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開き出す心
話し方
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ジーファ視点
ジーファ「…………」
ジルウェーゼ「ここはこうじゃなくてこう………そうそう合ってるぞ………やれば出来るじゃないか」
ジーファ「お前教えんのうまいなぁ………」
禁酒禁煙から解禁されたジーファはジルウェーゼの新人指導を見学していたのだが何分教え方が上手い
ジルウェーゼ「そうですか?」
ジーファ「俺感覚型だからな お前みたいにわかりやすく教えらんないんだよ」
ジルウェーゼ「逆に感覚で覚える方法でしかできないやり方もありますよ」
ジーファ だが難しいだろ………
部下「隊長 隊長って双剣使えるんですか?」
ジルウェーゼ「ん?………ああ………使えるよ」
「アルナイル」の制服は個人が使う武器によって中身の収納スペースが異なり、普段はファスナーを閉めているが今日は開けていてたまたま見えたジルウェーゼの腰には双剣が………
部下「どうやって使い方覚えたんですか?」
ジルウェーゼ「………教えて貰ったんだ ある人に」
ジーファ 完全に地雷踏んだなこれは………
部下の質問に答えたジルウェーゼの顔は酷く悲しげで辛いことがあったのがわかる
部下「………すいません」
ジルウェーゼ「好奇心旺盛なのも罪じゃないが………間合いが空いた時はあまり触れないでほしいことだと覚えようか」
部下「はい」
ジルウェーゼの双剣は使えるとはいえジーファはアルナイルに来てから使っているところを見たことがない
ジーファ 大方亡くなった人から譲り受けたものだろうけどな………明らか特注品だし………
ジルウェーゼ「そろそろ就業時間だから訓練は終わりな あとは自由に個々で」
部下達「Yes,Sir」
ジルウェーゼ「ジーファさんはどうします?」
ジーファ「ん?あー………いいや 飯食いに行く」
ジーファは朝からジルウェーゼの新人育成を見学していたので実は朝から飲食をしていない
シャルート「あっ」
ジルウェーゼ「仕事お疲れ~」
シャルート「ジルもな 疲れ気味か?」
ジルウェーゼ「傷の治りが遅くてさ まだ普通に動ける程度しかできない」
つまり怪我をしてから2週間経ってもまだ身体的な数値が悪い証拠である
ジーファ「…………」
昔から食事の時は黙る癖がついているジーファは食事を手早く済ませ遠くにいるジルウェーゼを凝視
ジーファ 未だに体調良くねぇのか………
等と思いながらジーファは食器を片しに行く
ジーファ「ごちそーさまでーす」
と言って食器を片し恐らく食べずらいのであろうジルウェーゼの所へ行き手助け
ジルウェーゼ「有難う御座います」
ジーファ「苦戦してるからな なぁジルウェーゼ」
ジルウェーゼ「?」
ジーファ「飯食い終わったらでいいからこれ読め」
ジルウェーゼの手助けをしつつジーファはある書類を渡しジルウェーゼが食後にそれを読む
ジルウェーゼ「………すごい分析ですね 横に書いてある文字はジーファさんのでしょう?」
ジーファ「親父は癖が強いからな 解読しないとわからん」
ジルウェーゼ「で………」
書類の内容を読んで何かを察したのかジルウェーゼの顔が赤い
ジーファ「提案だよ提案 無理強いする気は無い」
ジルウェーゼ「と 言いますと?」
ジーファ「その結果上俺の血等は親父のように血清ではないがお前の現状を癒すことが出来る 俺が何を言いたいのかと言うと………その……………夜のお誘い………?(羞恥心MAXで顔から首まで真っ赤)」
ジルウェーゼ あっ そういえば実年齢はまだ21歳なんだっけ………若い上にそういうのに関わりなかったから耐性ないんだな………
完全にジーファの若さを実感したジルウェーゼ
ジルウェーゼ「…………?!」
そしてジルウェーゼは時差で真っ赤
ジルウェーゼ「(つまり俺を抱きたいってこと?!)」
ジーファ「多分大浴場にいるから」
そう言ってジーファは逃げるように退散していき、その場に残された(ちゃっかりジーファが食器片した)ジルウェーゼは赤面のままフリーズ
