幸福な時を過ごす2人

ハーマ

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共闘そして終わり

彪雅と雅一

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彪雅視点

彪雅「進展は無し……か……」

雅一「ジャミングでろくに情報が入らない」

彪雅「…………」

彪雅  もう1ヶ月もたっているのに……

既に翼が拉致られたと分かってから1ヶ月経っている状態で情報の進展が無い

劉夜「どうする彪雅  このままジャミングで情報が入らないとなると翼さんの安否が保証できなくなるぞ」

彪雅「ジャミングを破壊するか……それ相応のリスクは伴うが相手側の持つ情報をすべて手に入れられる  やるか?」

煌琥「煌の生死が関わっているんなら俺的にはやってもらいたい一心なんだが……」

凪鑿「重要かつ盛大な戦力でもあるからな」

彪雅と煌琥達が話している間に雅一がふとできるだけ考えたくない事を言い出す

雅一「……考えたくは無いがもし翼が何らかの理由で洗脳とかをされて敵に回った場合お前らはどうするんだ?」

煌琥、劉夜、凪鑿、彪雅、流輝星「…………」

彪雅  白銀の言葉は最悪の場合を想定してのものだ……後回しにしていても煌が敵に回った際どうするのかをいずれは考えなければならない

彪雅「煌が敵に回ったその時は……命懸けで戦うしかないだろ……
煌は現越前家6代目当主だ俺等6人が本気で戦って適うかどうか……」

弱々しい一言が雅一の癪(しゃく)に障ったのか雅一の瞳の色が黒から金色に変わる

雅一「お前それでも煌劉のトップか!?翼を愛してんなら愛し続けろ!!例え敵に回ったとしても自分の元に戻ってくるよう努力しろ!!お前の想いが弱々しかったら煌劉の隊員は誰を支えればいいか分からなくなんだろうが!!煌劉のトップは誰でもない彪雅お前だろう!?仲間を信じて翼を愛せるのはお前しかいないんだよ!!お前がそのままじゃお前を信じていた者がどんどん離れていくのは目に見える事ぐらいわかんだろ!?彪雅!!お前は自分の意思をしっかり持て!!」

雅一の言葉は煌琥が瞬時にイヤホンを入れた為聞いていた他の隊員の心にも響く

彪雅「……すまない 確かに俺は意思が弱かったな」

そう言って彪雅は頭を下げ思い立ったかのように全隊員に聞こえるようイヤホンにスイッチを入れる

彪雅「……全隊員聞こえているのは分かっている応答はしなくていいから聞け
俺が煌劉を作った理由はただ1つ  大切な人を護る為だ
かつての俺は未熟で大切な人を死なせた  もう2度とそんな事がないよう……俺以外で大切な人を亡くし心に穴ができてしまった者を護り癒し救う為に作った
煌劉の隊員は勿論隊員に関わる大切な人、家族、仲間、友人を命を懸けて護ると誓おう
例え最悪の結果になろうとも煌劉を護り愛する  だから付いてきてくれ俺の仲間として家族として!!」

それは彪雅の決意……「例え最悪の結果になろうとも穂高を護り愛する」と……「翼を失ったとしても煌劉の仲間を愛し続ける」と……

彪雅の決意を聞いた全隊員はその場で一斉に敬礼を行うそれは彪雅と会議室にいた煌琥達も同じく敬礼を行う……敬礼は煌劉の中では「一生付いていく」と言う誓い

彪雅「全員揃っているな  これよりSerment Crimsonのジャミングを破壊し全大勢でSerment Crimsonに攻め込む
異論は!?」

部下一同「ありません!!」

彪雅はイヤホンで決意を表し自然と食堂に集まった者達とSerment Crimsonのジャミングを破壊し全大勢で城に攻め込む

彪雅「煌劉、穂高の隊員で死者は出すな!敵は殲滅しろ!!」

劉夜「了解!!」

彪雅  劉夜もスイッチが入ったな……

煌劉の隊員も穂高の隊員も戦闘のスイッチが入れば回復部隊の者だろうと関係無しに元帥クラス以上の力を発揮する

彪雅「劉夜避けろ!!」

不意にどこからか鎖が現れ彪雅がいち早くそれを察知し劉夜に「避けろ」と叫び劉夜は避けられたが近くにいた仲間に進路を変更され犠牲になり肉片に変わる

彪雅「今の鎖は……煌の持つ特殊能力の鎖……」

煌琥「って事は……」

最悪の事態だった……鎖を使う特殊能力を持っているのは越前家当主しかいない上現当主は翼で鎖を使う特殊能力の使い手は彪雅達は翼しか知らない

翼「なんだ……手応えがそんなに無いと思ったら避けられたか」

彪雅「煌……劉夜、凪鑿、白銀、煌琥、流輝星、Espoir Crimson  覚悟を決めろ
お前らはここから退避他の奴を殺れ」

部下「はっ!!」

彪雅  敵となった今煌を止められるのは俺か白銀のどちらか……

彪雅「Possibilit?? de r??veil !! tout pour ??tre la s??curit?? Kowase !!
(能力覚醒!!全てを護り壊せ!!)」

