❤️超古代の3大種族❤️

apusuking

文字の大きさ
上 下
7 / 7

第2章 超古代の3大種族Vol-1-5。

しおりを挟む
❤️超古代の3大種族❤️
 MD2198年(4168年)4月20日。~MD2198年(4168年)5月21日。

第2章 超古代の3大種族Vol-1-5。
(登場人物)
💚アラン・レムールアーナ・アトラス。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国初代神聖大帝。
❣️パロメマィウス・レムール・レムラル。
 レムニア共和国女王。身長10センチメートル。アランの共生者。


❣️アフロディーナ・レムール・リア。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国女王。コスモドリアン連邦共和国神聖女王。
❣️パロメテロス・レムール・レムラル。
 レムニア共和国女王。身長10センチメートル。アフロディーナの共生者。

❣️アロレア・ボイル・ラドウ。
 ボイラ銀河帝国第1王女。ダザン・ボイル・ラドウ皇帝の長女。

(コスモドリアン・レディース)
❣️アフロメイラ・レムール・リア。
 コスモドリアン共和国統轄女王。コスモドリアン・レディース最高位司令長官。アフロディーナの従妹。

❣️アフロラレイラ・レムール・リア。
 コスモドリアン共和国副統轄女王。コスモドリアン・レディース副最高位司令長官。アフロディーナの従妹。

❣️アフロミレイラ・レムール・リア。
 コスモドリアン共和国女王。コスモドリアン・レディース司令長官。


(コスモドリアン・フリード)
❣️アフロイザベル・レムール・リア。
 コスモドリアン共和国女王。コスモドリアン・フリード最高位司令長官。副総統合大総帥。アフロディーナの従妹。

MD2198年(4168年)2月20日。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
MD2198年(4168年)5月21日。

第2章 超古代の3大種族Vol-1-5。
(本文)
 ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・セブンが、東側中央部エリア中央部北地域ムラリロン銀河団銀河ラロン星系第3惑星リロンに到着する。
 メリアナレル・タリアラン・コスモレルナー統合大総帥が事前事態を掌握して、マルチ回線でコンタクトして来た。
「アラン様❗️重要な報告が有りますので、ムー帝国パルレリア・ムー・リロン統轄女王陛下と代わります」と、話し掛けるメリアナレル統合大総帥。
 メリアナレル統合大総帥が映るスクリーンが小さくなり、代わりに見知らぬ女性の画像が大ききなる。女性は深々と儀礼してから「ムー帝国統轄女王のパルレリア・ムー・リロンです❗️アラン・レムールアーナ・アトラス神聖大帝陛下に心よりお詫び申し上げます。我が夫バルダナ・ムー・リロン皇帝は軍部出身で、先読みが出来ない愚かな輩でした。私が止めたにも関わらず、振り切って出撃して多くの軍人と共に戦士されました。軍人としては立派であったかも知れませんが、人としては愚かな人でした。
 最後に、夫の罪は私の罪。如何様な処罰であれ受け止めます❗️」と、締め括る。
「では、処罰を言い渡す。ムー帝国を解体し、新たにムー銀河団連合共和国とし、パルレリア・ムー・リロンを初代ムー銀河団連合共和国統轄女王に任命する。以後、レムールアーナ超銀河団連合帝国傘下として永遠に忠誠を誓え❗️宜しいかな」と、話し掛けるアラン。
「何と寛大なる裁き。深く感動致しました❗️但し、永遠の忠誠は出来かねます。天命が有りますので」と、答えるパルレリア。
「では、パルレリア❗️側近親族6名と共に、私の元に出頭されよ」と、話し掛ける。
「承知致しました陛下❗️」と、答える。
「メリアナレル❗️7人を私の元に連れて来て下さいます」と、指示する。
「承知しましたアラン様❗️」と、答えるメリアナレル。
 次に正規艦隊第5軍団のハナレルロ統合大総帥を呼び出す。
「アラン様❗️ムル帝国のシモラレネ・ムル・パルサ統轄女王がお話ししたいとの事ですので代わります」と、ハナレルロ統合大総帥。
 画面の大きさが代わる。「ムル帝国のシモラレネ・ムル・パルサです❗️此の度の不必要な戦争を深くお詫び致します。我が帝国王族会議は、戦争犯罪人としてドロン・ムル・パルサ皇帝を赦免し、永久流刑に致しました❗️当然ながら阻止できなかった私にも責任が有りますので統轄女王を辞任します❗️」と、話し掛ける。
 アランは微笑んで「シモラレネ・ムル・パルサ統轄女王陛下❗️貴女は誠実で思いやりが溢れているようです。従って、ムル帝国を廃止、ムル銀河連合共和国の統轄女王に任命します❗️但し、永遠の忠誠と共存共栄する事を命じます。宜しいかな」と、問い掛ける。
「承知致しました神聖大帝陛下❗️命の続く限り実行致します」と、答えるシモラレネ統轄女王。
「永遠と伝えたと思うが❗️」と、アラン。
「えっ❗️」と、シモラレネ統轄女王。
「永遠の命を授ける故、私の処に出頭しなさい❗️」と、指示するアラン。続けて「ハナレルロ❗️統轄女王を含めて7人を連れて来なさい」と、指示する。
「承知しましたアラン様❗️」と、答えるハナレルロ統合大総帥。

 MD2198年(4968年)4月22日。3大国家の統轄女王等側近王族がゴーストリアン・リアナ・エプシロンに集合。不老不死の処置を開始する。
 数時間後。不老不死とヒュプノ教育を済ませ、其々のゲストルームに戻る。
 報告を受けたアランは、最初にムーア銀河連邦王国のパトレシア・ムーア・ラムル統轄女王等の部屋を訪ねる。
 アランはインターフォンを押し「アラン・レムールアーナ・アトラスです❗️お体の方は異常有りませんか❗️」と、問い掛ける。
「陛下、どうぞお入り下さい❗️」と、パトレシア・ムーア・ラムル統轄女王の声が聞こえて来る。同時にドアが横にスライドして開く。
「アラン様どうぞ此方へ❗️」と、声を掛けるパトレル・ムーア・ラムル女王。
 アランは進められるがままに着席する。其れを待っていたかの様にパトレシア・ムーア・ラムル統轄女王が「アラン様、娘のパトレルを嫁として嫁がせたいのですが、お受けして頂きたいのですが」と、電撃的に話し掛ける。
 アランは、パトレル女王の心を読み取っていたので断る事が出来なかった。
「喜んでお受け致します」と、答えるアラン。
 話しはアッと言う間に纏まり、婚姻式はMD2198年(4968年)4月23日に決定する。
 パトレル女王との婚姻式を済ませたアランは、どう言う因果か、ムー銀河連合共和国パルレリア・ムー・リロン統轄女王からコンタクトが有り、急遽東側中央部エリア中央部北地域ムラリロン銀河団銀河ラロン星系第3惑星リロンに向かった。到着すると、既にパルレル・ムー・リロン女王との婚姻式が整っており、知らぬが執り行われる。
 同日。ムル銀河連合共和国シモラレネ・ムル・パルサ統轄女王から緊急コンタクトが有り、重大な要件が有るので訪問して頂きたいと要望されて急行する。
 到着と同時に案内された場所がシモラレネ・ムル・パルサ女王の婚姻式場だった。意見を言う間も無く、アランは婚姻式で全国民に婚姻した事を報告するしかなかった。
 結果的に、アランは3大国家の時期元首となったのである。
 アランは、3大国家の統轄女王をゴーストリアン・リアナ・エプシロンに召集。MD2198年(4968年)4月25日。3大国家元首会談を開催する。
 席上アランは「此の度皆様方を及びしたのは、3大国家に依る恒久的軍事同盟を締結させる為です❗️私が立会人となりますのでご了承願います」と、話し掛ける。
 3人の統轄女王は躊躇わず軍事同盟誓約書にサインする。数分後。無事に調印式が終わる。
 アランは「此れで恒久平和が確立し平和共存が約束されました。で、話が変わりますが、スクリーンを御覧下さい。アトラス超銀河団中央部から東側の星座です❗️此の星座表に3大国家の勢力範囲を重ねると此の様になります。更に判明している未知帝国の勢力圏を描き出すと此の様になります。
 御覧の通り、3国軍事同盟の東側と西側は、我々の勢力圏の数倍の勢力圏が有ります。其等の勢力圏が、何れ我々の脅威となるでしょう❗️従って、今我々は軍事力を強化して防衛する必要が有ります。早急に、軍人を募集して現在の軍事力を10倍以上にしなければなりません」と、話し掛けるアラン。
「アラン❗️母船、戦艦等の製造は限界が有るわね」と、話し掛けるパルレリア・ムー・リロン統轄女王。
「母上❗️母船、戦艦等は私が全面的に協力します。勿論、軍人の教育等も含めて実行しますので安心して下さい❗️」と、力説するアラン。
「アラン、軍事力強化を提唱するのは、何かを予測しての事なのかしら」と、問い掛けるパトレシア・ムーア・ラムル統轄女王。
「母上の賢明なる推測に敬意を表します❗️近々アトラス超銀河団東側エリアで大規模の戦争が勃発し、其の戦争に巻き込まれる可能性が高いからです❗️故に戦力増強を提唱しました」と、答えるアラン。
「其は近いのですか❗️」と、問い掛けるシモラレネ・ムル・パルサ統轄女王。
「其処まで予測出来ませんが、恐らく10年から50年以内だと考えています。従って、早急に戦力増強しなければなりません。其と防衛ラインの構築を考えています❗️」アランは立ち上がりスクリーンの前に行く。最初に勢力範囲の最西側の地点を指差して「先ずは、此処と此処。東側は此処と此処に極秘軍事星系を開発して、万が一に備えたい。故に3人の母上の承認を得たいのです」と、説明してから自分の席に着席する。
 3人とも躊躇わず同意し、アランに一任する。
「有難う御座います❗️では、早急に実行します❗️」と、話し掛けるアラン。其のアランの思考が思考波伝達で共生者全員に伝達される。
 思考波をうけとったアフロディーテは、メインスクリーンにアトラス超銀河団中央部から東側全体の座標に勢力圏を色別して表示する。其処にアランが考えた極秘軍事星系のポイントをグリーンで表示する。次に、アイ・ネットワーク・センターとコンタクトして、情報を電送して適切な星系を探して報告する様に命令する。
 小一時間後。アイ・ネットワーク・センターから報告が届く。其の候補星系をグリーンのランプで表示する。其のデータを見ながら、西側候補3星系と、東側候補3星系をグリーンに、残りの候補星系をレッドにする。此のデータを帝国正規艦隊本部に電送して、シルメナ・タリアラン・コスモレルナー女王を呼び出す。
「アフロディーテ様❗️詳細は思考波伝達で受け取りました。東西6星系を極秘軍事星系として開発させます。残りの東西8星系は偽装出撃星系として開発させます」と、答える。
「シルメナ様❗️頼むわね」と、話し掛ける。
「承知しました」と、答えてコンタクトを切るシルメナ女王。
 行動力が有り戦略家で有るシルメナ女王は、東西6星系を極秘軍事星系開発を指導する。更に、東西に1ヶ所づつ出撃星系の開発を命令する。

 会談終了後。アランは3人の母上に「母上様方に最新鋭ゴーストリアンを譲渡します❗️更に、3人の妹と伯父にも譲渡しますので、帰りはゴーストリアンで帰国して下さい。使用方法は各ゴーストリアン常駐の半生体ドールが説明します。自分で言うのもおこがましいけれど、ゴーストリアンは優れもので、完全自動化で自己生存本能を持っています❗️伝達方法は思考波或いは口頭で命令する事が出来ます」と、簡単に説明する。
「アラン。では、自己生存本能を持っていると言う事は、事前に危険を感じ取り退避すると言う事ですわね❗️」と、問い掛けるシモラレネ・ムル・パルサ統轄女王。
「其の通りです母上❗️ゴーストリアンは巨大な自立した半生体ロボットですので」と、答えるアラン。
 小一時間後。3人の母上とパトレシア・ムーア・ラムル統轄女王専用のゴーストリアンに移乗し、バトレシア統轄女王に説明してから、パルレリア・ムー・リロン統轄女王専用のゴーストリアンに搭乗して、同じ説明する。最後に、シモラレネ・ムル・パルサ統轄女王専用のゴーストリアンに移乗して説明する。
 自分のゴーストリアンに戻ったアランは、マルチ回線を接続して別れの挨拶をする。

 アフロディーナが時を見計らい「アラン❗️シルメナ様が報告があるそうです」と、話し掛ける。
「シルメナが❗️」何の報告だろうと、瞬時考えるが、直後「では、コンタクトを頼む」と、答える。
 数秒後。スクリーンにシルメナが映し出される。「アラン様❗️アトラス超銀河団東側の東西各3ヶ所星系を極秘軍事星系として開発を始めています❗️其に加えて、偽装出撃星系の開発も始めています」と、報告する。
「相変わらず行動派で、戦略家であるな❗️」と、話し掛けるアラン。
「万が一に、本格的な戦争に発展した場合に備えての事です」と、説明するシルメナ女王。
「完成が楽しみだ。では、管理運営はコスモレルナー遊撃旅団に託す❗️」と、話し掛けるアラン。
「私から神聖女王陛下に伝えます」と、答えてコンタクトを切るシルメナ女王。
「アフロディーナ❗️東側の状況は」と、問い掛けるアラン。
「現在全く異常無いわね❗️平穏その物よ」と、答えるアフロディーナ。
「我々に取って時間は味方だ。少しでも永く平穏で有って欲しい❗️」と、アラン。極秘軍事星系の座標データを見て「アフロディーナ❗️私が予測している最も危ない宙域である、アトラス超銀河団中央部エリア最西側中央部地域ハバダロン銀河ハダロン星系第3惑星ハネスに向かって欲しい」と、指示する。
「解りました。パメラ❗️ハバダロン銀河ハダロン星系第3惑星ハネスへ」と、命令するアフロディーナ。
「承知致しました❗️母船長、ハバダロン銀河ハダロン星系第3惑星ハネスに向けて発進せよ」と、命令する。
 母船長は命令を繰り返してデータを航行脳に入力して発進ボタンを押す。

 アトラス超銀河団中央部エリア最西側中央部地域ハバダロン銀河ハダロン星系外縁に、MD2198年(4968年)5月3日に到着する。ゴーストバリアに構造亀裂を開き、中に進入する。
 小一時間後、第3惑星ハネスから50万キロメートル離れた宙域に到着し、滞空する。探知の結果、星系内は至る所で改造作業が進行している。
 いきなり通信が届く。「アラン様❗️私は当星系を改造、開発を担当しているラレハナ・タリアラン・コスモレルナー摂政です❗️」と、報告する。
「ラレハナ、任務ご苦労様です❗️西側エリアの最高位責任者は何処にいる」と、話し掛けるアラン。
「中央部エリア最西側中央部北地域マグネル銀河マグダン星系の極秘軍事惑星4のマロルにいます❗️コンタクトを取りますか」と、答えるラレハナ摂政。
「其の必要は無い。訪問する予定なので。近々、統合大総帥以上全員に私の旗艦と同じゴーストリアンを譲渡するので楽しみにしていて下さい」と、話すアラン。
「承知しました。楽しみにしてます❗️」と、答えるラレハナ・タリアラン・コスモレルナー摂政。
「では、我々は極秘軍事惑星4に向かう。後は宜しくお願いします」と、話し掛けるアラン。

 数時間後のMD2198年(4968年)5月3日。アラン等は、アトラス超銀河団中央部エリア最西側中央部北地域マグネル銀河マグダン星系第3惑星マロルに到着する。
 アランは、メリオレナ・タリアラン・コスモレルナー女王とコンタクトする。
 スクリーンに映し出された女性に向かって「メリオレナ女王❗️任務ご苦労様です❗️」と、労いの声を掛けるアラン。
「いいえアラン様❗️結構楽しい作業です。自分の思い通りに造れますから」と、答えるメリオレナ女王。
「其は良かった❗️で、メリオレナ女王、キャリル神聖女王とコンタクト付けて欲しい。頼みたい事が有るので」と、話し掛けるアラン。
「承知しました。暫しお待ち下さい❗️」
 数秒後。通信回線が接続され、キャリル・タリアラン・コスモレルナー神聖女王がスクリーンに映る。
「アラン様お久し振りです❗️頼みたい事とは何でしょうか」と、問い掛ける。
「私の旗艦ゴーストリアンと同じ物を大量生産して統合大総帥以上全員に譲渡したいと考えて入るので」と、説明するアラン。
「了解しました。では、設計図並びに各種資料を電送してして下さい❗️」と、答えるキャリル神聖女王。
 アフロディーナに指示してから「電送する様に指示した。大量生産して、ゴーストリアン船団を創設する構想も有る。私の母船でもゴーストリアンの大量生産を開始しているが台数に限界がある」と、話し掛けるアラン。
「では、幾つも有る軍事星系でも製造させましょう❗️」と、キャリル神聖女王。
「アラン❗️我が軍事惑星でも製造させましょう」と、アフロディーナが割り込んで来る。
「ではアフロディーナ。其の様に命令を出して欲しい」と、アラン。
「解りました。命令を伝えます」と、アフロディーナ。
「アラン様、では私は此れにて失礼します❗️」と、コンタクトを切るキャリル神聖女王。
 生体脳ネットワークを通じて、宇宙に点在する超古代レムール人の軍事惑星MD1からMD9にゴーストリアン製造命令が伝達される。此の事は、アランは全く知らない事だった。
「此れで戦争に巻き込まれた時の備えが整った。では、我々はレムールアーナ人の遺産を探しに出掛けるとするか」
「アラン❗️新しい母船を製造してはどうかしら」と、アフロディーナ。何気無しに話した事が実現する事になる。
 ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・セブン搭載の生体脳リアナは創造以上進化に、初期の容量依り数10倍増えて、自我が芽生えてメンタル能力が異常に高まっていた。
 生体脳リアナは、自分自信(ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・セブン)を更に強化する為に改造を開始する。
 生体脳リアナが「アラン様❗️神代記の伝説の謎が解明しました。伝説の後半の文章に、宇宙の彼方の隠蔽された星系に、レムルアーナ文明の輝かしい遺産が眠る。其の遺産を手にした者は宇宙を征するで有ろ。但し、辿り付くには3つの鍵と7つの試練を乗り越えねばならない。
 3つの鍵は心の中に眠り、開けるには心の目を開いて真実を見よ。心の鍵は3つ有り、3つの鍵を開けて真実の鍵が開く。と有りますが、心の目とは心眼で有り、心眼を開くとは現実を受け入れ現実を見極める事です❗️3つの鍵とは、3大種族の伝説を組み合わせると1つの真実が見えると言う事です。7つの試練とは現実の問題を整理して解決せよ。と、言う事です❗️」と、説明する。
「なるほど。リアナ、解りやすい説明だな。ほぼ私の考えと一緒だ❗️」と、アラン。
「私の予測ですと、近々戦争に巻き込まれます」と、生体脳リアナ。
 ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・セブン搭載のゴーストロニクス脳シロンは、生体脳リアナの指示を受け、極秘に母船内中型母船工匠でゴーストリアン・リアナ・エプシロン・エイトの製造を開始する。更に、外縁直径。120億キロメートル。最外縁直径。160億キロメートル。全高。100億キロメートルの最新鋭ゴーストタリオン・アリナ・エイトの製造を開始している。
 何事も無く1日が過ぎ去り、MD2198年(4968年)5月5日午前8時10分。いきなり緊急警報が鳴り響く。
「探知センターです❗️東側東部エリア西部南地域ジルダルバタン銀河団ダルバン銀河ジルダン銀河帝国が、東側東部エリア西部北地域ボイラド銀河団ボイラ銀河のボイラ銀河帝国に侵略を開始し戦争に為りました」と、報告する。
「リアナの予測通りだな」と、話し掛けるアラン。
「私は此処数年で、著しく進化しました。生体脳領域は数10倍になりメンタル能力を獲得しています❗️既に、ゴーストリアンは自立した生体ドールと同じに為りました。更に自己修復、自己増殖する能力も獲得しましたので、アラン様等皇族方を依り安全にお守り出来ます❗️」と、話し掛ける生体脳リアナ。
 アランは「何故急激に進化したのだろう」と、問い掛ける。
「恐らく、共生者である妖精種族の不可思議な能力の影響でしょう」と、答える生体脳リアナ。
「アラン❗️監視する為に現場に行きますか」と、問い掛けるアフロディーナ。
「アフロディーナ❗️生体脳リアナと相談して決定して欲しい」と、答えるアラン。
「リアナ❗️貴女の判断に任せるわ」と、アフロディーナ。
「承知致しました。では、ゴーストバリアを展開して現場に向かいます❗️」と、答える生体脳リアナ。
 数分後。ゴーストリアンはボイラド銀河団外縁に移動する。
「アイネットワークとコンタクト。ボイラド銀河団周囲の情報を表示します❗️」と、ダグラス母船長。
 スクリーンに戦闘シーンが映し出される。
「暫く待機して監視します❗️」と、アフロディーナが指示する。
「待機して監視します❗️」と、母船長が命令を繰り返す。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 局部銀河郡の天の川銀河東部のコスモドリアン連邦共和国では、アフロディーナ神聖女王の信望者が以前依り多くなり無視出来なくなったシャーミン統轄女王は、アフロディーナ神聖女王の為にレディース親衛隊と警護部隊を創設して巨大船団の準備を開始してから数100年後のMD2198年(4968年)5月7日に成熟する。搭乗人材は、厳しい訓練を受けたエリート揃いで有る。
 レディース親衛隊は、100個軍。人員は10億人。警護部隊は500個軍。30億人の巨大船団が大マゼラン星雲から次々と発進して行く。
 其の2大船団の母船は、直径100億キロメートルの超大型母船コスモドリアン・ディナで有り、2大船団の最高位司令長官で有るアフロメイラ・レムール・リア統轄女王の母船で有る。
 其のコスモドリアン銀河連邦共和国は、コスモレルナー超銀河団連合共和国に次ぐ強大な銀河共和国で有り、科学技術力は供に超一流で有る。人口は供に5000億人を越えている。
 本来は、2大船団を母船に格納してアトラス超銀河団に向かうのが定石なのだが、アフロメイラ統轄女王は訓練を兼ねて2大船団を引率して初めての超遠距離の旅たちをした。
 巨大船団は、MD2198年(4968年)5月10日に、地球からアトラス超銀河団のほぼ中間地点に直径800万キロメートルのアトラスタドームに到着する。
 アフロメイラ・レムール・リア統轄女王は、全船団に向けて「此処アトラスタドームには各種遊技場、自然公園等が常設されています❗️初めての長旅の疲れを癒やす為に1週間程休暇を取りますので、自由寛いで下さい」と、告知する。


 ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・セブンは、ボイラド銀河団外縁に滞空して監視している。戦況は、ジルダン銀河帝国軍の圧倒的な戦力にボイラ銀河帝国軍は敗戦しては後退している。
 監視しているアフロディーナは、只監視している事しか出来ない事に少々イラついている。理由も無く介入する訳には行かないので、やむを得ない事で有る。責めて救援要請でも有れば良いのだがと考えていた。


 MD2198年(4968年)5月20日。ボイラ銀河帝国軍を指揮しているアロレア・ボイル・ラドウ第1王女は、連戦連敗を続け其の度に後退している事に、此のままではボイラ銀河帝国は滅亡すると不安を抱いた。思わず〈伝説の天空王よ、我々を救いたまへ❗️〉と、思考し念じる。
 其の思考波と思念波が同時にアフロディーナに届いた。
「全船団へ❗️ボイラ銀河帝国アロレア・ボイル・ラドウ第1王女依り救援の思念波を受け取りました。直ちに発進しボイラ銀河帝国を救援せよ❗️」と、命令するアフロディーナ。続けて「母船長、直ちに発進しアロレア・ボイル・ラドウ第1王女傘下のボイラ銀河帝国軍と合流し、侵略者ジルダン銀河帝国軍を迎撃せよ❗️」と、母船長に命令する。
「直ちに発進し第1王女軍と合流します❗️」と、命令を繰り返す母船長。
 ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・セブンは緊急発進し、小一時間後、ゴースト空間に突入して光速の何億倍もの速度で疾走する。但し、ゴースト空間内では時間は存在しないので、結果的に瞬時に移動した事になる。
 ゴーストリアンは数回のゴースト空間移動を繰り返し、MD2198年(4968年)5月21日午前10時にボイラ銀河帝国軍から10光時離れた宙域に現実空間に復帰する。
 同時に、アフロディーナは通信回線を開き呼び掛ける。
「レムールアーナ超銀河団連合帝国のアフロディーナです❗️アロレア・ボイル・ラドウ第1王女からの救援要請を受け取り救援に来ました。アロレア第1王女へ。応答願います」と、呼び掛ける。
 数秒後。「私はボイラ銀河帝国第1王女のアロレア・ボイル・ラドウです❗️救援に感謝します」と、返信が届く。
「アロレア第1王女❗️私の旗艦ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・セブンに合流して下さい。貴女の旗艦を収納しますので」と、話し掛けるアフロディーナ。
 対話している間に、アフロメイラ・レムール・リア統轄女王傘下の船団が次々とドロップダウンして来る。
 いきなり通信回線が開き女性の上半身が映る。「アフロディーナ神聖女王陛下❗️従妹のアフロメイラ・レムール・リアです。シャーミン総統轄女王陛下がねえ様の為に親衛隊コスモドリアン・レディースを創設して頂きましたので引率して来ました」と、報告する。
「私は従妹のアフロイザベル・レムール・リアです。神聖女王陛下の警護部隊コスモドリアン・フリードを引率して来る❗️」と、報告する。
「アフロメイラ、アフロイザベル❗️長旅お疲れ様。アフロメイラ、母船から私の旗艦に来なさい。アフロイザベルもよ❗️アランに紹介しますから」と、話し掛けるアフロディーナ。
 数分後。4人は転送機ゲートから出て来る。数秒後、アランが転送機ゲートから出て来た。
「アラン❗️人の従妹を紹介するわ」と、話し掛けて、4人の従妹を呼ぶ。
「従妹のアフロメイラ❗️私の親衛隊コスモドリアン・レディースの統轄女王。母船は直径100億キロメートルのコスモドリアン・ディナよ。同じく従妹でコスモドリアン・レディースの副統轄女王のアフロラレイラ。もう一人の従妹は、同じくコスモドリアン・レディースのアフロミレイラ女王。最後1人は私の警護部隊コスモドリアン・フリードのアフロイザベル女王よ❗️」と、紹介する。
「アラン・レムールアーナ・アトラスです❗️アフロディーナに従妹がいるとは知らなかった」と、自己紹介する。
「他にも数名いるのだけど、近々紹介するわ」と、アフロディーナ。
「アフロメイラ❗️頼みたい事がある。ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・セブンを量産してくれないか。統合大総帥以上全員に譲渡したいので」と、話し掛ける。
「従兄様の要請なら喜んでお受けします❗️」と、答えるアフロメイラ統轄女王。
「アフロメイラ、設計図並び全てのデータを伝送しておくわね」と、アフロディーナ。
「ボイラ銀河帝国第1王女のアロレア・ボイル・ラドウ陛下の旗艦を収納しましたので、アロレア・ボイル・ラドウ陛下等一行をエスコートして統合司令センター第1会議室に案内します❗️」と、格納庫担当司令が報告する。
「アフロディーナが招待したのだな」と、問い掛けるアラン。
「はい❗️」と、答えるアフロディーナ。
 小一時間後。アラン等側近幹部が第1会議室に入室する。全員が着席して、互いに自己紹介を済まし本題に入る。
 アロレア第1王女が最初に話し始める。「神々の申し子で有る神聖大帝陛下❗️此の度は私の救援を願う呼び掛けに応じて頂き誠に有難う御座います❗️」深々と一礼する。続けて「ジルダン銀河帝国のバルタン・ジル・アドフ皇帝は、遠い祖先は同じ王族でしたが、覇権争いで2つの帝国に分裂して現在に至っています❗️でも、先帝の真の直系は私達なのです。バルタンは、私達が隠し持っている宇宙最大の宝を手にするために、過去に何度も侵略して来ましたが、本格的な戦争は今回が初めての事です」と、説明する。
「なるほど、深く理解した。では、我々は本格的にジルダン銀河帝国を制圧して宜しいのだな」と、問い掛けるアラン。
「はい。神聖大帝陛下❗️」と、答えるアロレア・ボイル・ラドウ第1王女。
「アフロディーナ❗️では直ちに制圧命令を」と、指示する。

しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...