若き頭領

ハーマ

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訓練

後継者としての証

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特定視点なし

火牙刀「…………(`Δ´)」

刃「火牙刀  いい加減諦めろ」

早朝4時  会議室に集まった幹部と怒りMAXの火牙刀

火牙刀「申し訳ないんですけど俺一昨日から夜勤で一睡もしてないんですけど?(`Δ´)何で帰ってきて早々同期に拉致られるように会議室に連れてこられた上に縛られてるんですかねぇ?(`Δ´)」

刃「説明を省くのはやっぱり駄目か……」

也真登「説明を省くなって言っただろ……そもそも刃はなんで夜勤入れたんだ」

刃「ついいつもの癖で……」

也真登  このままじゃ話が進まない

也真登「火牙刀  後で直接説明するから寝ておけ」

と言いながら火牙刀の拘束を解く也真登

火牙刀「しかしながら……隣でですか?」

也真登と火牙刀は隣同士で座っており流石に動揺

也真登「良い」

火牙刀「…………」

也真登の言葉に火牙刀は反抗せずにそのまま目を閉じ数秒で夢の世界へ

也真登「刃  お前2ヶ月減棒の夜勤1週間だからな」

刃「うげっ」

也真登  自業自得だっつの……

也真登「で  今日は神修と訓練だが幹部連中と火牙刀が参加するんだが……」

澪斗「?」

全員が何やら不穏な空気を察知

也真登「稀竜家の稀竜  響さん、白鴎家の白鴎  真白様、真白様の御子息  響士(なりと)様、海雅(かいが)様、白鴎家初代当主  神我人様、白鴎家5代目当主  琥雅様、アルタイル最高司令官  ガルガード様、アルタイル司令官  レオン様の8名が特別招待で参加する」

火牙刀「おいちょっと待て!?海外からも来てんじゃねぇか!?」

刃「起きるの早」

也真登「俺も信じられないが場所の提供をしているのが神修ではなくてアルタイルでだな………今日中に組織に居る者全員がアルタイルに向かう事になる」

かなり誤算だったのか也真登も頭を抱えながら言うので何も言えない

也真登「そう決まってしまったモノはどうしようもないので……今から部下全員起こして大至急準備させろ」

全員「はい……」

相当頭が痛いのか幹部達も急いで会議室を出ていって火牙刀は荷物が少ないので30分もかからず終了

~5時間後~

也真登「兄さん  寝てないで手伝ってください(T_T)」

火牙刀「あと5分で復活するから寝かせろ」

也真登「寝起きの悪さ変わらず!!??」

などと言っている間に火牙刀はまた寝に入り5分後にちゃんと起きて手伝う

~更に2時間~

也真登「………疲れた……」

作業開始から7時間  漸く全員の準備が終わったので個々の車などで飛行場へ

如月「ん?」

也真登「よく会いますね」

如月「まぁな」

飛行場に着くと如月と遭遇したが疲れているのかそれ以外何も話さずそのままアメリカへ発つ

火牙刀「ZZZ……」

刃「本当に眠いんだな……」

也真登「半ばお前のせいだけどな」

刃「うっ……」

飛行機の中でも爆睡を決め込んでいる火牙刀は寝ているが声は聞こえている

~アメリカ  アルタイル城~

ガルガード「ようこそ  アルタイルへ」

也真登「パーティー以来ですね  ガルガード最高司令官殿」

レオン「よう  火牙刀」

火牙刀「お久し振りです  レオン副隊長」

也真登  んん?

也真登「兄さん  もしかして2年間の徴兵って……」

火牙刀「アルタイル最強部隊の隊員  つまり言えばレオン副隊長の指揮下にいた」

也真登、刃「!!!???」

火牙刀がレオンの事を「副隊長」と呼んでいたのでそう聞いたら予想外の返答

「ギィン!!!!」

ふと刀と刀が合わさった音が聞こえてそっちを見る

火牙刀「とっ……After a long  time Leader?(久しぶり  隊長殿?)」

シャルート「After a long time Zinga(久しぶり  ジンガ)」

いつ来たのか火牙刀に攻撃を加えたのはアルタイルの中で2番目に強い部隊の隊長であるシャルート

火牙刀「Do you know vice of my living?What you think and is it an attack?(俺の寝起きの悪さ知ってますよね?何を思って攻撃を?)」

