16 / 88
第一章 乙女ゲームに転生した転性者は純潔を守るためバッドエンドを目指す
16.晩餐会イベント4
しおりを挟む
アンジェリカは晩餐会の会場を後にすると急いでデボラに駆け寄った。
アンジェリカ
「デボラ様! 有難う御座います! お借りしたショールのお陰で王妃様に衣装を褒めて頂けました!」
デボラ
「はぁ!? ワタクシがせっかくショールを貸してあげたというのに、ちゃっかりブレイデン様(勇者)を誘惑して、何してくれちゃってるわけ!?」
アンジェリカ
「い、いえいえ、ブラック様(勇者)を誘惑なんてしておりません! ワタクシはデボラ様一筋でございます!」
デボラ
「何言ってるの!? わざとブカブカな衣装を着て来て、ショールを落として前屈みになって、胸元から下着が見えるようにしたのでしょう!?」
アンジェリカ
「へ...? 下着?」
はっ!? だから、皆、お辞儀で挨拶したら変な反応だったのか!? え!? じゃあ、デボラ様にも仮面君(勇者)にも、俺の下着が見えていたってこと? うぎゃ~!!!!
アンジェリカが悶えていたら、デボラが溜息を付いた。
デボラ
「その反応...気付いていなかったのね...。でも、だったら、どうして、そのドレスだったのよ!? 王宮の晩餐会に招待されたのなら、王都1番のデザイナーがドレスを作ると手紙を送ってくるはずでしょう?」
アンジェリカ
「な、何故それを!?」
デボラ
「そ、それは...その...ワタクシのところにも届いたからよ!」
アンジェリカ
「あ、そうなのですね! でも、あれはお断りしました」
デボラ
「断った!? 何故!?」
アンジェリカ
「だって、このドレスがあるし、王都のドレスは高いですし」
デボラ
「少しでも美しい姿を王宮の方々に見て欲しいとは思わないわけ? 貴女、婚活しているのでしょう!?」
アンジェリカ
「正直、ワタクシにはドレスの良し悪しなんて分からないし、何を着ても一緒かなぁ~? と。...あ! それに、婚活は辞めたのです!」
デボラ
「は!?」
アンジェリカ
「自力でホワイト領を立て直そうと! 思いまして!」
デボラ
「自力でどうやって立て直すっていうの!?」
アンジェリカ
「陛下や宰相様、騎士長様が立て直し事業のためにお金を貸して下さるのです! 必ず、お金持ちになってお迎えに上がりますので、待っていて下さいね!」
デボラ
「はい!?」
アンジェリカ
「良かった! デボラ様! 嬉しいです!」
今日は何てハッピーな日なんだ! 資金提供はしてもらえたし、愛の告白まで成功してしまうとは!!
あ、王子様達が他の方との挨拶を終えて絡んでくると厄介だな! 急いで帰らないと!
デボラ
「あ、あの...アンジェリカさん...」
アンジェリカ
「今日は、もう、行かなくてはいけませんので、また後日改めて! では! 失礼致します!」
アンジェリカは、その場から逃げるように帰っていった。
デボラ
「ど、どういうこと!? 完全クリアしたと思っていたのに...こんな展開、知らないわ!?」
アンジェリカ
「デボラ様! 有難う御座います! お借りしたショールのお陰で王妃様に衣装を褒めて頂けました!」
デボラ
「はぁ!? ワタクシがせっかくショールを貸してあげたというのに、ちゃっかりブレイデン様(勇者)を誘惑して、何してくれちゃってるわけ!?」
アンジェリカ
「い、いえいえ、ブラック様(勇者)を誘惑なんてしておりません! ワタクシはデボラ様一筋でございます!」
デボラ
「何言ってるの!? わざとブカブカな衣装を着て来て、ショールを落として前屈みになって、胸元から下着が見えるようにしたのでしょう!?」
アンジェリカ
「へ...? 下着?」
はっ!? だから、皆、お辞儀で挨拶したら変な反応だったのか!? え!? じゃあ、デボラ様にも仮面君(勇者)にも、俺の下着が見えていたってこと? うぎゃ~!!!!
