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五章 血脈の奪還
忿怒
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———3人の男達が表へと移動し、いなくなった後の舞宴会広間
その広間に体を横薙ぎに斬られ、血を大量に流している少年が倒れ伏していた
また体を斬られた少年の右腕は共に斬り落とされ、無造作に地面に転がる
心臓の鼓動が徐々に小さくなるにつれて、意識も遠のいていく
血反吐を大量に吐き、床の赤いカーペットを色濃く染め上げる
これ以上の出血は命の危機を知らせる
暗闇の空間では視界が不十分に加え、酸素と血が全身を行き渡らず激しい耳鳴りがレオンを襲う————
「ハァ‥‥ハァ‥‥視界がっ‥‥‥くそっ」
瞳の色が失われていき、瞳孔が虚に変わる
耳鳴りで音が聞こえず無意識に口を開く
「おれは‥‥ここ‥‥で‥‥おわるの‥‥か‥‥?」
悲痛な嘆きは何も無い広間に響き、反射する
そしてレオンのこれまでの人生が走馬灯の様に蘇る———
———最初は親の仇の為にしてきた行動の数々。仇を取ったあの日から新たな目的ができ、次第に仲間を集めていった‥‥‥
様々な出会いがあり全員が訳ありの無法者の集団。そいつらを残して先に行っちまうなんててかっこ悪いだろう‥‥‥俺‥‥‥
男として、共に地獄を歩む仲間として責任を取らなければならない‥‥
彼女達のたった一つの居場所を守るために‥‥共にこれからを歩むために‥‥
———駆け巡るこれまでの記憶の回廊
頭ではなく虚の瞳に映し出される記憶の情景が掛け巡っては消え失せる
情景すらも感じる事が出来なくなり無思考の状況に陥る。奈落の底へと落ちていくかのような体感‥‥‥
奈落の底へと落ちて行く間際、俺の頭の中に直接声が響き渡る
聴き慣れた声で懐かしく思える声。空のようにどこまでも透き通り羽ばたける音‥‥‥
『———ネロ様っ‥‥エリー様を無事救出しました‥‥どうか‥‥どうかご無事でっ』
そう声の主は空のように深く蒼髪のデリカート。あの時より1日も忘れる事のない人物
(そうか‥‥無事だったか‥‥あいつらはファシーノ達のとこへ‥‥と向かった‥‥こんなとこで何時迄も失せていられない‥‥なっ!)
デリカートの知らせによってエリーが無事なことに心を安堵すると同じく、強い怒りが頭まで込み上げる。
薄れかかっていた意識を覚醒へと導く———
————ドクン
血液が供給されていなかった心臓が強く鼓動し、体全身に残っている血液が猛攻に駆け巡り血管が脈打つ
————ドクン
闇の視界が晴れていき、瞳孔が細められる
虚の瞳が色を取り戻し、視界が完全に開けた
————ドクン
先程までの弱々しい息吹が血液の猛攻と次いで活発になり筋肉が悲鳴を上げ、指先が僅かに動き出す
筋肉を無理やり動かし左手を地面に掲げ、俯している重い体を起こした
深く斬られた腹から血が大量に地面に落ち、ポタポタと広間に音を響き渡らせる
筋力を使うと全身の神経が抜かれる程の痛みが襲い、意識が持っていかれそうになるのを堪える————
「————ウオォォオオ!!」
激痛に声を荒あげ、体を左手一本で起こし足裏を地に力強く踏みつけたっ
神経を辿って直接くる痛みに奥歯を噛みしめ、目を釣り上げながら虚空を睨みつける
———そして二本の足で地面に立ち上がる———
「ハァ‥‥ハァ‥‥くそいてぇな‥‥ハァハァっ」
痛みを耐え抜いて辺りを見渡し、誰もいないことを確認する
未だに斬り傷からは血が滴り落ちているが決して怯まない‥‥‥
———なぜなら、この痛みはすでに経験しているから
5歳の頃よりずっと森で訓練していたレオンは何度も腕や足を魔獣に喰いちぎられてきた。その都度に自身に回復魔法を唱えては腕や足を損傷箇所から蘇生していた
この頃からレオンが扱う回復魔法はすでに蘇生の魔法に変わっていた
しかし当の”レオン”は知るよしもなかった‥‥