シャルート「Is it because I was here without also informing after I withdrew from the organization several years ago?(数年前に組織を脱退してから連絡も取らずにいたからな?)Life configuration(生存確認だ)  ……Why didn't you contact me?(何故連絡をしてくれなかったんだ?)」

等と言いながらシャルートは涙を零し始めたので火牙刀が武器を下ろさせ……

火牙刀「I didn't make a contact and I'm sorry Didn't cry(連絡しなくてごめんな  泣くな)」

そう言って火牙刀はシャルートの首を掴みシャルートに唇を奪い目を閉じた

レオン「…………」

ガルガード「…………」

也真登「…………」

刃「…………」

そしてそれを見ている隊員や組織の者は無言

火牙刀「……はっ……」

シャルート「………大胆な事するよな  何時もだけど」

火牙刀「日本語話せるなら最初から日本語で話せ」

也真登、レオン「終わった?」

完全に他の人達の存在を忘れてた火牙刀とシャルート

ガルガード「やけにシャルートがそわそわしてると思ったらそう言う事か  部屋同室にしといたぞ」

ウェン「隊長~ラブラブですねぇ~」

シャルート「最高司令官勘弁して下さい  ウェンもからかうな」

レオン「取り敢えず部屋に案内しますね」

シャルートと火牙刀がからかわれている中レオンは冷静な判断を下し部屋を案内する

レオン「今日は忙しかったろうし明日から訓練をしよう  シャルートと火牙刀も一緒にいたいだろうし」

シャルート「だから勘弁してくださいって……」

レオン「なら別室にするか?」

シャルート「………いえ」

レオンの言葉にシャルートは拒否しレオンさニヤニヤと笑う

レオン「素直になれよシャルート  数年ぶりに恋人が目の前にいるんだぞ?」

シャルート「うっ……」

レオン「防音処置とかはしておくからゆっくりやっとけ」

シャルート「…………」

そして食堂に戻る前  レオンがシャルートを揺すぶる所が目撃されたらしい……

~夜~

也真登「…………」

ガルガード「也真登  そんな所に立つな」

夜  也真登はアルタイル城の食堂のある場所のベランダの手を置く所に立っており酷く様子がおかしい

也真登「…………」

ガルガード「也真登?」

ガルガード  何だ?也真登の様子が……

也真登「Please hand me a book of his autograph(彼の直筆の本を渡してくれ)」

振り向いた也真登の瞳は確かに也真登の物だが別物の瞳に見えるガルガード

ガルガード「………あれは我らアルタイルが重要に保管しているモノだ  渡す事は出来ない」

也真登「Even if do I say as a blood relative?(俺が血族であると言ってもか?)」

ガルガード「血族?」

也真登「When seeing it's understood(見ていればわかる)That or one of them of whether an old triend is called(それか旧友を呼ぶかのどちらかだな)」