※ここで裏話入ります↓
本来の予定ではジーファがジルウェーゼを無理やり組み敷く予定だったのですが、ジーファに恋心が芽生えたため内容を変更しジルウェーゼを「襲う」ではなく「誘う」事にしました
↑以上裏話でした
シャルート「…………(赤面)」
実はたまたまジーファの座った席の後に座って食事をしていたシャルート(一部始終も全部見てます)
シャルート「若いっていいなぁ………」
などとほざきながら食事を終えて未だにフリーズしているジルウェーゼを横目に自室へと退散
ジーファ「ふーっ………」
ジーファは食堂での食事を終えて大浴場の一番暑い湯船に使っており長い髪は結んである(最低限のマナー)
???「かれこれこの浴場に2時間いますけど暑くないんですか?」
ジーファ「シリウスか………元々長風呂派だし熱いお湯の方が好きなんだ」
シリウス「そうなんですか………」
ジーファ「と言うかいつから時間計ってたんだ?」
ジーファは腕に残る傷跡を眺めながら同じ湯船に浸かっているシリウスに聞く
シリウス「丁度大浴場に入っていくのが見えてそれが俺が入る2時間前だったので」
ジーファ「成程」
シリウス「やっぱりオールバック似合いますね(手で髪を上に上げているだけだが)」
ジーファ「そうか?」
ジーファ まぁ親父も似合ってたからな………滅多に見せてくれなかったけど
シャルート「疲れたなぁ………」
ジーファとシリウスが話をしている間にだいぶ人が入ってきていてその中にはシャルートも
ジーファ 傷跡だらけだな………シャルートは司令官ながらに部隊と合流して戦闘を行ってるから肉弾戦も多いんだろうし………シャルートと親父の部隊だけが確か抗体があって直接薬を投与しなければ大丈夫なんだよな………
視界に入ったシャルートの身体は大分生傷があって身体を張って戦っているのが良くわかる
シリウス「のぼせる………」
ジーファ「まぁここの設定温度高いからな 上がれば?」
シリウス「そうします お先に失礼します」
シリウスが「のぼせる」ということで浴場から出ていく
ジルウェーゼ「…………」
シャルート「あれ?ジル?珍しいな大浴場に来るの いつもは部屋にある風呂使ってるのに」
ジルウェーゼ「たまには」
シリウスが浴場から出てすれ違いでジルウェーゼが来て早々と髪と体を洗ってジーファの所へ
ジルウェーゼ「髪結んでるんですね」
ジーファ「最低限のマナーだろ………普通知ってる」
ジルウェーゼ「そう………ですか………」
ジーファ、ジルウェーゼ「…………」
食堂でのことがあってなんとも気まずい2人
ジーファ「肩まで浸からないのか」
ジルウェーゼ「え?」
ジーファ「肩まで浸かってないから浸からないのかと思ってさ」
ジーファは高身長ながら肩まで湯船に浸かっているので身体を縮こませている
ジルウェーゼ「………高身長でどうやって入ってるんですか?」
ジーファ「身体を縮こませてる 元々ここの設定温度が高いから長時間いられる」
ジルウェーゼ「長風呂派なんですか?」
ジーファ「放浪中は髪と体洗って終わりだったけどその必要がなくなったからな」
つまり放浪中は身の危険があるために長居ができない
ジルウェーゼ「………肩に傷跡が?」
ふと体温の上昇で見えるようになったジーファの肩には上腕二頭筋付近まである交差する傷跡が………
ジーファ「「家族の証」って言ったよ 親父に至っては自分で傷つけてその上からタトゥー入れてたから」
ジルウェーゼ「痛くなかったんですか?」
ジーファ「痛み止めと念の為に麻酔入れられてたから傷治るまではずっと痛み止め使ってた」
ジルウェーゼ「成程………」
「さすさす」と肩の傷跡に触れつつ目を閉じるジーファ
ジーファ「でも親父はあまり良い顔はしなかったよ 息子に傷負わせるのは気が引けたんだと思う」
ジーファ 本当に嫌そうな顔してたからな………任意だったけど………
ジーファ「…………」
ジルウェーゼ「………ところで」
ジーファ「?」
ジルウェーゼ「お誘いの事なのですが…………」
ジーファ 俺が誘ったの忘れてたわ………
ジルウェーゼ「えっと………今日良いですか?」
ジーファ「…………」
ジルウェーゼ「深夜に部屋においでになって下さい」
とだけ言ってジルウェーゼは上がっていきジーファはまた赤面
シャルート「1日に何回赤面するんですか?」
ジーファ「いたのかよ………」
シャルート「完全に2人の世界になってたので」
ジーファ「~~~~!!」
完全にシャルートの存在を忘れていたジーファは声なき悲鳴を上げた………
ジーファ「…………」
結局長風呂で逆上せたジーファは軽装で廊下を歩く
シリウス「大分軽装ですね」
ジーファ「逆上せてな」
シリウス「髪乾かしたんですか?」
ジーファ「自分でやると少し下手だけどな」
ジーファは風呂に入ると必ず髪を乾かす(ドライヤー持参)
シリウス「器用ですねぇ………」
ジーファ「そうでもねぇよ それじゃぁまた」
シリウス「また~」
シリウスと雑談をしてジーファは一旦部屋に行き深夜にジルウェーゼの部屋へ
「コンコン」
ジルウェーゼ「どうぞ~」
ジーファ「言われた通り来たけど………」
ジルウェーゼ「寒くないですか?その服装」
ジーファはレオンに似て高体温の為ぶっちゃけ年中半袖でも問題ない
ジーファ「まぁ………高体温だから」
ジーファの服装は首元まであるインナーとズボンにベルトを通しただけのかなり軽装
ジルウェーゼ「取り敢えず今深夜ですし 部屋の中にどうぞ」
と言われジーファは部屋に入るが………緊張しているのか身体がぎくしゃく
ジルウェーゼ「緊張してますね」
ジーファ「あのなぁ………」
ジルウェーゼ「?」
ジーファ「こちとら10数年も人と関わらず生活してた上にそう言うのに一切やったことないんだぞ わかる訳ねぇだろ」
ジーファ「もしかして童貞ですか?」
とジルウェーゼがド天然な質問
ジーファ「喧嘩売ってんのか?とっくに捨てたわ」
ジルウェーゼ「それは失礼しました」
ジーファ「(  ̄^ ̄)」
ジルウェーゼ「拗ねないでくださいよ」
どうも行動が子供っぽいジーファが「可愛い」と思ってしまうジルウェーゼ
ジーファ「………ジルウェーゼ」
ジルウェーゼ「…………?」
ジーファ「俺に酒を飲ますな」
ジルウェーゼ「え?………っ!!??」
ジルウェーゼがもしかしてと思って飲ませた酒でジーファがジルウェーゼを横抱きにしベッドに押し倒す
ジーファ「酒飲むとその時々によって性格変わるんだよ」
ジルウェーゼ 捕食者の顔だ……(^^;
ジーファ「できるだけ優しくするよう努力する」
と言われてジーファは少しため息を漏らしつつ「お手柔らかに」と言う
~数十分後~
ジルウェーゼ「手慣れてません………?」
ジーファ「お前なぁ………この状態でいうかぁ?」
ジーファ 少しでいいからデリカシーってものを考えて欲しいな………
ジルウェーゼ「そうですけど………」
ジーファ「手荒に抱かれるのがお望みか?(怒)」
ジルウェーゼ「優しくしてください」
ジーファ「なら少しデリカシーを考えろ 萎える」
ジーファの言葉にジルウェーゼは「すいません」と答える
ジーファ「慣れてないとはいえ経験はあるんでな」
ジルウェーゼ「え?」
ジーファ「童貞ではないと言ったろ?昔親父達のセックスに付き合わされた経験がある」
ジルウェーゼ「えぇ………」
ジーファ でも2人いっぺんに相手してた時の親父凄かったなぁ………
ジルウェーゼ「ジーファさん??」
ジーファ「首と足が好きなんだよ 力は入れないから」
「カプカプ」と一切力を入れずにジーファはジルウェーゼの首やら足を食む
ジーファ「そろそろ馴染んだか?これでも理性総動員してんだけど」
ふと食むのをやめてジーファがそう言い出す
ジルウェーゼ「お手柔らかに」
ジーファ「ブレーキが効く範囲で終わればな」
ジルウェーゼ「んっ……うぁ……あっ!」
ジーファは必死に優しくしているらしくジルウェーゼも優しいやり方に少し余裕が生まれるが………その後が大変だった
~3時間後~
ジルウェーゼ「もっ………ああ!!………無理ぃ!」
ジーファの箍(だが)か何かが外れてしまい攻めが止まらない
ジーファ「だったら締(し)めんな………!」
ジルウェーゼ「んな………無茶苦茶な………!?」
ジーファ「もう1回」
ジルウェーゼ「~~~~!!!!」
一体全体何回中に出されたのかジルウェーゼは空イキやドライを繰り返している
ジーファ「大丈夫か?」
ジルウェーゼ「………腰から激痛ですよ」
ジーファ「満足したから少し待て」
どうやらやっと満足したらしくジーファはジルウェーゼの胎内(なか)から自身を抜き元の状態へ
ジーファ「この部屋で寝ていいか?」
ジルウェーゼ「良いですよ」
ジーファ「ん ありがと」
ジーファは疲れてしまったのか上半身の服は着ずにそのままベッドの端で眠ってしまい、ジルウェーゼは服まで戻してもらったのでジーファをベッドの中央に寄せて毛布をかける
ジルウェーゼ まだまだ若いんだよなぁ………
言葉使いは確かに大人だが気が抜けた時の話し方は子供そのものなのだ
~朝~
ジルウェーゼ「………あれ?」
朝 起きてみるとジーファの姿はなくジルウェーゼはジーファが用意したであろう食事を食べる
ジーファ「はっ………ふっ………」
どこに行ったのかと探してみるとジーファは時間にして3時間も(表示されてた)ハードレベルの訓練をしていた
ジーファ「あっ おはよう身体の調子どう?」
一旦休憩を入れるのかジーファが訓練室の動きをストップさせ汗だくの服装でジルウェーゼに聞く
ジルウェーゼ「目茶苦茶良いです それこそ身体が軽いですし」
ジーファ「そりゃ良かった 親父の研究は正しかったんだな」
そう言ってジーファは笑う
ジーファ「んじゃもう1時間やるかな」
ジーファは休憩を早急に済ませトレーニングに戻っていったがジルウェーゼはそこで待つ
~1時間後~
ジーファ「終わり~」
1時間後 やっとトレーニングを終えたジーファは軽くシャワーを浴びる
ジルウェーゼ「髪長いですよね 乾かすの大変じゃないですか?」
ジーファ「親父の真似 慣れれば簡単だよ」
ちゃんと髪を乾かしてからジルウェーゼの所に来たジーファはそう言う
ジーファは少しずつ心を開き始めた………最初の時の言葉遣いの時と比べて優しくなったから………
ジーファ「…………」
ジルウェーゼ「ここはこうじゃなくてこう………そうそう合ってるぞ………やれば出来るじゃないか」
ジーファ「お前教えんのうまいなぁ………」
禁酒禁煙から解禁されたジーファはジルウェーゼの新人指導を見学していたのだが何分教え方が上手い
ジルウェーゼ「そうですか?」
ジーファ「俺感覚型だからな お前みたいにわかりやすく教えらんないんだよ」
ジルウェーゼ「逆に感覚で覚える方法でしかできないやり方もありますよ」
ジーファ だが難しいだろ………
部下「隊長 隊長って双剣使えるんですか?」
ジルウェーゼ「ん?………ああ………使えるよ」
「アルナイル」の制服は個人が使う武器によって中身の収納スペースが異なり、普段はファスナーを閉めているが今日は開けていてたまたま見えたジルウェーゼの腰には双剣が………
部下「どうやって使い方覚えたんですか?」
ジルウェーゼ「………教えて貰ったんだ ある人に」
ジーファ 完全に地雷踏んだなこれは………
部下の質問に答えたジルウェーゼの顔は酷く悲しげで辛いことがあったのがわかる
部下「………すいません」
ジルウェーゼ「好奇心旺盛なのも罪じゃないが………間合いが空いた時はあまり触れないでほしいことだと覚えようか」
部下「はい」
ジルウェーゼの双剣は使えるとはいえジーファはアルナイルに来てから使っているところを見たことがない
ジーファ 大方亡くなった人から譲り受けたものだろうけどな………明らか特注品だし………
ジルウェーゼ「そろそろ就業時間だから訓練は終わりな あとは自由に個々で」
部下達「Yes,Sir」
ジルウェーゼ「ジーファさんはどうします?」
ジーファ「ん?あー………いいや 飯食いに行く」
ジーファは朝からジルウェーゼの新人育成を見学していたので実は朝から飲食をしていない
シャルート「あっ」
ジルウェーゼ「仕事お疲れ~」
シャルート「ジルもな 疲れ気味か?」
ジルウェーゼ「傷の治りが遅くてさ まだ普通に動ける程度しかできない」
つまり怪我をしてから2週間経ってもまだ身体的な数値が悪い証拠である
ジーファ「…………」
昔から食事の時は黙る癖がついているジーファは食事を手早く済ませ遠くにいるジルウェーゼを凝視
ジーファ 未だに体調良くねぇのか………
等と思いながらジーファは食器を片しに行く
ジーファ「ごちそーさまでーす」
と言って食器を片し恐らく食べずらいのであろうジルウェーゼの所へ行き手助け
ジルウェーゼ「有難う御座います」
ジーファ「苦戦してるからな なぁジルウェーゼ」
ジルウェーゼ「?」
ジーファ「飯食い終わったらでいいからこれ読め」
ジルウェーゼの手助けをしつつジーファはある書類を渡しジルウェーゼが食後にそれを読む
ジルウェーゼ「………すごい分析ですね 横に書いてある文字はジーファさんのでしょう?」
ジーファ「親父は癖が強いからな 解読しないとわからん」
ジルウェーゼ「で………」
書類の内容を読んで何かを察したのかジルウェーゼの顔が赤い
ジーファ「提案だよ提案 無理強いする気は無い」
ジルウェーゼ「と 言いますと?」
ジーファ「その結果上俺の血等は親父のように血清ではないがお前の現状を癒すことが出来る 俺が何を言いたいのかと言うと………その……………夜のお誘い………?(羞恥心MAXで顔から首まで真っ赤)」
ジルウェーゼ あっ そういえば実年齢はまだ21歳なんだっけ………若い上にそういうのに関わりなかったから耐性ないんだな………
完全にジーファの若さを実感したジルウェーゼ
ジルウェーゼ「…………?!」
そしてジルウェーゼは時差で真っ赤
ジルウェーゼ「(つまり俺を抱きたいってこと?!)」
ジーファ「多分大浴場にいるから」
そう言ってジーファは逃げるように退散していき、その場に残された(ちゃっかりジーファが食器片した)ジルウェーゼは赤面のままフリーズ
※ここで裏話入ります↓
本来の予定ではジーファがジルウェーゼを無理やり組み敷く予定だったのですが、ジーファに恋心が芽生えたため内容を変更しジルウェーゼを「襲う」ではなく「誘う」事にしました
↑以上裏話でした
シャルート「…………(赤面)」
実はたまたまジーファの座った席の後に座って食事をしていたシャルート(一部始終も全部見てます)
シャルート「若いっていいなぁ………」
などとほざきながら食事を終えて未だにフリーズしているジルウェーゼを横目に自室へと退散
ジーファ「ふーっ………」
ジーファは食堂での食事を終えて大浴場の一番暑い湯船に使っており長い髪は結んである(最低限のマナー)
???「かれこれこの浴場に2時間いますけど暑くないんですか?」
ジーファ「シリウスか………元々長風呂派だし熱いお湯の方が好きなんだ」
シリウス「そうなんですか………」
ジーファ「と言うかいつから時間計ってたんだ?」
ジーファは腕に残る傷跡を眺めながら同じ湯船に浸かっているシリウスに聞く
シリウス「丁度大浴場に入っていくのが見えてそれが俺が入る2時間前だったので」
ジーファ「成程」
シリウス「やっぱりオールバック似合いますね(手で髪を上に上げているだけだが)」
ジーファ「そうか?」
ジーファ まぁ親父も似合ってたからな………滅多に見せてくれなかったけど
シャルート「疲れたなぁ………」
ジーファとシリウスが話をしている間にだいぶ人が入ってきていてその中にはシャルートも
ジーファ 傷跡だらけだな………シャルートは司令官ながらに部隊と合流して戦闘を行ってるから肉弾戦も多いんだろうし………シャルートと親父の部隊だけが確か抗体があって直接薬を投与しなければ大丈夫なんだよな………
視界に入ったシャルートの身体は大分生傷があって身体を張って戦っているのが良くわかる
シリウス「のぼせる………」
ジーファ「まぁここの設定温度高いからな 上がれば?」
シリウス「そうします お先に失礼します」
シリウスが「のぼせる」ということで浴場から出ていく
ジルウェーゼ「…………」
シャルート「あれ?ジル?珍しいな大浴場に来るの いつもは部屋にある風呂使ってるのに」
ジルウェーゼ「たまには」
シリウスが浴場から出てすれ違いでジルウェーゼが来て早々と髪と体を洗ってジーファの所へ
ジルウェーゼ「髪結んでるんですね」
ジーファ「最低限のマナーだろ………普通知ってる」
ジルウェーゼ「そう………ですか………」
ジーファ、ジルウェーゼ「…………」
食堂でのことがあってなんとも気まずい2人
ジーファ「肩まで浸からないのか」
ジルウェーゼ「え?」
ジーファ「肩まで浸かってないから浸からないのかと思ってさ」
ジーファは高身長ながら肩まで湯船に浸かっているので身体を縮こませている
ジルウェーゼ「………高身長でどうやって入ってるんですか?」
ジーファ「身体を縮こませてる 元々ここの設定温度が高いから長時間いられる」
ジルウェーゼ「長風呂派なんですか?」
ジーファ「放浪中は髪と体洗って終わりだったけどその必要がなくなったからな」
つまり放浪中は身の危険があるために長居ができない
ジルウェーゼ「………肩に傷跡が?」
ふと体温の上昇で見えるようになったジーファの肩には上腕二頭筋付近まである交差する傷跡が………
ジーファ「「家族の証」って言ったよ 親父に至っては自分で傷つけてその上からタトゥー入れてたから」
ジルウェーゼ「痛くなかったんですか?」
ジーファ「痛み止めと念の為に麻酔入れられてたから傷治るまではずっと痛み止め使ってた」
ジルウェーゼ「成程………」
「さすさす」と肩の傷跡に触れつつ目を閉じるジーファ
ジーファ「でも親父はあまり良い顔はしなかったよ 息子に傷負わせるのは気が引けたんだと思う」
ジーファ 本当に嫌そうな顔してたからな………任意だったけど………
ジーファ「…………」
ジルウェーゼ「………ところで」
ジーファ「?」
ジルウェーゼ「お誘いの事なのですが…………」
ジーファ 俺が誘ったの忘れてたわ………
ジルウェーゼ「えっと………今日良いですか?」
ジーファ「…………」
ジルウェーゼ「深夜に部屋においでになって下さい」
とだけ言ってジルウェーゼは上がっていきジーファはまた赤面
シャルート「1日に何回赤面するんですか?」
ジーファ「いたのかよ………」
シャルート「完全に2人の世界になってたので」
ジーファ「~~~~!!」
完全にシャルートの存在を忘れていたジーファは声なき悲鳴を上げた………
ジーファ「…………」
結局長風呂で逆上せたジーファは軽装で廊下を歩く
シリウス「大分軽装ですね」
ジーファ「逆上せてな」
シリウス「髪乾かしたんですか?」
ジーファ「自分でやると少し下手だけどな」
ジーファは風呂に入ると必ず髪を乾かす(ドライヤー持参)
シリウス「器用ですねぇ………」
ジーファ「そうでもねぇよ それじゃぁまた」
シリウス「また~」
シリウスと雑談をしてジーファは一旦部屋に行き深夜にジルウェーゼの部屋へ
「コンコン」
ジルウェーゼ「どうぞ~」
ジーファ「言われた通り来たけど………」
ジルウェーゼ「寒くないですか?その服装」
ジーファはレオンに似て高体温の為ぶっちゃけ年中半袖でも問題ない
ジーファ「まぁ………高体温だから」
ジーファの服装は首元まであるインナーとズボンにベルトを通しただけのかなり軽装
ジルウェーゼ「取り敢えず今深夜ですし 部屋の中にどうぞ」
と言われジーファは部屋に入るが………緊張しているのか身体がぎくしゃく
ジルウェーゼ「緊張してますね」
ジーファ「あのなぁ………」
ジルウェーゼ「?」
ジーファ「こちとら10数年も人と関わらず生活してた上にそう言うのに一切やったことないんだぞ わかる訳ねぇだろ」
ジーファ「もしかして童貞ですか?」
とジルウェーゼがド天然な質問
ジーファ「喧嘩売ってんのか?とっくに捨てたわ」
ジルウェーゼ「それは失礼しました」
ジーファ「(  ̄^ ̄)」
ジルウェーゼ「拗ねないでくださいよ」
どうも行動が子供っぽいジーファが「可愛い」と思ってしまうジルウェーゼ
ジーファ「………ジルウェーゼ」
ジルウェーゼ「…………?」
ジーファ「俺に酒を飲ますな」
ジルウェーゼ「え?………っ!!??」
ジルウェーゼがもしかしてと思って飲ませた酒でジーファがジルウェーゼを横抱きにしベッドに押し倒す
ジーファ「酒飲むとその時々によって性格変わるんだよ」
ジルウェーゼ 捕食者の顔だ……(^^;
