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背中
相棒
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仁視点
仁「……(まだ微かに腰が痛い)」
一昨日初めて月希と抱き合い余りにも激しくて、終わってすぐに失神してしまった仁は、未だに腰に痛みが残るので少し苦笑を零す
仁「月希」
月希「ん?どうした?」
一昨日以降「眼鏡は必要無い」とずっと言って眼鏡を外している月希は、申請をして今は「能力者」として戦っている
仁「お前 初めてだったんだよな?」
月希「そうだけど」
仁「にしちゃァ激しかったな?俺お前に完全にリードされてたし 今でも腰痛いんだが?」
月希「いやあの…………仁の反応が珍しかったし凄い可愛いくて……」
その発言が流石に言う方も言われる方も羞恥が伴い二人同時に赤面する
クラスメイト「付き合い出してまだ日が間もないのにイチャイチャだね……」
2人「好きなんだから良いだろ」
クラスメイト「はいはい」
昨日珍しく2人して休んだのだが2人は昨日 ほとんど寝ていた
月希「にしても仁が朝低血圧だったのは意外だな」
仁「普段寝る事が少ないから寝られる時は寝とかないと行けないんだよ」
月希「忙しいもんな……昨日も午前中誰かと話してたっしょ?」
仁「竣希(しゅんき)の事か?あれはパソコンで通話してたんだよ 現状報告と武器の破損等と新人の人数、家で異常はあったかとか」
仁 偶には帰らないと仕事が溜まってるんだよなぁ……
月希「忙しいなら一旦家に帰った方が良いんじゃないか?」
仁「それもそうなんだがな……一回帰ると部下とかに捕まって中々返してもらえないんだよ……」
月希「部下何人いるの?」
仁「ざっとで数えても100万は軽くいる」
仁はその功績や実力で部下を何人も従え的確に利に叶う
月希「多いな……その部下全員従えてんの?」
仁「従えてる ……悪い通信が入った
竣希 いきなりどうした?(申し訳ありません緊急でご報告が)……何かあったのか?(兄君である海琥(かいが)様の容態が悪化し「もう長くは無い」と……)直ぐに戻る それまで持つか?(3週間以内にお戻り下さい それが限界です)分かった」
月希「戻るのか?」
仁「ああ 病に伏せていた実兄の容態が悪化してもう長くない」
月希「気をつけろよ」
月希の言葉に「ああ」と返した仁は申告書を速やかに出し必要な物を持ってバイクで実家に
仁「兄さんの容態は?」
竣希「今は安静に眠っています」
仁「…………」
普段なら1週間かかる道のりを仁はたった2日で行き実家に戻って、家独特の制服に着替えてから兄 海琥の元へ……
仁「……海琥兄さん」
海琥「……仁……?」
仁が海琥の元に寄り名前を呼ぶと目が覚めた海琥が眠そうな顔で仁を呼ぶ
仁「俺です海琥兄さん 仁です」
海琥「暫く見ないうちに……でっかくなったな……仁……」
長年闘病生活を送ってきたからか海琥の声は昔より元気がなく覇気がない
仁「……笑い方は昔から変わりませんね」
仁 昔より笑う範囲は減ったが……
もう微かにしか笑えないのか海琥は微かに笑うがその笑み自体は……昔から変わっていない……その事に仁は安堵を覚える
海琥「仁……お前は子供を……作らないのか……」
仁は越前家の当主……つまり子供を作らなければ跡継ぎがいない
仁「海琥兄さん 俺の愛した人は……葵は……もうこの世界にいません……そして今俺は「鳳凰 月希」と言う名の青年を……」
海琥「愛……してい……る……のか……」
仁「ええ……葵ぐらいか……はたまたそれ以上の物か……
……海琥兄さん 俺は海琥兄さんよりも長く生きる事ができません……俺自身己の未来は見え透いているんです……だから海琥兄さんの息子である龍騎(りゅうき)を次期当主として育てます
海琥兄さん……俺は能力者の中でも寿命が短い人種です……後4年以内に俺は死ぬでしょう……4年以内に俺の持つ術を彼に託しますがどう使うかは彼自身が決める事……人の人生は人次第……俺が選んだ道は命の危険と大きなリスクを背負った上で成す物です……もし俺の賭けが絶対に負ける物であったとしても……それは俺の選んだ道……たとえ五感の全てを失っても譲れないものが俺にもある……敵がかつて「兄弟」の契りを交わした者だったとしても俺の道を遮るものは必要な事ならば捨て置きます それがかつて「友」と……「相棒」と呼んだ者であってもです
海琥兄さん すいません……約束は護れません」
そう言って仁は深々と海琥に頭を下げるが、海琥は「お前の選んだ道だ 好きにしろ」と、途切れ途切れで言う
海琥「お前……は……じぶ……ん……の道……を行けば……いい」
そう言って海琥は仁の頭を撫でる
海琥はかつて多くの人間の人生を終わらせ「復讐」の種を植え付けた……本意でやっていた訳ではなく上からの命で……
仁 海琥兄さんは己の道を捨て家族である「越前」を選んだ……その結果多くの人間の人生を終わらせ功績を上げてきた……でもそれは海琥兄さん自身のリスクが高過ぎて今こうして病に倒れた……当時海琥兄さんは「当然の報い」と……
仁は兄想いなのだ……幼い時から己を押さえ付けて上からの命に従ってきた兄に、「己の道を捨ててまで成す事ではない」と言った事がある、それに対して昔の海琥は「これでいい」と言っていたのだが、今は「あの時お前の忠告を聞いておくべきだった」と言う
海琥「い……つま……で……いる?」
仁「3週間は居ます」
海琥「賑やかに……な……るな」
海琥は静かより賑やかの方が好きで、仁が家を開けていて静かだったので嬉しい
~数日後~
仁「来い竣希!!!!!!!」
仁が家に帰ってくると必ず行う部下の訓練……木刀でやってはいるが、打撃は重いので数人怪我をして包帯を巻くハメになった
竣希「くっ……」
仁「昔よりかは強くなったがまだ踏込みが甘いな」
竣希「……昇進します」
仁「お前ならすぐにでもできるようになるよ」
仁 龍騎も既に俺が育てなくてもいいレベルだが少し弱点があるな……
竣希の訓練を終え次は龍騎の訓練に入ったが、龍騎の弱点を知りそれを集中的にやる
仁「龍騎 お前足の回し技が苦手みたいだな
直してやるから来い」
龍騎「仁さん お手柔らかに」
仁「お前次第だ龍騎 本気で来い」
挑発もしつつ龍騎に言うとその場の空気が変わり龍騎が本気を出すことを予想
仁「っ……!!」
竣希「当主!!」
油断していた訳では無い だが仁は強烈な一撃を鳩尾に喰らう
竣希「!!龍騎様以外全員撤退!!」
不意に仁から「バチバチ」と言う音が聞こえ、仁のスイッチが切り替わったことを知らせる
仁「油断していた訳では無いが……久々に楽しめそうだな」
かつて……部下でもあり相棒でもあった竣希の実兄……御坂 颯斗(みさか かざと)の時のように仁は満面の笑みを数世紀ぶりに見せた……
酷く残忍で冷酷だった時代に見せた笑みは、横たわりながら見ていた海琥の背筋さえも、凍らせるレベルの物……
仁「その調子で苦手を克服しろ」
龍騎「は……ぃ……」
仁のスイッチが切り替わってから数時間闘いずくめ、漸く終わった頃には既に日は落ちていて全員が龍騎の生還を見守る状態……
竣希「どうでした?」
仁「筋はいい が やはり颯斗以上の者はいない」
竣希「…………」
仁 何故裏切ったのかなんて分かりきってる……俺の為に家系そのものをあいつは敵に回した……弟である竣希を護ると同時に颯斗は……自らの命を犠牲にし罪を被り最後には楽園へ……
竣希の実兄である颯斗は家系そのものを……全てを裏切った……だがその背景にはとても辛い「兄としての立場」と「家族を護らなければならない」と言う現実……その現実を護るために颯斗が選んだ最終的な道は「自害」……颯斗の墓の場所は仁しか知らない……命の終わる最後の時に何を残したのかも……
仁「(颯斗は優し過ぎたんだ……大切な人を護るために全てを背負い……そして受け入れた……)」
その考えは既に「今更」……それでも思ってしまうのは今でも仁が颯斗を求めているから……
仁「(もう一回会いてぇな……)」
それはもう……二度と叶わない願い……
~3週間後~
海琥「楽しかったな……」
(海琥は最後の能力でハキハキ喋られる様になっています)
3週間後の深夜……仁の兄 海琥の命尽きる時間(とき)がやってきた……
海琥「仁 お前は自分の道を信じて進め……龍騎 仁亡き後は今度はお前が越前を率いる……その時はお前が選ぶんだ……己の道を……」
龍騎「はい」
海琥「仁……最後の最後までお前の忠告聞かなくてすまない もう……父さん達の所へ逝くよ……」
優しい……とても優しい音色で海琥は言う
海琥「本当に心から楽しかった……お前達と居るこの家が……辛い時も悲しい時も何時も一緒にいてくれたお前達に心から感謝する
……さらばだ我が家族達よ……」
その言葉が最後となり海琥は多くの仲間と家族を残し安らかな眠りに着いた……越前の永久の繁栄を願って……
仁「我らの心は何時でも貴方の傍に……」
仁はそう言って冷たくなりゆく海琥の手を取りそっと口付ける……それは「敬愛の証」……
その後海琥の葬式が執り行われたが仁は学園に戻る為に欠席し、学園に戻ってから直ぐにクラスに行く
月希「仁……」
仁「人数が減ったな……」
月希「ああ 「謎の戦闘員」がいなかったからな」
仁「……そうか……」
午前中に学園に着いた仁は静かに自分の席に座りその背中を月希は眺める……
その後月希は「謎の戦闘員」である仁が暫くの間「戦えない」と言うのを感じ取り、何も言わずに仁の心の傷が少しでも癒えるよう片時も離れずに居たという……
仁「……(まだ微かに腰が痛い)」
一昨日初めて月希と抱き合い余りにも激しくて、終わってすぐに失神してしまった仁は、未だに腰に痛みが残るので少し苦笑を零す
仁「月希」
月希「ん?どうした?」
一昨日以降「眼鏡は必要無い」とずっと言って眼鏡を外している月希は、申請をして今は「能力者」として戦っている
仁「お前 初めてだったんだよな?」
月希「そうだけど」
仁「にしちゃァ激しかったな?俺お前に完全にリードされてたし 今でも腰痛いんだが?」
月希「いやあの…………仁の反応が珍しかったし凄い可愛いくて……」
その発言が流石に言う方も言われる方も羞恥が伴い二人同時に赤面する
クラスメイト「付き合い出してまだ日が間もないのにイチャイチャだね……」
2人「好きなんだから良いだろ」
クラスメイト「はいはい」
昨日珍しく2人して休んだのだが2人は昨日 ほとんど寝ていた
月希「にしても仁が朝低血圧だったのは意外だな」
仁「普段寝る事が少ないから寝られる時は寝とかないと行けないんだよ」
月希「忙しいもんな……昨日も午前中誰かと話してたっしょ?」
仁「竣希(しゅんき)の事か?あれはパソコンで通話してたんだよ 現状報告と武器の破損等と新人の人数、家で異常はあったかとか」
仁 偶には帰らないと仕事が溜まってるんだよなぁ……
月希「忙しいなら一旦家に帰った方が良いんじゃないか?」
仁「それもそうなんだがな……一回帰ると部下とかに捕まって中々返してもらえないんだよ……」
月希「部下何人いるの?」
仁「ざっとで数えても100万は軽くいる」
仁はその功績や実力で部下を何人も従え的確に利に叶う
月希「多いな……その部下全員従えてんの?」
仁「従えてる ……悪い通信が入った
竣希 いきなりどうした?(申し訳ありません緊急でご報告が)……何かあったのか?(兄君である海琥(かいが)様の容態が悪化し「もう長くは無い」と……)直ぐに戻る それまで持つか?(3週間以内にお戻り下さい それが限界です)分かった」
月希「戻るのか?」
仁「ああ 病に伏せていた実兄の容態が悪化してもう長くない」
月希「気をつけろよ」
月希の言葉に「ああ」と返した仁は申告書を速やかに出し必要な物を持ってバイクで実家に
仁「兄さんの容態は?」
竣希「今は安静に眠っています」
仁「…………」
普段なら1週間かかる道のりを仁はたった2日で行き実家に戻って、家独特の制服に着替えてから兄 海琥の元へ……
仁「……海琥兄さん」
海琥「……仁……?」
仁が海琥の元に寄り名前を呼ぶと目が覚めた海琥が眠そうな顔で仁を呼ぶ
仁「俺です海琥兄さん 仁です」
海琥「暫く見ないうちに……でっかくなったな……仁……」
長年闘病生活を送ってきたからか海琥の声は昔より元気がなく覇気がない
仁「……笑い方は昔から変わりませんね」
仁 昔より笑う範囲は減ったが……
もう微かにしか笑えないのか海琥は微かに笑うがその笑み自体は……昔から変わっていない……その事に仁は安堵を覚える
海琥「仁……お前は子供を……作らないのか……」
仁は越前家の当主……つまり子供を作らなければ跡継ぎがいない
仁「海琥兄さん 俺の愛した人は……葵は……もうこの世界にいません……そして今俺は「鳳凰 月希」と言う名の青年を……」
海琥「愛……してい……る……のか……」
仁「ええ……葵ぐらいか……はたまたそれ以上の物か……
……海琥兄さん 俺は海琥兄さんよりも長く生きる事ができません……俺自身己の未来は見え透いているんです……だから海琥兄さんの息子である龍騎(りゅうき)を次期当主として育てます
海琥兄さん……俺は能力者の中でも寿命が短い人種です……後4年以内に俺は死ぬでしょう……4年以内に俺の持つ術を彼に託しますがどう使うかは彼自身が決める事……人の人生は人次第……俺が選んだ道は命の危険と大きなリスクを背負った上で成す物です……もし俺の賭けが絶対に負ける物であったとしても……それは俺の選んだ道……たとえ五感の全てを失っても譲れないものが俺にもある……敵がかつて「兄弟」の契りを交わした者だったとしても俺の道を遮るものは必要な事ならば捨て置きます それがかつて「友」と……「相棒」と呼んだ者であってもです
海琥兄さん すいません……約束は護れません」
そう言って仁は深々と海琥に頭を下げるが、海琥は「お前の選んだ道だ 好きにしろ」と、途切れ途切れで言う
海琥「お前……は……じぶ……ん……の道……を行けば……いい」
そう言って海琥は仁の頭を撫でる
海琥はかつて多くの人間の人生を終わらせ「復讐」の種を植え付けた……本意でやっていた訳ではなく上からの命で……
仁 海琥兄さんは己の道を捨て家族である「越前」を選んだ……その結果多くの人間の人生を終わらせ功績を上げてきた……でもそれは海琥兄さん自身のリスクが高過ぎて今こうして病に倒れた……当時海琥兄さんは「当然の報い」と……
仁は兄想いなのだ……幼い時から己を押さえ付けて上からの命に従ってきた兄に、「己の道を捨ててまで成す事ではない」と言った事がある、それに対して昔の海琥は「これでいい」と言っていたのだが、今は「あの時お前の忠告を聞いておくべきだった」と言う
海琥「い……つま……で……いる?」
仁「3週間は居ます」
海琥「賑やかに……な……るな」
海琥は静かより賑やかの方が好きで、仁が家を開けていて静かだったので嬉しい
~数日後~
仁「来い竣希!!!!!!!」
仁が家に帰ってくると必ず行う部下の訓練……木刀でやってはいるが、打撃は重いので数人怪我をして包帯を巻くハメになった
竣希「くっ……」
仁「昔よりかは強くなったがまだ踏込みが甘いな」
竣希「……昇進します」
仁「お前ならすぐにでもできるようになるよ」
仁 龍騎も既に俺が育てなくてもいいレベルだが少し弱点があるな……
竣希の訓練を終え次は龍騎の訓練に入ったが、龍騎の弱点を知りそれを集中的にやる
仁「龍騎 お前足の回し技が苦手みたいだな
直してやるから来い」
龍騎「仁さん お手柔らかに」
仁「お前次第だ龍騎 本気で来い」
挑発もしつつ龍騎に言うとその場の空気が変わり龍騎が本気を出すことを予想
仁「っ……!!」
竣希「当主!!」
油断していた訳では無い だが仁は強烈な一撃を鳩尾に喰らう
竣希「!!龍騎様以外全員撤退!!」
不意に仁から「バチバチ」と言う音が聞こえ、仁のスイッチが切り替わったことを知らせる
仁「油断していた訳では無いが……久々に楽しめそうだな」
かつて……部下でもあり相棒でもあった竣希の実兄……御坂 颯斗(みさか かざと)の時のように仁は満面の笑みを数世紀ぶりに見せた……
酷く残忍で冷酷だった時代に見せた笑みは、横たわりながら見ていた海琥の背筋さえも、凍らせるレベルの物……
仁「その調子で苦手を克服しろ」
龍騎「は……ぃ……」
仁のスイッチが切り替わってから数時間闘いずくめ、漸く終わった頃には既に日は落ちていて全員が龍騎の生還を見守る状態……
竣希「どうでした?」
仁「筋はいい が やはり颯斗以上の者はいない」
竣希「…………」
仁 何故裏切ったのかなんて分かりきってる……俺の為に家系そのものをあいつは敵に回した……弟である竣希を護ると同時に颯斗は……自らの命を犠牲にし罪を被り最後には楽園へ……
竣希の実兄である颯斗は家系そのものを……全てを裏切った……だがその背景にはとても辛い「兄としての立場」と「家族を護らなければならない」と言う現実……その現実を護るために颯斗が選んだ最終的な道は「自害」……颯斗の墓の場所は仁しか知らない……命の終わる最後の時に何を残したのかも……
仁「(颯斗は優し過ぎたんだ……大切な人を護るために全てを背負い……そして受け入れた……)」
その考えは既に「今更」……それでも思ってしまうのは今でも仁が颯斗を求めているから……
仁「(もう一回会いてぇな……)」
それはもう……二度と叶わない願い……
~3週間後~
海琥「楽しかったな……」
(海琥は最後の能力でハキハキ喋られる様になっています)
3週間後の深夜……仁の兄 海琥の命尽きる時間(とき)がやってきた……
海琥「仁 お前は自分の道を信じて進め……龍騎 仁亡き後は今度はお前が越前を率いる……その時はお前が選ぶんだ……己の道を……」
龍騎「はい」
海琥「仁……最後の最後までお前の忠告聞かなくてすまない もう……父さん達の所へ逝くよ……」
優しい……とても優しい音色で海琥は言う
海琥「本当に心から楽しかった……お前達と居るこの家が……辛い時も悲しい時も何時も一緒にいてくれたお前達に心から感謝する
……さらばだ我が家族達よ……」
その言葉が最後となり海琥は多くの仲間と家族を残し安らかな眠りに着いた……越前の永久の繁栄を願って……
仁「我らの心は何時でも貴方の傍に……」
仁はそう言って冷たくなりゆく海琥の手を取りそっと口付ける……それは「敬愛の証」……
その後海琥の葬式が執り行われたが仁は学園に戻る為に欠席し、学園に戻ってから直ぐにクラスに行く
月希「仁……」
仁「人数が減ったな……」
月希「ああ 「謎の戦闘員」がいなかったからな」
仁「……そうか……」
午前中に学園に着いた仁は静かに自分の席に座りその背中を月希は眺める……
その後月希は「謎の戦闘員」である仁が暫くの間「戦えない」と言うのを感じ取り、何も言わずに仁の心の傷が少しでも癒えるよう片時も離れずに居たという……
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