と言って也真登は降りてどこかへ向かってしまいガルガードはある人に連絡

???『……ガルガードか……こんな時間に何の用だ』

ガルガード「お休み中の所失礼します  レオさん」

レオ……かつて「最強」と呼ばれた殺し屋グループの1人であり「最古の能力者」と呼ばれた「夜神  レオン」の親友

レオ『まぁお前は滅多に連絡してこないからいいけど  何かあったか?』

ガルガード「明日予定有ります?」

レオ『?明日からは俺3ヶ月間休業だけど……』

ガルガード「アルタイルにお越しになってください  会わせたい人物がいる」

ガルガードがそう言うと眠そうな声と共に「明日ぁ?」とレオが言う

レオ『明日お前んとこの訓練日だろ?何で?』

ガルガード「……友人が「夜神  レオン」の血族の可能性がある」

レオ『はっ!?あいつ子供いたのかよ!!!???…………分かった明日だな?時間は』

一瞬真面目に叫んだレオは冷静になって開始時間を聞く

ガルガード「開始時間は朝の8時からですが6時には招待した方々が来るので開いています」

レオ『分かった』

やる時間などを伝えレオももしかしたら仲間を連れてくるかもしれないと言う事を伝えて通話は終了

也真登「…………」

火牙刀「也真登?」

也真登「ふえ!?」

火牙刀「どうした?」

也真登  あれ……?俺いつ兄さんの所に……

火牙刀「呼んでも返事がないから心配したんだが……大丈夫か?」

也真登「別に体調とかは平気だけど……俺なんで兄さんの所に?」

火牙刀「飯食ってたらいきなり後ろからふらぁって隣に来たんだぞ?覚えてないのか?」

也真登「物の見事に飛んでる」

也真登の言葉に「大丈夫か?」と火牙刀は心配するが也真登の記憶が飛ぶのは前からあった事

也真登「まぁ昔から記憶が飛ぶのはよくあったから平気でしょ」

火牙刀「なら良いが……」

也真登「ごめんね食事中に」

火牙刀「気にしてない  疲れてるなら早めに寝ろよ」

火牙刀の言葉に「はーい」と答えた也真登は眠くなったので与えられた部屋に入り風呂に入ってから就寝

~朝~

如月「………也真登  貴様あそこにいる方々の名前わかるよな?」

也真登「流石に本名までは存じていませんが「レオ」と言う方の名前なら」

如月「「最古の能力者」の親友だぞ………生きていたんだな」

朝  神修と深紅が訓練上に到着するとそこには招待された者達と一緒に明らか格の違う人達が……

レオ「ジークン  彼か?」

ガルガード「お察しの通りで  暫くは見ていて下さい綾時(あやと)様と湊(みなと)様も」

綾時「…………」

レオに連れられて今日来たのはレオの仲間の綾時と湊(みなと)

綾時「……最初から見ればわかる  誰が血族で器を持っているのか」

普段の綾時は一切喋らない上に本当に何も言わないので今みたいに話す事は珍しい

湊「なら聞くけどさ  誰と誰?」

綾時「レオンの血族は「深紅」のボスと今その近くにいる兄でレギスの血族は「神修」のボス  何よりも兄の方は導き人で2人を繋げている……彼がいなければ2人は覚醒しない」

レオ「その素質を今日は試しに来たんだ  俺らにやられる程度ならレオンもレギスも選びはしない」

無口で沈黙を貫く綾時がそこまで言うのでレオも期待を寄せていく

也真登、如月「総員所定の位置へ付け!!!!!!」

ふと也真登と如月がそう言うと双方の総員が決められた訓練の設備の前へ

ガルガード「これより招待客を含めて神修、深紅の訓練を行う!!!!時間は今日の夜10時まで!!!!それでは……訓練始め!!!!!!!!」

ガルガードが言うと全員が与えられたトラップを回避しつつ言われた敵を倒していくトライアングルが開始

刃「也真登は1人か……」

トライアングルが開始してからそうそう也真登は強い敵と1人で戦っており刃が目線を向ける

レオン「結構な人数だな」

火牙刀「神修の構成員は500万で深紅は80万……神修は元々「巨大過激派組織」で有名ですし……あまり表に出ないだけで深紅は特殊部隊が構成されていてそっちに70万行ってます」

世間に公表されている神修の構成員はそのまんま500万で深紅は10万だけ……つまり残りの70万は隠されている

レオン「成程」

火牙刀「特殊部隊は滅多に陽の光の下には出てきません  極秘事項でもあります」

レオン「そりゃそんだけ居れば陽の光を浴びるのも容易じゃないだろ」

などと言いながら背中を合わせて戦う火牙刀とレオン

レオ「………楽しんでるな」

ずっと傍観していたレオがわざと時間を長くする為に手を抜いている也真登が楽しんでいる事を察知

レオ  レオンもそうだった……強い相手が目の前にいると時間をかけてゆっくり体力を奪い仕留める……それがレオンでありレオンの中で1番珍しい戦法……

也真登「どっせい!!」

也真登  さっきからずっと見られてるな……

敵を倒し訓練地戻った也真登は先程から視線を感じていて本調子が出ない

也真登「あの  さっきから視線を感じて本調子が出ないので辞めてもらっていいですか?」

耐えきれなくなった也真登はレオにそう言いレオが微かに笑う

レオ「ごめんな  君が昔死んだ仲間に似ていてじっと見てしまった……気になった?」

也真登「外に出た時からずっと視線を感じていてので気になったんです  俺に何か用でも?」

レオ「ちょっと訓練に付き合って」

也真登「はい?」

也真登  今の流れ的に相手になれってことだよな……

レオ「(*^^*)」

也真登「俺でよろしければお相手致します」

レオ「君大剣使える?」

也真登「使えますけど……」

也真登  何を思って俺に相手なんか……

レオ「ならこれを使ってみてくれない?」

と言われてレオから渡されたのは何故なのか見覚えのある大剣の偽物

也真登「…………?」

レオ「どうしたの?」

也真登「何故かこの大剣に見覚えがあるんです  理由は不明ですけど」

レオ「(*^^*)」

也真登の言葉にレオはにこやかに笑うだけ

也真登「…………」

ふと両手で大剣を握った也真登は違和感を感じ片手で持ってもう片方は拳銃を持つ

「ドクンッ」

レオ「うぉ!!!???」

也真登の心臓が大きく跳ねたと同時に也真登はレオに攻撃を加えておりレオの頬からは血が……

レオ  見えなかった……彼の動きが全く……

そしてレオは也真登の動きが早過ぎて見えず回避が遅れた

也真登「遅い!!!!」

レオ「早いなおい!!!???」

レオとの戦闘は也真登の中で人生の中で初めての最高潮の興奮を覚えていた……「理由なんて分からない……けれど最高に楽しい」と言う感情が也真登を支配する

「ドクンッ……ドクンッ」

也真登「あっはははははは!!!!!!!!」

レオン「最高潮に興奮してんなあれは」

火牙刀「あんな也真登見たことないんですけど……」

綾時「ねぇ」

レオン「綾時様……」

不意に火牙刀の所に綾時がやって来てレオンが一瞬顔が青ざめるも平常運行へ

綾時「黒髪の方  名前は?」

火牙刀「真應  火牙刀です……」

綾時「真應…………君お兄さんいる?」

綾時は「真應」という苗字を知っているのかそう聞く

火牙刀「兄……ですか……?」

綾時「いない?」

火牙刀「………弟の也真登は忘れてしまっていますが俺の上に兄がいます…………今は刑務所の中で囚人生活をしていて……昔と変わっていません……元々の銀髪はそうですが肌とか……色々と20年前から同じみたいで……」

火牙刀と也真登には兄がいた……しかしその兄は殺人や放火等で刑務所の中で生活しており也真登はその記憶を封じてしまっている

綾時「もう直ぐ所から出られるよ  まぁ也真登君のあれは飛悠雅(ひゅうか)が悪い」

火牙刀「知り合いなんですか?」

綾時が兄の事に詳しく火牙刀がそう聞く

綾時「元々レオも俺も湊も……飛悠雅が率いてた組織の人間だからさ  飛悠雅が捕まった時に俺達を庇って逃がしてくれただけで……飛悠雅も組織の頭領なんだよ」

火牙刀「……「楓雅(ふうが)」ですよね?楓の刺繍が入ったコートを正式な場で着ていた……」

綾時「正解  名前の中にある楓は飛悠雅が愛し護れなかった女性の名前を引用してる……飛悠雅も人並みに人を愛し兄弟とも引き離されて……」

飛悠雅「最終的に壊れだした」

不意に飛悠雅の声が響き全員の動きが停止

也真登「……少し席を外します」

レオと訓練をしていた也真登は一旦レオから借りている大剣を地面に刺し飛悠雅の所へ

也真登「…………」

飛悠雅「ぐっ……」

そして飛悠雅の所へ行ったと思ったら渾身の力で腹パン

也真登「飛悠雅兄さん  俺言いませんでしたか?出所したのなら連絡をしてくれと」

飛悠雅「すまん……」

也真登「どれだけ待っていたと思っているんですか?ねぇ?」

飛悠雅「そんなに怒るな……」

火牙刀  記憶の封印解いてたのかよ……

実はかなり前から記憶の封印は解いていた也真登

也真登「で  約束したものは?」

飛悠雅「これだろ?ほら」

也真登「………確かに」

飛悠雅「なんでこれが欲しかったんだ?也真登」

飛悠雅が也真登に渡したのは誰かの直筆の本

也真登「何となくですよ  取り敢えず俺は訓練に戻るので」

湊「……飛悠雅……?」

也真登はスタスタとレオの所に戻り訓練を再開した最中湊は飛悠雅を認識

飛悠雅「約束通り戻ってきたぞ  湊」

湊「後で言いたい事は言う」

と言うので湊は如月に刀を向ける

如月「やれやれ……」

如月も也真登と同じで洋剣を渡されてそれを使って戦っているのだが相性がいいのか普段のより扱いやすい

如月「さっきの方は貴方の仲間ですよね?」

湊「「楓雅」の頭領  真應  飛悠雅」

如月「最近は名前が出ていなかった組織ですね  彼が火牙刀と也真登の兄で頭領……か……成程……」

湊「1人で納得されのはちょっとなぁ……」

などと話をしながら湊と如月は戦闘訓練

火牙刀「……俺が貴方の相手ですか……?」

そして綾時は火牙刀に戦闘訓練の依頼

綾時「君でなくては駄目なんだ」

火牙刀「俺でお相手が努めさせていただけるのなら」

綾時「君魔術使えるよね」

火牙刀「…………」

綾時は也真登でさえ知らない火牙刀の秘密……魔術を使えるということを見透かしている

火牙刀「武器は使いません」

とだけ言って火牙刀は何かを復唱

綾時「そうでなくちゃ」

とそう言って綾時も武器を全て外しすでになる

レオ、湊、綾時「見定める  君が「後継者」としての素質があるかどうかを……」

そうしてレオ、湊、綾時の品定めが開始した……

~夜10時~

レオン「まだやってんの……?」

飛悠雅「久しぶりだなレオン  也真登が楽しんでいる以上そうそう終わらないぞ」

夜10時  訓練終了時刻になっても3人は戦闘が終わらず火牙刀に至っては魔術を使って応戦

ガルガード「レオ様、湊様、綾時様!!!!!!訓練を終わらせて下さい!!!!これ以上は危険過ぎる!!!!!!」

とガルガードが也真登、如月、火牙刀の危険を察知し終了させてくれと叫ぶ

3人「!!!???」

そろそろ戦闘訓練を終えようとした瞬間……相手をしているそれぞれの彼らの様子が明らかおかしいと察知

也真登「神よ大地よ……我が身体に光を与えよ……闇に生き光を嫌う者達に魂の救済を……」

也真登は夜神  レオンの奥義を使う時に言う言葉を復唱し地面から魔法陣が現れ電流が流れ出す

如月「この世に生まれし淡き光を放つ世界の希望よ……我が声を聞き入れたまえ……」

如月は夜神  レオンの宿敵であったレギス・フォーカスの最終奥義の復唱を行う

火牙刀「大切な人の為に命を張る者に祝福を……最愛の人の為に命を捧げた者に幸福を……」

火牙刀は夜神  レオンとレギス・フォーカスを繋げた人魔術師の奥義を復唱

3人「この命天に捧げよう!!!!!!」

そう言って也真登、如月、火牙刀は奥義を発動させ相手をしていたレオ、湊、綾時がガード

レオ「はっ……はぁ……はぁ」

湊「死ぬかと………思った………」

綾時「…………」

何とかガードはしたが攻撃そのものが直撃した為に3人は倒れ込み息切れ

飛悠雅「おーい  生きてるかー?」

レオ「死ぬかと思ったけどね……生きてる」

飛悠雅「打撃がかなり強かったからな  打った本人達も体力の限界」

体力が限界値に達し也真登、如月、火牙刀はその場に倒れ失神

飛悠雅「で?見れたか?」

未だ起き上がることの出来ないレオ達に飛悠雅はしゃがんで聞く

湊「見れたも何も……本人ですよ」

綾時「一瞬ですが本人達が彼等に乗り移ってた……証持ちな上で器まであると来ました……認めざるを終えません」

飛悠雅「だろうな  つかそれを分かってて俺が戦うように指示を出したんだから」

そう……飛悠雅は弟達が生まれた時に見えたのだ……「神の器」を……

飛悠雅「生まれつきの傷跡の位置が器を持つ者が誰の器を受け取るのかが分かる  つまり言えば傷跡を見りゃわかるってこった」

それを知ってて飛悠雅は試させたのだ……レオ、湊、綾時がこれから先も自分の大切な仲間である資格があるかどうか……也真登、如月、火牙刀が「神の器」を持ちどれほどの力を発揮させるのかを……
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