監獄にぶちこんで、ダイエットの機会を提供することだってできるのよ」
ただでさえ小さい市長の黒目が鉛筆の芯みたいに小さくなった。
「バカおっしゃい……そんなことができるわけ……」
「できるわよ」
フォルザはアストレアに目くばせした。
刀の柄に手を置いたアストレアが一歩進み出る。
さっきまで青白かった市長の顔は今やピンク色に染まっている。
怒りと恐怖、それ以上にフォルザから受けた侮辱のせいで市長はゼリーみたいにぷるぷると震えている。
拳は固く結ばれ、今にも卒倒しそうである。
見てるこっちが不安になる。
なんたって、興奮のあまり心臓発作で死んだヤツを間近で見たからな。
「あなたたちは……! あなたたちは気に食わないがあるとすぐに武力に訴えるんですか!」
「暴力と秩序を一緒にしないでくれる?」
フォルザが市長に一歩詰め寄る。
「ねえ、お天道様がのぼっているのにこの街はなぜ門をとじたの? 疫病でも流行っているの? それとも今までも門の開閉を恣意的におこなって旅人に嫌がらせをしたあげく、あわよくば小銭を召し取ろうとしていたわけ?」
「……今はまさに街に危険が迫っておりまして」
もちろん、現状のこの街にとって一番危険なのはフォルザだった。
「もしかしてその危険ってあたしのこと?」
「……いえ、滅相も」市長は脂肪がたっぷりついた喉の奥からことばを絞り出した。
「都市閉鎖令は市長の一存じゃ行えないわよね。議会で話し合う必要があるわよねえ。大丈夫? ちゃんと会議は開いた? 議事録はあるの?」
フォルザは小悪魔のようにウィンクした。
「ねえ、うまく口裏は合わせた? せっかくだから議員一人一人を呼び出して確認しちゃおうかしら」
フォルザは理詰めで市長をチクチクとなぶる。
半分は趣味で、半分は時間稼ぎだ。
市長が拘束され身動きとれないことをいいことに、今この瞬間もアストレア麾下の青の騎士たちは網の目のような路地を小走りで浸透している。
目にもとまらぬバケツリレーで井戸から水が汲みだされる。
手の空いたものはシャベルであたりを掘り返しては黒砂を小屋にぶっかけている。 さらに手の空いたものは風下の小屋を解体している。
またたく間に火は消し止められた。
「煙がくすぶっているところには水をかけて。風が起こるとまた燃え上がるかもしれないから」
騎士はバケツで水を運んでは白い灰に浴びせた。
そこに一台の豪華な馬車が通りかかる。
二重あごの太っちょが窓から顔を出した。
贅肉で首とあごが一体化した身なりのいいデブだった。
「あんたたち、なにもんだ?」
デブはぞんざいな口ぶりでフォルザに声をかけた。
「あら、ペンネの街の市長さん。お久しぶりでございます。たいそう景気がいいようで」
フォルザが挨拶を返す。
「なれなれしい小娘だ。お前の顔なんて知らん」
市長と呼ばれたデブはハンカチで額の汗をふく。
「あら? あたしの顔をお忘れかしら。四年前、あたしの結婚披露宴でお会いした記憶がございますが……。今の格好が野暮った過ぎて別人に思えちゃったかしら」
フォルザはスカートを広げて、わざとらしい会釈をした。
「四年ほど前? 結婚式?」
市長はなめるように視線を上下に動かした。
トマトみたいな市長の赤ら顔がナスのように青くなる。信号機みたいだな。
市長は数回咳ばらいをした。
「ひょ、ひょ、ひょっとしてフォルザ? カルボニの街のフォルザ?」
「あら、憶えてくれたの? 光栄です」
市長はおつきの者に扉を開けさせ、うやうやしく馬車から下りた。
「女伯閣下、このたびはご機嫌麗しゅう」
「市長も元気そうでなにより。支持率も上々かしら」フォルザは右手を差し出した。
「ええ、おかげさまでそれなりに」
市長もフォルザの手を握り返す。
「カルボニ女伯閣下がこの街になんのようで?」
不意を突かれたじろぎ気味の市長もフォルザとの握手をきっかけに尊大さを取り戻した。
「勝手に入ってきては困りますぞ」
「消火活動のボランティアよ。人の善意を無下にするの?」
「野次馬の間違いでは?」
市長がいい返す。
いつの間にかボロを着た貧民たちがフォルザと市長を取り囲んでいる。
「そもそも火事なんて起こってはおりません。たかがゴミ捨て場のボヤじゃないですか。こういうことは日常茶飯事なのですよ」
市長は声高にいう。
