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第1章。陰の勢力Volー1ー1。
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❤️天翔るリアの女王第7部 Vol--1-1❤️
第1章。陰の勢力Volー1ー1。
AG4.3紀元890年5月15日。~AG4.3紀元890年5月26日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。
❣️サラ・レム・フィル。
エモシオ・メンタル共生能力者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王と共生。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国軍最高位司令長官。神聖女王補佐。
❣️サリ・レム・フィル。
エモシオ・メンタル共生能力者。ラブリナ・ラハム・リア神聖女王補佐と共生。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。神聖女王補佐。
❣️サロ・レム・フィル。
エモシオ・メンタル共生能力者。フランソファ・ラハム・リア神聖女王補佐と共生。
❣️キャメル・ラハム・アンドライダ。
神聖リア帝国総統轄摂政。輸送船団司令長官。
❣️マナ・レム・フィル。
エモシオ・メンタル共生能力者。キャメル・ラハム・アンドライダ総統轄摂政と共生。
❣️ロリル・ムアル・レム。
レム種族の女王。
❣️ララ・レム・フィル。
エモシオ・メンタル共生能力者。ロリル・ムアル・レム女王と共生。
❣️ミラル・レム・フィル。
レムリアナ銀河連邦帝国女王。真正妖精フィル種族女王。
❣️マーリル・レム・フェロティル。
フェロ共和国女王マーメイド妖精種族。
❣️ルシフェラス・ガルダ・ガロン。
ガガラン銀河帝国。
ガロン種族の統轄女王。ガガラン銀河連絡帝国統轄女王。
❣️パトラリアス・ガルダ・ガロン。
ガロン銀河連合帝国副統轄女王。ガロン連合帝国軍最高位司令長官。
❣️ルフェラリオナ・ガルダ・ガロン。
魔人ガロン種族の摂政。事象進行統計学の権威者。未来予想学者。
❣️パヘラナ・バハル・ドメルン。
ドラダル銀河連合帝国の女王。
❣️ロレル・バハル・ドメルン。
ダロン銀河帝国女王。
(陰の勢力)
❣️アステリアス・ムトン・ゴルゴン女王。
陰の勢力の支配人。
❣️テスアルナ・ナガス・ダリアン。
現在宇宙での、陰の勢力の代行者。
❣️バロティル・ラダン・ラロルン。
テスアルナ・ナガス・ダリアン代行者の第1実行者統轄。
❣️レルロテル・ラダン・ラロルン。
第1実行者副統轄。
❣️ロラテイレ・ラダン・ラロルン。
陰の船団の統轄司令。ゴースト・フリード(陰の船団)。
💚バロン・ダラダン・ドロル。
バロティル第1実行者統轄の代行者配下の第1実行者。
(ネオ・ドラダル銀河連合帝国)ネオ・ナグマダ種族。
❣️ロレイナ・バハル・ドメルン。
ネオ・ドラダル銀河連合帝国女王。大帝の親族。長女。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
第1章。陰の勢力Volー1ー1。
ガロン銀河連合帝国パトラリアス・ガルダ・ガロン副統轄女王からダイレクト通信が届く。
「ミロナ、久しぶりね❗️」
「アラッ、パトラリアス❗️突然連絡してくるなんって余程の重大な事ね」と、答えるミロナ。
「相変わらず鋭いわね❗️其の通りよ。ルフェラリオナ未来予想学者が、近々上位存在が手を差しのべ我々を滅ぼす。と、予想しているのよ」と、説明するパトラリアス副統轄女王。
「其の予想は当たっているわ❗️既にミロダリアン超銀河団南部エリアでは上位存在の手先が侵略していますから。我がマーメイド妖精種族の時間マスターは、未来を見て、陰の勢力の手先だと話していたわ❗️」と、話すミロナ。
「では、ミロダリアン頂上会議開催を提唱します」と、パトラリアス副統轄女王。
AG4.3紀元890年5月15日。午前10時00分。マルチ・エモシモ・メンタル通信回線でミロダリアン頂上会議開催を開催される。
先ず始めにミロナ神聖女王が話し始める。「今回ミロダリアン頂上会議を開催される事になったのは、ガロン銀河連合帝国パトラリアス・ガルダ・ガロン副統轄女王陛下の提唱に依ります。其の発端は、ルフェラリオナ・ガルダ・ガロン摂政兼未来予想学者の研究結果、近々上位存在の手先が侵略を開始し我々を滅ぼすと言う進言からです❗️
其の兆候はミロダリアン超銀河団南部エリアで、上位存在の手先等が侵略を開始しています。更に、新たに我が親衛隊になったフェロ共和国マーメイド妖精種族のタイムマスターで有るパネラ・レム・フェロルが、3つの未来を見たらしい。1つ目は、我々が滅亡するシナリオ。2つ目は我々が撃退するシナリオ。3つ目は、我々の滅亡寸前に上位次元の存在が手を差しのべると言うシナリオです❗️