雅一「Le revivre !! le pouvoir de sauver l'ami de la s??curit?? r??incarnation capacit??
(蘇れ転生能力!!友を護り救う力を!!)」

彪雅と雅一はフランスで10年程傭兵として生きている際に力を得た為必要時はフランス語でないと力を覚醒させ発揮することが出来ない

劉夜「…………」

凪鑿「…………」

流輝星「…………」

Espoir Crimson『…………』

無言で戦闘態勢に入った4人(Espoir Crimsonは擬人化している方が強い)は力を覚醒させた二人の合図で翼と戦う

翼「……結構良いな」

彪雅「……お前まさか……」

戦っている彪雅に聞こえた翼の声で彪雅は雅一も聞こえた事を確認してすぐ翼に切り飛ばされ壁に激突し何本か骨が折れる

彪雅「ぐっ……」

白銀「彪雅!!」

彪雅「何本か折れたが問題ない……」

口の端から血を流しながら彪雅は再び雅一と共に戦う

彪雅  煌の奴記憶が残ってる……

「だが何故記憶があるなら戦う必要がある?」と彪雅は戦闘をしながら思う……

彪雅  記憶が残っているなら戦う必要はない筈

翼「油断大敵」

一言翼がそう言った時翼と応戦していた彪雅、雅一、劉夜、凪鑿、流輝星、Espoir Crimsonは足元に鎖の特殊能力を下から発動させる時の魔法陣がある事に気がついたが回避するより先に能力が発動し一撃で劉夜、凪鑿、流輝星、Espoir Crimsonはリタイアし傷だらけになりながらも彪雅と雅一は翼の攻撃を受け止めながら反撃をするが一発も当たらない

翼「……ごめん雅一」

雅一「え……」

恐らく翼の謝罪は劉夜達にも聞こえていた

「ドカン」と大きな音と共に雅一の鳩尾に翼の強烈な一撃が入り痛みで雅一は気絶し優しく抱きとめた翼が攻撃の当たらない場所に雅一を横にさせ彪雅の方を向く

翼の瞳は悲しみを帯びていた……とても悲しげで顔には後悔の単語が合う程に……

翼「お前らを傷つけたくはなかった……だけどこれが俺の生まれ持つ運命……
……ごめん彪雅……俺はもう長くはないんだそして運命を終わらせなければ俺の代わりに誰かが死ぬ……それだけは嫌だ」

彪雅「煌……?」

翼「来い龍也  「                        」」

彪雅「……!!」

翼の言った空白の言葉……それは彪雅の永遠に封じていた記憶を解き放ち気がつけば彪雅は本来の銀色の髪に紅い瞳で翼と戦っていた……

彪雅  血……あいつらの……

昔当時壊れていた頃の翼にまだ未熟だった彪雅は当時付き合っていた人や仲間、友人を殺されこの世界に足を踏み出した

彪雅「……煌  何故思い出させた?」

翼「…………」

彪雅「思い出したとしても俺はお前に対する気持ちは変わらない」

想いが変わらないのは翼とて理解している

だが……

翼「……ごめん……彪雅……」

彪雅「!?煌!!辞めろ!!」

突然動きの止まった彪雅の身体の自由を翼が奪いにかかる……

彪雅「煌!!お前死ぬ気か!?」

翼の使っている特殊能力はその人自身の命を削りその能力を使い切った時その人の命の華は散る

雅一「…………」

雅一は何故彪雅の身体の自由を奪う理由を知っている……1度翼に会って言われたのだ翼の運命とその結末を……

劉夜、凪鑿、流輝星、Espoir Crimson「…………」 

途中意識の戻った4人は無言で彪雅の行動と翼の運命を理解し目を伏せた

彪雅「き……ら……」

翼「これでいいんだよ……彪雅……」

彪雅「なん……で……」

翼が彪雅の身体の自由を奪い翼は操った彪雅の腕で自身の胸を貫通させ大量の喀血で彪雅の身体の自由が戻る

翼「これが俺の持つ運命だ……愛する者に殺される運命……彪雅に頼んでもやってはくれないからな……自由を奪って……自らの命を……」

彪雅「何で……お前ばかりが……」

翼「待ってて……くれるか……?俺が転生する……その日まで……」

彪雅「お前の頼みぐらいいくらでも聞いてやる」

その言葉が嬉しかったのが翼は笑った……華が咲くかのようなとても美しい翼本来の笑み……

翼「有難う……そしてごめん……お前を置いて逝ってしまう事を許してくれ……
またいつか……会おう……俺の……最愛……の……人……」

腕が抜かれた直後翼の命の華は美しく散った……翼のとても美しい赤い華が……

彪雅「……待っているよ……お前が帰ってくるその日まで……」

事切れ冷たくなりゆく翼に彪雅はそう言って大声で泣き叫んだ……これこそ声が枯れるのではないかと言う程大きな声で……


その後彪雅率いる煌劉が敵の殲滅を終え雅一率いる穂高が煌劉の仲間として迎え入れられ世界は安泰となった……

1人……彪雅だけを残して……
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