「この人たちは? ここに住んでいたみたいだけど」
「ゴミ捨て場に住み着いた無宿人です。正式な住民じゃありません」
市長はボロをまとった群衆をぎろりとにらんだ。
「スラムごと焼け死ねばよかった。そうなればこの街も多少浄化されたでしょうね」
市長は軽蔑をあらわすかのように眉をあげた。
「それはいいすぎじゃない、市長。貧乏人だってそれなりに生きているのよ。かれらがいなくなったらゴミ拾いとかドブさらいとか道路の補修とか、誰がするの?」
いつもは鷹揚としているフォルザが珍しく気色ばむ。
「――たしかにいいすぎだったかもしれません」
ふんふんと二回ほど鼻を鳴らし、市長も自身の発言を過激さを認めた。
それでもごにょごにょと続ける。
「しかし、閣下は井戸の水を使われましたな。しかも大量に。井戸代を払ってもらいますぞ」
「はあ? 火事とケンカはお互い様じゃない。ペンネの街では消火活動にも金を払わないといけないの?」
「もちろんですとも。どんな理由があろうが水代は払っていただきます。それが街を維持するための原資になるのですから」
「その原資の何割かが自分のポケットに入るのね? そしてそれが次の選挙の買収資金になる――」
フォルザの皮肉に市長は顔をゆがめた。
「世襲でなんの努力もなしに権力が手に入る閣下には選挙の苦労がわからなんのですよ」
デブ市長は小声でそう返すのが精いっぱいだった。
「市長! 市長!」
血相を変えた数人の衛兵たちが駆けつけてきた。
「占拠! 占拠です。正門を占拠されました」
「は? 門は固く閉じておけと命じていたはずだが……」
「いえ、街の内部から攻撃されました。不意打ちでした」
「バカな内部からの攻撃だと?」
「ええ、消火活動と称して壁の隙間から武装集団がこの街に入り込んだようです」
「壁の隙間だと? わが街の壁が崩落したとでもいうのか?」
「はい……突如轟音とともに壁が崩れて……」
「なぜそれを真っ先に知らせない!」
市長はヒステリックに衛兵を怒鳴りつけた。
「公邸に使者を出したのですが、いらっしゃらないもので」
「バカ者! 緊急事態だぞ」
フォルザが口をはさむ。
「あー、ご愁傷様。そういえば壁壊れちゃったのよね。きっと雷かなんかよ。青天の霹靂ってやつ? よく知らないけど……」
「なんと……」
市長は言葉を失った。
ようやく街を守る鎧の傷に気が付いたようだ。
市長の小さな瞳はV字に切り取られた壁の裂け目に注がれている。
「こ、これも女伯のしわざなのか」
ぎこちない動きで市長はフォルザを見た。
「そんなわけないじゃない。金城湯池とうたわれたペンネの街の石壁。いくらあたしの剛腕をもってしても破壊できないわ」
「では……天災、神の御業とでもいわれるのか?」
「だから青天の霹靂っていったじゃない」
市長はわれに返った。
修道騎士が意気揚々と青いマントをひるがえし、わがもの顔で通りを走り抜けていく。
立ち並ぶ家々の戸口は細く開けられ、暗がりからいくつもの目がのぞいている。
住民の瞳には恐怖と驚愕の色があった。
「あのマントの一団はなんだ? 入城の許可を出したおぼえはないぞ」
フォルザは市長のことばを無視して市長に問いかけた。
「ねえ、知ってる? あたしの長男がシグリア伯に即位するって」
市長はこたえた。
「噂には聞いている」
「シグリア伯グリュニウス十四世がパスティリア公爵を兼任することを宣言したのも知ってる?」
「――パ、パスティリア公? あんなものはタダのいい伝え……」
市長はたるんだまぶたを開いたり閉じたりした。
フォルザは市長に構わずことばを続ける。
「あたし、長男グリュニウス十四世の後見人になる予定なの」
「公国の後見人……」
市長はまるで呪いでも耳にしたかのような嫌悪感を見せた。
「いまさらパスティリア公爵ですか? そんな錆びついた称号、現代で通用するとお思いですか?」
「いい質問ね。だからこそ諸国を回って称号の錆びを落とそうとしているの」
「仮に公国が生きていたとしていったい何ができましょう。そもそもこの街は公国に対しての納税の義務は免除されておりますぞ」
「なんだ知っているんじゃない。あたしたち、ペンネの街から上納金をとりたいとか思ってるわけじゃないの」
「金が目的じゃないなら何の用です?」
