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異世界召喚されてしまった!
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「ここは何処?」
私はさっきまで、会社帰りで道路の歩道を歩いていたけど男の子の悲鳴が聞こえて脇道に向かって走ったら高校生らしき男の子の下半身が魔法陣のようなものに吸い込まれていて、男の子がなんとか道路にしがみついているのを見てその手を取った瞬間に周りが光に包まれて気づいたら、建物の中にいた。周りには人が立っていて、私と高校生の男の子を見ていた。冷たい床には魔法陣が出来ていたのに、スッと消えていってしまった。
「なんなの?」
私が疑問を口に出すと、高校生の男の子が私にしがみ付いてくる。
良く見たら可愛い系の男の子で守ってあげたくなる容姿をしていた。
「聖女を召喚したはずが、貴方様まで来てくださったのですか! これも神の力か!」
は? 聖女って、多分、高校生の男の子の事だよね?
え? それって、世に言う召喚巻き込まれではないのか?
よく本である。異世界に来てしまったのか。
しかし、周りの大人を見て違和感がある。
女性がいない?
私と男の子の前に金髪碧眼の綺麗な顔をした気品溢れる男が膝まづいた。
「ようこそ、イルワード王国へ。私はこの国の第一王子です。名はジーク・アルベルトと申します。聖女と女性がこちらの世界に来てくださるなんて、有難い事です。この世界では女性は生き残っていないので、あちらの世界から来てくださるとは。お二人とも歓迎させて頂きたい」
私は緊張しながら王子とこたえる男を見据える。
「女性がこの世界にいないのですか?」
「はい、文献には残っていますが女性はこの世界には存在していませんでした。今の今までですが」
道理で不躾な視線だと思ったけど、聖女と私を見ていたと言う訳か。
「どうか、お二人のお名前をお聞かせいただきたい」
王子が笑顔でそう言ってくる。
私は心配になり怯えていた男の子を見た。
いきなり、こんな訳の分からない世界に来て混乱しているはず。そう思って男の子を見たら頬を赤らめて王子を見ていた。
惚れてしまったようだ。まぁ、美形だからな。
「僕は|和田環単語です。17歳になります」
「環様ですね。そちらの女性の方の名前は教えてくださいませんか?」
私?
なんか熱の籠った目で見られている気がするが、無視しよう。
「私は椎名ひとみです」
「ひとみ様ですね。お二人を国の客人としてお迎えしたいと思っています。生活面は困らない様に対応させて頂きます。どうぞ、宜しく」
王子はまた綺麗な笑顔で私と環君を見てくる。環君は騙されているが、この王子の偽の笑顔には騙されない。目が笑っていないのが分かる。私は抱きしめていた環君より抱きしめた。
「ひとみさん?」
不思議そうに私を見てくる環君。私は彼に笑顔を向けて王子を睨む。
この世界に召喚された聖女はきっと何かしらの厄介ごとをどうにかしないといけない。
それを説明なしで言わないでいる。
時期を見ているのか、それとも。
「リーク・ジレット団長、ひとみさんを頼む」
「はい」
王子は私から環君を立ち上がらせて、聖女である環君をお姫様抱っこして歩きだした。
私は近付いて来る騎士団長と思われる、黒い軍服を着た男に膝まづかれた。
「私はリーク・ジレットと申します。魔法騎士団の団長をしております。今日から貴方様の護衛になります。宜しくお願いします」
「っ!」
黒髪に赤い瞳がカッコイイ!
先ほどの王子と違った美形だった。
私、元の世界では腐女子をしていたからこの世界は男性しかいないのが美味しいとか思ったけど、本当に男性しかいないなら男性と男性が付き合っていてもおかしくない!
なんて素晴らしい世界。
けど、聖女が必要な世界。そうのんびりと構えていてはいけない。
「なんで聖女を召喚したんですか、団長さん?」
「その質問はお部屋をご用意していますので、そちらでお話を。そして私めの事はリークとお呼びください」
「分かりました。リークさんですね」
「いえ、リークで結構です。ひとみ様」
「私、庶民なので様付けに慣れていませんので、ひとみとお呼びください」
「分かりました。ひとみ。それでは、失礼します」
「わっ!」
「召喚の際に足をお怪我された様なので、失礼します」
リークは私もお姫抱っこして、この部屋の入口の扉に向かった。
こうして、私は異世界召喚に巻き込まれたのだが、これからが大変だったりするのであった。
私はさっきまで、会社帰りで道路の歩道を歩いていたけど男の子の悲鳴が聞こえて脇道に向かって走ったら高校生らしき男の子の下半身が魔法陣のようなものに吸い込まれていて、男の子がなんとか道路にしがみついているのを見てその手を取った瞬間に周りが光に包まれて気づいたら、建物の中にいた。周りには人が立っていて、私と高校生の男の子を見ていた。冷たい床には魔法陣が出来ていたのに、スッと消えていってしまった。
「なんなの?」
私が疑問を口に出すと、高校生の男の子が私にしがみ付いてくる。
良く見たら可愛い系の男の子で守ってあげたくなる容姿をしていた。
「聖女を召喚したはずが、貴方様まで来てくださったのですか! これも神の力か!」
は? 聖女って、多分、高校生の男の子の事だよね?
え? それって、世に言う召喚巻き込まれではないのか?
よく本である。異世界に来てしまったのか。
しかし、周りの大人を見て違和感がある。
女性がいない?
私と男の子の前に金髪碧眼の綺麗な顔をした気品溢れる男が膝まづいた。
「ようこそ、イルワード王国へ。私はこの国の第一王子です。名はジーク・アルベルトと申します。聖女と女性がこちらの世界に来てくださるなんて、有難い事です。この世界では女性は生き残っていないので、あちらの世界から来てくださるとは。お二人とも歓迎させて頂きたい」
私は緊張しながら王子とこたえる男を見据える。
「女性がこの世界にいないのですか?」
「はい、文献には残っていますが女性はこの世界には存在していませんでした。今の今までですが」
道理で不躾な視線だと思ったけど、聖女と私を見ていたと言う訳か。
「どうか、お二人のお名前をお聞かせいただきたい」
王子が笑顔でそう言ってくる。
私は心配になり怯えていた男の子を見た。
いきなり、こんな訳の分からない世界に来て混乱しているはず。そう思って男の子を見たら頬を赤らめて王子を見ていた。
惚れてしまったようだ。まぁ、美形だからな。
「僕は|和田環単語です。17歳になります」
「環様ですね。そちらの女性の方の名前は教えてくださいませんか?」
私?
なんか熱の籠った目で見られている気がするが、無視しよう。
「私は椎名ひとみです」
「ひとみ様ですね。お二人を国の客人としてお迎えしたいと思っています。生活面は困らない様に対応させて頂きます。どうぞ、宜しく」
王子はまた綺麗な笑顔で私と環君を見てくる。環君は騙されているが、この王子の偽の笑顔には騙されない。目が笑っていないのが分かる。私は抱きしめていた環君より抱きしめた。
「ひとみさん?」
不思議そうに私を見てくる環君。私は彼に笑顔を向けて王子を睨む。
この世界に召喚された聖女はきっと何かしらの厄介ごとをどうにかしないといけない。
それを説明なしで言わないでいる。
時期を見ているのか、それとも。
「リーク・ジレット団長、ひとみさんを頼む」
「はい」
王子は私から環君を立ち上がらせて、聖女である環君をお姫様抱っこして歩きだした。
私は近付いて来る騎士団長と思われる、黒い軍服を着た男に膝まづかれた。
「私はリーク・ジレットと申します。魔法騎士団の団長をしております。今日から貴方様の護衛になります。宜しくお願いします」
「っ!」
黒髪に赤い瞳がカッコイイ!
先ほどの王子と違った美形だった。
私、元の世界では腐女子をしていたからこの世界は男性しかいないのが美味しいとか思ったけど、本当に男性しかいないなら男性と男性が付き合っていてもおかしくない!
なんて素晴らしい世界。
けど、聖女が必要な世界。そうのんびりと構えていてはいけない。
「なんで聖女を召喚したんですか、団長さん?」
「その質問はお部屋をご用意していますので、そちらでお話を。そして私めの事はリークとお呼びください」
「分かりました。リークさんですね」
「いえ、リークで結構です。ひとみ様」
「私、庶民なので様付けに慣れていませんので、ひとみとお呼びください」
「分かりました。ひとみ。それでは、失礼します」
「わっ!」
「召喚の際に足をお怪我された様なので、失礼します」
リークは私もお姫抱っこして、この部屋の入口の扉に向かった。
こうして、私は異世界召喚に巻き込まれたのだが、これからが大変だったりするのであった。
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