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動き出したもの
幼馴染
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レオン視点
???『レオン お前何をやろうとしてるんだ?』
クリーチャーに命令してから2週間が経った頃……レオンの通信機に連絡が入りとってみるとその声の主はレオンの唯一の幼馴染
レオン「久々に連絡をしてきたと思えば………随分な挨拶だな?「レイゼン・ルグラス」」
レイゼン『質問に答えろレオン その道は破滅しかないことを理解しているのか』
レオン「頭のイイお前なら俺が何をしたいのか何をしたいのかわかってるだろ?………その先にあるものも理解している」
レオン きっとレイゼンは俺を止めに来る………
レオン「俺が言わずとも「来る」だろ」
そう言ってレオンは強制的に通信を切り作業に戻ってしまう
鳳凰「電話の相手誰だ?」
レオン「俺の日本にいた頃からの幼馴染」
鳳凰「いつ知り合ったんだ?相手は外人だろ?」
レオン「「白鴎家」の血筋 女性は当主になれないから1人アメリカに渡った人がいてその人の子孫………たまたま俺が白鴎家にいた頃に出会って出た後も度々交流があったんだが………今日数年振りに電話した」
レオンは白鴎家の中の「当主」でもあり訳あって家を出たのだ………だからその時からレイゼンとは繋がりがある
鳳凰「血筋って事は身内だよな?」
レオン「そうだけどレイゼンは基本的に世界各国を放浪としてる けど………きっと俺を止めに来るよ」
鳳凰「根拠は?」
レオン「あいつが俺を好いているからだ それにお人好しだしな」
根拠に絶対的な自信をレオンは持っている………その理由は単純でレオンと他の人では話し方も目の配り方も違うから
レオン「止めにこないわけがない………あいつは白鴎家の中でも名の知れた「救世主」………道を外れた俺を止めるには殺すか説得するかの二択………あいつは説得する方を選ぶだろうが俺の負う罪は変わらない」
レオンは何もかもを理解した上で計画を実行に移しているためレイゼンの行動原理もわかる
~~~
???「動き出すべきではないか?レイゼン」
レイゼン「「ガジル・フィレアーズ」の言葉か?「レフィーガス・シュウェーズ」」
レフィーガス「あの人の言葉は正しい なんせ「ガルガード・フォン・ジークン」の実の兄だからな」
レイゼン「そろそろ本当に黙れ」
レイゼンはレオンとの通信でレオンが何を望み何を選んだのかを理解した………勿論その理由も
レイゼン「ガジルさんの言葉は確かに正しいしガルガードがしようとしたことの意味も理解できる が お前がそれを話すのは不快でしかない」
レフィーガス「ホント1匹狼だなお前 武器向けんな当たる」
相当気に入らなかったらしくレイゼンは刀の刃を首に向けておりレフィーガスが「当てるな」と言う
レイゼン「当ててやろうか?」
レフィーガス「や め ろ」
レイゼンは現在自らの血筋の者が作り上げた国にいるのだが………なんせ1匹狼で部下も仲間も作ろうとしない
レフィーガス「ここ作ったのお前の血筋の人だろ?なんでそんなに反発してんだ?」
レイゼン「俺は独裁者社会は嫌いなんだよ」
レイゼンは自由奔放が好きなタイプですべてを管理されている世界を嫌う
レフィーガス「お前俺達と違って自由が利くだろ」
レイゼン「利いていないから反発してるんだ そもそもここに俺を呼んだ理由があまりにもくだらない」
レフィーガス「それを俺に愚痴られてもな………」
レイゼン「この世界は狭すぎる」
レイゼンにとって今いる場所もその世界も………あまりにも狭かった
レイゼン「よっ………と」
レイゼンがそろそろ国を出るのか馬に乗り出口の方を向こうとした時………
レフィーガス「レイゼン」
レイゼン「ん ………これは?」
レフィーガス「入国許可書だよ それを持っていればいつでもこの国に出入りができる」
レフィーガスがレイゼンに入国許可書(何かのエンブレム的なもの)を渡した
レイゼン「………レフィーガス」
そして何を思ったのかレイゼンはレフィーガスにサバイバルナイフを投げ渡す
レフィーガス「ん?………おっとと」
レイゼン「預かっとけ」
とそれだけ言ってレイゼンは馬を走らせてしまったのでレフィーガスは返事を聞く暇はなかった
レフィーガス「あれ?何か紙が………」
ふとレイゼンが去ってからレフィーガスはナイフに何か紙がついていることに気がつき、サバイバルナイフの持ち手の部分に張り付いているその紙を取って中身を広げてみるとそこには………
「必ず戻る」
のレイゼンが書いたであろう一言の文字………
レフィーガス「………不器用だな」
レイゼンとレフィーガスは長い付き合いでレイゼンが不器用なことも知っている
レフィーガス「まぁあいつの事だからきっと帰ってくる」
そう言いながらレフィーガスは城の方へ歩いていく………
~~~
レオン「………レイゼンが動き出した もう道は決まった」
鳳凰「彼が鍵なのか?」
レオン「いや もう一つある」
鳳凰「?」
レオン 今はわからずとも………きっとわかる日が来る
レオン「いずれ分かるよ 鳳凰」
鳳凰「???」
レオン 前はごく稀にしか見えなかった紅い瞳の長髪の白髪の青年……恐らく彼は俺も鳳凰もよく知っている人物だろう………と言っても彼の正体は大方の予想ができているがな………
レオンの知っている「鍵」は2人……1人は幼馴染であるレイゼン………そしてもう1人は………
レオン 「ジーファ・フォン・ルーグ」……俺と隊長のDNAが流れている息子………
そう………レオンが時として見る白髪の青年は未来の成長したジーファ………彼がこの世界に来ているということはもう終わりも見え始め鍵が揃うということ………
レオン 鍵が揃えば全て終わる
レオンにとって鍵が揃うということは………計画の終りとその死が直前であるということなのだ………
レオン 俺は生きたいように生きるさ
生きたいように生きると決めたレオンの瞳は赤く悲しげな炎が輝いていた………
???『レオン お前何をやろうとしてるんだ?』
クリーチャーに命令してから2週間が経った頃……レオンの通信機に連絡が入りとってみるとその声の主はレオンの唯一の幼馴染
レオン「久々に連絡をしてきたと思えば………随分な挨拶だな?「レイゼン・ルグラス」」
レイゼン『質問に答えろレオン その道は破滅しかないことを理解しているのか』
レオン「頭のイイお前なら俺が何をしたいのか何をしたいのかわかってるだろ?………その先にあるものも理解している」
レオン きっとレイゼンは俺を止めに来る………
レオン「俺が言わずとも「来る」だろ」
そう言ってレオンは強制的に通信を切り作業に戻ってしまう
鳳凰「電話の相手誰だ?」
レオン「俺の日本にいた頃からの幼馴染」
鳳凰「いつ知り合ったんだ?相手は外人だろ?」
レオン「「白鴎家」の血筋 女性は当主になれないから1人アメリカに渡った人がいてその人の子孫………たまたま俺が白鴎家にいた頃に出会って出た後も度々交流があったんだが………今日数年振りに電話した」
レオンは白鴎家の中の「当主」でもあり訳あって家を出たのだ………だからその時からレイゼンとは繋がりがある
鳳凰「血筋って事は身内だよな?」
レオン「そうだけどレイゼンは基本的に世界各国を放浪としてる けど………きっと俺を止めに来るよ」
鳳凰「根拠は?」
レオン「あいつが俺を好いているからだ それにお人好しだしな」
根拠に絶対的な自信をレオンは持っている………その理由は単純でレオンと他の人では話し方も目の配り方も違うから
レオン「止めにこないわけがない………あいつは白鴎家の中でも名の知れた「救世主」………道を外れた俺を止めるには殺すか説得するかの二択………あいつは説得する方を選ぶだろうが俺の負う罪は変わらない」
レオンは何もかもを理解した上で計画を実行に移しているためレイゼンの行動原理もわかる
~~~
???「動き出すべきではないか?レイゼン」
レイゼン「「ガジル・フィレアーズ」の言葉か?「レフィーガス・シュウェーズ」」
レフィーガス「あの人の言葉は正しい なんせ「ガルガード・フォン・ジークン」の実の兄だからな」
レイゼン「そろそろ本当に黙れ」
レイゼンはレオンとの通信でレオンが何を望み何を選んだのかを理解した………勿論その理由も
レイゼン「ガジルさんの言葉は確かに正しいしガルガードがしようとしたことの意味も理解できる が お前がそれを話すのは不快でしかない」
レフィーガス「ホント1匹狼だなお前 武器向けんな当たる」
相当気に入らなかったらしくレイゼンは刀の刃を首に向けておりレフィーガスが「当てるな」と言う
レイゼン「当ててやろうか?」
レフィーガス「や め ろ」
レイゼンは現在自らの血筋の者が作り上げた国にいるのだが………なんせ1匹狼で部下も仲間も作ろうとしない
レフィーガス「ここ作ったのお前の血筋の人だろ?なんでそんなに反発してんだ?」
レイゼン「俺は独裁者社会は嫌いなんだよ」
レイゼンは自由奔放が好きなタイプですべてを管理されている世界を嫌う
レフィーガス「お前俺達と違って自由が利くだろ」
レイゼン「利いていないから反発してるんだ そもそもここに俺を呼んだ理由があまりにもくだらない」
レフィーガス「それを俺に愚痴られてもな………」
レイゼン「この世界は狭すぎる」
レイゼンにとって今いる場所もその世界も………あまりにも狭かった
レイゼン「よっ………と」
レイゼンがそろそろ国を出るのか馬に乗り出口の方を向こうとした時………
レフィーガス「レイゼン」
レイゼン「ん ………これは?」
レフィーガス「入国許可書だよ それを持っていればいつでもこの国に出入りができる」
レフィーガスがレイゼンに入国許可書(何かのエンブレム的なもの)を渡した
レイゼン「………レフィーガス」
そして何を思ったのかレイゼンはレフィーガスにサバイバルナイフを投げ渡す
レフィーガス「ん?………おっとと」
レイゼン「預かっとけ」
とそれだけ言ってレイゼンは馬を走らせてしまったのでレフィーガスは返事を聞く暇はなかった
レフィーガス「あれ?何か紙が………」
ふとレイゼンが去ってからレフィーガスはナイフに何か紙がついていることに気がつき、サバイバルナイフの持ち手の部分に張り付いているその紙を取って中身を広げてみるとそこには………
「必ず戻る」
のレイゼンが書いたであろう一言の文字………
レフィーガス「………不器用だな」
レイゼンとレフィーガスは長い付き合いでレイゼンが不器用なことも知っている
レフィーガス「まぁあいつの事だからきっと帰ってくる」
そう言いながらレフィーガスは城の方へ歩いていく………
~~~
レオン「………レイゼンが動き出した もう道は決まった」
鳳凰「彼が鍵なのか?」
レオン「いや もう一つある」
鳳凰「?」
レオン 今はわからずとも………きっとわかる日が来る
レオン「いずれ分かるよ 鳳凰」
鳳凰「???」
レオン 前はごく稀にしか見えなかった紅い瞳の長髪の白髪の青年……恐らく彼は俺も鳳凰もよく知っている人物だろう………と言っても彼の正体は大方の予想ができているがな………
レオンの知っている「鍵」は2人……1人は幼馴染であるレイゼン………そしてもう1人は………
レオン 「ジーファ・フォン・ルーグ」……俺と隊長のDNAが流れている息子………
そう………レオンが時として見る白髪の青年は未来の成長したジーファ………彼がこの世界に来ているということはもう終わりも見え始め鍵が揃うということ………
レオン 鍵が揃えば全て終わる
レオンにとって鍵が揃うということは………計画の終りとその死が直前であるということなのだ………
レオン 俺は生きたいように生きるさ
生きたいように生きると決めたレオンの瞳は赤く悲しげな炎が輝いていた………
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