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第一章 乙女ゲームに転生した転性者は純潔を守るためバッドエンドを目指す
51.トゥルーハッピーエンディング
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翌日。
昼まで眠りこけた俺はブレイデン君のベッドで目覚めた。
何でブレイデン君のベッドで寝てたのかは、絶対に俺に聞いてはいけない!
ブレイデン
「おはよう、アンジェリカ」
今日も爽やかな笑顔ですね!
アンジェリカ
「おはよ゙...」
俺の声はガラガラで、いつもの声の半分以下の声量である。
ブレイデン
「体は大丈夫ですか?」
いや、全然大丈夫じゃないです! 非戦闘民の村人をレベルMAXの勇者が蹂躙した所為で、瀕死状態です! HP(体力)がギリギリ1だけある状態です!
アンジェリカ
「う、うん...」
内心と違うことを言ったのは、喉が痛いから喋りたくなかったのもあるけど、大丈夫じゃないと答えたら、昨日の思い出が語られてしまうからだ! 別に気を使った訳じゃないよ?
アンジェリカ
「一旦、部屋に戻る」
起き上がろうとしたが、呪いにかかったみたいに体が重くて動けない。
アンジェリカ
「ふ...ふぬぬ!」
踏ん張ろうとするが、腕も脚もガクガクする。
うん...やっぱり呪われているみたいだ。え!? どうしよ!? トイレとか、着替えとか? 歯も磨きたいし、喉も乾いてるんだけど!?
俺が呪われて動けないでいると。ブレイデン君が俺のことを人形でも持ち上げるみたいにヒョイと持ち上げてお姫様抱っこした。
そのまま自然な流れでチューしようとして来たので、俺は腕でガードしつつ叫ぶ羽目になった。
アンジェリカ
「トイレ!」
ブレイデンは溜息を吐きつつもトイレに連れて行ってくれた。
トイレが終わった後は、トイレから出られないので、やっぱりブレイデン君を呼ぶ。
アンジェリカ
「終わった! 次は歯磨きして顔洗う!」
介護してもらってるのに俺が偉そうなのは、そもそも、動けないのがブレイデン君の所為だからだ! 普通の会話が恥ずかしいからじゃないよ?
ブレイデン君は再び俺を抱き抱え、ソファに俺を連れて行くと、メイドさんを呼んで歯磨きセットやらお湯の入ったタライとか用意させた。
俺が歯磨きと洗顔を終えるのをブレイデン君はソワソワして待っていた。
終えてからもブレイデン君は忠犬のように何かを待っている。
アンジェリカ
「次は着替えるから部屋に帰る」
ブレイデン君は肩を落としてションボリしつつも、再び俺を抱き抱えて、俺の部屋まで運んでくれた。
俺を椅子に座らせると、ブレイデン君は向かいの床に膝立ちで座って、俺の手を握り、ニコニコしている。まるで、お手をしている大型犬の様である。
アンジェリカ
「有難う。着替えるから出てってくれる?」
ブレイデン君は目を見開き、口を開けて、ショックを受けた様な顔になった。
俺はちゃんとお礼を言ったよな?
ブレイデン君はフラフラしながら出口の扉に向かう。少し進んでは時々振り返って俺の顔をみる。
何なんだ!? さっきから?
メイドの1人が俺に耳打ちする。
「(キスをして欲しいのでは?)」
アンジェリカ
「(ほう...)」
そんな訳あるかと思いつつ、俺は咳払いをして、ブレイデン君に声をかける。
アンジェリカ
「あぁ~、ブレイデン君」
あんなに時間をかけて出口の扉の前にたどり着いたのに、一瞬でブレイデン君は俺の側まで戻って来た。
ブレイデン
「何でしょうか!」
アンジェリカ
「特別な家族の挨拶とかしたい人?」
ブレイデン
「したいです!」
ブレイデン君はちょっと食い気味に答え、瞳をウルウルさせながら鼻を寄せてくる。
もう、完全に犬だな。インコじゃなくて犬! それも、ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール!(黒いシェパードで愛情深く忠実で体力があり牧羊犬などに使われる。飼育の手間がかかる犬種でもある)
アンジェリカ
「あぁ~、君達はちょっと視線を外しておいてくれたまえ!」
俺がメイドに向かっていうと、メイド達は「かしこまりました!」と、にこやかに言って目を手で覆ったが、指の隙間があいている気がする。
そうしている間にもブレイデン君は俺の肩に手を置いて息のかかる位置まできている。
おぉう。ヤロウなんかとキスなどしたくないが、ある程度はご機嫌を取っておかないと今日は生活が出来ないからな...仕方なくだぞ! ほだされた訳じゃないからね?
俺がブレイデン君のスッと筋の通った鼻の頭にチューすると、ブレイデン君は急に野犬化して噛み付く様なキスを俺の口にしてくる。
そのまま覆い被さろうとするから、俺は力のない拳をグーにして、ブレイデン君の胸を殴った。
ブレイデン君は急にパッと離れて、ソファのクッションを手に取り、下腹部に当てる。
おい! そこは殴ってないだろ? どこをガードしてるんだ!?
ま、前世は男だったから何が起きているかは分かってしまったが、気が付かなかったことにしてあげよう。
アンジェリカ
「それは貸してあげるから、部屋に帰りなさい」
ブレイデン
「有難うございます。で、ですが、この後は?」
アンジェリカ
「旅行に行くんだろ?」
ブレイデン
「今日は、もう、昼ですし、部屋でゆっくりしては?」
ブレイデン君は笑顔だが、目の奥が光っている。これは狩人の瞳だ。
俺だって今日は寝て過ごしたいが、家に留まったら、ゆっくり休むことなど出来ないだろう。確実にブレイデン君の捕食タイムがはじまってしまう。
馬車で長時間揺られるのは辛いけど、ベッドで揺られるよりはだいぶマシだろう。
アンジェリカ
「いや、予定通り旅行に行こう! すぐに準備して!」
俺は渋るブレイデン君をメイドさんに追い出してもらって、一息ついた。
アンジェリカ
「さて、着替えるか!」
「お召し物は何になさいますか?」
メイドさん達は、ニヤニヤして、胸を張って踏ん反り返っている。
そして、仰々しく恭しい態度でクローゼットの扉を開けた。
ラフな部屋着と一張羅のブカブカドレスしか掛かっていないはずのクローゼットに、これでもか! という程、ずらりとドレスが並んでいる。舞踏会や晩餐会で着たドレスだけではなく、見たこともないドレスまでギッシリと。
あ、トゥルー(真実の)ハッピー(幸福な)エンド(結末)だ。
END
________________________
★狸田真より★
公開翌日から、ずっとHOTランキングで紹介して頂けたのは、ホワイトエンジェルの皆様の応援のおかげです。本当に有難うございます。
※第二章へ続く
昼まで眠りこけた俺はブレイデン君のベッドで目覚めた。
何でブレイデン君のベッドで寝てたのかは、絶対に俺に聞いてはいけない!
ブレイデン
「おはよう、アンジェリカ」
今日も爽やかな笑顔ですね!
アンジェリカ
「おはよ゙...」
俺の声はガラガラで、いつもの声の半分以下の声量である。
ブレイデン
「体は大丈夫ですか?」
いや、全然大丈夫じゃないです! 非戦闘民の村人をレベルMAXの勇者が蹂躙した所為で、瀕死状態です! HP(体力)がギリギリ1だけある状態です!
アンジェリカ
「う、うん...」
内心と違うことを言ったのは、喉が痛いから喋りたくなかったのもあるけど、大丈夫じゃないと答えたら、昨日の思い出が語られてしまうからだ! 別に気を使った訳じゃないよ?
アンジェリカ
「一旦、部屋に戻る」
起き上がろうとしたが、呪いにかかったみたいに体が重くて動けない。
アンジェリカ
「ふ...ふぬぬ!」
踏ん張ろうとするが、腕も脚もガクガクする。
うん...やっぱり呪われているみたいだ。え!? どうしよ!? トイレとか、着替えとか? 歯も磨きたいし、喉も乾いてるんだけど!?
俺が呪われて動けないでいると。ブレイデン君が俺のことを人形でも持ち上げるみたいにヒョイと持ち上げてお姫様抱っこした。
そのまま自然な流れでチューしようとして来たので、俺は腕でガードしつつ叫ぶ羽目になった。
アンジェリカ
「トイレ!」
ブレイデンは溜息を吐きつつもトイレに連れて行ってくれた。
トイレが終わった後は、トイレから出られないので、やっぱりブレイデン君を呼ぶ。
アンジェリカ
「終わった! 次は歯磨きして顔洗う!」
介護してもらってるのに俺が偉そうなのは、そもそも、動けないのがブレイデン君の所為だからだ! 普通の会話が恥ずかしいからじゃないよ?
