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第二十一話:ドブ板通りのノラ犬
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路地は雑然なれど、活気に満ちていた。
左右には崩れかけの掘っ立て小屋が並ぶ。
鼻が曲がるほど臭い上におまけに狭い。
道幅は大人が横向きになってようやくすれ違える程度だ。
「財布、盗まれんなよ」将軍がおれにいう。
「心配するな。そんなもの持ってはいない。将軍の有り金だけが頼みだ」
おれは堂々といった。
誘ったのはそっちだ。だから経費もそっち持ちだ。当然だろ。
「なるほど。それは賢明だな」将軍はぐふふと気味悪く笑った。
足元にぐしゃりという感覚があった。
「ああ、そこの木の板は踏んじゃいかん。腐ってるぞ。下はドブだぞ」
将軍の一言に、おれはあわててドブ板の上にのせた足をどけた。
板は黒ずみカビが生えていた。
なるほど、ドブの上に木の板を渡して通路がわりに使っているようだ。
道理で臭いわけだ。
「ちょっと失礼」
老将軍はズボンを下ろし、ドブに向けて小便をした。
「齢をとると近くて困る」
「いいのか? あたりかまわず小便して」
「まあ、軽犯罪法違反だがな。だれも取り締まるやつはおらん」
おれは大げさに肩をすくめた。
「浮かない顔してるな、兄弟。ツラのわりにはきれい好きなんだな」
余計なお世話だ。
「横丁よりも舗装された表通りをいったほうがよかったな」
小便の終わった将軍はズボンを上げながらいった。
ボットン便所程度にビビるおれじゃないが、こんな汚い道は通ったことがねえ。
板の隙間から立ち上る黄色い臭気が見えるような気がした。
突然、老将軍がおれの肩を引っ張った。
野良イヌがこっちに向かって走ってきている。だれかに追われているようだ。
おれは反射的にからだをひねる。が、かわし損ねた。
野良イヌの鼻がおれの右足にぶつかった。
きゃんと鳴いてイヌは宙に舞い、半回転して背中から地べたに落ちる。
木の枝を持ったガキどもが歓声を上げながら野良を追っている。
ガキどもは野良を路地裏に蹴り入れた。
枝でイヌをぶちのめす音と長く伸びる悲鳴が夕暮れの下町に響く。
足を止める者はいない。人通りはごく自然に流れている。
老将軍の顔をちらりと見た。まるでどこ吹く風。将軍も人々も動物虐待を子どもの遊びとして受け入れている。
野良犬もやがてすべてをあきらめたのだろう。鳴き声さえ聞こえなくなった。
なんどか路地を曲がると、ドブ板はレンガ敷きにかわった。
臭いも少しはマシになる。
荷馬車がすれ違えるほどの広さの道の両端には、白い家々が立ちならんでいる。
しばらく道なりにすすむと、家並みが途切れアーチ型の門が姿を見せた。
門の奥には灰色の巨大な石造りの橋が見える。
街側と川向こうのわびしい空き地を結ぶ橋の上を、大勢の通行人が行き交っている。
橋の手前は円形の広場になっている。広場には屋台が立ち並び、人々でごった返している。
「ここがカルボニ名物のグランブリュッケ大橋だ。この橋の通行料と関税でこの街はうるおっている」将軍が橋の脇にある小屋の前の行列を指さした。
「あいつらがこの街の資金源だ。カルボニの街はな、北側をパスティリア川、南側を運河に囲まれていて島みたいになっているんだ。南側の運河を渡る橋はいくつもあるが、パスティリア川を渡れる橋はこの大橋しかねえ。それどころか、パスティリア川にかかる橋は上流下流問わずここだけだ。マッタリア半島を東西に分割するパスティリア川を渡りたいなら、このカルボニの街を必ず通らなくちゃいけねえ。通行料に加えて、荷物の十分の一を関税として合法的にかすめ取れるってわけだ」
将軍は話を続ける。
「おまけに日が暮れるとこの橋は通行止めだ。そうなりゃカルボニの街に泊まるしかねえ。宿も必要、飯屋も必要。姫さまはベッドに、鍋に、酒樽に、税金をかけて大儲け。この橋はまさに金の卵を産むめんどりだよ」
そこまで説明してから老将軍は「ちょっと待ってろ」とおれに一声かけ、広場の屋台を目指して人混みをかき分けていった。
しばらくすると将軍が戻ってきた。
「食え。うまいぞ」
おれに手のひらを出すよう要求する。おれはいわれるがままに手を出す。
将軍はおれの手に黒っぽい粒を置いた。
干しブドウだった。しなびている。
「これが将軍のいうお楽しみ――か?」
「とんでもねえ。戦の前の腹ごしらえさ」
おれは将軍にお礼をいい、干しブドウを口に含んだ。
干しブドウはかび臭くしけていて酸っぱいだけでうまくはなかった。
正直いうと、まずい。
「干しブドウ、嫌いか」将軍がいった。
感想が顔に出てしまったようだ。
「いや、そんなことはないよ。結構いける」
「そうか。それならよかった」
いいながらも将軍は腑に落ちないさえない表情を浮かべた。
大橋を通りすぎ、川沿いにしばらく歩いてT字路を曲がるとまた路地に入った。
こんどはドブ板横丁ではない。派手な看板が立ち並ぶじっとりと湿った酒場通りであった。
それなりに清掃も行き届いているし、看板だってよく磨かれている。しかし人影はまばらで、たまにすれ違う人もうつむき加減でそそくさと路地を通り抜けるのである。
ゆるやかにカーブする街並みは淫靡な雰囲気をぷんぷんと漂わせている。
しかし老将軍はやましさなんてどこ吹く風、ずんずんと肩で風を切って歩く。
将軍は一番派手で、一番大きく、いかがわしさで鼻が曲がりそうな酒場の前で立ち止まった。
「ちょっと……」
声をかけるひまもなく、将軍は扉の奥に消えた。
足がすくんだ。
正直いうと気がすすまない。この酒場に入るには警察署に入るぐらい勇気がいる。
しかし――
あてもなく通りに立つ兄ちゃんたちが、ちらちらとおれを見ている。
ひとりきりで置き去りになるのは、もっと嫌だ。
将軍の誘惑にひょいひょいとのったのは間違いじゃないか?
おれは少し後悔した。
まあ、いいや。海千山千の将軍が責任を取ると保証してくれたのだ。将軍と一緒にいればどうにかなるだろう。
おれは肺いっぱいに空気を吸い込んで、一気に吐くと将軍のあとを追い、店に入った。
左右には崩れかけの掘っ立て小屋が並ぶ。
鼻が曲がるほど臭い上におまけに狭い。
道幅は大人が横向きになってようやくすれ違える程度だ。
「財布、盗まれんなよ」将軍がおれにいう。
「心配するな。そんなもの持ってはいない。将軍の有り金だけが頼みだ」
おれは堂々といった。
誘ったのはそっちだ。だから経費もそっち持ちだ。当然だろ。
「なるほど。それは賢明だな」将軍はぐふふと気味悪く笑った。
足元にぐしゃりという感覚があった。
「ああ、そこの木の板は踏んじゃいかん。腐ってるぞ。下はドブだぞ」
将軍の一言に、おれはあわててドブ板の上にのせた足をどけた。
板は黒ずみカビが生えていた。
なるほど、ドブの上に木の板を渡して通路がわりに使っているようだ。
道理で臭いわけだ。
「ちょっと失礼」
老将軍はズボンを下ろし、ドブに向けて小便をした。
「齢をとると近くて困る」
「いいのか? あたりかまわず小便して」
「まあ、軽犯罪法違反だがな。だれも取り締まるやつはおらん」
おれは大げさに肩をすくめた。
「浮かない顔してるな、兄弟。ツラのわりにはきれい好きなんだな」
余計なお世話だ。
「横丁よりも舗装された表通りをいったほうがよかったな」
小便の終わった将軍はズボンを上げながらいった。
ボットン便所程度にビビるおれじゃないが、こんな汚い道は通ったことがねえ。
板の隙間から立ち上る黄色い臭気が見えるような気がした。
突然、老将軍がおれの肩を引っ張った。
野良イヌがこっちに向かって走ってきている。だれかに追われているようだ。
おれは反射的にからだをひねる。が、かわし損ねた。
野良イヌの鼻がおれの右足にぶつかった。
きゃんと鳴いてイヌは宙に舞い、半回転して背中から地べたに落ちる。
木の枝を持ったガキどもが歓声を上げながら野良を追っている。
ガキどもは野良を路地裏に蹴り入れた。
枝でイヌをぶちのめす音と長く伸びる悲鳴が夕暮れの下町に響く。
足を止める者はいない。人通りはごく自然に流れている。
老将軍の顔をちらりと見た。まるでどこ吹く風。将軍も人々も動物虐待を子どもの遊びとして受け入れている。
野良犬もやがてすべてをあきらめたのだろう。鳴き声さえ聞こえなくなった。
なんどか路地を曲がると、ドブ板はレンガ敷きにかわった。
臭いも少しはマシになる。
荷馬車がすれ違えるほどの広さの道の両端には、白い家々が立ちならんでいる。
しばらく道なりにすすむと、家並みが途切れアーチ型の門が姿を見せた。
門の奥には灰色の巨大な石造りの橋が見える。
街側と川向こうのわびしい空き地を結ぶ橋の上を、大勢の通行人が行き交っている。
橋の手前は円形の広場になっている。広場には屋台が立ち並び、人々でごった返している。
「ここがカルボニ名物のグランブリュッケ大橋だ。この橋の通行料と関税でこの街はうるおっている」将軍が橋の脇にある小屋の前の行列を指さした。
「あいつらがこの街の資金源だ。カルボニの街はな、北側をパスティリア川、南側を運河に囲まれていて島みたいになっているんだ。南側の運河を渡る橋はいくつもあるが、パスティリア川を渡れる橋はこの大橋しかねえ。それどころか、パスティリア川にかかる橋は上流下流問わずここだけだ。マッタリア半島を東西に分割するパスティリア川を渡りたいなら、このカルボニの街を必ず通らなくちゃいけねえ。通行料に加えて、荷物の十分の一を関税として合法的にかすめ取れるってわけだ」
将軍は話を続ける。
「おまけに日が暮れるとこの橋は通行止めだ。そうなりゃカルボニの街に泊まるしかねえ。宿も必要、飯屋も必要。姫さまはベッドに、鍋に、酒樽に、税金をかけて大儲け。この橋はまさに金の卵を産むめんどりだよ」
そこまで説明してから老将軍は「ちょっと待ってろ」とおれに一声かけ、広場の屋台を目指して人混みをかき分けていった。
しばらくすると将軍が戻ってきた。
「食え。うまいぞ」
おれに手のひらを出すよう要求する。おれはいわれるがままに手を出す。
将軍はおれの手に黒っぽい粒を置いた。
干しブドウだった。しなびている。
「これが将軍のいうお楽しみ――か?」
「とんでもねえ。戦の前の腹ごしらえさ」
おれは将軍にお礼をいい、干しブドウを口に含んだ。
干しブドウはかび臭くしけていて酸っぱいだけでうまくはなかった。
正直いうと、まずい。
「干しブドウ、嫌いか」将軍がいった。
感想が顔に出てしまったようだ。
「いや、そんなことはないよ。結構いける」
「そうか。それならよかった」
いいながらも将軍は腑に落ちないさえない表情を浮かべた。
大橋を通りすぎ、川沿いにしばらく歩いてT字路を曲がるとまた路地に入った。
こんどはドブ板横丁ではない。派手な看板が立ち並ぶじっとりと湿った酒場通りであった。
それなりに清掃も行き届いているし、看板だってよく磨かれている。しかし人影はまばらで、たまにすれ違う人もうつむき加減でそそくさと路地を通り抜けるのである。
ゆるやかにカーブする街並みは淫靡な雰囲気をぷんぷんと漂わせている。
しかし老将軍はやましさなんてどこ吹く風、ずんずんと肩で風を切って歩く。
将軍は一番派手で、一番大きく、いかがわしさで鼻が曲がりそうな酒場の前で立ち止まった。
「ちょっと……」
声をかけるひまもなく、将軍は扉の奥に消えた。
足がすくんだ。
正直いうと気がすすまない。この酒場に入るには警察署に入るぐらい勇気がいる。
しかし――
あてもなく通りに立つ兄ちゃんたちが、ちらちらとおれを見ている。
ひとりきりで置き去りになるのは、もっと嫌だ。
将軍の誘惑にひょいひょいとのったのは間違いじゃないか?
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