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第一章
09-3.転落(Side.アカリ+エイベル) ★
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2022/03/06に加筆修正しました。
エイベルに導かれ、ショウたちと同じ世界に転生したアカリは、九つまでは普通の女の子として生きて来た。両親に愛され育ち、自身も優しい子に育った平民の娘で、名をマーガレットという。
平民の生活であっても十分満足していた彼女が、最悪にも前世を思い出してしまったのは、地主である貴族の邸前で、ジュード家の次男・ウィリアムを目撃したからだった。
「…………最悪だわ」
この日は上位貴族が町に来ると話題になっていた。何でも地主の親戚で、人見知りの激しい従妹のために会いに来るのだという。
娘の姿は見たことがなかったが、話しによれば自分と同い年だと、マーガレット、もといアカリはしっかり記憶していた。
「なんで」
貴族が来るからと、その姿を一目見ようと茂みから様子を見ていたマーガレットは、ウィリアムの姿を目撃して落雷を喰らったような衝撃を受けた。そして今世の人格であったマーガレットを強制的に沈めていったのである。
「ちょっと! いるんでしょ!?」
声を抑えながら怒鳴るという器用な技を披露しながら、エイベルを呼んだ。
音もなく現れた男は、ニコニコと機嫌良さそうに微笑んでいる。その笑顔がアカリの怒りを助長させた。
「やっとお目覚めかな? お嬢さん」
「ふざけるんじゃないわよ!! わたしのヒロインポジションはどーしたのよ!?」
前世の記憶が完全に蘇ったお陰で、交わした契約の内容も思い出したのだろう。思っていたのとは違う現実に、アカリはエイベルに向かって怒りをぶつけた。
「ヒロインポジションって、ちゃんとなってるじゃない」
「どこがよ! ただの田舎娘じゃない!」
「ヒロインは平民の女の子でしょ? 何処の出身なんて設定、あったっけ?」
「ないけど王都の学園に入学するんだから王都に住む平民でしょ! そんなこともわかんないの!?」
エイベルの言う通り、ヒロインはどこの町出身の平民だとい設定まではなかった。ただ平民の女の子という生い立ちだけがゲームで語られるだけ。だから男はその通りにしただけだ――そこに悪意を混ぜながら。
(まぁ、意地悪したのは確かだよ)
ヒロインに細かい設定がないのを良い事に、絶対ヒロインではないと断言出来る町娘として転生させた。
目的は言わずもがな、上司の命令を完遂すること。そのためには、アカリにはもっと罪を背負ってもらわねばならない。
「……で、君は何を望むの?」
だから誘う。彼女の魂が、二度と太陽の光を浴びる事のない闇に沈むように。
「あの地主一家を事故に遭わせて、殺してほしいの」
「それで、どうするの?」
「あの家の娘になりすますのよ! 今の親は田舎者で使えなさそうだし、このままだと学園に通えない。だからあの地主の娘になればウィリアムの家が拾ってくれる。そしたらウィリアム繋がりでアルフレッドに近づけるわ! あ、ショウさんはちゃんとアルフレッドになった?」
悪びれる事なく言い放つアカリに、エイベルは頷いた。だが浮かべた表情とは裏腹に心は冷たく、本当に救いようのない娘だと吐き捨てる。こんな娘に全てを奪われたマーガレットには心から同情した。
「その後の事は考えてるの?」
「もちろんよ! 事故死したら皆の記憶から娘の姿を曖昧にするの。完全に消しちゃったら娘になりすませないからね。だから「こんな感じだったっけ?」ぐらいに皆の記憶を曖昧にしてちょうだい。あ、娘の遺体だけは完全に消してね? そしたらわたしが娘の振りして事故現場で泣いていれば良いだけだから。ふふ、楽しみ!」
既に邸に入って行った一行がいた場所を見ながら、アカリは前世と同じく醜悪な笑みを浮かべた。
マーガレットの面影は、一欠片も残っていなかった。
*****
それから暫くして、ついにアカリの企みは実行された。彼女は狙い通りまんまとジュード家に潜り込み、尋ねて来たアルフレッドに接触したのだ。
これで自分はアルフレッドに気に入られて悪役令嬢を断罪出来る。全て我が思うままと信じていたアカリだったが、既に転落中だとは想像すらしていなかった。
ショウの魂は抑え付けているから、前世を思い出す事はないと気楽に考えていたのに、彼はショウの記憶を得た。それだけではなく、完全にショウの意識で動いている。
その報告を聞いたのアカリの動揺は凄まじかった。そのせいで室内の腐敗が進んでいるのだが、気にも留めない。それよりも、目覚めたショウがゲームの進行を阻止しるべく動き出した事が、軟禁状態のアカリの精神を揺さぶった。
「もう一度抑え付けることは出来ないの!?」
「記憶を蘇らせたのは創造神だからねぇ、俺では対抗出来ないな」
(対抗するために目覚めさせたんだろうけど)
心の中で、エイベルは苦笑した。
アカリの執念と同じくらい、神の執念も深く根強かった。
神は世界の外側でならその世界に関わる事は可能だが、内側に干渉することが出来ない。だから神は、干渉するために人間に転生して、ショウの魂を解放した。執念以外の何物でも無い。
「このままミツキに会ったらどうするのよ……はっ! ミツキは!? 悪役令嬢はどんな感じなの!?」
「ノエルは周囲から人気のある令嬢に育っているよ。僅か十才で慈善活動やスラムの環境改善に取り組んでいる」
「それの何処が悪役令嬢なのよ!! 絵に描いたような完璧令嬢じゃない!! もしかして、記憶あるの!?」
「記憶はないけど、魂がそうさせているんだよ」
「……ふんっ。清く・正しく・美しくぅ? 笑わせないでよ。そんなだから呆気なく死んだのよ」
その瞬間、部屋にあったランプが破裂した。アカリの場所まで破片は飛んで来なかったが、周囲に破片が散らばり、窓から射し込んで来る日を受けて輝いている。
(自分が殺したくせによくもまぁ……思わずランプ壊しちゃったじゃん)
男は目に力を入れてランプを見つめた。すればランプは破裂前の状態に戻り、ほんのりと淡いオレンジ色の光りが灯る。その優しい色が、ノエルの柔らかな笑みを連想させた。
(はぁ~、興味本位って怖い)
この世界に来てからというもの、エイベルはノエルを観察していた。それも、黒猫の姿で。
決して青年の姿で接する事はしなかったが、彼は猫の姿で遠くから、時には間近で彼女の行動を見ていた。ニャアと一鳴きすれば『あら、また来てくれたのね?』と、嬉しそうに頭を撫でて来るのだ。気分が良くならない訳がない。
そんなこんなで、アカリよりも長い時間を、エイベルはノエルに費やしている。気持ちは惹かれて行くのは自然の事だった。
(興味なんて沸かなければよかったのに……)
ショウや創造神、そして上司やアカリまでノエルの事を意識している。そんな存在を気に入ってしまうなんて、悲劇以外の何でもない。想いに気付かない方が幸せだったのは確かだ。
「ねぇ、わたし、悪役令嬢を見たいんだけど」
「……嫌な相手を見たいって、良い趣味だね」
「なんでそうなるのよ! これからのために敵を知っておく必要があるでしょ!? 好きで見る訳じゃないわよ、ムカツクわね!!」
キーキー喚くアカリを他所に、何回目かのお願いを叶えるべく、エイベルはハンドミラーを出現させた。
「はい、見たい対象を想像しながら覗けば、相手の今の状態を見る事が出来るよ」
「こんな良いもの隠し持ってたなんて、本当に嫌な奴っ」
そう言いながら、アカリはひったくる様に鏡を受け取った。
ほんの一瞬でも待てないらしい。彼女が鏡を覗くその目は血走っていた。
(ほーんと、憐れ)
――お前も、俺も
写し出された相手の状況に驚愕するアカリを見ながら、エイベルは思う。
愛し子を守るために人間に転生までした神が、ショウの記憶を呼び覚ますだけで終わる訳がないだろう、と。
「どうして、どうして初期設定姿のヒロインが存在してるのよ!?」
この世にいないと思っていた少女の姿を見て、アカリは悲鳴を上げた。
エイベルに導かれ、ショウたちと同じ世界に転生したアカリは、九つまでは普通の女の子として生きて来た。両親に愛され育ち、自身も優しい子に育った平民の娘で、名をマーガレットという。
平民の生活であっても十分満足していた彼女が、最悪にも前世を思い出してしまったのは、地主である貴族の邸前で、ジュード家の次男・ウィリアムを目撃したからだった。
「…………最悪だわ」
この日は上位貴族が町に来ると話題になっていた。何でも地主の親戚で、人見知りの激しい従妹のために会いに来るのだという。
娘の姿は見たことがなかったが、話しによれば自分と同い年だと、マーガレット、もといアカリはしっかり記憶していた。
「なんで」
貴族が来るからと、その姿を一目見ようと茂みから様子を見ていたマーガレットは、ウィリアムの姿を目撃して落雷を喰らったような衝撃を受けた。そして今世の人格であったマーガレットを強制的に沈めていったのである。
「ちょっと! いるんでしょ!?」
声を抑えながら怒鳴るという器用な技を披露しながら、エイベルを呼んだ。
音もなく現れた男は、ニコニコと機嫌良さそうに微笑んでいる。その笑顔がアカリの怒りを助長させた。
「やっとお目覚めかな? お嬢さん」
「ふざけるんじゃないわよ!! わたしのヒロインポジションはどーしたのよ!?」
前世の記憶が完全に蘇ったお陰で、交わした契約の内容も思い出したのだろう。思っていたのとは違う現実に、アカリはエイベルに向かって怒りをぶつけた。
「ヒロインポジションって、ちゃんとなってるじゃない」
「どこがよ! ただの田舎娘じゃない!」
「ヒロインは平民の女の子でしょ? 何処の出身なんて設定、あったっけ?」
「ないけど王都の学園に入学するんだから王都に住む平民でしょ! そんなこともわかんないの!?」
エイベルの言う通り、ヒロインはどこの町出身の平民だとい設定まではなかった。ただ平民の女の子という生い立ちだけがゲームで語られるだけ。だから男はその通りにしただけだ――そこに悪意を混ぜながら。
(まぁ、意地悪したのは確かだよ)
ヒロインに細かい設定がないのを良い事に、絶対ヒロインではないと断言出来る町娘として転生させた。
目的は言わずもがな、上司の命令を完遂すること。そのためには、アカリにはもっと罪を背負ってもらわねばならない。
「……で、君は何を望むの?」
だから誘う。彼女の魂が、二度と太陽の光を浴びる事のない闇に沈むように。
「あの地主一家を事故に遭わせて、殺してほしいの」
「それで、どうするの?」
「あの家の娘になりすますのよ! 今の親は田舎者で使えなさそうだし、このままだと学園に通えない。だからあの地主の娘になればウィリアムの家が拾ってくれる。そしたらウィリアム繋がりでアルフレッドに近づけるわ! あ、ショウさんはちゃんとアルフレッドになった?」
悪びれる事なく言い放つアカリに、エイベルは頷いた。だが浮かべた表情とは裏腹に心は冷たく、本当に救いようのない娘だと吐き捨てる。こんな娘に全てを奪われたマーガレットには心から同情した。
「その後の事は考えてるの?」
「もちろんよ! 事故死したら皆の記憶から娘の姿を曖昧にするの。完全に消しちゃったら娘になりすませないからね。だから「こんな感じだったっけ?」ぐらいに皆の記憶を曖昧にしてちょうだい。あ、娘の遺体だけは完全に消してね? そしたらわたしが娘の振りして事故現場で泣いていれば良いだけだから。ふふ、楽しみ!」
既に邸に入って行った一行がいた場所を見ながら、アカリは前世と同じく醜悪な笑みを浮かべた。
マーガレットの面影は、一欠片も残っていなかった。
*****
それから暫くして、ついにアカリの企みは実行された。彼女は狙い通りまんまとジュード家に潜り込み、尋ねて来たアルフレッドに接触したのだ。
