ともだち。

あおはる。

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ともだち。

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私の名前は美樹。
中2女子、恋をしています。
相手は塾で知り合った同じ中2の悠。
悠は優しくて、明るい。
塾でも誰とでも仲が良くて、、

恋をしていると言っても彼には彼女がいる。
だから、私は悠にとっては友達。メールも結講するしそれで十分だから。

悠〈お疲れ~〉
彼からのメール!私はすぐにメールを返す。
美樹〈お疲れ!!〉
塾が終わると来るこのメールが楽しみで、嬉しい!
寝る準備をして布団に入る。
美樹〈ひまああ〉
布団に入ってこのメールを打つのが日課になってきた
悠〈おお、じゃ今日もメールするか!w〉
この時間が1日の楽しみ!
悠とたわいもない話をしたりして、、気付くと2時を回っていることもあったり(笑)
美樹〈最近彼女とはどーなの??〉
定期的に聞くこの質問。大体悠は〈いい感じ〉と言って惚気を話す。
聞くのはもちろん辛いけど上手く行ってなければ、、、というわずかな希望に賭けて聞いてしまう。
自分で聞いときながら惚気コースになるだろうと思っていた。
でも、返ってきたメールは意外なものだった。
悠〈別れたw〉
別れた。という一言に嬉しく思ってしまった、、
でもチャンスだと思った
美樹〈え!?なんで?〉
悠〈まあ性格が合わなくてw〉
美樹〈そーなんだww〉
時計を見るともう1時!?
美樹〈もう1時だから寝るね!〉
悠〈おけ!おやすみ~〉

その日は嬉しくて、、
その嬉しさを噛みしめながら眠りについた。






ピピピ……。
「ん、、」
今日は塾!しかも悠も塾で悠に会える日!!
学校も適度に済ませて、帰宅。
家に帰ったらスマホを確認する
〈悠から新着メッセージがあります〉
「ん?なんだろ、、」
学校から帰ってきて悠からメールが来てるのは珍しいから気になってメールを開ける。
悠〈今日塾の帰り一緒に帰ろう!〉
・・・ん??え?帰るって2人で?
美樹〈帰るって、、、2人で??〉
パニックになりながらもそう返す。一体どうゆうつもりなんだろう、、
悠〈うん、やだ?〉
嫌なはずがない!
美樹〈ううんwいきなりどーしたのかなってww〉
悠〈あーねwちょっと話したいことがあってね~〉
話したいことがあるなんて、、、、なんかあったのかな??

塾に着いたけどその日は集中できずに3時間が過ぎた。
塾が終わり待ち合わせ場所に向かう、、
着いたのは私が最初のようだ。
悠「おう!ごめん待たせた?」
美樹「ううん。今来たとこだから平気!!」
悠「そっか!じゃあ行くか~!」
いつも1人の帰り道に悠がいる。しかも2人きり。
悠に心臓の音が聞こえるくらい私の心臓が高鳴った、、、、
美樹「それで、話したいことって何?」
悠「あの、、実は彼女と別れたのは性格が合わなかったからじゃないんだ。」
美樹「ん?どういうこと??」
悠「美樹。」
美樹「はい。」
彼の真剣な眼差しに思わず敬語になる。
悠「俺と付き合ってほしい。」
美樹「え!?私と??」
一瞬悠が何を言ってるのか分からなかった。
悠「美樹のこと好きになっちゃったから、、」
夢かと何回も疑った。
美樹「逆に私でいいの?」
悠「美樹がいいんだ。」
美樹「実は私もずっと好きだった。」
悠「え。ってことは、、、」
美樹「うん。よろしくお願いします!」
悠「よっしゃーーー!」
その日は2人で手を繋ぎながら帰った。
家に帰ってからもこの事実を信じられず何回も頬をつねった。
頬が痛いたびに現実だと言われてる気がして嬉しくなった。

私と悠は学校が違うから学校では会えない。
でも悠は塾の日には毎回一緒に帰ったり、休みの日に遊んだり、電話をしたり、、
順調だった。と思っていた、、
4月1日今日はエイプリールフール。
〈悠から新着メッセージがあります〉
「あ!からだ!」
うきうきしながらスマホを開く。
〈別れよう。〉
「え、、、」
時が止まった。
「でも、今日はエイプリールフールだ!!」
美樹〈も~!びっくりさせないでよ!心臓止まるかと思ったw〉
悠〈ごめん。エイプリールフールとは関係ない。〉
美樹〈え、、、それって本気で別れたいってこと?〉
悠〈うん。ごめん。〉
そんなに謝らないで欲しかった、、、
美樹〈そっか。最後に理由だけ聞きたい。〉
悠〈好きな人ができて、、、〉
美樹〈そっか、応援してる。〉
応援なんかできる訳ない。上手くいかなければいいって思う最低な自分。
悠は〈これからは親友ってことで〉と言った。本当に自分勝手でわがままだ。
もう少しで2週間だった。短かったけど楽しかったよ。
好きだった時のこと。告白された時のこと。デートのこと。メールで話したこと。そしてフラれたこと。
全てを思い出して涙が止まらない。人ってこんなに涙が出るんだ。

塾がこんなに憂鬱だったのは2週間ぶり。
塾に行って席に座る。そこに悠が、、目があって悠が手を振ってくる。
なんでそんなことができるんだろう。苛立ちと共に私はそれを無視した。
家に帰ると悠からメールが。
悠〈今日無視したろ?w〉
無視したとも。
美樹〈あれ私に振ってたんだw〉
気づいてた。私に振っていることくらい。
とっさに出た言い訳。悠も私の言い訳に気付いているだろうか。
正直もう関わりたくない。なぜか見てるとイライラしてしまう。嫌いになったしまう。
もう悠なんてどうでもいいと思った。私はもう悠を好きじゃない。
私って最低??


悠はその後もメールしてきたり、塾で話しかけてきた。
私はその度に無視したり素っ気なく返すようになっていった。
そして次第に連絡頻度は減っていき、ほぼ連絡を取らなくなった。
勉強と部活で忙しかったのもあって別に気にしてなかった。
そのまま関わることなく過ごしていると、、 
〈悠から新着メッセージがあります〉
久しぶりにきた悠からのメール。
悠〈久しぶりだね。俺好きな人にフラれたw〉
美樹〈そっか。ドンマイだね!〉
このメールがきっかけでまたメールをし始めた。
悠〈俺ら親友だから、好きな人とかできたら報告な!〉
美樹〈了解ww〉
またメールをする日が来ると思わなかったけど、友達としてこれから楽しもう~







そんなふうにメールしたりしていたある日。
悠〈俺彼女できたからあんまメールしてこないで〉
どこまで自分勝手な人なんだろうか。
美樹〈は?てか好きな人いたんだ。〉
悠〈うん〉
え?好きな人ができたらいうって言ってたのに、、、?
美樹〈なんで言ってくれなかったの??〉
悠〈ごめん〉
このメールで私は悠を信頼できなくなった。
友達って何??私が信頼されてなかっただけなの?
もう、、、意味が分からない。
悠に彼女ができたせいで塾から帰る約束も、電話する約束もなくなった。
私の方が先に約束してたのに、、、なんで。

もう悠のことなんて忘れるくらいの月日がたった。
塾で会うことはあるけど、別に話すこともないし。同じ空間にいるだけ。
まあどうでもいい。
塾もそれなりに終わらせて家に帰るとメールが、
悠〈久しぶり、今度一緒に帰ろ?〉
突然こんなことを言うんだ、どれだけ私を振り回せば気が済むの??
美樹〈え?彼女にダメって言われてんじゃないの?〉
悠〈まあそうなんだけど。向こうが俺の約束守ってくれないから俺も破ろうと思ってw〉
美樹〈そっか。別にいいけど、、〉
悠〈じゃあ明日ね!〉
美樹〈了解。〉
結局次の日悠は美樹を置いて1人で帰った。
ショックすぎて、もう悠を信じるのをやめようと思った。
信じても傷つくだけだ。

その後も何回か帰る約束をしたけどその度にドタキャンされて、、、
人間不信ってやつ??w







私はそれから悠とメールもせず普通の日々を過ごしていた。
悠とメールをやめて2週間。
テスト前になり1日塾に行った日、久しぶりに悠に話しかけられた。
悠「ここってどういうこと?」
美樹「あ~。ここは800×60して48000になるよ!」
悠「なるほどね!!ありがと!」
なんで私に聞いたんだろう、、?
ありがとうと言う悠の笑顔を見て思いだしてしまった。
悠のことが好きだった頃の気持ちを、、、あの笑顔はずるい。

その後も悠は何回か話しかけてきた。
その度に返事を適当に返す。でもどこか嬉しくなってる自分に驚いた。
やっぱり楽しいな、、話してると。

悠〈今日はありがとうね!〉
美樹〈ううん!こちらこそ~〉
久しぶりに悠からのメール、、なんか嬉しいな~
悠〈そういえば、今度一緒に帰ろ~〉
美樹〈うんw全然いいよ~!!〉
悠〈じゃあ明日ね!〉
楽しみだな、、、なんて一緒に帰るだけなのにw


いつものところで待つ。
スマホを触りながらソワソワする私。
悠「わあっ!!!!」
美樹「うわ!!びっくりした~」
悠「驚きすぎだろwww」
美樹「もうwびっくりさせないでよ~ww」
悠「じゃあ行くか!」
美樹「てか、悠から帰ろって誘うの珍しいよねw」
悠「そうかもね、、w」
側から見たらカップルに見えるのかな??
続く沈黙。時が止まったみたい、、、
この気まずい空気を終わらせようと話を始めようとした時。
悠が先に口を開いた。
悠「あのさ、、」
美樹「ん~?」
そう言って悠の方を向く私。
すると、悠の顔が近づいてくる。
私の唇は悠の唇と重なった、、、、何がなんだか分からずパニックに。
悠は私から顔を遠ざけて微笑んだ。
悠「ごめん。可愛くてつい、、、w」
ん?つい??可愛くて??
美樹「え?どう言うこと、、?」
悠「本当鈍感だよな~w」
美樹「からかうのもいい加減にしいてw」
悠「俺、好きでもない人に可愛いとか言わないけど?」
美樹「それって、、、??」
悠「振ったのは俺だけど、別れてから美樹のことが気になってやっぱり好きだなって。」
美樹「え。」
悠「好き勝手言ってるのはわかってるけど。もしよかったら付き合ってください!」
美樹「私も、、、好き。」
涙が止まらない。嫌いだったけど、ずっと好きだった。
悠「なんで泣くんだよw」
美樹「苦しかった、、、、」
悠は私を優しく抱きしめてくれた。それが嬉しくて、優しくて、あったかくて、、、
今まで溜めていた『好き』が溢れて。嫌いになんかなれてなかった。

幸せだよ。悠。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そんなことがあってからもう何年経つか、、
もちろんまだ一緒にいる。 
あの後から高校に行っても私たちは関係よく続いていた。
数え切れないくらい喧嘩もしたし、いろんな思い出もできた。
別れようって思ったことも何回かあったけど、、、w
でもその度にあの日のことを思い出して、悠がいなきゃダメなんだと思い出した。
今では喧嘩も減って、毎日楽しく過ごしている。

だから、みんなにも恋を諦めなあいで欲しい。
もちろん叶う恋も、叶わない恋もある。
でも結果がどっちでもそれを追いかけることに意味があるし、それが青春。

私はみんなの恋を応援してえいます!!
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