床に無造作に転がっている自信の右腕をもう一方の左手で強引に掴み取る
そして右腕を持ちながらファシーノ達の方へと無言で歩みを進めた
床に血を落としながら今にでも倒れそうな覚束ない足取りでみんなのとこへと、
◊◊◊
———場面はファシーノ達に戻る
血溜まりの上を走り、液体を叩きつける音が耳に無理やり届く
数台の魔装車がファシーノ達と怯える神の従者達の前に停車する。中から勢い良く飛び出してきたのは防魔服を着た軍。
次々に降りてくる光景は蟻のようで、
「———お前達そこを動くなっ!」
勢い良く降りてくるなり大声で命令する一人の隊員。その隊員の左右には何人もの隊員が展開する
そしてさらに猛烈な勢いで風と共に向かってくる存在がいた
九つの尾を靡かせ、砲弾の如く宙を駆ける存在
その存在が通った道は風が巻き起こり小さな嵐が起こる
尋常ならざる魔力を身に纏わせ着いた先は
「ほう‥‥‥自ら戦場へと踏み入るか、小娘」
ヴァルネラはその女性を蔑視の眼差しで捉えた。ヴァルネラの足元の辺り一面は死体と血の海の庭
地獄の戦場に舞い降りた黄金の髪を持つ女性
世界に5名の選ばれし者の一人にして世界最強の魔力、可視化できる魔力の持ち主でありオリジナル魔法の使い手にして最強の存在
———女王ストレニア・ヴォルペ・ディエーチが戦場に舞い降りる
そして女王は仮面を被るヴァルネラに瞬く間に向かい合った、
「———これは、また会ったな月下香《トゥべローザ》よ。その後ろにいる者達は仲間か?」
「ふん。この様な雑魚、知らんな」
「ほう。ではこの死体の山はそいつらの仲間というわけか?」
女王はヴァルネラ達の足元に転がる死体の山を見渡す
体が真っ二つの者、胸に風穴が空いている者。そして斬り刻まれバラバラな者
幾度となく戦場へと赴き、何人も殺めてきた女王だがこの光景はどの戦場よりも恐ろしく感じていた
言い表すとするとそれは一方的な無慈悲な殺戮
何百と転がる死体からは悲痛な叫びが心に聞こえてきそうな感覚
戦場に慣れた女王でさえもこの光景に吐き気を覚える
「酷い‥‥経ったの3人でここまでやるとは」
女王の言う通りここまでの惨劇は虐殺に等しい
しかしそれも全てはレオンの為。レオンの為ならば憎まれようと蔑まされようと気にする事のない仮面の集団。レオンが救い、救われようとする者の為、心を修羅と化す3人
そんな仮面の集団月下香を警戒していた女王の背後から魔装車がさらに何台も突入してくる———
「——第一連隊到着しましたっ」
「——続いて第二連隊も到着っ」
続々と現れ、女王の背後と左右を固める軍人達。その数
1000と数名
全身武装で体を覆い、腰には剣を装備している
マイアーレの庭が広いからこそ全員が配置に着く
いくら神の従者と言えどこの数を相手するには武が悪いと判断したのか怖気付いた者から早々に退散していった。組織の裏切りと見做されるのに等しい行為でも我先にと散っていく
それでも残り、命を全うする者もいる。女王は優越感に浸り胸を堂々と張り出すそして女王はある事に気づいた、
「———もう一人はどうした?奴はどこにいる?」
「「「———っ!」」」
レオンことネロが見当たらないことを指摘する女王
しかし、その指摘が彼女ら3人の神経を逆撫してしまった
阿修羅の如く怒り、獅子の如く奮い立つ3人の影
異様な魔力がこの広い庭を埋め尽くし‥‥‥
「か、体が動かない‥‥‥」
「俺の足が‥‥どうしちまったんだっ」
「ヒ、ヒィぃぃっ!」
「い、息がっ‥‥!」
軍人並びに神の従者が魔力の重圧に耐えられず地面に倒れ込み、身悶えする
この場に居合わせる勢力は三つ。 神の従者と軍隊、そして月下香《トゥべローザ》
たった3人の組織が数百、数千も連なる勢力を重圧だけで統制し地獄の海に君臨する。女王ですら動くことがままならない圧倒的な重圧
殺気が魔力に上乗せされ心臓が握り潰される。それでも女王は意地で地面に倒れず片膝をつき耐え凌いだ
「くそ‥‥妾は、選ばれし者が一人、ストレニア・ヴォルペ・ディエーチ‥‥こんなことあっては‥‥ならんっ!」
悲痛な表情を浮かべ、仮面の集団を睨みつける女王
しかしその表情は彼女らの心に届く事はなかった
その広間に体を横薙ぎに斬られ、血を大量に流している少年が倒れ伏していた
また体を斬られた少年の右腕は共に斬り落とされ、無造作に地面に転がる
心臓の鼓動が徐々に小さくなるにつれて、意識も遠のいていく
血反吐を大量に吐き、床の赤いカーペットを色濃く染め上げる
これ以上の出血は命の危機を知らせる
暗闇の空間では視界が不十分に加え、酸素と血が全身を行き渡らず激しい耳鳴りがレオンを襲う————
「ハァ‥‥ハァ‥‥視界がっ‥‥‥くそっ」
瞳の色が失われていき、瞳孔が虚に変わる
耳鳴りで音が聞こえず無意識に口を開く
「おれは‥‥ここ‥‥で‥‥おわるの‥‥か‥‥?」
悲痛な嘆きは何も無い広間に響き、反射する
そしてレオンのこれまでの人生が走馬灯の様に蘇る———
———最初は親の仇の為にしてきた行動の数々。仇を取ったあの日から新たな目的ができ、次第に仲間を集めていった‥‥‥
様々な出会いがあり全員が訳ありの無法者の集団。そいつらを残して先に行っちまうなんててかっこ悪いだろう‥‥‥俺‥‥‥
男として、共に地獄を歩む仲間として責任を取らなければならない‥‥
彼女達のたった一つの居場所を守るために‥‥共にこれからを歩むために‥‥
———駆け巡るこれまでの記憶の回廊
頭ではなく虚の瞳に映し出される記憶の情景が掛け巡っては消え失せる
情景すらも感じる事が出来なくなり無思考の状況に陥る。奈落の底へと落ちていくかのような体感‥‥‥
奈落の底へと落ちて行く間際、俺の頭の中に直接声が響き渡る
聴き慣れた声で懐かしく思える声。空のようにどこまでも透き通り羽ばたける音‥‥‥
『———ネロ様っ‥‥エリー様を無事救出しました‥‥どうか‥‥どうかご無事でっ』
そう声の主は空のように深く蒼髪のデリカート。あの時より1日も忘れる事のない人物
(そうか‥‥無事だったか‥‥あいつらはファシーノ達のとこへ‥‥と向かった‥‥こんなとこで何時迄も失せていられない‥‥なっ!)
デリカートの知らせによってエリーが無事なことに心を安堵すると同じく、強い怒りが頭まで込み上げる。
薄れかかっていた意識を覚醒へと導く———
————ドクン
血液が供給されていなかった心臓が強く鼓動し、体全身に残っている血液が猛攻に駆け巡り血管が脈打つ
————ドクン
闇の視界が晴れていき、瞳孔が細められる
虚の瞳が色を取り戻し、視界が完全に開けた
————ドクン
先程までの弱々しい息吹が血液の猛攻と次いで活発になり筋肉が悲鳴を上げ、指先が僅かに動き出す
筋肉を無理やり動かし左手を地面に掲げ、俯している重い体を起こした
深く斬られた腹から血が大量に地面に落ち、ポタポタと広間に音を響き渡らせる
筋力を使うと全身の神経が抜かれる程の痛みが襲い、意識が持っていかれそうになるのを堪える————
「————ウオォォオオ!!」
激痛に声を荒あげ、体を左手一本で起こし足裏を地に力強く踏みつけたっ
神経を辿って直接くる痛みに奥歯を噛みしめ、目を釣り上げながら虚空を睨みつける
———そして二本の足で地面に立ち上がる———
「ハァ‥‥ハァ‥‥くそいてぇな‥‥ハァハァっ」
痛みを耐え抜いて辺りを見渡し、誰もいないことを確認する
未だに斬り傷からは血が滴り落ちているが決して怯まない‥‥‥
———なぜなら、この痛みはすでに経験しているから
5歳の頃よりずっと森で訓練していたレオンは何度も腕や足を魔獣に喰いちぎられてきた。その都度に自身に回復魔法を唱えては腕や足を損傷箇所から蘇生していた
この頃からレオンが扱う回復魔法はすでに蘇生の魔法に変わっていた
しかし当の”レオン”は知るよしもなかった‥‥
床に無造作に転がっている自信の右腕をもう一方の左手で強引に掴み取る
そして右腕を持ちながらファシーノ達の方へと無言で歩みを進めた
床に血を落としながら今にでも倒れそうな覚束ない足取りでみんなのとこへと、
◊◊◊
———場面はファシーノ達に戻る
血溜まりの上を走り、液体を叩きつける音が耳に無理やり届く
数台の魔装車がファシーノ達と怯える神の従者達の前に停車する。中から勢い良く飛び出してきたのは防魔服を着た軍。
次々に降りてくる光景は蟻のようで、
「———お前達そこを動くなっ!」
勢い良く降りてくるなり大声で命令する一人の隊員。その隊員の左右には何人もの隊員が展開する
そしてさらに猛烈な勢いで風と共に向かってくる存在がいた
九つの尾を靡かせ、砲弾の如く宙を駆ける存在
その存在が通った道は風が巻き起こり小さな嵐が起こる
尋常ならざる魔力を身に纏わせ着いた先は
「ほう‥‥‥自ら戦場へと踏み入るか、小娘」
ヴァルネラはその女性を蔑視の眼差しで捉えた。ヴァルネラの足元の辺り一面は死体と血の海の庭
地獄の戦場に舞い降りた黄金の髪を持つ女性
世界に5名の選ばれし者の一人にして世界最強の魔力、可視化できる魔力の持ち主でありオリジナル魔法の使い手にして最強の存在
———女王ストレニア・ヴォルペ・ディエーチが戦場に舞い降りる
そして女王は仮面を被るヴァルネラに瞬く間に向かい合った、
「———これは、また会ったな月下香《トゥべローザ》よ。その後ろにいる者達は仲間か?」
「ふん。この様な雑魚、知らんな」
「ほう。ではこの死体の山はそいつらの仲間というわけか?」
女王はヴァルネラ達の足元に転がる死体の山を見渡す
体が真っ二つの者、胸に風穴が空いている者。そして斬り刻まれバラバラな者
幾度となく戦場へと赴き、何人も殺めてきた女王だがこの光景はどの戦場よりも恐ろしく感じていた
言い表すとするとそれは一方的な無慈悲な殺戮
何百と転がる死体からは悲痛な叫びが心に聞こえてきそうな感覚
戦場に慣れた女王でさえもこの光景に吐き気を覚える
「酷い‥‥経ったの3人でここまでやるとは」
女王の言う通りここまでの惨劇は虐殺に等しい
しかしそれも全てはレオンの為。レオンの為ならば憎まれようと蔑まされようと気にする事のない仮面の集団。レオンが救い、救われようとする者の為、心を修羅と化す3人
そんな仮面の集団月下香を警戒していた女王の背後から魔装車がさらに何台も突入してくる———
「——第一連隊到着しましたっ」
「——続いて第二連隊も到着っ」
続々と現れ、女王の背後と左右を固める軍人達。その数
1000と数名
全身武装で体を覆い、腰には剣を装備している
マイアーレの庭が広いからこそ全員が配置に着く
いくら神の従者と言えどこの数を相手するには武が悪いと判断したのか怖気付いた者から早々に退散していった。組織の裏切りと見做されるのに等しい行為でも我先にと散っていく
それでも残り、命を全うする者もいる。女王は優越感に浸り胸を堂々と張り出すそして女王はある事に気づいた、
「———もう一人はどうした?奴はどこにいる?」
「「「———っ!」」」
レオンことネロが見当たらないことを指摘する女王
しかし、その指摘が彼女ら3人の神経を逆撫してしまった
阿修羅の如く怒り、獅子の如く奮い立つ3人の影
異様な魔力がこの広い庭を埋め尽くし‥‥‥
「か、体が動かない‥‥‥」
「俺の足が‥‥どうしちまったんだっ」
「ヒ、ヒィぃぃっ!」
「い、息がっ‥‥!」
軍人並びに神の従者が魔力の重圧に耐えられず地面に倒れ込み、身悶えする
この場に居合わせる勢力は三つ。 神の従者と軍隊、そして月下香《トゥべローザ》
たった3人の組織が数百、数千も連なる勢力を重圧だけで統制し地獄の海に君臨する。女王ですら動くことがままならない圧倒的な重圧
殺気が魔力に上乗せされ心臓が握り潰される。それでも女王は意地で地面に倒れず片膝をつき耐え凌いだ
「くそ‥‥妾は、選ばれし者が一人、ストレニア・ヴォルペ・ディエーチ‥‥こんなことあっては‥‥ならんっ!」
悲痛な表情を浮かべ、仮面の集団を睨みつける女王
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