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夜会3
「俺はな、裏で人を操るのが大好きなんだよ。表で偉そうにしているよりも、実力を隠して密かに裏で動いていくのがいいんだが、まさか……こんなガキにバレるとはな」
男は俺から目を反らしてシフォン王子を見ていた。
剣は俺の首に後数センチで届く距離にある。
シフォン王子は焦った顔をしていた。
そりゃ、そうだよね。
「お前、その子が誰か知っていて剣を向けたんだよな?」
「はぁ? なんだよ、突然そんな話を?」
「俺はお前の心配をしてやっているんだよ、いいから剣をおさめろ!」
「何を訳の分からない事をグダグダと、このガキの噂は知っているが全部、嘘だって知っているぜ、こんなガキがドラゴンの討伐をしたなんて無理な話だ。ドラゴンは大人の上級魔術師が集まっても勝てないのに、このガキが一人で倒したなんてな」
男は俺に剣を向けながら笑って話している。
シフォンはどんどん顔色を悪くしている。
シフォンの心配は分かる。このパーティを台無しにしたくないのだろう。
僕もそうだ。だけど、敵と認識しているし、こちらに剣を向けているのだから、こちらからも攻撃しても悪くないだろう。
「闇の狼のボスは本当に情報の大切さを知らないんだね。だから、痛いめにみるんだよ」
「はぁ? 何を言っているんだよ、ガキが……って、何処行った?」
さっきまで、俺はガキのアルフォン・ガゼンの首に剣を向けていた筈なのに、その男が剣先から消えていた。
俺は慌てて周りを見たが、いない。
「ここだよ、僕は」
「は?」
ガキは俺が見上げる空中で浮いていた。
そんな魔法があるなんて、知らない。
「知らない魔法を使っているからビックリ? これ、僕が考えたオリジナルだよ」
「オリジナルの魔法?」
天才だと噂に聞いていたが、まさか、まさか。本当にコイツは天才なのか!
「僕に剣を向けたんだ、やり返して悪い事はないね」
「ま、まってくれ俺達は!」
「理由は後で聞くよ、事情聴取の時にでも話してね」
僕は指をならすと、水の槍が闇の狼達だけを狙って服やズボンを貫いて壁や床に拘束したのだ。闇の狼を制圧して、床に足を降ろした。
シフォン王子が近づいてくる。
ちょっと、やりすぎたかなと思ったが自分の身が大事なので大目見てほしい。
シフォン王子が僕の前まで来ると王子は顔を赤くしていた。視線は斜め上を見ていた。
風邪か?
「ガゼン、よくやってくれた。感謝する」
あぁ、感謝するのが恥ずかしいのか。
「いえ、当然の事をしたまでですよ」
「しかし、このパーティにこの者たちが何故入ってこれたんだ?」
「そうですね、なんででしょう?」
ここは城の中だ。厳重な兵士たちの目をかいくぐって、このパーティ会場に着くのは至難の業だ。だが、こいつら、闇の狼達は簡単に侵入出来た。
「誰か、手引きした人間がいるんでしょうね」
「やっぱり、そう思うか?」
「はい、そうじゃないと兵士が気づかなかったのも変ですし」
貴族か……王族の誰かが彼らに協力しているのだろう。
しかし、誰が?
「アルちゃん!」
「アル!」
僕が考え事をしていたら、兄様と姉様に勢いよく抱きしめられた。
「怪我はない?」
綺麗な美貌が目の前に、姉様お綺麗です。
「何処も痛くないか?」
綺麗な美貌、兄様もお綺麗です。
「アルフォン」
僕の名前を力強く呼ぶ、シフォン王子がいた。
王子は真剣な眼差しで俺の方を見てくる。
まさか、姉様か兄様を気に入ったらから結婚したいとか! それは絶対に阻止させて頂きます!
「俺もアルフォンの事をアルと呼んでもいいか?」
「え?」
僕が反応する前に、兄様と姉様がシフォン王子を睨む。
「「絶対にダメ!」」
「いいですよ」
「「アル・アルちゃん!」」
僕がさらりとOKを出したことに、兄様と姉様は悲鳴をあげた。
だって、その方が仲いいと思われやすくて婚約者らしいからだ。
まぁ、こんな婚約話は兄様と姉様が上手く結婚出来たらやめるけどね。
俺は笑顔の下でそう思っていたが、なかなか人生は考えている様に上手くいかないものだった。
男は俺から目を反らしてシフォン王子を見ていた。
剣は俺の首に後数センチで届く距離にある。
シフォン王子は焦った顔をしていた。
そりゃ、そうだよね。
「お前、その子が誰か知っていて剣を向けたんだよな?」
「はぁ? なんだよ、突然そんな話を?」
「俺はお前の心配をしてやっているんだよ、いいから剣をおさめろ!」
「何を訳の分からない事をグダグダと、このガキの噂は知っているが全部、嘘だって知っているぜ、こんなガキがドラゴンの討伐をしたなんて無理な話だ。ドラゴンは大人の上級魔術師が集まっても勝てないのに、このガキが一人で倒したなんてな」
男は俺に剣を向けながら笑って話している。
シフォンはどんどん顔色を悪くしている。
シフォンの心配は分かる。このパーティを台無しにしたくないのだろう。
僕もそうだ。だけど、敵と認識しているし、こちらに剣を向けているのだから、こちらからも攻撃しても悪くないだろう。
「闇の狼のボスは本当に情報の大切さを知らないんだね。だから、痛いめにみるんだよ」
「はぁ? 何を言っているんだよ、ガキが……って、何処行った?」
さっきまで、俺はガキのアルフォン・ガゼンの首に剣を向けていた筈なのに、その男が剣先から消えていた。
俺は慌てて周りを見たが、いない。
「ここだよ、僕は」
「は?」
ガキは俺が見上げる空中で浮いていた。
そんな魔法があるなんて、知らない。
「知らない魔法を使っているからビックリ? これ、僕が考えたオリジナルだよ」
「オリジナルの魔法?」
天才だと噂に聞いていたが、まさか、まさか。本当にコイツは天才なのか!
「僕に剣を向けたんだ、やり返して悪い事はないね」
「ま、まってくれ俺達は!」
「理由は後で聞くよ、事情聴取の時にでも話してね」
僕は指をならすと、水の槍が闇の狼達だけを狙って服やズボンを貫いて壁や床に拘束したのだ。闇の狼を制圧して、床に足を降ろした。
シフォン王子が近づいてくる。
ちょっと、やりすぎたかなと思ったが自分の身が大事なので大目見てほしい。
シフォン王子が僕の前まで来ると王子は顔を赤くしていた。視線は斜め上を見ていた。
風邪か?
「ガゼン、よくやってくれた。感謝する」
あぁ、感謝するのが恥ずかしいのか。
「いえ、当然の事をしたまでですよ」
「しかし、このパーティにこの者たちが何故入ってこれたんだ?」
「そうですね、なんででしょう?」
ここは城の中だ。厳重な兵士たちの目をかいくぐって、このパーティ会場に着くのは至難の業だ。だが、こいつら、闇の狼達は簡単に侵入出来た。
「誰か、手引きした人間がいるんでしょうね」
「やっぱり、そう思うか?」
「はい、そうじゃないと兵士が気づかなかったのも変ですし」
貴族か……王族の誰かが彼らに協力しているのだろう。
しかし、誰が?
「アルちゃん!」
「アル!」
僕が考え事をしていたら、兄様と姉様に勢いよく抱きしめられた。
「怪我はない?」
綺麗な美貌が目の前に、姉様お綺麗です。
「何処も痛くないか?」
綺麗な美貌、兄様もお綺麗です。
「アルフォン」
僕の名前を力強く呼ぶ、シフォン王子がいた。
王子は真剣な眼差しで俺の方を見てくる。
まさか、姉様か兄様を気に入ったらから結婚したいとか! それは絶対に阻止させて頂きます!
「俺もアルフォンの事をアルと呼んでもいいか?」
「え?」
僕が反応する前に、兄様と姉様がシフォン王子を睨む。
「「絶対にダメ!」」
「いいですよ」
「「アル・アルちゃん!」」
僕がさらりとOKを出したことに、兄様と姉様は悲鳴をあげた。
だって、その方が仲いいと思われやすくて婚約者らしいからだ。
まぁ、こんな婚約話は兄様と姉様が上手く結婚出来たらやめるけどね。
俺は笑顔の下でそう思っていたが、なかなか人生は考えている様に上手くいかないものだった。
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