これで自分はアルフレッドに気に入られて悪役令嬢を断罪出来る。全て我が思うままと信じていたアカリだったが、既に転落中だとは想像すらしていなかった。
ショウの魂は抑え付けているから、前世を思い出す事はないと気楽に考えていたのに、彼はショウの記憶を得た。それだけではなく、完全にショウの意識で動いている。
その報告を聞いたのアカリの動揺は凄まじかった。そのせいで室内の腐敗が進んでいるのだが、気にも留めない。それよりも、目覚めたショウがゲームの進行を阻止しるべく動き出した事が、軟禁状態のアカリの精神を揺さぶった。
「もう一度抑え付けることは出来ないの!?」
「記憶を蘇らせたのは創造神だからねぇ、俺では対抗出来ないな」
(対抗するために目覚めさせたんだろうけど)
心の中で、エイベルは苦笑した。
アカリの執念と同じくらい、神の執念も深く根強かった。
神は世界の外側でならその世界に関わる事は可能だが、内側に干渉することが出来ない。だから神は、干渉するために人間に転生して、ショウの魂を解放した。執念以外の何物でも無い。
「このままミツキに会ったらどうするのよ……はっ! ミツキは!? 悪役令嬢はどんな感じなの!?」
「ノエルは周囲から人気のある令嬢に育っているよ。僅か十才で慈善活動やスラムの環境改善に取り組んでいる」
「それの何処が悪役令嬢なのよ!! 絵に描いたような完璧令嬢じゃない!! もしかして、記憶あるの!?」
「記憶はないけど、魂がそうさせているんだよ」
「……ふんっ。清く・正しく・美しくぅ? 笑わせないでよ。そんなだから呆気なく死んだのよ」
その瞬間、部屋にあったランプが破裂した。アカリの場所まで破片は飛んで来なかったが、周囲に破片が散らばり、窓から射し込んで来る日を受けて輝いている。
(自分が殺したくせによくもまぁ……思わずランプ壊しちゃったじゃん)
男は目に力を入れてランプを見つめた。すればランプは破裂前の状態に戻り、ほんのりと淡いオレンジ色の光りが灯る。その優しい色が、ノエルの柔らかな笑みを連想させた。
(はぁ~、興味本位って怖い)
この世界に来てからというもの、エイベルはノエルを観察していた。それも、黒猫の姿で。
決して青年の姿で接する事はしなかったが、彼は猫の姿で遠くから、時には間近で彼女の行動を見ていた。ニャアと一鳴きすれば『あら、また来てくれたのね?』と、嬉しそうに頭を撫でて来るのだ。気分が良くならない訳がない。
そんなこんなで、アカリよりも長い時間を、エイベルはノエルに費やしている。気持ちは惹かれて行くのは自然の事だった。
(興味なんて沸かなければよかったのに……)
ショウや創造神、そして上司やアカリまでノエルの事を意識している。そんな存在を気に入ってしまうなんて、悲劇以外の何でもない。想いに気付かない方が幸せだったのは確かだ。
「ねぇ、わたし、悪役令嬢を見たいんだけど」
「……嫌な相手を見たいって、良い趣味だね」
「なんでそうなるのよ! これからのために敵を知っておく必要があるでしょ!? 好きで見る訳じゃないわよ、ムカツクわね!!」
キーキー喚くアカリを他所に、何回目かのお願いを叶えるべく、エイベルはハンドミラーを出現させた。
「はい、見たい対象を想像しながら覗けば、相手の今の状態を見る事が出来るよ」
「こんな良いもの隠し持ってたなんて、本当に嫌な奴っ」
そう言いながら、アカリはひったくる様に鏡を受け取った。
ほんの一瞬でも待てないらしい。彼女が鏡を覗くその目は血走っていた。
(ほーんと、憐れ)
――お前も、俺も
写し出された相手の状況に驚愕するアカリを見ながら、エイベルは思う。
愛し子を守るために人間に転生までした神が、ショウの記憶を呼び覚ますだけで終わる訳がないだろう、と。
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