机二つ、椅子二つの少女

立花 シュシュ

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小学生編

学校に少しだけ

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私は集会がある日に学校に行った。クラスのみんなは、私のことをあまり気にしてはいなかった。
みんなと鬼ごっこをしたりして遊び、お菓子を食べた。少しだけ楽しかった。
それから私はお母さん付きで、学校に行くようになった。お母さんにとっては、毎日が参観日みたいな感覚だったのかもしれない。
けど、お母さんだって家事をしなければならない。お母さんが途中で帰ろうとすると、私も帰った。私はお母さんがいないとダメだった。結局、また学校に行けなくなった。
私は学校が嫌いだ。

私は四年生になった。私の担任の先生は尾川先生という男の先生になった。けど、私は不登校のままだった。尾川先生も杉山先生みたいに毎日、家に来た。私は正直、うんざりしていた。だって、学校に行っても楽しくない。杉山先生は私みたいな子の対応の仕方が分からなかったのか、最後ら辺は諦めていた。尾川先生はというと、嫌なことがあったら先生が助けてあげるから、学校に行こう?と言っていた。そんな日々が続いた。
私は一日だけ、行ってみることにした。
尾川先生の授業はとても、楽しかった。
困ったときには、尾川先生が助けてくれた。
私は学校が少しづつ、好きになった。
四年生の途中からは私は学校を休むことが少なくなっていた。けど、学校に来るようになったは私には友達がいなくなっていた。
不登校になる前に仲良かった友達も、他の子と一緒にいて、私は独りぼっちになった。
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