ブレイデン君は再び俺を抱き抱え、ソファに俺を連れて行くと、メイドさんを呼んで歯磨きセットやらお湯の入ったタライとか用意させた。
俺が歯磨きと洗顔を終えるのをブレイデン君はソワソワして待っていた。
終えてからもブレイデン君は忠犬のように何かを待っている。
アンジェリカ
「次は着替えるから部屋に帰る」
ブレイデン君は肩を落としてションボリしつつも、再び俺を抱き抱えて、俺の部屋まで運んでくれた。
俺を椅子に座らせると、ブレイデン君は向かいの床に膝立ちで座って、俺の手を握り、ニコニコしている。まるで、お手をしている大型犬の様である。
アンジェリカ
「有難う。着替えるから出てってくれる?」
ブレイデン君は目を見開き、口を開けて、ショックを受けた様な顔になった。
俺はちゃんとお礼を言ったよな?
ブレイデン君はフラフラしながら出口の扉に向かう。少し進んでは時々振り返って俺の顔をみる。
何なんだ!? さっきから?
メイドの1人が俺に耳打ちする。
「(キスをして欲しいのでは?)」
アンジェリカ
「(ほう...)」
そんな訳あるかと思いつつ、俺は咳払いをして、ブレイデン君に声をかける。
アンジェリカ
「あぁ~、ブレイデン君」
あんなに時間をかけて出口の扉の前にたどり着いたのに、一瞬でブレイデン君は俺の側まで戻って来た。
ブレイデン
「何でしょうか!」
アンジェリカ
「特別な家族の挨拶とかしたい人?」
ブレイデン
「したいです!」
ブレイデン君はちょっと食い気味に答え、瞳をウルウルさせながら鼻を寄せてくる。
もう、完全に犬だな。インコじゃなくて犬! それも、ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール!(黒いシェパードで愛情深く忠実で体力があり牧羊犬などに使われる。飼育の手間がかかる犬種でもある)
アンジェリカ
「あぁ~、君達はちょっと視線を外しておいてくれたまえ!」
俺がメイドに向かっていうと、メイド達は「かしこまりました!」と、にこやかに言って目を手で覆ったが、指の隙間があいている気がする。
そうしている間にもブレイデン君は俺の肩に手を置いて息のかかる位置まできている。
おぉう。ヤロウなんかとキスなどしたくないが、ある程度はご機嫌を取っておかないと今日は生活が出来ないからな...仕方なくだぞ! ほだされた訳じゃないからね?
俺がブレイデン君のスッと筋の通った鼻の頭にチューすると、ブレイデン君は急に野犬化して噛み付く様なキスを俺の口にしてくる。
そのまま覆い被さろうとするから、俺は力のない拳をグーにして、ブレイデン君の胸を殴った。
ブレイデン君は急にパッと離れて、ソファのクッションを手に取り、下腹部に当てる。
おい! そこは殴ってないだろ? どこをガードしてるんだ!?
ま、前世は男だったから何が起きているかは分かってしまったが、気が付かなかったことにしてあげよう。
アンジェリカ
「それは貸してあげるから、部屋に帰りなさい」
ブレイデン
「有難うございます。で、ですが、この後は?」
アンジェリカ
「旅行に行くんだろ?」
ブレイデン
「今日は、もう、昼ですし、部屋でゆっくりしては?」
ブレイデン君は笑顔だが、目の奥が光っている。これは狩人の瞳だ。
俺だって今日は寝て過ごしたいが、家に留まったら、ゆっくり休むことなど出来ないだろう。確実にブレイデン君の捕食タイムがはじまってしまう。
馬車で長時間揺られるのは辛いけど、ベッドで揺られるよりはだいぶマシだろう。
アンジェリカ
「いや、予定通り旅行に行こう! すぐに準備して!」
俺は渋るブレイデン君をメイドさんに追い出してもらって、一息ついた。
アンジェリカ
「さて、着替えるか!」
「お召し物は何になさいますか?」
メイドさん達は、ニヤニヤして、胸を張って踏ん反り返っている。
そして、仰々しく恭しい態度でクローゼットの扉を開けた。
ラフな部屋着と一張羅のブカブカドレスしか掛かっていないはずのクローゼットに、これでもか! という程、ずらりとドレスが並んでいる。舞踏会や晩餐会で着たドレスだけではなく、見たこともないドレスまでギッシリと。
あ、トゥルー(真実の)ハッピー(幸福な)エンド(結末)だ。
END
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