ジーファ「できるだけ優しくするよう努力する」
と言われてジーファは少しため息を漏らしつつ「お手柔らかに」と言う
~数十分後~
ジルウェーゼ「手慣れてません………?」
ジーファ「お前なぁ………この状態でいうかぁ?」
ジーファ 少しでいいからデリカシーってものを考えて欲しいな………
ジルウェーゼ「そうですけど………」
ジーファ「手荒に抱かれるのがお望みか?(怒)」
ジルウェーゼ「優しくしてください」
ジーファ「なら少しデリカシーを考えろ 萎える」
ジーファの言葉にジルウェーゼは「すいません」と答える
ジーファ「慣れてないとはいえ経験はあるんでな」
ジルウェーゼ「え?」
ジーファ「童貞ではないと言ったろ?昔親父達のセックスに付き合わされた経験がある」
ジルウェーゼ「えぇ………」
ジーファ でも2人いっぺんに相手してた時の親父凄かったなぁ………
ジルウェーゼ「ジーファさん??」
ジーファ「首と足が好きなんだよ 力は入れないから」
「カプカプ」と一切力を入れずにジーファはジルウェーゼの首やら足を食む
ジーファ「そろそろ馴染んだか?これでも理性総動員してんだけど」
ふと食むのをやめてジーファがそう言い出す
ジルウェーゼ「お手柔らかに」
ジーファ「ブレーキが効く範囲で終わればな」
ジルウェーゼ「んっ……うぁ……あっ!」
ジーファは必死に優しくしているらしくジルウェーゼも優しいやり方に少し余裕が生まれるが………その後が大変だった
~3時間後~
ジルウェーゼ「もっ………ああ!!………無理ぃ!」
ジーファの箍(だが)か何かが外れてしまい攻めが止まらない
ジーファ「だったら締(し)めんな………!」
ジルウェーゼ「んな………無茶苦茶な………!?」
ジーファ「もう1回」
ジルウェーゼ「~~~~!!!!」
一体全体何回中に出されたのかジルウェーゼは空イキやドライを繰り返している
ジーファ「大丈夫か?」
ジルウェーゼ「………腰から激痛ですよ」
ジーファ「満足したから少し待て」
どうやらやっと満足したらしくジーファはジルウェーゼの胎内(なか)から自身を抜き元の状態へ
ジーファ「この部屋で寝ていいか?」
ジルウェーゼ「良いですよ」
ジーファ「ん ありがと」
ジーファは疲れてしまったのか上半身の服は着ずにそのままベッドの端で眠ってしまい、ジルウェーゼは服まで戻してもらったのでジーファをベッドの中央に寄せて毛布をかける
ジルウェーゼ まだまだ若いんだよなぁ………
言葉使いは確かに大人だが気が抜けた時の話し方は子供そのものなのだ
~朝~
ジルウェーゼ「………あれ?」
朝 起きてみるとジーファの姿はなくジルウェーゼはジーファが用意したであろう食事を食べる
ジーファ「はっ………ふっ………」
どこに行ったのかと探してみるとジーファは時間にして3時間も(表示されてた)ハードレベルの訓練をしていた
ジーファ「あっ おはよう身体の調子どう?」
一旦休憩を入れるのかジーファが訓練室の動きをストップさせ汗だくの服装でジルウェーゼに聞く
ジルウェーゼ「目茶苦茶良いです それこそ身体が軽いですし」
ジーファ「そりゃ良かった 親父の研究は正しかったんだな」
そう言ってジーファは笑う
ジーファ「んじゃもう1時間やるかな」
ジーファは休憩を早急に済ませトレーニングに戻っていったがジルウェーゼはそこで待つ
~1時間後~
ジーファ「終わり~」
1時間後 やっとトレーニングを終えたジーファは軽くシャワーを浴びる
ジルウェーゼ「髪長いですよね 乾かすの大変じゃないですか?」
ジーファ「親父の真似 慣れれば簡単だよ」
ちゃんと髪を乾かしてからジルウェーゼの所に来たジーファはそう言う
ジーファは少しずつ心を開き始めた………最初の時の言葉遣いの時と比べて優しくなったから………
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疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
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