更に、我々を滅ぼす上位次元の存在は陰の勢力で、超絶集合精神知性体シャルレアナとの事です。対抗する正の勢力は、超絶集合精神知性体ティアラです。其の直系の後継者がティアラ・ラハム・リア女王で、私が直系の後継者です❗️故に、超絶集合精神知性体シャルレアナは、私と正の勢力を抹殺する為に手先を操っているのです❗️」と、説明するミロナ神聖女王。
「事情は理解したわ。で、我々に勝算は有るのかしら❗️」と、問い掛けるパヘラナ・バハル・ドメルン統轄女王。
「恐らく、勝てる見込みは限り無く少ないでしょう❗️故に、脱出するのが最善の策かと考えています。今まで準備していた最終作戦ゼーダプランを実行させます。最高位司令長官はキャメル・ラハム・アンドライダ総統轄摂政を任命します。同時に、私は大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンで対抗します❗️」と、答える。
「ミロナに代わり私から一言申し上げます❗️陰の勢力の当面の標的は、ミロダリアン超銀河団南部エリアですので、中央部並びに北部エリアへの侵略は、数10年から数100年後だと考えていますが定かでは有りませんので、疎開並びに移民は早めにお願い致します❗️」と、話し終えるラブリナ。
「ラブリナの後を継いで、科学的見解から一言申し上げます❗️」と、話し始めるフランソファ。続けて「陰の勢力の手先となったネオ・ドラダル銀河連合帝国の科学力は並外れに優れています❗️と言う事は、間違い無く軍事的援助を受けています。本格的な侵略を受ければ、我が軍団は長くは太刀打ち出来ないかも知れません。でも、私は決して諦めず、繰り出して来る超兵器に対抗出来る兵器、防衛バリアを開発しますので、諦める必要は有りません❗️」と、締め括る。
「私はレムリアナ銀河連邦帝国の統轄女王ロレン・ムアル・レムです❗️我が種族は、全員がエモシモ・メンタルの能力者です。数10人程度では限界が有りますが、数100人、数万人が結束すれば、星系の移動も可能な位の力を発揮出来ます。此の力を持ってすれば、如何なる強敵であれ、充分に対抗出来ます❗️」と、話す。
「私はマーメイド妖精種族のタイムマスターで有るパネラ・レム・フェロルです❗️私の能力は時間を自由にコントロール出来る事です。其の能力に依り、過去の事象に介入して未来を変える事が出来ます。但し、此の能力に依り陰の勢力に多大なダメージを与える事が出来るでしょう❗️」と、話す。
「エモシモ・メンタル能力を持つ三大種族と巡り会えたのは、正の勢力からの無言の援助だと感じています。此の宇宙の秩序を守る為にも、我々は絶対に勝たねばなりません❗️」と、ミロナ神聖女王。
ミロナ神聖女王の言葉はヒュプノ効果に関係無く、参加者全員の心を揺さぶり希望と勇気と決意を促した。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
AG4.3紀元890年5月17日。バロン・ダラダン・ドロル第1実行者は、直系10万キロメートルの半球型デストロダン50万台と、直系8万キロメートルの半球型のゴースト・フリード(陰の船団)500 万台を引率して、ミロダリアン超銀河団ゾーン東部エリア中央部最南部宙域ドメルン銀河団団(36個の銀河)ドラダル銀河ドルン星系第3惑星ドランに向かった。
バロン船団が、ドルン星系内にドロップダウンしてくる。数秒後、。バロン・ダラダン・ドロル第1実行者はネオ・ドラダル銀河連合帝国ロレイナ・バハル・ドメルン女王とコンタクトする。
「ロレイナ女王❗️宇宙最強のデストロダンを50万台を譲渡する。此の船団で正の勢力を殲滅させよ❗️」と、命令じる。
「承知した❗️期待に答えるべく努力致す」と、答える。
「デストロダンは完全自動。乗務員はドール型ロボットで、ネオ・ドラダル人の命令にのみ無条件で従う」と、説明する。更に詳細な説明する。
聴き終えて「承知した。有り難く頂戴しておく。我が独自の軍団を強化する為に更なる兵器の供給をして頂きたい❗️」と、要求する。
「承知した。直ちに手配する。極秘星系に届けるので、万が一備えて其所へ避難せよ❗️」
「承知した。心遣いに感謝する❗️」
「では、此にて。私は直接巨大ドールを攻撃する❗️」と、言い残してドロップアップして行く。
バロティル・ラダン・ラロルン第1実行者統轄の母船で有る直系8億キロメートルのドロルデスロンが、暗黒の暗闇から陰の様に次元転移して来た。
探知した宙域近辺に移動し、ターゲット周辺を最リサーチする。
「バロティル第1実行者統轄閣下❗️ターゲットを特定出来ません」との報告が届く。
「恐らく隠蔽しているのだろう。では6ヶ月前から最リサーチを❗️」と、命令する。
小一時間後。「ターゲットポイント発見しました❗️現在の座標に記載します」と、報告。
「ターゲットポイントへ移動せよ❗️」と、命令する。
数分後。ターゲットポイント星系外縁に移動し、星系内をリサーチする。
「バロティル様❗️此の星系は隠蔽しているのではなく、入れ替わっているようです」と、結論を報告にレルロテル・ラダン・ラロルン第1実行者副統轄。
「レルロテル❗️どの様な方法で入れ換えたのかは解らないが、事実なら我々と同レベルの科学技術を持っている手先で有ると考えなければならない❗️」
「バロン・ダラダン・ドロル第1実行者が、ネオ・ドラダル銀河連合帝国ロレイナ・バハル・ドメルン女王にデストロダン50万台を譲渡しましたので、暫し様子を見ましょう❗️」と、進言するレルロテル・ラダン・ラロルン第1実行者副統轄。
「進言に感謝する。では暫く監視をする❗️此の星系から5万光年離れよ」と答え、離脱を命令する。
AG4.3紀元890年5月21日。直系8億キロメートル球型ドロルデスロンは待機ポジションに移動。監視を開始する。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
ミロナ神聖女王の新たな側近幹部になったフェロ共和国女王マーメイド妖精種族のマーリル・レム・フェロティル女王が「ミロナ様❗️タイムマスターで有るパネラが重大な報告が有るとの事ですが」と、話し掛ける。
「承知した」と、答えるミロナ神聖女王。
数分後。マスターマスターのパネラ・レム・フェロルが、第1会議室に現れる。着席して話し始める。
「過去のレムザリアン銀河団レムリアナ銀河レムアル星系第3惑星レムに近付いた存在が、現在のレムアル星系が入れ替わっていると見抜きました❗️其の存在は、陰の勢力のバロティル・ラダン・ラロルン第1実行者統轄です。母船名は直系8億キロメートルのドロルデスロンと言います。其の潜在的攻撃力は未知数です❗️
彼女の配下のバロン・ダラダン・ドロルの第1実行者は、ネオ・ドラダル銀河連合帝国ロレイナ・バハル・ドメルン女王に、宇宙最強と自負している直系10万キロメートルの半球型のデストロダンを50万台譲渡しました。此の戦力は大いなる脅威です❗️以上の様な未来が見えましたので、早めに警報を発令して準備を整える様進言します❗️」と、報告する。
「承知した。ラブリナ❗️警報を発令して。カレン・レム・フェロルは側近としてアドバイスをお願いする」と、話し掛けるミロナ神聖女王。
「承知致しました、ミロナ様❗️」
最初の警報発令は、タイムマスターで有るカレン・レム・フェロルの予測通り、ミロダリアン超銀河団東部ダリル銀河団ノデナロ銀河第ノデロ星系3惑星ダリルからだった。其れが先駆けとなり、陰の勢力の進行がAG4.3紀元890年5月22日から始まろうとしていた。
ミロナ神聖女王は、ノデロ星系外縁で待機している大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンの統合司令で陰の勢力最強のデストロダンの動きを監視している。
星系の防衛船団はレヌラ・DDM・ノデロ船団で、神聖リア帝国では現在最強の船団で有る。其の最強船団同士の戦闘にミロナ神聖女王等幹部は注目している。中でも、フランソファ等科学者チームが最も注目している。
3角錐型戦闘中型母船ゴッドホイヘンス100台が先陣を切って直系10万キロメートルの半球型デストロダンに向かって行く。
デストロダンは紫色のバリアに包まれている。ゴッドホイヘンスは、超高次反発次元バリアを展開し、超高次回転反発次元砲で攻撃を開始する。
半球型デストロダンの紫色のバリアは、揺らぐ事も無く全てのエネルギーを中和する。数秒後。デストロダンから反撃。赤っぽいエネルギービームがゴットホイヘンスのバリアに命中。瞬時に破壊されミニ太陽になる。
観察していたフランソファ等科学者チームは、取得したデータの分析を開始する。同時に、其のデータを超大型母船クリスタル・レーネと、大巨神ゴットマザー・クィーン・ミロナテシリアンと、超大型母船クリステリアン・ミナの3ヶ所に伝送する。クリスタル・レーネの生体脳カローラレーネは、更に各星系の統合研究センターに伝送する。
ラブレナは、フランソファとコンタクトを取り、ゴットホイヘンスを撤退させ、最終兵器で有る戦闘軌道リングヘルで攻撃を開始する事を伝える。
戦闘軌道リングヘルが扇状に展開する。計画通り、50台、100台、200台で攻撃をするが、デストロダンのバリアは揺らぎもしない。動き方も俊敏で、アッと言う間に戦闘軌道リングヘルを100台破壊する。
ラブレナは戦闘軌道リングヘル1000台に一斉攻撃を命じる。想像を絶するエネルギーがバリアに命中するが、揺らぐ事も変色もしない。かなりの損失が有るが戦力は圧倒的に多い。次に、5000台同時に攻撃を開始。
デストロダンのバリアは赤色に変わり揺らぎだして数秒後にバリアが崩壊し大爆発する。デストロダン本体の数ヶ所から火が吹き出すが、辛うじて持ちこたえ緊急脱出して行く。
「ミロナ❗️デストロダンを拿捕して」と、叫ぶフランソファ。
大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアン内で監視していた新たに側近幹部となった真正妖精レム種族のロリル・ムアル・レム女王は直ちに反応して、第1能力者部隊にデストロダンを拿捕する様思念波で命令を出す。
女王の命を受けた第1能力者部隊10万人が能力を発動。デストロダンの動きを止める為駆動機関を停止させ、乗務員の意識を意識を奪う。
念動力で捕まえて、大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアン全面に瞬間移動させる。
連絡を受けた超大型母船クリスタル・レーネが、次元をスライドして近くに出現する。レーネ内の能力者集団が船内瞬間移動させてから消えて行く。
「ミロナ、デストロダンを10数台拿捕して❗️研究する為に各統合研究センターに送るから」と、要望する。
「20台拿捕するわね❗️」と、答えるミロナ。
生体脳ミロテシアは、アイ・ネットワークを閲覧して最も近い星系に大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンを7MD転送で移動する。
ミロナは簡単にデストロダンを拿捕して行き、AG4.3紀元890年5月25日には40台を拿捕してクリスタルレーネに引き渡した。
其の様子を密やかに監視している陰の勢力の一団が不気味な行動をしている。
最後に拿捕したデストロダンは、研究用に大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンに収納する。其のデストロダンをフランソファ研究所が調査、分析を開始する。
搭載脳を分析して最初に解明したのは、座標データからネオ・ドラダル銀河連合帝国の所在地星系並びに、ネオ・ナグマダ種族系の所在地が判明する。
天才マルチ科学者で有るフランソファに取っては、デストロダンの防御バリアと兵器にしか興味が無かった。フランソファの高次エネルギーチームの指導で解体ロボット数千台が兵器の解体を進めている。別のチームはバリアの解体を始めている。
ミロナは、ラブレナに「ミロダリアン超銀河団ゾーン東部エリア中央部最南部宙域ドメルン銀河団団(36個の銀河)ドラダル銀河ドルン星系第3惑星ドランを制圧する」と、話し掛ける。
「ミロナ、反対はしないが、ドルン星系には陰の勢力のデストロダンが何台有るのか解らないわよ❗️先ずは事前調査してからにしましょう」と、進言する。
「私もラブレナ様の提案を指示しますわ❗️」と、ミロナのエモシオ・メンタル共生能力者で有るサラ・レム・フィルが話し掛ける。
タイムマスターのパネラ・レム・フェロルが「ミロナ様❗️ドルン星系制圧は控えて下さい。明確には見えないのですが、得体の知れない暗雲が渦巻いています❗️」と、警告する。
ミロナは暫し考えてから「パネラ❗️其の罠を回避する方法は無いのかしら」と、問い掛ける。
パネラはミロナの真意を読み取り「回避するには、罠に填まった場合救出する手段を手配するしか有りません。但し、どの様な罠なのかは解りませんので難しいと考えています❗️」と、本音を語る。
「では、大巨神ゴットマザー・クィーン・ミロナテシリアンと、クリステリアン・ミナを呼び寄せましょうか❗️」と、提案する。
「我々も最善を尽くします❗️」と、真正妖精フィル種族ミラル・レム・フィル女王。
「生死を賭けた進行になるが、いざと言う時は私が皆を守ります❗️」と、言い切るミロナ。
事前調査の為、AG4.3紀元890年5月26日早朝、ドラダル銀河ドルン星系に探査艦アイ5台を派遣する。同時に7MD封印ユニットを発進させる。
対探知バリアを展開させた探査艦アイ3台が星系内に進行して行く。探査艦アイの映像は星系外縁に待機している探査艦アイを経由して大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンに届けられる。其の映像を統合司令センターで監視している。
「デストロダンが30万台程待機しているわ。無視出来る戦力では無いね❗️」と、ラブレナがミロナに話し掛ける。
「アミルの忠告を聞いて事前調査をして正解だったわ❗️」と、アミルに礼を述べるミロナ。
「暗雲はデストロダンだけでは有りません。更なる何かが見えます❗️」と、答えるアミル・レム・フェロル。
「アミルの話しを聞いていると恐ろしくなるわ❗️」と、ラブレナ。
「ミロナ様❗️如何なる最悪の罠で有れ、脱出する方法は一つだけ有ります。大巨神ゴットマザー・クィーン・ミロナテシリアンが保有する超強大なメンタルエネルギーで瞬間移動させる事です」と、生体脳シリルが説明する。
「シリル、私も同じ事を考えていた」と、ミロナ。
「ドルン星系制圧作戦の詳細は、星系内に待機しているデストロダンを星系外縁に呼び寄せます。故に、其の作戦に見合うだけの戦力を進行させねばなりません。7MD封印圏外迄誘き寄せたら直ちに7MD封印をして、封印内に残っているデストロダン並びに軍事基地、軍事施設等を破壊します。圏外のデストロダンは大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンの戦力でデストロダンを殲滅します❗️
是等作戦中に、大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンが急襲され、想定外の苦境になった場合、大巨神ゴットマザー・クィーン・ミロナテシリアンがメンタルエネルギーで瞬間移動させる。以上の様な作戦です❗️簡単に説明しましたが、詳細はデータスクリーンに表示しましたので御覧下さい」と、説明する。
第1章。陰の勢力Volー1ー1。
AG4.3紀元890年5月15日。~AG4.3紀元890年5月26日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。
❣️サラ・レム・フィル。
エモシオ・メンタル共生能力者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王と共生。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国軍最高位司令長官。神聖女王補佐。
❣️サリ・レム・フィル。
エモシオ・メンタル共生能力者。ラブリナ・ラハム・リア神聖女王補佐と共生。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。神聖女王補佐。
❣️サロ・レム・フィル。
エモシオ・メンタル共生能力者。フランソファ・ラハム・リア神聖女王補佐と共生。
❣️キャメル・ラハム・アンドライダ。
神聖リア帝国総統轄摂政。輸送船団司令長官。
❣️マナ・レム・フィル。
エモシオ・メンタル共生能力者。キャメル・ラハム・アンドライダ総統轄摂政と共生。
❣️ロリル・ムアル・レム。
レム種族の女王。
❣️ララ・レム・フィル。
エモシオ・メンタル共生能力者。ロリル・ムアル・レム女王と共生。
❣️ミラル・レム・フィル。
レムリアナ銀河連邦帝国女王。真正妖精フィル種族女王。
❣️マーリル・レム・フェロティル。
フェロ共和国女王マーメイド妖精種族。
❣️ルシフェラス・ガルダ・ガロン。
ガガラン銀河帝国。
ガロン種族の統轄女王。ガガラン銀河連絡帝国統轄女王。
❣️パトラリアス・ガルダ・ガロン。
ガロン銀河連合帝国副統轄女王。ガロン連合帝国軍最高位司令長官。
❣️ルフェラリオナ・ガルダ・ガロン。
魔人ガロン種族の摂政。事象進行統計学の権威者。未来予想学者。
❣️パヘラナ・バハル・ドメルン。
ドラダル銀河連合帝国の女王。
❣️ロレル・バハル・ドメルン。
ダロン銀河帝国女王。
(陰の勢力)
❣️アステリアス・ムトン・ゴルゴン女王。
陰の勢力の支配人。
❣️テスアルナ・ナガス・ダリアン。
現在宇宙での、陰の勢力の代行者。
❣️バロティル・ラダン・ラロルン。
テスアルナ・ナガス・ダリアン代行者の第1実行者統轄。
❣️レルロテル・ラダン・ラロルン。
第1実行者副統轄。
❣️ロラテイレ・ラダン・ラロルン。
陰の船団の統轄司令。ゴースト・フリード(陰の船団)。
💚バロン・ダラダン・ドロル。
バロティル第1実行者統轄の代行者配下の第1実行者。
(ネオ・ドラダル銀河連合帝国)ネオ・ナグマダ種族。
❣️ロレイナ・バハル・ドメルン。
ネオ・ドラダル銀河連合帝国女王。大帝の親族。長女。
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第1章。陰の勢力Volー1ー1。
ガロン銀河連合帝国パトラリアス・ガルダ・ガロン副統轄女王からダイレクト通信が届く。
「ミロナ、久しぶりね❗️」
「アラッ、パトラリアス❗️突然連絡してくるなんって余程の重大な事ね」と、答えるミロナ。
「相変わらず鋭いわね❗️其の通りよ。ルフェラリオナ未来予想学者が、近々上位存在が手を差しのべ我々を滅ぼす。と、予想しているのよ」と、説明するパトラリアス副統轄女王。
「其の予想は当たっているわ❗️既にミロダリアン超銀河団南部エリアでは上位存在の手先が侵略していますから。我がマーメイド妖精種族の時間マスターは、未来を見て、陰の勢力の手先だと話していたわ❗️」と、話すミロナ。
「では、ミロダリアン頂上会議開催を提唱します」と、パトラリアス副統轄女王。
AG4.3紀元890年5月15日。午前10時00分。マルチ・エモシモ・メンタル通信回線でミロダリアン頂上会議開催を開催される。
先ず始めにミロナ神聖女王が話し始める。「今回ミロダリアン頂上会議を開催される事になったのは、ガロン銀河連合帝国パトラリアス・ガルダ・ガロン副統轄女王陛下の提唱に依ります。其の発端は、ルフェラリオナ・ガルダ・ガロン摂政兼未来予想学者の研究結果、近々上位存在の手先が侵略を開始し我々を滅ぼすと言う進言からです❗️
其の兆候はミロダリアン超銀河団南部エリアで、上位存在の手先等が侵略を開始しています。更に、新たに我が親衛隊になったフェロ共和国マーメイド妖精種族のタイムマスターで有るパネラ・レム・フェロルが、3つの未来を見たらしい。1つ目は、我々が滅亡するシナリオ。2つ目は我々が撃退するシナリオ。3つ目は、我々の滅亡寸前に上位次元の存在が手を差しのべると言うシナリオです❗️
更に、我々を滅ぼす上位次元の存在は陰の勢力で、超絶集合精神知性体シャルレアナとの事です。対抗する正の勢力は、超絶集合精神知性体ティアラです。其の直系の後継者がティアラ・ラハム・リア女王で、私が直系の後継者です❗️故に、超絶集合精神知性体シャルレアナは、私と正の勢力を抹殺する為に手先を操っているのです❗️」と、説明するミロナ神聖女王。
「事情は理解したわ。で、我々に勝算は有るのかしら❗️」と、問い掛けるパヘラナ・バハル・ドメルン統轄女王。
「恐らく、勝てる見込みは限り無く少ないでしょう❗️故に、脱出するのが最善の策かと考えています。今まで準備していた最終作戦ゼーダプランを実行させます。最高位司令長官はキャメル・ラハム・アンドライダ総統轄摂政を任命します。同時に、私は大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンで対抗します❗️」と、答える。
「ミロナに代わり私から一言申し上げます❗️陰の勢力の当面の標的は、ミロダリアン超銀河団南部エリアですので、中央部並びに北部エリアへの侵略は、数10年から数100年後だと考えていますが定かでは有りませんので、疎開並びに移民は早めにお願い致します❗️」と、話し終えるラブリナ。
「ラブリナの後を継いで、科学的見解から一言申し上げます❗️」と、話し始めるフランソファ。続けて「陰の勢力の手先となったネオ・ドラダル銀河連合帝国の科学力は並外れに優れています❗️と言う事は、間違い無く軍事的援助を受けています。本格的な侵略を受ければ、我が軍団は長くは太刀打ち出来ないかも知れません。でも、私は決して諦めず、繰り出して来る超兵器に対抗出来る兵器、防衛バリアを開発しますので、諦める必要は有りません❗️」と、締め括る。
「私はレムリアナ銀河連邦帝国の統轄女王ロレン・ムアル・レムです❗️我が種族は、全員がエモシモ・メンタルの能力者です。数10人程度では限界が有りますが、数100人、数万人が結束すれば、星系の移動も可能な位の力を発揮出来ます。此の力を持ってすれば、如何なる強敵であれ、充分に対抗出来ます❗️」と、話す。
「私はマーメイド妖精種族のタイムマスターで有るパネラ・レム・フェロルです❗️私の能力は時間を自由にコントロール出来る事です。其の能力に依り、過去の事象に介入して未来を変える事が出来ます。但し、此の能力に依り陰の勢力に多大なダメージを与える事が出来るでしょう❗️」と、話す。
「エモシモ・メンタル能力を持つ三大種族と巡り会えたのは、正の勢力からの無言の援助だと感じています。此の宇宙の秩序を守る為にも、我々は絶対に勝たねばなりません❗️」と、ミロナ神聖女王。
ミロナ神聖女王の言葉はヒュプノ効果に関係無く、参加者全員の心を揺さぶり希望と勇気と決意を促した。
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AG4.3紀元890年5月17日。バロン・ダラダン・ドロル第1実行者は、直系10万キロメートルの半球型デストロダン50万台と、直系8万キロメートルの半球型のゴースト・フリード(陰の船団)500 万台を引率して、ミロダリアン超銀河団ゾーン東部エリア中央部最南部宙域ドメルン銀河団団(36個の銀河)ドラダル銀河ドルン星系第3惑星ドランに向かった。
バロン船団が、ドルン星系内にドロップダウンしてくる。数秒後、。バロン・ダラダン・ドロル第1実行者はネオ・ドラダル銀河連合帝国ロレイナ・バハル・ドメルン女王とコンタクトする。
「ロレイナ女王❗️宇宙最強のデストロダンを50万台を譲渡する。此の船団で正の勢力を殲滅させよ❗️」と、命令じる。
「承知した❗️期待に答えるべく努力致す」と、答える。
「デストロダンは完全自動。乗務員はドール型ロボットで、ネオ・ドラダル人の命令にのみ無条件で従う」と、説明する。更に詳細な説明する。
聴き終えて「承知した。有り難く頂戴しておく。我が独自の軍団を強化する為に更なる兵器の供給をして頂きたい❗️」と、要求する。
「承知した。直ちに手配する。極秘星系に届けるので、万が一備えて其所へ避難せよ❗️」
「承知した。心遣いに感謝する❗️」
「では、此にて。私は直接巨大ドールを攻撃する❗️」と、言い残してドロップアップして行く。
バロティル・ラダン・ラロルン第1実行者統轄の母船で有る直系8億キロメートルのドロルデスロンが、暗黒の暗闇から陰の様に次元転移して来た。
探知した宙域近辺に移動し、ターゲット周辺を最リサーチする。
「バロティル第1実行者統轄閣下❗️ターゲットを特定出来ません」との報告が届く。
「恐らく隠蔽しているのだろう。では6ヶ月前から最リサーチを❗️」と、命令する。
小一時間後。「ターゲットポイント発見しました❗️現在の座標に記載します」と、報告。
「ターゲットポイントへ移動せよ❗️」と、命令する。
数分後。ターゲットポイント星系外縁に移動し、星系内をリサーチする。
「バロティル様❗️此の星系は隠蔽しているのではなく、入れ替わっているようです」と、結論を報告にレルロテル・ラダン・ラロルン第1実行者副統轄。
「レルロテル❗️どの様な方法で入れ換えたのかは解らないが、事実なら我々と同レベルの科学技術を持っている手先で有ると考えなければならない❗️」
「バロン・ダラダン・ドロル第1実行者が、ネオ・ドラダル銀河連合帝国ロレイナ・バハル・ドメルン女王にデストロダン50万台を譲渡しましたので、暫し様子を見ましょう❗️」と、進言するレルロテル・ラダン・ラロルン第1実行者副統轄。
「進言に感謝する。では暫く監視をする❗️此の星系から5万光年離れよ」と答え、離脱を命令する。
AG4.3紀元890年5月21日。直系8億キロメートル球型ドロルデスロンは待機ポジションに移動。監視を開始する。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
ミロナ神聖女王の新たな側近幹部になったフェロ共和国女王マーメイド妖精種族のマーリル・レム・フェロティル女王が「ミロナ様❗️タイムマスターで有るパネラが重大な報告が有るとの事ですが」と、話し掛ける。
「承知した」と、答えるミロナ神聖女王。
数分後。マスターマスターのパネラ・レム・フェロルが、第1会議室に現れる。着席して話し始める。
「過去のレムザリアン銀河団レムリアナ銀河レムアル星系第3惑星レムに近付いた存在が、現在のレムアル星系が入れ替わっていると見抜きました❗️其の存在は、陰の勢力のバロティル・ラダン・ラロルン第1実行者統轄です。母船名は直系8億キロメートルのドロルデスロンと言います。其の潜在的攻撃力は未知数です❗️
彼女の配下のバロン・ダラダン・ドロルの第1実行者は、ネオ・ドラダル銀河連合帝国ロレイナ・バハル・ドメルン女王に、宇宙最強と自負している直系10万キロメートルの半球型のデストロダンを50万台譲渡しました。此の戦力は大いなる脅威です❗️以上の様な未来が見えましたので、早めに警報を発令して準備を整える様進言します❗️」と、報告する。
「承知した。ラブリナ❗️警報を発令して。カレン・レム・フェロルは側近としてアドバイスをお願いする」と、話し掛けるミロナ神聖女王。
「承知致しました、ミロナ様❗️」
最初の警報発令は、タイムマスターで有るカレン・レム・フェロルの予測通り、ミロダリアン超銀河団東部ダリル銀河団ノデナロ銀河第ノデロ星系3惑星ダリルからだった。其れが先駆けとなり、陰の勢力の進行がAG4.3紀元890年5月22日から始まろうとしていた。
ミロナ神聖女王は、ノデロ星系外縁で待機している大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンの統合司令で陰の勢力最強のデストロダンの動きを監視している。
星系の防衛船団はレヌラ・DDM・ノデロ船団で、神聖リア帝国では現在最強の船団で有る。其の最強船団同士の戦闘にミロナ神聖女王等幹部は注目している。中でも、フランソファ等科学者チームが最も注目している。
3角錐型戦闘中型母船ゴッドホイヘンス100台が先陣を切って直系10万キロメートルの半球型デストロダンに向かって行く。
デストロダンは紫色のバリアに包まれている。ゴッドホイヘンスは、超高次反発次元バリアを展開し、超高次回転反発次元砲で攻撃を開始する。
半球型デストロダンの紫色のバリアは、揺らぐ事も無く全てのエネルギーを中和する。数秒後。デストロダンから反撃。赤っぽいエネルギービームがゴットホイヘンスのバリアに命中。瞬時に破壊されミニ太陽になる。
観察していたフランソファ等科学者チームは、取得したデータの分析を開始する。同時に、其のデータを超大型母船クリスタル・レーネと、大巨神ゴットマザー・クィーン・ミロナテシリアンと、超大型母船クリステリアン・ミナの3ヶ所に伝送する。クリスタル・レーネの生体脳カローラレーネは、更に各星系の統合研究センターに伝送する。
ラブレナは、フランソファとコンタクトを取り、ゴットホイヘンスを撤退させ、最終兵器で有る戦闘軌道リングヘルで攻撃を開始する事を伝える。
戦闘軌道リングヘルが扇状に展開する。計画通り、50台、100台、200台で攻撃をするが、デストロダンのバリアは揺らぎもしない。動き方も俊敏で、アッと言う間に戦闘軌道リングヘルを100台破壊する。
ラブレナは戦闘軌道リングヘル1000台に一斉攻撃を命じる。想像を絶するエネルギーがバリアに命中するが、揺らぐ事も変色もしない。かなりの損失が有るが戦力は圧倒的に多い。次に、5000台同時に攻撃を開始。
デストロダンのバリアは赤色に変わり揺らぎだして数秒後にバリアが崩壊し大爆発する。デストロダン本体の数ヶ所から火が吹き出すが、辛うじて持ちこたえ緊急脱出して行く。
「ミロナ❗️デストロダンを拿捕して」と、叫ぶフランソファ。
大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアン内で監視していた新たに側近幹部となった真正妖精レム種族のロリル・ムアル・レム女王は直ちに反応して、第1能力者部隊にデストロダンを拿捕する様思念波で命令を出す。
女王の命を受けた第1能力者部隊10万人が能力を発動。デストロダンの動きを止める為駆動機関を停止させ、乗務員の意識を意識を奪う。
念動力で捕まえて、大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアン全面に瞬間移動させる。
連絡を受けた超大型母船クリスタル・レーネが、次元をスライドして近くに出現する。レーネ内の能力者集団が船内瞬間移動させてから消えて行く。
「ミロナ、デストロダンを10数台拿捕して❗️研究する為に各統合研究センターに送るから」と、要望する。
「20台拿捕するわね❗️」と、答えるミロナ。
生体脳ミロテシアは、アイ・ネットワークを閲覧して最も近い星系に大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンを7MD転送で移動する。
ミロナは簡単にデストロダンを拿捕して行き、AG4.3紀元890年5月25日には40台を拿捕してクリスタルレーネに引き渡した。
其の様子を密やかに監視している陰の勢力の一団が不気味な行動をしている。
最後に拿捕したデストロダンは、研究用に大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンに収納する。其のデストロダンをフランソファ研究所が調査、分析を開始する。
搭載脳を分析して最初に解明したのは、座標データからネオ・ドラダル銀河連合帝国の所在地星系並びに、ネオ・ナグマダ種族系の所在地が判明する。
天才マルチ科学者で有るフランソファに取っては、デストロダンの防御バリアと兵器にしか興味が無かった。フランソファの高次エネルギーチームの指導で解体ロボット数千台が兵器の解体を進めている。別のチームはバリアの解体を始めている。
ミロナは、ラブレナに「ミロダリアン超銀河団ゾーン東部エリア中央部最南部宙域ドメルン銀河団団(36個の銀河)ドラダル銀河ドルン星系第3惑星ドランを制圧する」と、話し掛ける。
「ミロナ、反対はしないが、ドルン星系には陰の勢力のデストロダンが何台有るのか解らないわよ❗️先ずは事前調査してからにしましょう」と、進言する。
「私もラブレナ様の提案を指示しますわ❗️」と、ミロナのエモシオ・メンタル共生能力者で有るサラ・レム・フィルが話し掛ける。
タイムマスターのパネラ・レム・フェロルが「ミロナ様❗️ドルン星系制圧は控えて下さい。明確には見えないのですが、得体の知れない暗雲が渦巻いています❗️」と、警告する。
ミロナは暫し考えてから「パネラ❗️其の罠を回避する方法は無いのかしら」と、問い掛ける。
パネラはミロナの真意を読み取り「回避するには、罠に填まった場合救出する手段を手配するしか有りません。但し、どの様な罠なのかは解りませんので難しいと考えています❗️」と、本音を語る。
「では、大巨神ゴットマザー・クィーン・ミロナテシリアンと、クリステリアン・ミナを呼び寄せましょうか❗️」と、提案する。
「我々も最善を尽くします❗️」と、真正妖精フィル種族ミラル・レム・フィル女王。
「生死を賭けた進行になるが、いざと言う時は私が皆を守ります❗️」と、言い切るミロナ。
事前調査の為、AG4.3紀元890年5月26日早朝、ドラダル銀河ドルン星系に探査艦アイ5台を派遣する。同時に7MD封印ユニットを発進させる。
対探知バリアを展開させた探査艦アイ3台が星系内に進行して行く。探査艦アイの映像は星系外縁に待機している探査艦アイを経由して大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンに届けられる。其の映像を統合司令センターで監視している。
「デストロダンが30万台程待機しているわ。無視出来る戦力では無いね❗️」と、ラブレナがミロナに話し掛ける。
「アミルの忠告を聞いて事前調査をして正解だったわ❗️」と、アミルに礼を述べるミロナ。
「暗雲はデストロダンだけでは有りません。更なる何かが見えます❗️」と、答えるアミル・レム・フェロル。
「アミルの話しを聞いていると恐ろしくなるわ❗️」と、ラブレナ。
「ミロナ様❗️如何なる最悪の罠で有れ、脱出する方法は一つだけ有ります。大巨神ゴットマザー・クィーン・ミロナテシリアンが保有する超強大なメンタルエネルギーで瞬間移動させる事です」と、生体脳シリルが説明する。
「シリル、私も同じ事を考えていた」と、ミロナ。
「ドルン星系制圧作戦の詳細は、星系内に待機しているデストロダンを星系外縁に呼び寄せます。故に、其の作戦に見合うだけの戦力を進行させねばなりません。7MD封印圏外迄誘き寄せたら直ちに7MD封印をして、封印内に残っているデストロダン並びに軍事基地、軍事施設等を破壊します。圏外のデストロダンは大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンの戦力でデストロダンを殲滅します❗️
是等作戦中に、大巨神マザー・クィーン・ミロナテリアンが急襲され、想定外の苦境になった場合、大巨神ゴットマザー・クィーン・ミロナテシリアンがメンタルエネルギーで瞬間移動させる。以上の様な作戦です❗️簡単に説明しましたが、詳細はデータスクリーンに表示しましたので御覧下さい」と、説明する。
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