「ねえねえ、なんでこの街は門を閉じているの? 公国令では太陽が昇っている間の街への出入りは自由なはず。戦争でもない限り、ね」
フォルザはとつぜん話題を変えた。
「何がいいたいんです? あんたはこの街の一挙一動に文句をつけるおつもりか?」
市長は語気を荒くし、フォルザをにらんだ。
フォルザは軽く眉を上げる。
「公爵代理として法令違反について聞いているんだけど。自由都市は万人に開かれるべし」
「は?」
「徴税権は失ったけど統治の権限は未だ残っているのよ。市長、あたしがその気になればあなたを公国法違反で告発して、お手盛りの裁判で有罪判決を下し、麗しの港町のネズミ臭い監獄にぶちこんで、ダイエットの機会を提供することだってできるのよ」
ただでさえ小さい市長の黒目が鉛筆の芯みたいに小さくなった。
「バカおっしゃい……そんなことができるわけ……」
「できるわよ」
フォルザはアストレアに目くばせした。
刀の柄に手を置いたアストレアが一歩進み出る。
さっきまで青白かった市長の顔は今やピンク色に染まっている。
怒りと恐怖、それ以上にフォルザから受けた侮辱のせいで市長はゼリーみたいにぷるぷると震えている。
拳は固く結ばれ、今にも卒倒しそうである。
見てるこっちが不安になる。
なんたって、興奮のあまり心臓発作で死んだヤツを間近で見たからな。
「あなたたちは……! あなたたちは気に食わないがあるとすぐに武力に訴えるんですか!」
「暴力と秩序を一緒にしないでくれる?」
フォルザが市長に一歩詰め寄る。
「ねえ、お天道様がのぼっているのにこの街はなぜ門をとじたの? 疫病でも流行っているの? それとも今までも門の開閉を恣意的におこなって旅人に嫌がらせをしたあげく、あわよくば小銭を召し取ろうとしていたわけ?」
「……今はまさに街に危険が迫っておりまして」
もちろん、現状のこの街にとって一番危険なのはフォルザだった。
「もしかしてその危険ってあたしのこと?」
「……いえ、滅相も」市長は脂肪がたっぷりついた喉の奥からことばを絞り出した。
「都市閉鎖令は市長の一存じゃ行えないわよね。議会で話し合う必要があるわよねえ。大丈夫? ちゃんと会議は開いた? 議事録はあるの?」
フォルザは小悪魔のようにウィンクした。
「ねえ、うまく口裏は合わせた? せっかくだから議員一人一人を呼び出して確認しちゃおうかしら」
フォルザは理詰めで市長をチクチクとなぶる。
半分は趣味で、半分は時間稼ぎだ。
市長が拘束され身動きとれないことをいいことに、今この瞬間もアストレア麾下の青の騎士たちは網の目のような路地を小走りで浸透している。
0
あなたにおすすめの小説
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
最強剣士が転生した世界は魔法しかない異世界でした! ~基礎魔法しか使えませんが魔法剣で成り上がります~
渡琉兎
ファンタジー
政権争いに巻き込まれた騎士団長で天才剣士のアルベルト・マリノワーナ。
彼はどこにも属していなかったが、敵に回ると厄介だという理由だけで毒を盛られて殺されてしまった。
剣の道を極める──志半ばで死んでしまったアルベルトを不憫に思った女神は、アルベルトの望む能力をそのままに転生する権利を与えた。
アルベルトが望んだ能力はもちろん、剣術の能力。
転生した先で剣の道を極めることを心に誓ったアルベルトだったが──転生先は魔法が発展した、魔法師だらけの異世界だった!
剣術が廃れた世界で、剣術で最強を目指すアルベルト──改め、アル・ノワールの成り上がり物語。
※アルファポリス、カクヨム、小説家になろうにて同時掲載しています。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
地上最強ヤンキーの転生先は底辺魔力の下級貴族だった件
フランジュ
ファンタジー
地区最強のヤンキー・北条慎吾は死後、不思議な力で転生する。
だが転生先は底辺魔力の下級貴族だった!?
体も弱く、魔力も低いアルフィス・ハートルとして生まれ変わった北条慎吾は気合と根性で魔力差をひっくり返し、この世界で最強と言われる"火の王"に挑むため成長を遂げていく。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる