48 / 338
1章 異世界突入編
第48話 今後の方針
しおりを挟む
昼を過ぎた頃。
静華とエアリスと琉海の三人は町外のとある場所を目指して歩いていた。
それは、琉海と静華がこの世界で最初に出会った場所。
琉海が元C級冒険者四人組と戦ったあの屋敷だ。
なぜ、そんな場所に用があるかというと、静華の荷物がその近くに隠してあるらしい。
そのため、荷物を回収しにきたのだが、あの場所にはまだ誰かが潜んでいるかもしれない。
特に気になるのは、イーゲルが魔薬を飲むときに琉海へ魔法を放った奴だ。
そんな不安要素があるため、琉海は護衛として同行することにした。
雑談をしながら歩いてくと、目的の屋敷が見えてくる。
と言っても、屋敷は跡形もなく、瓦礫の山と化しているのだが。
「こっちよ」
静華は屋敷の場所から逸れて茂みの中に入っていく。
そういえばと思い出し、昨日魔薬を飲んだ男を斬った場所に視線を向けたが、そこにあるはずの遺体はなかった。
琉海がまさか生きているのかと思って辺りを見回していると、エアリスが近づいてきた。
「そんなに心配しなくて大丈夫よ。おそらく消えたんでしょ。魔物になっていたんだから、灰になって風で飛ばされたんだと思うわよ」
エアリスが琉海の見ている方向から思考を予測してきた。
「あのさ、俺の心を読むのやめてくれないか?」
「だったら、もう少し表情を読まれないようにしないとね」
「そんなに顔に出てるかな……」
「ほら、シズカが待っているわよ」
エアリスに促されて琉海は静華の元に向かった。
静華のいた場所は何もない茂みだった。
「この下に隠したの」
静華はそう言って手で掘り出そうとする。
「あ、ちょっと待ってください」
琉海は《創造》の能力でスコップを作り出した。
「これ使ってください」
「服のときも思ったけど、その能力ほんと便利ね。ありがとう。使わせてもらうわ」
静華はスコップを受け取り、地面に突き刺す。
ちなみに、静華の服は、昼間に乾いたので、本物の服に着替えてもらっていた。
四、五回、土を掘り返すと中から出て来るものがあった。
静華はそれを引っ張り出す。
「バックですか?」
静華の手にあるものは、肩掛けのバックだった。
そこまで大きいものではない。
「ただのバックじゃないわ。これはマジックアイテムなのよ」
静華は土を払って、中身を出す。
バックの中から出てきたのは、包まった一枚の紙だった。
大きさからして、絶対にバックからはみだしてしまうサイズなのだが。
まるでマジックを見せられているかのようだ。
「なるほどね。そのバックはエルフが作ったものかしら」
エアリスはマジックアイテムのバックに興味津々のようだ。
「そうよ。これはクリューカさんに渡されたものなの。このバックの口に入るサイズならほぼすべて収納ができるみたい。容量の上限はあるし、生き物を入れることができないとかの条件はあるけど」
「さすが、エルフね。マジックアイテムを作らせたら、右に出る者はいないわ」
エアリスは感心して、まだそのバックを見ていた。
琉海は内心でそうなんだと思いつつ、静華が手にしている紙の方に視線を向ける。
「それは?」
「これはここ一帯の地図よ。琉海くんは地図を持ってないの?」
静華は地図を広げて見せてくれる。
「金がなくて……」
「高いもんね。この世界の地図は」
静華は地図の一点を指差す。
「いま、私たちがいる場所はここよ」
静華が指差したところには、町の名前が書かれていた。
ダルクア。
それが、あの町の名前のようだ。
「ここはスティルド王国の領地よ。この辺は国境近くの町になるわね。国境を越えれば、ルダマン帝国の領地に入るわ」
地図を見て、琉海は自分が通ってきた道程を追うと、何も記されていない空白地帯があった。
「ここは……?」
「この世界の地図には、未開地であったり侵入できない場所があったりして、詳細に書かれていない部分も多いのよ」
アンリたちの村があった場所も空白地帯になっていた。
アンリやヤンばあの村は、さらに国境に近い場所だったようだ。
そして、この地図から読み取れることは、アンリを連れ去った可能性があるのは、スティルド王国かルダマン帝国の二国であること。
他の国の可能性もあるのだろうけど、この地図からは読み取れなかった。
広範囲の地図は値段が高く、出回っているものも少ないらしい。
静華の持っていた地図はスティルド王国を中心に書かれたもので、ルダマン帝国内はほとんど書かれていなかった。
「琉海くんの探している女の子を攫った人たちの特徴って装飾のある綺麗な鎧を着た金髪の男よね」
「はい。そうです」
「紋章とか鎧になかったかしら?」
「ありませんでしたね」
琉海の瞬間記憶によって見たのだ。
あの時の光景を鮮明に思い出すことができる。
傷ひとつ無く、太陽の光を反射して輝いていた鎧。
特に印は刻まれていなかった。
「鎧が綺麗なのは、貴族か名武将でしょうね。たぶん、どこにも紋を掲げていなかったのは、隠密作戦行動中だったのかもしれないわね。そうなると、どこの国の所属なのか……わからないわね」
静華の言う通り、これは片っ端から探すしかないのかも。
「じゃあ、一番近いここしかないんじゃない?」
エアリスが指差したのは、スティルド王国の王都。
「たしかに、ここから、近いかもしれないけど、間違ってたら……」
「そんなこと心配していても仕方がないでしょ。こっちが違ければ、帝国ってことになるんだから、簡単でしょ」
琉海の不安を一蹴するエアリス。
「言うのは簡単かもしれないけど……」
「でも、エアリスの言う通りかもしれないわね。それしか方法はないし」
静華もエアリスに賛成のようだ。
この何日か情報をかき集めようとしたが、目撃情報はなかった。
二人が琉海に視線を向ける。
どうするかと言っているのだろう。
「わかった。まずは王都に乗り込もう」
琉海は頷いて、これからの方針を決めた。
今日の内に町で旅に必要なものを集め、明日には、王都に向かうことになった。
静華とエアリスと琉海の三人は町外のとある場所を目指して歩いていた。
それは、琉海と静華がこの世界で最初に出会った場所。
琉海が元C級冒険者四人組と戦ったあの屋敷だ。
なぜ、そんな場所に用があるかというと、静華の荷物がその近くに隠してあるらしい。
そのため、荷物を回収しにきたのだが、あの場所にはまだ誰かが潜んでいるかもしれない。
特に気になるのは、イーゲルが魔薬を飲むときに琉海へ魔法を放った奴だ。
そんな不安要素があるため、琉海は護衛として同行することにした。
雑談をしながら歩いてくと、目的の屋敷が見えてくる。
と言っても、屋敷は跡形もなく、瓦礫の山と化しているのだが。
「こっちよ」
静華は屋敷の場所から逸れて茂みの中に入っていく。
そういえばと思い出し、昨日魔薬を飲んだ男を斬った場所に視線を向けたが、そこにあるはずの遺体はなかった。
琉海がまさか生きているのかと思って辺りを見回していると、エアリスが近づいてきた。
「そんなに心配しなくて大丈夫よ。おそらく消えたんでしょ。魔物になっていたんだから、灰になって風で飛ばされたんだと思うわよ」
エアリスが琉海の見ている方向から思考を予測してきた。
「あのさ、俺の心を読むのやめてくれないか?」
「だったら、もう少し表情を読まれないようにしないとね」
「そんなに顔に出てるかな……」
「ほら、シズカが待っているわよ」
エアリスに促されて琉海は静華の元に向かった。
静華のいた場所は何もない茂みだった。
「この下に隠したの」
静華はそう言って手で掘り出そうとする。
「あ、ちょっと待ってください」
琉海は《創造》の能力でスコップを作り出した。
「これ使ってください」
「服のときも思ったけど、その能力ほんと便利ね。ありがとう。使わせてもらうわ」
静華はスコップを受け取り、地面に突き刺す。
ちなみに、静華の服は、昼間に乾いたので、本物の服に着替えてもらっていた。
四、五回、土を掘り返すと中から出て来るものがあった。
静華はそれを引っ張り出す。
「バックですか?」
静華の手にあるものは、肩掛けのバックだった。
そこまで大きいものではない。
「ただのバックじゃないわ。これはマジックアイテムなのよ」
静華は土を払って、中身を出す。
バックの中から出てきたのは、包まった一枚の紙だった。
大きさからして、絶対にバックからはみだしてしまうサイズなのだが。
まるでマジックを見せられているかのようだ。
「なるほどね。そのバックはエルフが作ったものかしら」
エアリスはマジックアイテムのバックに興味津々のようだ。
「そうよ。これはクリューカさんに渡されたものなの。このバックの口に入るサイズならほぼすべて収納ができるみたい。容量の上限はあるし、生き物を入れることができないとかの条件はあるけど」
「さすが、エルフね。マジックアイテムを作らせたら、右に出る者はいないわ」
エアリスは感心して、まだそのバックを見ていた。
琉海は内心でそうなんだと思いつつ、静華が手にしている紙の方に視線を向ける。
「それは?」
「これはここ一帯の地図よ。琉海くんは地図を持ってないの?」
静華は地図を広げて見せてくれる。
「金がなくて……」
「高いもんね。この世界の地図は」
静華は地図の一点を指差す。
「いま、私たちがいる場所はここよ」
静華が指差したところには、町の名前が書かれていた。
ダルクア。
それが、あの町の名前のようだ。
「ここはスティルド王国の領地よ。この辺は国境近くの町になるわね。国境を越えれば、ルダマン帝国の領地に入るわ」
地図を見て、琉海は自分が通ってきた道程を追うと、何も記されていない空白地帯があった。
「ここは……?」
「この世界の地図には、未開地であったり侵入できない場所があったりして、詳細に書かれていない部分も多いのよ」
アンリたちの村があった場所も空白地帯になっていた。
アンリやヤンばあの村は、さらに国境に近い場所だったようだ。
そして、この地図から読み取れることは、アンリを連れ去った可能性があるのは、スティルド王国かルダマン帝国の二国であること。
他の国の可能性もあるのだろうけど、この地図からは読み取れなかった。
広範囲の地図は値段が高く、出回っているものも少ないらしい。
静華の持っていた地図はスティルド王国を中心に書かれたもので、ルダマン帝国内はほとんど書かれていなかった。
「琉海くんの探している女の子を攫った人たちの特徴って装飾のある綺麗な鎧を着た金髪の男よね」
「はい。そうです」
「紋章とか鎧になかったかしら?」
「ありませんでしたね」
琉海の瞬間記憶によって見たのだ。
あの時の光景を鮮明に思い出すことができる。
傷ひとつ無く、太陽の光を反射して輝いていた鎧。
特に印は刻まれていなかった。
「鎧が綺麗なのは、貴族か名武将でしょうね。たぶん、どこにも紋を掲げていなかったのは、隠密作戦行動中だったのかもしれないわね。そうなると、どこの国の所属なのか……わからないわね」
静華の言う通り、これは片っ端から探すしかないのかも。
「じゃあ、一番近いここしかないんじゃない?」
エアリスが指差したのは、スティルド王国の王都。
「たしかに、ここから、近いかもしれないけど、間違ってたら……」
「そんなこと心配していても仕方がないでしょ。こっちが違ければ、帝国ってことになるんだから、簡単でしょ」
琉海の不安を一蹴するエアリス。
「言うのは簡単かもしれないけど……」
「でも、エアリスの言う通りかもしれないわね。それしか方法はないし」
静華もエアリスに賛成のようだ。
この何日か情報をかき集めようとしたが、目撃情報はなかった。
二人が琉海に視線を向ける。
どうするかと言っているのだろう。
「わかった。まずは王都に乗り込もう」
琉海は頷いて、これからの方針を決めた。
今日の内に町で旅に必要なものを集め、明日には、王都に向かうことになった。
56
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる