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3の章
85.サクサク片づけましょうか!
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お手紙の返事を貰う間、セナ様とお菓子を食べつつお話し。
15分位で、サリー様よりお返事頂きました。
今からこちらに来てくれるらしい。
まぁ、平民科寮はセキュリティガバガバなんで、あちらに行くよりかは手続きが無く来やすいからね。
「セナ様、サリー様がすぐにこちらに来てくれますよ」
ガタガタ、ドッターン
あっ、セナ様が驚き過ぎて椅子から立とうとして倒れた。
ごめん、これじゃあまるで侯爵令嬢を呼びつけたみたいになっちゃったもんね。
「ど、ど、ど、どうしましょう!」
あわあわして、パニック状態だねぇ事件の時は冷静だったのに。
「セナ様、落ち着いて下さい。私とサリー様の間では、割と普通なやり取りなんですよ。貴族科寮に行くには、前もって予約しないと行けませんが、こちらには簡単に受付さえすれば来れますから。」
「は、はぁ。まぁ、確かに声が出ない状態の私でも、事情を受付に訴えたら直ぐに通して貰えましたし。」
「平民科寮生が、あちらに伺うなんて生徒会役員以外では稀にしか無いですからね。私は例外ですが。」
私の立ち位置自体が、色々面倒だからね。
そうこうしているとノックが聞こえて来たので、ささっと玄関に行き扉を開けた。
侍女のエリスタさんとサリー様がすぐさま、お邪魔しまーすと言い中に入る
リビングに向き直ると、椅子の横に緊張しながらセナ様が立っていた。
サリー様が椅子に座った瞬間、セナ様が正しく直角に腰を曲げ頭を下げた。
いや、セナ様も座って欲しいんだけどなぁ。
侍女のエリスタさんは、勝手知ったるキッチンにてお茶出しの準備をしている。
カップや茶葉等は、サリー様専用が常備されているのですよ。
「サリー様、急に無理を言ってすみません。先ずは、紹介します「あっ、大丈夫です。存じ上げてますので」はい。じゃ、話をしましょうか。」
このやり取り中、セナ様が頭を上げて自己紹介をしようとしていたが、見事に話について行けずにお口がパクパクしてた。
侍女のエリスタさんが、思わずセナ様の肩に手を置き「いつもの事ですから、お気になさらずに」と慰めていた。
その間に、今回の縦ロールの願望書を見せ生徒会への被害状況を確認する私たち。
「ローレンさん、コレは酷いですね。プランと言いながら希望満載過ぎて、可笑しすぎてお腹が捩れますよ~」
「でしょ?でも、セナ様の動きを若干は止めましたから、念には念をってことでこれ以上の被害は避けたいんですよね。私たちも後僅かで卒業する身ですし。」
「立つ鳥跡を濁さず、ですね。」
「その通りってことで、いつも通り下級精霊ちゃん達に協力を要請しましょうか?」
「はい、お願いします。本当は、こんな事で精霊様へお願いするのは心苦しいんですよねぇ」
「その代わり、お菓子代をちょっと頂きますね。」
「勿論、それはキチンとお支払い致しますよ!可愛い精霊様へ、美味しいモノを食べて頂きたいですから~!」
「それでは、サクサク片づけましょうか!」
15分位で、サリー様よりお返事頂きました。
今からこちらに来てくれるらしい。
まぁ、平民科寮はセキュリティガバガバなんで、あちらに行くよりかは手続きが無く来やすいからね。
「セナ様、サリー様がすぐにこちらに来てくれますよ」
ガタガタ、ドッターン
あっ、セナ様が驚き過ぎて椅子から立とうとして倒れた。
ごめん、これじゃあまるで侯爵令嬢を呼びつけたみたいになっちゃったもんね。
「ど、ど、ど、どうしましょう!」
あわあわして、パニック状態だねぇ事件の時は冷静だったのに。
「セナ様、落ち着いて下さい。私とサリー様の間では、割と普通なやり取りなんですよ。貴族科寮に行くには、前もって予約しないと行けませんが、こちらには簡単に受付さえすれば来れますから。」
「は、はぁ。まぁ、確かに声が出ない状態の私でも、事情を受付に訴えたら直ぐに通して貰えましたし。」
「平民科寮生が、あちらに伺うなんて生徒会役員以外では稀にしか無いですからね。私は例外ですが。」
私の立ち位置自体が、色々面倒だからね。
そうこうしているとノックが聞こえて来たので、ささっと玄関に行き扉を開けた。
侍女のエリスタさんとサリー様がすぐさま、お邪魔しまーすと言い中に入る
リビングに向き直ると、椅子の横に緊張しながらセナ様が立っていた。
サリー様が椅子に座った瞬間、セナ様が正しく直角に腰を曲げ頭を下げた。
いや、セナ様も座って欲しいんだけどなぁ。
侍女のエリスタさんは、勝手知ったるキッチンにてお茶出しの準備をしている。
カップや茶葉等は、サリー様専用が常備されているのですよ。
「サリー様、急に無理を言ってすみません。先ずは、紹介します「あっ、大丈夫です。存じ上げてますので」はい。じゃ、話をしましょうか。」
このやり取り中、セナ様が頭を上げて自己紹介をしようとしていたが、見事に話について行けずにお口がパクパクしてた。
侍女のエリスタさんが、思わずセナ様の肩に手を置き「いつもの事ですから、お気になさらずに」と慰めていた。
その間に、今回の縦ロールの願望書を見せ生徒会への被害状況を確認する私たち。
「ローレンさん、コレは酷いですね。プランと言いながら希望満載過ぎて、可笑しすぎてお腹が捩れますよ~」
「でしょ?でも、セナ様の動きを若干は止めましたから、念には念をってことでこれ以上の被害は避けたいんですよね。私たちも後僅かで卒業する身ですし。」
「立つ鳥跡を濁さず、ですね。」
「その通りってことで、いつも通り下級精霊ちゃん達に協力を要請しましょうか?」
「はい、お願いします。本当は、こんな事で精霊様へお願いするのは心苦しいんですよねぇ」
「その代わり、お菓子代をちょっと頂きますね。」
「勿論、それはキチンとお支払い致しますよ!可愛い精霊様へ、美味しいモノを食べて頂きたいですから~!」
「それでは、サクサク片づけましょうか!」
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