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第4章 地球滅亡を願う輩と救う者達 Vol-1-3。

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❤️フェアリピンクの不思議な冒険❤️保存版、⑥
(アラン・レムールアーナ・アトラスシリーズ・フェアリピンク)
MD2821年1月18日。~MD2821年2月12日。

第4章 地球滅亡を願う輩と救う者達 Vol-1-3。
(登場人物)
💚アラン・レムール・アトラス。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国初代神聖大帝。
❣️パロメマィウス・レムール・レムラル。
 レムニア共和国女王。身長10センチメートル。アランの共生者。


❣️ミロナテリア・レムール・リア。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国初代神聖女王。
❣️パロメテロアス・レムール・レムラル。
 レムニア共和国女王。身長10センチメートル。パロメティウスの共生者。

❣️サラ・レムール・アトラス。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国副神聖女王。日本連邦共和国統轄女王。藤原一族直系の末裔。藤原財団第1継承者。
💛エスパー部隊副統合司令長官。
💛テラ連邦共和国エスパー部隊総統轄司令長官。

❣️ミサ・レムール・アトラス。
 長女。(生物学的年齢18歳)2235歳。
💛テラ連邦共和国エスパー部隊統轄司令長官。超天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。超天才医学者。7次元数学者。超天才数学者。フェアリピンクのリーダー。30以上の学位を持っている。

❣️レミ・レムール・アトラス。
 次女。(生物学的年齢18歳)2233歳。超天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。超天才数学者。超天才医学者。30以上の学位を持っている。

❣️レナ・レムール・アトラス。
 3女。(生物学的年齢18歳)2231歳。超天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。エネルギー分析学者。超天才医学者。遺伝子学者。超天才数学者。30以上の学位を持っている。

MD2821年1月18日。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
MD2821年2月12日。

第4章。地球滅亡を願う輩と救う者達 Vol-1-3。

プロローグ
 局所銀河群を滅亡させようとする勢力は巧妙に仕組んだ策略で、局所銀河群の戦力の大半を局所銀河群から離脱させる事に成功する。
 地球滅亡を願うは、協力者で有るオウリエイト帝国メイヤ・レムル・ムア女王を影から支援して。自分の手足の様に動かしている。其のオウリエイト帝国メイヤ・レムル・ムア女王は、帝国革命同盟軍の影の支配者で有る美濃部作次郎に命じて、局所銀河群を争乱状態に落とし込んだ。
 其の様な輩から救う者達は、策略を見抜けなかった為に手を差し伸べるのが遅かった。其の遅れが太陽系滅亡へと突き進む事になる。


(本文)

 緊急警報を受けた藤原龍神テラ連邦共和国執政官は、防衛本部とコンタクトして至急迎撃を取る様に命令する。
 執政府の統合司センターの司令席に着席して、マルチ通信回線を成立させる。通信スクリーンが4分割され、アフロディーナとテラ連邦共和国防衛本部と宮殿と、地下都市のミロナテリアとサラとのコンタクトが成立する。
 メインスクリーンに映し出された太陽系外縁に集合している艦隊は、今まで見たことの無い形状で有る。
 感の鋭いサラは何故か胸騒ぎがして、近江ユリア統轄摂政に「地上の民を海底都市並びに地下都市に避難させて下さい。但し混乱を避ける為に訓練だと伝えてから避難させなさい」と、命令する。
「承知しましたサラ様」と、答える近江ユリア統轄摂政。
「藤原執政官、敵船団は想像以上に強敵かも知れません。敵わないと判断したなら直に防衛艦隊は脱出しなさい。勿論貴方もです❗️」と、話し掛けるサラ。
「神聖女王陛下並びに女王陛下を見捨て逃げ出す事は出来ません」と、答える藤原龍神執政官。
「私達は安全な場所にいますから心配は必要有りません。此れは命令です❗️」と、指示するサラで
「承知致しました女王陛下」と、答えるが、藤原龍神執政官は女王陛下を見捨て逃げ出す意思は無かった。其の上、テラの科学技術力は高く負ける筈がないと信じていた?
 MD2821年1月18日午前11時。藤原龍神執政官は、第3惑星地球と第4惑星火星の中間に有る宇宙空港に係留されている自分の旗艦に移動して、最終防衛ラインと合流して全軍の指揮を取る。

 御前様と呼ばれている過去の亡霊美濃部安太郎は、全軍に攻撃命令をだす。心の中で〈近江正信、今度こそ終わりだ❗️〉と、呟く。
 帝国革命同盟軍の前衛部隊で有る、直径500メートル楕円半球型バスロン5000台がいきなり最終防衛ラインの全面に出現し、一斉に発砲する。不可思議エネルギービームは最終防衛ラインの全艦隊を瞬時に消滅させ、数分後にテラの防御バリアを特殊戦艦バスラルン100台が数秒後に崩壊させる。バリア崩壊と同時に楕円半球型バスロン5000台が大気圏内に突入して行く。
 広範囲に広がり地球の都市を無差別に攻撃を開始する。地上崩壊が迎撃を開始するが、強力なバリアに阻まれ破壊出来ない。為す術も無く地上の都市が炎上し続ける。
 直径5000メートル楕円半球型バスダン1万台が、地球を封鎖し救援艦を阻止している。
 地球滅亡の危機を感じ取った地底都市カタカムリアの生体脳カムリアは、全ての機能を蘇生させ、木星の中に保存していた円盤型戦艦10万台に発進命令を出す。同じく地下8000メートルの地下都市マリアレムの生体脳マリアも反応して保存して有る戦艦に出撃命令を出す。旧ムー帝国の中生体脳も行動を起こす。
 だが、反応するのが数分遅かった。其の数分の差が地球の地上は壊滅的な打撃を受けている。
 地下都市マリアレムで地上の状況を傍観しているミロナテリア、サラ等は言葉を失っている。
 気を取り直し「サラ、しっかりなさい❗️必ず反撃が開始されるわよ」と、話し掛けるミロナテリア。
 ミロナテリアが話した通り、数分後に猛烈な反撃が開始される。月の内部から瞬間移動した360台のミラクル宇宙船ミレアルナが、地球を封鎖しているバスダンへ攻撃を開始する。
 ミラクル宇宙船ミレアルナは、強力なプラネトバース砲で一撃でバスダンを破壊している。反撃を受けるがスピットル・マルチ次元バリアを破壊出来ない。
 何処から来たのか直径4000メートルの円盤型戦艦10万台が実体化してきた。更に太陽系外縁に直径18000メートル球型戦艦1万台と直径8000メートルの球型10万台が実体化して来る。其の船団が背後から帝国革命同盟軍船団に襲い掛かる。
 背後からから攻撃を受けた帝国革命同盟軍は、太陽系内に逃げる他に道が無かった。其れが退廃する結果となる。土星と木星に隠されていた円盤型戦艦数10万台が正面と横からの三方から攻撃を受けて数千台単位で消滅している。
 母船はかなり損傷を受けながらも、美濃部安太郎は悪態を吐き捨て緊急転移を命令をする。追従出来た戦艦は僅か数千台だけで有る。残りは、大破、或いは航行不能、残骸だけである。
 サラは地上の惨状、太陽系内の状況を確認して、レスキュー船団に連絡して救助の依頼をする。
 覚醒した地下都市の生体脳がいきなり話し始める。
「私は生体脳マリナです❗️サラ・レムールアーナ・アトラスをミレア・マリアレム・ヴァル神聖女王ミレア・マリアレム・ヴァル神聖女王の生まれ代わりで有ると認定しましたので、全てのロックが解除されました。
 此の地下都市は、マリアレム宇宙連合帝国最後のミレア・マリアレム・ヴァル神聖女王が、5億8000万年前から続いている、宇宙の覇権を賭けた戦乱から逃れる為に、王族を中心とした一族と、万が一に備えて再興可能な人材と共に、8000万年にマレム星系惑星アレスからアレス(地球)に移住。地上は恐竜の世界だったので、安定している地下8000メートルに地下都市を建設しました。現在蘇生中です」と、説明する生体脳マリナ。
「えっ、どういう事なの。理解出来ないわ」と、話し掛けるサラ。
「サラ様、今は地上の民の救済と再建をしなければなりません」と、進言するホィトニーナ。
「ホィトニーナの言う通りね。では、先ずは上部の地底都市カタカムリアにでましょうか」と、全員に話し掛けるサラ。
 数分後。地底都市カタカムリアに登る。カタカムリアの管理人で有るプロメラ・レムールアーナ・アトラス女王等が出迎える。
「ミロナテリア様、サラ様❗️地上は壊滅状態です。其の上、藤原龍神執政官並びに軍幹部多数が戦死されました。と言う状況ですので、此処を統合本部としています」と、いきなり話し掛けるプロメラ女王。
「承知したプロメラ。で、ユリア統轄摂政等は無事なのか」と、問い掛けるサラ。
「現在確認中です❗️恐らく海底都市に避難したと思われます」と、答えるプロメラ女王。
「地下都市カタカムナが覚醒したようね」と、話し掛けるミロナテリア。
「私は生体脳カムリアです。アレス(地球)が滅亡の危機に陥った為、セフティロックが解除され、緊急防御システムが発動されました」と、答える生体脳カムリア。
「知ら無い謎が多すぎるけど、今はテラの再建が最優先よね」と、話し掛けるホィトニーナ。
 最後尾の司令席に着席したサラ等は「カムリア、マルチ回線を」と、指示する。
 直後。アフロディーナとクィーンサークル本部とレスキュー船団本部と地下都市マリアレムの生体脳マリナとムー帝国ミリアヌ・マリアナリア・ガロン女王と、ムー帝国の中央生体脳ミクロテシアがスクリーンに映し出される。
「ミロナテリア、サラ❗️無事だったのね。安心したわ」と、話し掛けるアフロディーナ。
「地上の民はどうなったか解る❗️」と、問い掛けるサラ。
「さらが事前に警告した効果が有り、ほぼ全員が無事の様よ。避難民は近江ユリア統轄摂政が統轄しています」と、答えるアフロディーナ。
「レスキュー船団統合司令センターです。現在太陽系内の航行不能艦の救助並びに残骸の整理を実行中です」と、報告する。
「情報統合本部です。今回の攻撃は太陽系だけではなく、天の川銀河並びにアンドロメダ銀河の成都、主要都市も壊滅的な被害を受けました。クィーンサークルは、大規模災害対策本部を設立し、キルルキル・レムール・レムル副神聖女王が大規模災害対策本部長に就任しました」と、報告する。
「新しい情報が届きました。ブルースター銀河連合帝国ムアル連邦共和国が無償で援助すると申し出ました。クイーンサークルは、1共和国が無償で援助するのは負担が多すぎると判断し、帝国が6割、各連邦共和国が4割負担してムアル連邦共和国に支払う事になりました」と、報告する。
「サラ、ミサ等3姉妹とコンタクトしてテラに戻る様に伝えてくれないかしら❗️」と、要望するキルルキル・レムール・レムル副神聖女王。
「連絡して見るわ❗️」と、答えるサラ。
〈ミサ、レミ、レナ❗️〉と、思考波コンタクトで呼び掛ける。
〈ママ、いきなりどうしたの❗️〉と、ミサか代表して答える。
〈テラや各連邦共和国の主要都市が帝国革命同盟軍の攻撃で壊滅的な打撃を受けたから、再興する手助けが必要なの。だから直ぐに戻って来なさい❗️〉と、要請する。
〈解りました。私達は全員集合しているから、話し合ってから直ぐに戻るわね〉と、答えるミサ。
〈宜しくねミサ❗️〉と、答えてコンタクトを切る。
 ミサは全員に向かって、サラから連絡を受けた事を話す。
「全員戻るわけには行かないから、チーム別に判断したらどうかしら」と、提案するBチームのリーダーで有るパトレシアナ・レムール・レムリア。
「では私達Aチームはテラに戻りますので、パトレシアナと、ペルテリアスは此処に残って再興に必要な資源等をムアル連邦共和国に送り続けて。シモラルナは帝国革命同盟軍の新たな本拠地を探し出して徹底的に殲滅させて❗️」と、指示するミサ。



 MD2821年1月22日午前6時。ミラクル宇宙船ミレアルナが天の川銀河太陽系に戻った。数分後。第3惑星地球と第4惑星火星の中間に滞空している宇宙空港にドッキングする。
 直径800メートル、全髙80メートルの戦艦シモネルダで地球に向かって行く。2時間後。地球の周回軌道にのせてから、瞬間移動して地下都市カタカムナの統合司令センター内で実体化する。
 気が付いたサラが「意外と早かったわね」と、話し掛ける。
「酷い惨状ね。でも大丈夫よ。宇宙最高の技術で再興するから」と、話し掛けるミサ。
「又、新たに発明したのね」と、話し掛けるミロナテリア。
「物質転換炉と、アラドロン復元機を組み合わせた有機質、物質等をコピー・復元させる機械、アラハムロン復元機を発明したのよ」と、答えるミサ。
「超高速で復元出来るから、再興する時間が10倍短縮可能よ❗️」と、説明するレミ。
「サラ、私はクイーンサークル本部に戻るわね。帝国全体の指揮を取らなければならないから」と、話し掛けるミロナテリア。
「早く戻った方が良いわよ❗️」と、話し掛けるサラ。
 2人は別れの挨拶を交わして、ミロナテリアは転移器のゲートに入り消える。
 ミロナテリアを見送ってから「貴女達にテラの再建と、帝国の再建を託すわね。私は近々は新たな使命の為にテラを離れなけばならないから」と、話し掛けるサラ。
「えっ、そうなのママ❗️」と、話し掛けるミサ。
「幾ら離れていても瞬時に会えるから大丈夫よ❗️」と、話し掛けるサラ様
「そうね、私達は宇宙を翔るフェアリピンクだものね」と、話し掛けるミロナティル。
 ルシアナ・レムアナル・アレス第1具象が通信スクリーンに現れる。
「ミサ様、ミラナル・シモネル・ラダン第1軍総帥傘下の部隊が、テラの地上の瓦礫の撤去を開始しました。撤去終了次第復元を開始します」と、報告する。
「御苦労様❗️宜しくお願いしますね」と、話し掛けるミサ。
「アイネットワークです。ムアル連邦共和国の救援船団が太陽系内に到着しました」と、報告する。
 小一時間後。地球の周回軌道に付く。
 通信コンタクトを取り「テラ救援船団司令のレシラナ・レムリアナ・ムアルでする。サラ女王陛下へ❗️今後の指示をお願いします」と、話し掛ける。
「レシラナ副女王、御苦労様です」と、話し掛けるミサ。
「ミサ様、テラに戻っていたのですね」と、話し掛けるレシラナ副女王。
「ママに呼ばれて戻ったのよ❗️今、テラは瓦礫を撤去中なので暫く待機していて。責任者から随時連絡が届くとおもうので」と、話し掛けるミサ。
「承知しましたミサ様」と、答えるレシラナ副女王。
 地上の瓦礫の撤去は思う様にはかどらない。根本的に機械が少なすぎるのが要因の1つで有る。其処に救援船団が到着したので、ミラナル第1軍総帥が救援船団に問い合わせる。
 連絡を受けたレシラナ副女王はリストを照会して建設機械を全て送り届ける。他に、衣料品。食料品、衣類等を送り届ける。
 ミサは立ち上がって「此処にいても仕方がないわ。一旦戦艦シモネルダに戻って直径80メートル。全髙8メートルの戦艦シモルダで成都テラに行くわ。キラレル、タリアレル、アフロディルはどうする。再興の手助けに帰郷したらどうかしら」と、提案するミサ。
「ミサの言う通りね」と、納得するキラレル。話し合って、ミロナティルが此処に残って其々に別行動する事に決まった。
 直径8000メートル。全髙800メートルの戦艦シモネルダン3台が其々の故郷に戻って行く。ミサ様3姉妹は戦艦シモルダで成都テラに行く。
 上空1000メートル上空に滞空して、荒廃した成都テラの確認する。
「其にしても徹底的に破壊したわね」と、話し掛けるレナ。
「帝国革命同盟軍は命を懸けても殲滅しなければならないわね。幸い、テラの民の被害は少なかったけど、経済的損失は8000兆レア以上よ❗️」と、話し掛けるミサ。
「それ以上以上かもね」と、話し掛けるレミ。
「話は此れ位にして、消滅フィールドで地上の瓦礫を消滅させるわよ」と、話し掛けるミサ。
 数分後。3姉妹は意識を集中して消滅フィールドを発現する。瞬時に瓦礫が消滅し更地かな変わる。
「次は復元よ。私達が考え出した最高且つ、最新鋭の科学技術で復元するわね」と、話し掛ける。
 数分後。瞬時にクィーンパレス並びに宇宙空港、都市、執政府等が復元される。
「完了したわね。レナ、ママに報告して」と、話し掛ける。
 通信回線を開き、地下都市カタカムナの成都カムリアの統合司令センターと繋がる。「ママ❗️成都テラは私達で復元したわよ」と、話し掛ける。
「映像で見てたわよ。正に帝国の中で最強のエスパーよね。羨ましい限りだわ」と、答えるサラ。
「ママ、此方に移動する」と、話し掛けるミサ。
「テラの全てが再興するまで此処に待機してるわ。其の代わり近江ユリア統轄摂政等とコンタクトして戻る様に指示して頂戴」と、話し掛けるサラ。
「解りました」と、答えてから、思念波で指示された事を近江ユリア統轄摂政に伝える。
「伝えてたわよ」と、話し掛けるミサ。
「ミサ、次に日本共和国の成都東京の復元もお願いするわ」と、話し掛けるサラ。
「解りました」と、答えるミサ。
「ママも人使いが荒いわね❗️」と、話すレミ。
「レミ❗️聞こえているわよ」と、話し掛けるサラ。
「えっ、聞いていたのママ❗️」と、レミ。
「当然でしょうレミ。通信回線が繋がっているのだから」と、話し掛けるサラ。
「えっ、へ❗️」と、誤魔化すレミ。
 其れから小一時間後。東京上空に到着する。3姉妹は瓦礫だらけの東京を見て改めて、帝国革命同盟軍の悪行は絶対に許さない。と、改めて決意する。
「準備は良い。始めるわよ」と、声を掛けるミサ。
 3姉妹は意識を集中して、消滅フィールドを発現して地上の瓦礫を消滅させて行く。数分後。更地になる。少々疲れた3姉妹は、暫く休憩してから復元を作業を開始する。復元には10数分掛かったが、以前依り超近代的な都市が完了する。
 3姉妹は一息付いて、サラに報告する。「ママ❗️東京の復元は完了したわ。能力を使い過ぎてかなり体力が消耗したので、暫く休むわね❗️」と、話し掛けるミサ。
「解りました。ではゆっくり休みなさい。体力が戻ったら連絡して頂戴ね」と、話し掛けるサラ。
「はい、ママ❗️ごめんね」と、答えるミサ。

 太陽系内でのレスキュー活動は急ピッチで進めているが、残骸、航行不能艦が多すぎる為、未だに活動を続けている。幸いな事に、全ての戦艦は無人艦なので人的被害は無い。
 比較的損傷が少ない航行不能艦数10台は、研究する為にムアル連邦共和国に運んで行く。
 地上の瓦礫の撤去並びに再建は、思う様に進んでいない。建設機械等を数多く納入されて少しだけ作業がはかどり始める。
 ムー帝国、アロメダ銀河連邦共和国、バルデルス銀河団連合帝国等超古代の帝国が覚醒して、地球の再建に加わり想定以上に進展している。
 3時間後。ミサ様3姉妹がサラ女王とコンタクトして、体力が回復した報告する。
「良かった。では、此方に戻って来て❗️」と、話し掛けるサラ。
「はい、ママ。直ぐに戻ります」と、答えるミサ。
 数分後。ミサ等3姉妹は統合司令センターに戻る。
「貴女達に頼みたい事が有るの。近々大いなる使命の為にテラを離れなくてはならないので、テラの事を頼みたいのよ❗️」と、いきなり話し掛けるサラ。
「では、ミラクル船マリアリアンが太陽系に到着したのね」と、話し掛けるミサ。
「えっ、貴女達、知っていたの」と、問い掛けるミサ。
「有る程度の事はね」と、答えるレナ。
「では、話が早いわね。テラを離れたら何時戻れるか解らないの、テラの事を貴女達に託したいのよ❗️」と、話し掛けるサラ。
「ママ、御免ね❗️私達、今すぐでは無いけど、局所銀河群の再建が終わり次第、天の川銀河から180億光年はなれたマリアナリアン超銀河団アナリル銀河団ナリル銀河マリアナ星系第3惑星アリアに戻りたいのよ❗️」と、答えるミサ。
「其れなら大丈夫ね。局所銀河群の再建には少なくとも100年は必要だから」と、話し掛けるサラ。
「長くて10年位でしょう❗️」と、話し掛けるレミ。
「貴女達は認識不足ね。テラの再建は5、6年で終わるでしょうけど、局所銀河群内に幾つ主要都市が有るのか御存じ。480万星系以上有るのよ」と、話し掛けるサラ。
「え~、そんなに有るの❗️」と、問い掛けるミサ。
 隣にいるミロナティルがクックッ笑っている。
「30年位で再建出きるわよ」と、楽観的に話し掛けるレナ。
「そうね。では再建目標年数を30年に設定して再建に取り組みましょう」と、話し掛けるミサ。
 いきなり、「地下都市マリアレムの生体脳マリアです❗️ミラクル宇宙船ミレアルナの中央脳で有るシモルネレル生体脳ルシアナを中心とした生体脳ネットワークを構築しました。此のネットワークに依り、生体脳ネットワーク・ユニオンは宇宙最大規模の生体脳となりました。其の統合に依り、メンタルエネルギーが数億万倍強化されました。以後、メンタル的な支援が可能になりましたので報告しておきます」と、話し掛ける。
「マリア、では此れからどう呼び掛ければ良いのかしら❗️」と、問い掛けるミサ。
「今まで通りマリナとお呼び下さい❗️」と、答える生体脳マリア。
「マリア、メンタル的な支援とはどう言う事なの❗️」と、問い掛けるレミ。
「常時、フェアリピンク全員の能力を数万倍増幅させます。但し、個人差が有ります」と、説明する。
「と言う事は、思考波コンタクトも可能と言う事かしら」と、問い掛けるレナ。
「はい。其の通りです❗️」と、答える生体脳マリア。
「ミラクル船マリアリアンの惑星生体脳ミレアも生体脳ネットワーク・ユニオンに抱合されているのかしら❗️」と、問い掛けるサラ。
「はい。抱合されています」と、答える生体脳マリア。
「では、私も嬢達のネットワークの一員と言う事ね」と、問い掛けるサラ。
「はい。其の通りです」と、答える生体脳マリア。

 小一時間後。ミラクル船マリアリアンが太陽系に到着する。サラは転送機で、マリアリアンに移動。数秒後、通信コンタクトをして、ミサ等と暫しの別れの告げてからアッと言う間に太陽系から脱出さて転移して行く。



 超越知性体ミレアレスの第1具象で有るミレアルナ親衛隊統合司令のルシアナ・レムアナル・アレスは、超越知性体ミレアレスの執行者のシモルネレル生体脳ルシアナ依り極秘の命令を受け取った。
 其の第1段階がミラクル宇宙船ミレアルナを増産し、ミサ等3姉妹のミレアルナ親衛隊を設立する事で有る。第2段階が局所銀河群の再建で有る。第1、第2段階は平行して実行中で有る。
 第3段階は、帝国革命同盟軍を操っている組織を探りだして殲滅する事で有る。此の第3段階も平行して実行している。
 現在、Dチームが帝国革命同盟軍の第2の本拠地星系を捜査している。だが、此の広い宇宙で何の手掛かりも無く探す事など不可能で有る。
 超越知性体ミレアレスは、超越知性体ミレアレスの第6具象アメリアナ・レムアナル・アレスに命令し、帝国革命同盟軍の1戦艦を発見する様画策する。
 画策した通りシモルネレル・リテルの生体脳リテルが、帝国革命同盟軍の航行不能戦艦を発見する。牽引ビームで捕らえ引き寄せる。重力アンカーで固定してから船内に進入する前に、乗務員を睡眠ガスを艦内送り込む。時間を見て艦内に進入する。
 乗務員は全員倒れているが、艦内の戦闘ロボットに依る熾烈な猛攻に依り苦戦するが、小一時間後、重戦闘ロボットの投入に依りようやく制圧に成功する。
 艦長の脳内を読み取ったシモラルナ・ムル・パルサが、第2の拠点に向かう途中だったと知り、急いで天の川銀河の太陽系に向かって発進する。

 其の頃テラでは、サラ女王がミラクル船マリアリアンに搭乗して太陽系から発進していた。其のミラクル船マリアリアンと入れ替わりに、MD2821年1月25日。シモルネレル・リマルが太陽系に戻って来た。シモラルナ・ムル・パルサは、地下都市カタカムナの帝都カムリアの統合司令センターのミサとコンタクトする。
「ミサ、帝国革命同盟軍の第2本拠地星系の座標が判明したわ」と、少々興奮して話し掛けるシモルネレル。
「えっ、本当に❗️」と、信じられない、と言う顔つきで答える。
「偶然に帝国革命同盟軍の航行不能戦艦を発見して、艦長の思考から第2の本拠地に向かう途中だと解り、搭載脳をリサーチして其の座標が判明したのよ❗️」と、説明する。
「お手柄ねシモルネレル。改めて捕虜の尋問をしましょう」と、話し掛けるミロナティル。
 艦長並びに捕虜全員を再尋問するが、新たな情報は得られなかった。搭載脳からの情報は、意外と多くの情報が得られた。未知の指示者から通信が数多く受信していると判明するが、其の未知の指示者の正体は不明のままである。
 次に、帝国革命同盟軍殲滅部隊の編成と討伐月日の話し合いを始める。「今回は、絶対に逃れられない様な作戦にしましょう❗️」と、力を込めて話し掛けるミサ。
「先ずはコスモドリル銀河に探査アイを送り込んで詳細な調査をしてからにしましょう」と、提案するキラレル・レムール・レムル。
「其れが正解かも知れないけど、のんびりもしてられないわ」と、話し掛けるタリアレル・レムール・ルダン。
「戦力はどうするの。私達の親衛隊では力を不足でしょう」と、話し掛けるアフロディル・レムール・リア。
「戦力増長する時間も無いし、ミラクル宇宙船ミレアルナが数100台でも有れば良いのでしょうけど」と、話し掛けるミロナティル・レムール・リア。
「帝国革命同盟軍の戦力なのだけど、テラの科学技術依りかなり上回っているのよ。と言う事は、恐らく敵対する宇宙的勢力の援助を受けている可能性が高いと考えられるわ。其の様な敵対星系を攻撃すれば全滅するかも知れないわ」と、話し掛けるミサ・レムール・アトラス。
「ミサが話した事は真実だと思うわ。此処にいて目撃していたから」と、話し掛けるミロナティル・レムール・リア。
「残念ですけど、今すぐの進軍は無理ね。先ずは私達の親衛隊から戦力増長の擬装を実施しなければ」と、話し掛けるミサ・レムール・アトラス。
「御姉様経ちは何を悩んでいるの、私達にはアラハムロン復元機やアラドロン高速リストアリバイブラーが有るじゃないのよ。其れで無限に復元可能でしょう❗️」と、話し掛けるレミ。
 全員レミを見て微笑む。
「すっかり忘れていたわ」と、話し掛けるミロナティル・レムール・リア。
「モデルはミラクル宇宙船ミレアルナの天頂部の中型母船シモネルリア・ゼロと戦艦シモネルダロンにしましょうか」と、話し掛けるアフロディル・レムール・リア。
「強化する所は無いわよ。上位存在が設計した戦艦だもの」と、話し掛けるタリアレル・レムール・ルダン。
「他紙かに其の通りだわ」と、話し掛けるキラレル・レムール・レムル。
 ミサは暫し考えてから「増長するとすれば、アラハムロン復元機とアラドロン高速リストアリバイブラーかしら。其れと生体脳の容量を増やす事かしら」と、話し掛けるミサを
 ミサが話した後、全員が話し合いをする。結局ミサの言う通りだと認識し、実行するにした。
 いきなり通信回線にルシアナ・レムアナル・アレス第1具象が映し出される。
「皆様方に報告致します。色々と考えて頂いた事を全ての受け入れて、現在ミラクル宇宙船ミレアルナの増産と、戦艦シモネルダロンと戦艦シモネルダンの増産と、中型母船シモネルリア・ゼロの増産を開始しています。要望通り、生体脳の容量アップと2種類の復元器を従来依り100倍多く搭載されています」と、報告する。
「私達の話を聞いていたのね」と、話し掛けるミロナティル・レムール・リア。
「生体脳ネットワークで聞いていました」と、答えるルシアナ・レムアナル・アレス第1具象。
「手間が省けたわ。有難うルシアナ❗️」と、話し掛けるミサ。
「ルシアナ❗️戦艦シモネルダロンと戦艦シモネルダンと、中型母船シモネルリア・ゼロの3台を合体させられるかしら」と、問い掛けるアフロディル・レムール・リア。
「合体は可能ですが2台とも格納出来ます」と、答えるルシアナ第1具象。
「アッ、そうね。私達はどうかしてるわね」と、話し掛けるミロナティル・レムール・リア。
「テラ並びに局所銀河群の主要都市が壊滅し、人的被害が甚大だった為精神的に何等かの影響を受けているのでしょう。暫く休息する事をお薦め致します❗️」と、話し掛けるルシアナ第1具象。
「忠告感謝します。ルシアナの進めに従い暫く休息する事にします」と、答える。
 全員、ミラクル宇宙船ミレアルナには戻り数ヵ月休息する事になった。

 ムアル連邦共和国内では、アラハムロン復元機とアラドロン高速リストアリバイブラー各50万台で。中型母船シモネルリア・ゼロの復元を開始している。ミサ等の休息明けには少なくとも500万台が完成する予定で有る。船団の指揮官はルシナロス・レムアナル・アレス第3具象で有る。
 地球並びに主要都市の救助、再建は依然と遅れている。帝国並びにムアル連邦共和国からの援助も、火に油を注ぐ様な状態で全く進んでいない。
 救助、再建の総指揮はミロナテリア・レムール・リア神聖女王が地下都市カタカムナ成都カムリアの宮殿の統合司令センターから行っている。
 レスキュー本部は、地下都市カタカムナ成都カムリアの宮殿の統合司令センターと連携して救助に当たっているが、結成以来初の大惨状でかなり混乱している。
 統合司令センターの隣に、災害救助・再建統轄センターを立ち上げ管理統轄している。統轄管理官は、アメリアナ・レムアナル・アレス第6具象が担当している。

 ミサ等が知らない所で、宇宙規模の2大勢力が代行種族を影から操っている。上位存在同氏の直接対決は禁止されている為、代理戦争を仕組んでいる。当時に取っては迷惑な事だが、全く知らずそうなっているのは悲劇で有る。知らない事が幸いで有るが。
 超越知性体ミレアレスの執行人で有るルシアナ・レムアナル・アレス第1具象依り密命を受けたミレアスリロン宇宙帝国ミレアナ・スレイル・ロダン統轄女王は、ミレアスリロン宇宙帝国ミロアロス・スレイル・ロダン摂政に一任していた。
 ミロアロス摂政は、直径50億キロメートルの球型船ロダレダン・ミレアスで、局所銀河群から500万光年離れた宙域からじっと見守り重大な局面で、手を差し伸べている。
 ミロアロス摂政は堂々と介入したかったが、禁止されているので歯痒い思いをしている。ミロアロス摂政は、ミルアレイナ・ロン・バルデ第1執行を天の川銀河に、ミルアロイル・ロン・バルデ第2執行をアンドロメダ銀河に派遣して、影から状況を監視してミロアロス摂政に常時報告している。



 太陽系とムアル連邦共和国では、帝国革命同盟軍殲滅部隊の戦力増長の擬装陳びに復元作業が休み無く続けられ、MD2821年2月4日には。シモルネレル・ゼロ800万台。ミラクル宇宙船ミレアルナが500万台完成していた。
 ルシアナ・レムアナル・アレス第1具象がミサに「シモルネレル・ゼロが800万台。ミラクル宇宙船ミレアルナが500万台完成しました」と、報告する。
「えっ、そうなの❗️早いわね」と、少々驚くミサ。
「充分過ぎる戦力だわ」と、話し掛けるタロレル・レムール・ルダン。
「で、出撃は何時にします❗️」と、問い掛けるレナ。
「レナ、気が早いわね。未だテラに船団が来ていないのに」と、話し掛けるミサ。
「そうなんだけど。テラに甚大な被害を与えたテロリストを許せなく」と、本音を話すレナ。
「レナ、思いは皆同じよ」と、話し掛けるミロナティル。
「解ってるけど、待ちきれないのよ」と、答えるレナ。
 数日後の、MD2821年2月7日。太陽系にシモルネレル船団500万台と、シモルネレル・ゼロ800万台が到着する。
「シモラルナ、貴女達も討伐作戦に参加する。B、Cチームに合流しても良いし、判断は貴女に任せるわ❗️此からは各チーム毎独自食んだんで行動する殊になりましたから」と、話し掛けるミサ。
「ミサ、では、私達は、Cチームに合流して帝国領土拡大と資源調査に尽力するわ。其れが局所銀河群の再建貢献出来るでしょうから」と、答えるシモラルナ。
「皆さんに宜しく伝えておいてね❗️」と、話し掛けてからコンタクトを切る。
「此の作戦の指揮は、ルシアナ・レムアナル・アレス第1具象に託すわね。私達では手縫いでしょうから」と、話し掛けるミロナティル。
「承知致しました」と、答えるルシアナ第1具象。
「私達は全員研究所に戻ります」と、話し掛けるミサ。
 統合司令センターにはルシアナ第1具象とミレアルナ親衛隊だけとなる。

 コスモドリル銀河から100万光年離れた宙域に実体化する。依然に送り込んでいた探査アイからの情報を全て引き出したルシアナ第1具象は、瞬時に分析して正確な座標を確認する。驚いた事に、同じ銀河内にオリエント帝国の本拠地星系が有り、オリエント帝国のメイヤ・レムル・ムア女王が影から帝国革命同盟軍を操っていると判明する。
「ルシアナ様、私がオウリエイト帝国を殲滅します❗️」と、話し掛けるルシアロナ・レムアナル・アレス第2具象。
「では、私が帝国革命同盟軍の殲滅を担当します」と、話し掛けるルシナロス・レムアナル・アレス第3具象。
「攻撃するタイミングを間違えると取り逃がし兼ねないので、綿密な作戦を立てねばならないわね❗️」と、ルシアナ第1具象。

 MD2821年2月12日午前6時。作戦が同時と実行される。いきなりコスモドリル銀河テロニラ星系第3惑星テラル。シモネルリア・ゼロ船団10万台が実体化して惑星全土を急襲する。残りの790万台が星系を封鎖する。
 作戦通り事態は進行する小型母船が脱出を試みるが、封鎖船団の1台が瞬間移動して一撃で撃墜する。
 オウリエイト帝国の本拠地で有るコスモドリル銀河オウリエイト星系第3惑星オウルレムも、ミラクル宇宙船ミレアルナ船団の急襲を受け入れて壊滅する。脱出する母船を封鎖船団10台が攻撃するが、破壊寸前んに追い込むが、何者が救出して消え去った。

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