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3章 ルダマン帝国編
第253話 地下への道
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「龍脈の源泉があるのはもっと下なのよね」
「下か……」
一瞬、床を壊して侵入するのを考えたが、捕虜がいたら巻き込みかねない。
「どこかに入口があるんだろうな」
琉海たちは地下に繋がる入口を探す。
「ルイ、ここの壁に幻術がかかっているわよ」
エアリスが大部屋の壁を指さす。
「幻術?」
琉海はエアリスに言われた場所を触ってみるが、壁と同じ感触がした。
「普通の壁と変わんないけどな」
「感触まで同じように誤解させられるだけの高等な幻術が施されているみたいね」
「よくわかったな」
「大気中の自然力で周囲を探知する技を応用すれば簡単よ」
エアリスのいう技――ソナーを琉海はまだ完全には習得できていない。
基本ができていない琉海にはマネできない技だ。
「壁にしか見えないけど、この結界はどうすればいい?」
「安全なのは、手順通りの方法で結界を解くのがいいと思うけど――」
「まあ、そんなことはしていられないな」
ここは敵陣だ。
いつ敵の応援がやってくるかもわからない。
できるだけ早く救出してここからは出たいのが本音だ。
「なら、やっぱり力尽くで壊すしかないわよ」
「そうなるよな」
琉海は事前に《創造》しておいた剣に《エンチャント》を施す。
「外の結界よりはかなり弱いみたいだから、そこまでの威力はいらないわよ」
「了解」
琉海は《エンチャント》された剣を一閃。
パリンという音と共に結界が壊れた。
そして、壁だと思っていた結界がなくなったせいか、幻覚も消え、空洞が姿を現す。
「地下に下りる階段みたいね」
リーリアが空洞の先を覗いていた。
建物の上階には何もなかった。
残すは地下のみ。
ただ、それも幻術に惑わされていなければの話だが、エアリスがソナーでチェックしてくれたから問題ないだろう。
「私が先導するわね」
エアリスはそう言って先に薄暗い階段を下りはじめる。
この中で索敵ができるのはエアリスだけだ。
また、精霊でありマナの塊で具現化されているエアリスにとって物理攻撃は通用しない。
罠で致命傷を負う心配もないはずだ。
無敵の索敵者が罠などないか確認しながら下りていく。
どのぐらい階段を下りただろうか。
暗いせいか時間間隔がわからなくなる。
すると、先頭のエアリスが足を止めた。
「扉だわ」
階段が終わり、その先には三人ぐらいが並んで通っても余裕で通れそうな両開きの扉があった。
「下か……」
一瞬、床を壊して侵入するのを考えたが、捕虜がいたら巻き込みかねない。
「どこかに入口があるんだろうな」
琉海たちは地下に繋がる入口を探す。
「ルイ、ここの壁に幻術がかかっているわよ」
エアリスが大部屋の壁を指さす。
「幻術?」
琉海はエアリスに言われた場所を触ってみるが、壁と同じ感触がした。
「普通の壁と変わんないけどな」
「感触まで同じように誤解させられるだけの高等な幻術が施されているみたいね」
「よくわかったな」
「大気中の自然力で周囲を探知する技を応用すれば簡単よ」
エアリスのいう技――ソナーを琉海はまだ完全には習得できていない。
基本ができていない琉海にはマネできない技だ。
「壁にしか見えないけど、この結界はどうすればいい?」
「安全なのは、手順通りの方法で結界を解くのがいいと思うけど――」
「まあ、そんなことはしていられないな」
ここは敵陣だ。
いつ敵の応援がやってくるかもわからない。
できるだけ早く救出してここからは出たいのが本音だ。
「なら、やっぱり力尽くで壊すしかないわよ」
「そうなるよな」
琉海は事前に《創造》しておいた剣に《エンチャント》を施す。
「外の結界よりはかなり弱いみたいだから、そこまでの威力はいらないわよ」
「了解」
琉海は《エンチャント》された剣を一閃。
パリンという音と共に結界が壊れた。
そして、壁だと思っていた結界がなくなったせいか、幻覚も消え、空洞が姿を現す。
「地下に下りる階段みたいね」
リーリアが空洞の先を覗いていた。
建物の上階には何もなかった。
残すは地下のみ。
ただ、それも幻術に惑わされていなければの話だが、エアリスがソナーでチェックしてくれたから問題ないだろう。
「私が先導するわね」
エアリスはそう言って先に薄暗い階段を下りはじめる。
この中で索敵ができるのはエアリスだけだ。
また、精霊でありマナの塊で具現化されているエアリスにとって物理攻撃は通用しない。
罠で致命傷を負う心配もないはずだ。
無敵の索敵者が罠などないか確認しながら下りていく。
どのぐらい階段を下りただろうか。
暗いせいか時間間隔がわからなくなる。
すると、先頭のエアリスが足を止めた。
「扉だわ」
階段が終わり、その先には三人ぐらいが並んで通っても余裕で通れそうな両開きの扉があった。
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