アンジェリカが悶えていたら、デボラが溜息を付いた。
デボラ
「その反応...気付いていなかったのね...。でも、だったら、どうして、そのドレスだったのよ!? 王宮の晩餐会に招待されたのなら、王都1番のデザイナーがドレスを作ると手紙を送ってくるはずでしょう?」
アンジェリカ
「な、何故それを!?」
デボラ
「そ、それは...その...ワタクシのところにも届いたからよ!」
アンジェリカ
「あ、そうなのですね! でも、あれはお断りしました」
デボラ
「断った!? 何故!?」
アンジェリカ
「だって、このドレスがあるし、王都のドレスは高いですし」
デボラ
「少しでも美しい姿を王宮の方々に見て欲しいとは思わないわけ? 貴女、婚活しているのでしょう!?」
アンジェリカ
「正直、ワタクシにはドレスの良し悪しなんて分からないし、何を着ても一緒かなぁ~? と。...あ! それに、婚活は辞めたのです!」
デボラ
「は!?」
アンジェリカ
「自力でホワイト領を立て直そうと! 思いまして!」
デボラ
「自力でどうやって立て直すっていうの!?」
アンジェリカ
「陛下や宰相様、騎士長様が立て直し事業のためにお金を貸して下さるのです! 必ず、お金持ちになってお迎えに上がりますので、待っていて下さいね!」
デボラ
「はい!?」
アンジェリカ
「良かった! デボラ様! 嬉しいです!」
今日は何てハッピーな日なんだ! 資金提供はしてもらえたし、愛の告白まで成功してしまうとは!!
あ、王子様達が他の方との挨拶を終えて絡んでくると厄介だな! 急いで帰らないと!
デボラ
「あ、あの...アンジェリカさん...」
アンジェリカ
「今日は、もう、行かなくてはいけませんので、また後日改めて! では! 失礼致します!」
アンジェリカは、その場から逃げるように帰っていった。
デボラ
「ど、どういうこと!? 完全クリアしたと思っていたのに...こんな展開、知らないわ!?」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
痩せすぎ貧乳令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とあるお屋敷へ呼ばれて行くと、そこには細い細い風に飛ばされそうなお嬢様がいた。
お嬢様の悩みは…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴッドハンドで世界を変えますよ?
**********************
転生侍女シリーズ第三弾。
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
『醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とある侯爵家で出会った令嬢は、まるで前世のとあるホラー映画に出てくる貞◯のような風貌だった。
髪で顔を全て隠し、ゆらりと立つ姿は…
悲鳴を上げないと、逆に失礼では?というほどのホラーっぷり。
そしてこの髪の奥のお顔は…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドで世界を変えますよ?
**********************
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
転生侍女シリーズ第二弾です。
短編全4話で、投稿予約済みです。
よろしくお願いします。
死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?
六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」
前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。
ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを!
その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。
「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」
「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」
(…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?)
自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。
あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか!
絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。
それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。
「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」
氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。
冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。
「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」
その日から私の運命は激変!
「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」
皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!?
その頃、王宮では――。
「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」
「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」
などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。
悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
【完結】転生したら悪役令嬢だった腐女子、推し課金金策してたら無双でざまぁで愛されキャラ?いえいえ私は見守りたいだけですわ
鏑木 うりこ
恋愛
毒親から逃げ出してブラック企業で働いていた私の箱推し乙女ゲーム「トランプる!」超重課金兵だった私はどうやらその世界に転生してしまったらしい。
圧倒的ご褒美かつ感謝なのだが、如何せん推しに課金するお金がない!推しがいるのに課金が出来ないなんてトラ畜(トランプる重課金者の総称)として失格も良い所だわ!
なりふり構わず、我が道を邁進していると……おや?キング達の様子が?……おや?クイーン達も??
「クラブ・クイーン」マリエル・クラブの廃オタク課金生活が始まったのですわ。
*ハイパーご都合主義&ネット用語、オタ用語が飛び交う大変に頭の悪い作品となっております。
*ご照覧いただけたら幸いです。
*深く考えないでいただけるともっと幸いです。
*作者阿呆やな~楽しいだけで書いとるやろ、しょーがねーなーと思っていただけるともっと幸いです。
*あと、なんだろう……怒らないでね……(*‘ω‘ *)えへへ……。
マリエルが腐女子ですが、腐女子っぽい発言はあまりしないようにしています。BLは起こりません(笑)
2022年1月2日から公開して3月16日で本編が終了致しました。長い間たくさん見ていただいて本当にありがとうございました(*‘ω‘ *)
恋愛大賞は35位と健闘させて頂きました!応援、感想、お気に入りなどたくさんありがとうございました!
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる