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婚約
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「ヴィクトリア様。国王陛下がお呼びです。」
「何かしら?今行くわ。」
シャノン卿に告げられ、読書を中断して立ち上がったリア様は歩き出した。
シャノン卿がリア様のエスコートをし、俺はその後ろを歩いていく。
息抜きをしたリア様は仕事の作業スピードが上がり、正確性も向上した為、シャノン卿はここ最近機嫌がいい。
「…ゼノ。ここで待ってていいわよ。」
シャノン卿が一緒に入るから謁見の間の中までは護衛は要らないということだろう。
「かしこまりました。」
そう言って俺は扉の前に立って待つことにした。
最近のリア様も機嫌が良く、事あるごとにゼノ。ゼノと呼んでくれる。
以前よりも仲良くなった気がするが、騎士として距離感には気を付けようと思うのだ。
すると真横にある扉が突然開かれた。
俺は驚き、すぐさま目をやると、涙を浮かべたリア様が部屋から出て行ったのが分かった。
俺はまだ中にいるシャノン卿に視線を送って頷き、リア様の後を追った。
コンコン。
「失礼致します。ゼノでございます。」
いつもならすぐに許可が降りるのだが、今は違うようだ。
少し間があり、入れという声が聞こえてリア様の部屋へと入った。
「…リア様。」
声をかけると彼女は涙を浮かべたまま振り返った。
赤い瞳が涙で揺れている。
俺はすぐその変化に気付いた。
「…カミーリア。」
「…何だ。すぐ気付かれてしまったわね。」
そう言いながらカミーリアは涙を拭いていた。
「なぜあなたが?」
謁見の間から出てきた時は確かにリア様だった。
リア様は何らかの事情であの空間から逃げ出すように部屋まで来たことになる。
そしてその間にカミーリアと入れ替わった。
「今ヴィクトリアは強いショックで意識を手放しているの。だから隙をついて私が出てきた。それだけよ。」
視線を外してそう言われれば違和感があり、言いたくないのだと悟った。
しかし相手はカミーリアで、俺の主人ではない。言いたくなくともリア様に関わる事ならば、俺は聞かなければ気が済まないのだ。
「本当は何があった?」
カミーリアはリア様の中で意識を持っている。外の様子が分かるのだ。
小さくため息をついたカミーリアは訳を話し始めた。
「ヴィクトリアに婚約の話が出たわ。」
「っ婚約⁈」
急に知らされた事に俺は驚いた。
ヴィクトリア様が婚約すれば、今している俺の仕事はなくなるだろう。
代わりにその婚約者がヴィクトリア様にハグやキス、それ以上の事をするのだ。
考えただけでも俺の気持ちはどうにかなってしまいそうだった。
呆然とする中でまた扉が叩かれた。
「ヴィー!」
返事をする間もなく入ってきたのはシャノン卿だった。
「もう1度陛下と話をしよう。私からもちゃんと説明してやる。」
リア様の腕を掴んで彼女の顔を覗き込む。
するとカミーリアが口を開いた。
「全く。
シャノンは気付きもしないのね。
ゼノはすぐにヴィクトリアではないと気付いたというのに。」
大きくため息をつくカミーリアの前で、シャノン卿はようやく気付いたようだった。
「………カミーリアなのか?」
「ええ。」
仁王立ちし、腕を組む姿はヴィクトリア様では見ることができない。
「なぜ暴走してもいないのに入れ替わっているんだ?」
混乱するシャノン卿にカミーリアは説明し始めた。
「シャノンの憶測通りよ。何もおかしいことではない。
ヴィクトリアを想うゼノの気持ちが私の糧となり、力となった。だから少しの間こうやって出てこられるようになったの。」
「っ!」
シャノン卿に俺の想いが知られているのは分かっているが、まさかカミーリアにまでバレてるとは思わなかった。
「そうか…やはり私の気持ち程度では暴走して当然という訳なんだな。
やはり私の目に狂いはなかった。
…ところで、カミーリアが出てこれるという事をどうして黙っていた?」
「今しがた出てきたばかりなのだから報告のしようもないでしょう?」
カミーリアは先日城外で起こった事をシャノン卿に隠しておくことにしたようだ。
そして俺もそれに同意した。
危ない目に遭ったと分かればもう城外に出られなくなってしまう。俺がそばにいれば防げた事なので報告はしないのだ。
「…それもそうか。」
カミーリアはリア様と違って嘘が上手いようだ。これがリア様だったらすぐにバレていただろう。
「それよりも婚約の話よ。今ヴィクトリアは塞ぎ込んでいて出てこない。だから私が出てきたの。
相手は隣国のベンジャミンと言っていたわね。」
「ああ。ベンジャミン皇子は第二皇子だから国を継ぐことはない、穏やかで戦いも好まない。フロリアスの王座を継ぐには申し分ないんだ。
それにベンジャミン皇子はこちらの国の皇女との結婚を望んでいるらしいから、陛下もいい話だと思ったのだろう。」
「そうでしょうね。優しくて権力もあり、愛情まであるのなら断る理由はないわ。」
そう言われて俺は拳を握りしめた。
「だけど、ベンジャミンと結婚すればヴィクトリアは5年も生きることはできないわよ。」
その言葉に俺もシャノン卿も息を止めた。
「どういう事でしょうか。」
俺がシャノン卿に聞くとシャノンはそうか。と声を漏らした。
「…ヴィーの気持ちだ。」
そう言われても俺の頭では処理しきれない。
「ゼノは本当に頭が弱いようね。
つまり、シャノンとゼノの想いの違いのように、ヴィクトリアの想いも関係してくるのよ。」
「…ということは?」
「ヴィクトリアはベンジャミンを嫌っているわけではないが好いてもいない。
他に好きな人がいるのよ。
だからベンジャミンと結婚してしまうと生命の樹の力を制御できなくなって死んでしまう。
ヴィクトリアの母であるエリザベートのように。」
その言葉に俺もシャノン卿も言葉が出なかった。国の流行病を治す為に自身を犠牲にした前皇后。
その人は政略結婚だった。
「…そろそろ限界のようだわ。
陛下との話し合いはいつになりそうなの?」
力の終わりが分かるようで、カミーリアは謁見の日取りを聞いていた。
「明後日の正午だ。」
「分かったわ。
私も謁見させてほしいの。」
「確かにカミーリアがいれば生命の樹の仕組みを説明するのに助かるが…
出来るのか?」
「それはゼノにかかっているわ。
ゼノ。明日中にヴィクトリアとスキンシップをとって頂戴。1週間分以上のね。
そして謁見前にヴィクトリアにこの睡眠剤を飲ませてくれれば私も出てこれるはずよ。」
そう言って渡された薬は一粒30分ほど効く睡眠剤らしく、変わった瓶に入っていた。
「効果が心配ならゼノも一粒飲んでみたらいいわ。私の作ったものなのだから害はないし効果も保証する。」
城外で男たちに使った毒を考えると、睡眠剤を信用するのは怖いが、これをリア様に飲ませなければカミーリアは手を貸してはくれない。
今日の夜にでも1度自分で試してみようと思った。
「明日、明後日のヴィーの執務は私が請け負う。明日は1日ヴィーについていてやってくれ。」
「…かしこまりました。」
「ゼノ。
ヴィクトリアを想うのなら自分に正直になることよ。
あなたの想いはきっとヴィクトリアの力になる。」
カミーリアはそう言い残し、意識を手放した。
カミーリアの意識がなくなったリア様は力が抜けて俺に倒れ込んだ。
俺は急いでリア様を確認したが、スヤスヤと眠っているようだったので安心した。
俺はそのままリア様を抱き上げてベッドへと下ろす。
そして静かに額にキスをした。
「何かしら?今行くわ。」
シャノン卿に告げられ、読書を中断して立ち上がったリア様は歩き出した。
シャノン卿がリア様のエスコートをし、俺はその後ろを歩いていく。
息抜きをしたリア様は仕事の作業スピードが上がり、正確性も向上した為、シャノン卿はここ最近機嫌がいい。
「…ゼノ。ここで待ってていいわよ。」
シャノン卿が一緒に入るから謁見の間の中までは護衛は要らないということだろう。
「かしこまりました。」
そう言って俺は扉の前に立って待つことにした。
最近のリア様も機嫌が良く、事あるごとにゼノ。ゼノと呼んでくれる。
以前よりも仲良くなった気がするが、騎士として距離感には気を付けようと思うのだ。
すると真横にある扉が突然開かれた。
俺は驚き、すぐさま目をやると、涙を浮かべたリア様が部屋から出て行ったのが分かった。
俺はまだ中にいるシャノン卿に視線を送って頷き、リア様の後を追った。
コンコン。
「失礼致します。ゼノでございます。」
いつもならすぐに許可が降りるのだが、今は違うようだ。
少し間があり、入れという声が聞こえてリア様の部屋へと入った。
「…リア様。」
声をかけると彼女は涙を浮かべたまま振り返った。
赤い瞳が涙で揺れている。
俺はすぐその変化に気付いた。
「…カミーリア。」
「…何だ。すぐ気付かれてしまったわね。」
そう言いながらカミーリアは涙を拭いていた。
「なぜあなたが?」
謁見の間から出てきた時は確かにリア様だった。
リア様は何らかの事情であの空間から逃げ出すように部屋まで来たことになる。
そしてその間にカミーリアと入れ替わった。
「今ヴィクトリアは強いショックで意識を手放しているの。だから隙をついて私が出てきた。それだけよ。」
視線を外してそう言われれば違和感があり、言いたくないのだと悟った。
しかし相手はカミーリアで、俺の主人ではない。言いたくなくともリア様に関わる事ならば、俺は聞かなければ気が済まないのだ。
「本当は何があった?」
カミーリアはリア様の中で意識を持っている。外の様子が分かるのだ。
小さくため息をついたカミーリアは訳を話し始めた。
「ヴィクトリアに婚約の話が出たわ。」
「っ婚約⁈」
急に知らされた事に俺は驚いた。
ヴィクトリア様が婚約すれば、今している俺の仕事はなくなるだろう。
代わりにその婚約者がヴィクトリア様にハグやキス、それ以上の事をするのだ。
考えただけでも俺の気持ちはどうにかなってしまいそうだった。
呆然とする中でまた扉が叩かれた。
「ヴィー!」
返事をする間もなく入ってきたのはシャノン卿だった。
「もう1度陛下と話をしよう。私からもちゃんと説明してやる。」
リア様の腕を掴んで彼女の顔を覗き込む。
するとカミーリアが口を開いた。
「全く。
シャノンは気付きもしないのね。
ゼノはすぐにヴィクトリアではないと気付いたというのに。」
大きくため息をつくカミーリアの前で、シャノン卿はようやく気付いたようだった。
「………カミーリアなのか?」
「ええ。」
仁王立ちし、腕を組む姿はヴィクトリア様では見ることができない。
「なぜ暴走してもいないのに入れ替わっているんだ?」
混乱するシャノン卿にカミーリアは説明し始めた。
「シャノンの憶測通りよ。何もおかしいことではない。
ヴィクトリアを想うゼノの気持ちが私の糧となり、力となった。だから少しの間こうやって出てこられるようになったの。」
「っ!」
シャノン卿に俺の想いが知られているのは分かっているが、まさかカミーリアにまでバレてるとは思わなかった。
「そうか…やはり私の気持ち程度では暴走して当然という訳なんだな。
やはり私の目に狂いはなかった。
…ところで、カミーリアが出てこれるという事をどうして黙っていた?」
「今しがた出てきたばかりなのだから報告のしようもないでしょう?」
カミーリアは先日城外で起こった事をシャノン卿に隠しておくことにしたようだ。
そして俺もそれに同意した。
危ない目に遭ったと分かればもう城外に出られなくなってしまう。俺がそばにいれば防げた事なので報告はしないのだ。
「…それもそうか。」
カミーリアはリア様と違って嘘が上手いようだ。これがリア様だったらすぐにバレていただろう。
「それよりも婚約の話よ。今ヴィクトリアは塞ぎ込んでいて出てこない。だから私が出てきたの。
相手は隣国のベンジャミンと言っていたわね。」
「ああ。ベンジャミン皇子は第二皇子だから国を継ぐことはない、穏やかで戦いも好まない。フロリアスの王座を継ぐには申し分ないんだ。
それにベンジャミン皇子はこちらの国の皇女との結婚を望んでいるらしいから、陛下もいい話だと思ったのだろう。」
「そうでしょうね。優しくて権力もあり、愛情まであるのなら断る理由はないわ。」
そう言われて俺は拳を握りしめた。
「だけど、ベンジャミンと結婚すればヴィクトリアは5年も生きることはできないわよ。」
その言葉に俺もシャノン卿も息を止めた。
「どういう事でしょうか。」
俺がシャノン卿に聞くとシャノンはそうか。と声を漏らした。
「…ヴィーの気持ちだ。」
そう言われても俺の頭では処理しきれない。
「ゼノは本当に頭が弱いようね。
つまり、シャノンとゼノの想いの違いのように、ヴィクトリアの想いも関係してくるのよ。」
「…ということは?」
「ヴィクトリアはベンジャミンを嫌っているわけではないが好いてもいない。
他に好きな人がいるのよ。
だからベンジャミンと結婚してしまうと生命の樹の力を制御できなくなって死んでしまう。
ヴィクトリアの母であるエリザベートのように。」
その言葉に俺もシャノン卿も言葉が出なかった。国の流行病を治す為に自身を犠牲にした前皇后。
その人は政略結婚だった。
「…そろそろ限界のようだわ。
陛下との話し合いはいつになりそうなの?」
力の終わりが分かるようで、カミーリアは謁見の日取りを聞いていた。
「明後日の正午だ。」
「分かったわ。
私も謁見させてほしいの。」
「確かにカミーリアがいれば生命の樹の仕組みを説明するのに助かるが…
出来るのか?」
「それはゼノにかかっているわ。
ゼノ。明日中にヴィクトリアとスキンシップをとって頂戴。1週間分以上のね。
そして謁見前にヴィクトリアにこの睡眠剤を飲ませてくれれば私も出てこれるはずよ。」
そう言って渡された薬は一粒30分ほど効く睡眠剤らしく、変わった瓶に入っていた。
「効果が心配ならゼノも一粒飲んでみたらいいわ。私の作ったものなのだから害はないし効果も保証する。」
城外で男たちに使った毒を考えると、睡眠剤を信用するのは怖いが、これをリア様に飲ませなければカミーリアは手を貸してはくれない。
今日の夜にでも1度自分で試してみようと思った。
「明日、明後日のヴィーの執務は私が請け負う。明日は1日ヴィーについていてやってくれ。」
「…かしこまりました。」
「ゼノ。
ヴィクトリアを想うのなら自分に正直になることよ。
あなたの想いはきっとヴィクトリアの力になる。」
カミーリアはそう言い残し、意識を手放した。
カミーリアの意識がなくなったリア様は力が抜けて俺に倒れ込んだ。
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