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第2章。3方面の攻防戦Vol-2-1。
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❤️天翔るリアの女王第4部Vol-2-1❤️
第2章。3方面の攻防戦 Vol-2-1。
AG4.3紀元631年10月4日。~AG4.3紀元631年10月20日。
( 登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。
❣️ミロル・ラハム・リア。
ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
ラレン銀河連合帝国女王。
❣️リアナ・アンドライダ・ラハム副神聖女王。
❣️キャメル・ラハム・アンドライダ・副摂政。
❣️ロレイン・ラハム・リア。
神聖リア帝国副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊総統合司令長官。総統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
❣️ホナミ・ラハム・リア。
科学技術部局生体脳・ライフトロン研究部主幹。
❣️エレーナ・ラハム・リア。
クリスタルレーネ母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。統合大元帥。能力者。
❣️エリル・ラハム・リア。
クリスタルレーネ副母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。副統合大元帥。歴史シュプラー能力者。有能な能力者。
❣️ローラ・ラーム・マダン。
クリスタル・ギラクシアン・フォース艦隊(CGF艦隊)統合司令長官。統合大元帥。
❣️エリル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の次女。科学技術庁長官。公女。科学調査船団10万台の統轄司令。
❣️ティル・メデロ・デラン。
アルフ・メデロ・デラン男爵の長女。超次元物理学者。高次通信学者。
❣️ロレイン・ラハム・リア。
神聖リア帝国副摂政。統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従姉。神聖リア帝国旅団船団司令長官。
能力者(思念波。念動力、瞬間移動。原子変換能力。ヒュプノ能力)
❣️ソフラ・ラハム・リア。
クリスタルレーネ科学技術副総監。医学評議会副議長。天才医学者。脳神経外科教授。生体物学者。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従妹。フランソファ研究所所員。
❣️ティル・メデロ・デラン。
アルフ・メデロ・デラン男爵の長女。超次元物理学者。高次通信学者。フランソファ研究所主幹。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
第2章。3方面の攻防戦 Vol-2-1。
ドラダル銀河連合東部帝国グフ・バハル・ドメルン第1皇帝の船団が、東部最遠外縁に進行した。其の船団を急襲する為に、ルナ銀河連合帝国ナデル・ラハム・ルナ女王は、第1遊撃旅団ラレイロ・ラハム・ルナ大元帥とデル・ゼロ船団を派遣した。
ドメルン第1皇帝の船団から100万光年の間だを空け、7MDバリアを展開したルナ船団が対峙している。
第1遊撃旅団ラレイロ・ラハム・ルナ大元帥は、AG4.3紀元631年10月4日。特殊攻撃艦隊に、6次元振動爆弾(6DT爆弾)、重力爆弾(GD爆弾)での奇襲攻撃を命令する。
特殊攻撃艦隊は、メドラ転送機有効範囲迄接近し、6次元振動爆弾(6DT爆弾)、重力爆弾(GD爆弾)数万発を秒単位で放射する。
グフ・バハル・ドメルン第1皇帝の船団内の至る処で6次元振動爆弾(6DT爆弾)、重力爆弾(GD爆弾)が爆発し、強烈な6次元振動と、高重力が発生する。母船団の破壊は出来なかったが、強烈な6次元振動と高重力に依り、船団は翻弄され戦闘不能な状態に陥った。
数分後。デル・ゼロ船団がドロップダウンしてきた。翻弄され戦闘不能な状態のドメルン第1皇帝の船団に攻撃を開始する。其の徹底的な攻撃に依り、敵船団は壊滅的な打撃を受ける。辛うじて脱出した船団は僅かな台数になっていた。
グフ・バハル・ドメルン第1皇帝の母船で有る銀河渡航母船ブリアン・ドダルと、追従して脱出出来た船団は僅か10万台に激減していた。
ドメルン第1皇帝は、連絡艦を送り出し、増援船団を派遣する命令を託した。
ミロダリアン超銀河団の、3方面のダガロ種族防衛ラインは撤退し新たな防衛ラインを構築する。
中央部戦線のドメルン第2皇帝は、防衛ラインが撤退した事を知り、ミロダリアン超銀河団手前100万光年迄進出する。再び、ダダロレン船団を派遣して中央の調査を命令した。
ミロダリアン超銀河団ゾーンの中央部は、リア種族に取っては未知領域だった。今まで調査しなかった理由は、超巨大なブラックホールが存在し、時空嵐と有害なエネルギーが放射されているからで有る。現在に於ては、7MDバリアの開発に依り何の心配も無く進入出来る。ナグマダ種族の科学レベルでも同様で有る。
事実は、計算上程有害な放射も無く、時空嵐も限定的だった。其の事実を認識したのは、探査艦アイを配備したつい最近の事である。
ドメルン第2皇帝は安全を確認し、更に50万キロメートル迄接近した。ダブ・バハル・ドメルン第2皇帝は、ダダロレン船団に前線基地の候補星系を探す様に命令を出していた。AG4.3紀元631年10月5日には、候補星系数10星系の報告が届く。其の中から、ドラゴンラル銀河団ゴンラル銀河ゴラル星系第3惑星ゾランに決定した。
第2皇帝の全船団が、ゴラル星系第3惑星ゾランに移動し基地建設を開始する。
ロレル・バハル・ドメルン第3皇帝は、最遠西部から数100万光年離れた独立したバスダロン銀河団バダロル銀河ダロン星系第3惑星レルに出撃拠点の建設を開始していた。現在の処でミロダリアン超銀河団に攻めいる姿勢は全く見られない。まるで勢力拡大を画策している様だ。
ミロダリアン超銀河団ゾーン西部エリアの大部分は、ラレン銀河連合帝国支配下に有る。其のラレン銀河連合帝国は、ミロル・ラハム・リア女王に代わり支配しているのがロレル・ラハム・リア摂政で有る。
マルチ3D通信スクリーンの一つが拡大表示され、其れにロレル・ラハム・リア摂政が映し出されている。
「ミロナ様❗️ドラダル銀河連合西部帝国第3侵略船団は、最遠西部外縁から数100万光年離れた独立銀河団に隠れ、その後侵略行動は皆無です。何か、画策している様です❗️」と、語り掛けてきた。
「探査艦アイを派遣して、極秘に探知・通信ネットワークを構築なさい❗️
中央部侵略船団は前線基地の建設を開始している。恐らく西部侵略船団も同じ様に前線基地の建設をしているのだろう❗️」と、ミロナが答える。
「成る程、そう言う事なのですね。探査艦アイを派遣の件は承知しました。直ちに実行させます❗️」と、ロレル摂政。
「我々、今まで防衛を主として来たが、此れからは積極的に先制攻撃を開始する予定です。既にミリアン銀河連合帝国ミルル・ラハム・リアン女王の船団が、ドロイダン超銀河団ゾーンの探知・通信ネットワークの構築と、先制攻撃の為に出撃した。
此の戦いは何十万年も続くでしょう。そう考えれば、ナグマダ種族との戦いは始まったばかりです。慌てて戦いを挑むべきでは無いと考えています。但し、万が一の事態を想定し、7MD封印並びにミロダリアン超銀河団ゾーンへの撤退或いは避難する事も想定して全力で準備して頂きたい❗️」と、マルチ3D通信スクリーンに向かって話し掛ける。
「撤退、或いは避難する為の経路は此れから構築するのですか❗️」と、問い掛けるロレル摂政。
「撤退、待避経路は私が新たに構築します❗️」と、ミロナ。
「ミロナ様❗️其の件なら私が新たに構築します。効率を高める為に、出口用の7MDトンネルと入口用の7MDトンネルを構築します❗️更に、リアリアン超銀河方向1億光年宙域に第1ターミナルポイントを設置させます。本国迄の超遠距離を走破する為に第10ターミナルポイントを設置します❗️
ターミナルポイントは、直径100万キロメートルの超巨大な母船とし、名称はクリスタルローラMTD1からクリスタルローラMTD10します。
7MDトンネルネットワークでは、1億光年の移動は一度では出来ませんので、現在、第3具象のパロメ・リア・ダガロ科学技術庁長官と、フランソファのチームがメドラ転送機を改良して超高次Z次元空間を移動媒体とした転送機として開発中です❗️此れが完成すれば1億光年の転送が可能となります。但し、送り出し部と受け入れ部が必要となり、母船タイプの転送は出来ません❗️
パロメ等研究チームは更に研究を進め、自力で転移出来るタイプのMDZ転送駆動装置の開発も進めています。
完成する迄は、7MD転移ネットワークで2、3回の転移で走破するしか有りません❗️」と、説明する合体融合脳カローラレーネ。
「了解した。だが、撤退はしたくないわ。敗退したと同じですから❗️」と、ミロナ正直に話す。
「我々も偽装出撃拠点を造るべきでしょう❗️西部と中央部と東部の3ヶ所にです」と、キャメル・ラハム・アンドライダ副摂政。
「賛成です❗️侵略船団を牽引するのに最適です。」と、ラブリナ。
「正式な出撃拠点から、偽装出撃拠点を経由させる方法が理想的です❗️」と、カローラ・リア・ダガロ総督が提案する。
「成る程、其れは良い提案だわ❗️早速造る事にしましょう。キャメル、偽装出撃拠点構築責任者として担当して欲しい」と、問い掛ける。
「承知しました❗️」と、キャメル。
直系50万キロメートルの最新鋭万能母船ギュラクシアン・メルは、キャメル副摂政の母船であり、最新鋭の超技術で造られた優れもので有る。にも関わらず、本国迄の10数億光年を走破するには何ヵ月も掛かる。しかし、現在地から西部中央宙域迄なら2回の転移で走破可能で有る。
ギュラクシアン・メルは2回の転移をして、西部中央宙域にドロップダウンする。生体脳メルは直ちに探査艦アイ・ネットワークとコンタクトし、適切な星系の選別を開始する。AG4.3紀元631年10月6日、キャメル・ラハム・アンドライダ・副摂政は、搭載生体脳メルの提案通り、出撃拠点は、ミロダリアン超銀河団西部中央宙域。ダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系第3惑星イロンに決定。偽装出撃拠点は、ミロダリアン超銀河団西部中央宙域。ダイロン銀河団バイラル銀河バルバサ星系第3惑星バルサに決定する。
30分後。ギュラクシアン・メルがダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系外縁にドロップダウンして来た。キャメル副摂政は、母船長に星系全体を7MD封印する様命じる。
極秘生体脳ネットワークで、情報直ちにクリスタルレーネ搭載合体融合脳カローラレーネに伝達される。其の情報を受け、レヌラ・ゼロ母船各1台を派遣した。
ギュラクシアン・メルは、星系全体の7MD封印を完了させ、次にリストアリバイブラーで第4惑星イロルを惑星復元モデル・バランで復元を開始する。
第3惑星イロンは詳細な調査をし、生態系に影響が少ない大陸内部の砂漠地帯をモデル帝都で復元を開始させる。次に、7MDトンネルの構築を開始する。
30数分後。レヌラ・ゼロ母船各1台と大標識塔レヌラ・マスターの分身が星系内にドロップダウンして来た。
大標識塔7MDレヌラ・ゼロ・イロンは、第1具象イロリナ・ラハム・クリスリアを造り出し、ゼロ・イロン船団の総帥に任命し、全権を譲渡する。
第1具象イロリナ・ラハム・クリスリアは、5大母船に無限分裂を命令する。
特殊タイプの軌道リングヘル・レヌラ・マスター・ゼロ・イロンと、軌道リングヘル・レヌラ・マスター・ゼロ・イロルは惑星の赤道上空に舞い降りて重力アンカーで固定する。
キャメル副摂政は、偽装出撃拠点とするバイラル銀河バルバサ星系第3惑星バルサに向けて、特殊艦隊を派遣した。偽装出撃拠点を構築する為で有る。あくまでも偽装なので、リストアリバイブラーで復元するだけの簡単な仕事で有る。特殊艦隊だけで充分で有ると判断しての事である。
特殊艦隊は1回の転移で偽装星系外縁にドロップダウンする。星系内をリサーチしてからバルバサ星系内に進入して行く。特殊艦隊は半数に別れ、第1部隊は第3惑星バルサへ、第2部隊は第4惑星バルンに向かう。数分後、2部隊供惑星の近くにドロップしてする。2部隊は、リストアリバイブラーで計画通りに復元を開始する。
復元を開始してから2時間後。大標識塔7MDレヌラ・ゼロの分身と、レヌラ・ゼロ母船各1台がドロップダウンして来た。
大標識塔の分身は惑星を取り、大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・バルンと命名し、第1具象としてバルサリーナ・ラハム・クリスリアを誕生させ全権を委譲する。
全権の受けたバルサリーナ・ラハム・クリスリア総帥は、5大母船に無限分裂を命令する。更に、7MDトンネルの構築を開始する。
AG4.3紀元631年10月10日には、偽装出撃拠点の開発が終了し、特殊艦隊は母船へ帰還して行く。
偽装出撃拠点の統合司令長官バルサリーナ・ラハム・クリスリア総帥は、無限分裂しているレヌラ・ゼロ母船団をゼロ・バルサ船団と名付けける。其の船団を、
(第1軍団)
1️⃣標識塔レヌラ・ゼロ・バルサ。1万台。
2️⃣大巨神レヌラ・ゼロ・バルサ。1万台。
3️⃣マダルリアン・ゼロ・バルサ。1万台。
4️⃣軌道リングヘル・ゼロ・バルサ。1万台。
5️⃣ゴッドホイヘンス・ゼロ・バルサ。100万台。
(第101軍)
1️⃣標識塔レヌラ・ゼロ・バルサ。1000台。
2️⃣大巨神レヌラ・ゼロ・バルサ。1000台。
3️⃣マダルリアン・ゼロ・バルサ。1000台。
4️⃣軌道リングヘル・ゼロ・バルサ。1000台。
5️⃣ゴッドホイヘンス・ゼロ・バルサ。10万台。
等に組織する。
バルサリーナ・ラハム・クリスリア総帥は、編成完了した第1軍団から第10軍団を第2惑星軌道と第3惑星軌道の中間宙域に、直径500万キロメートルの7MD泡を造り出し其処に待機させる。
第4惑星バルンと第5惑星の中間宙域では、ゼロ・バルサ5大母船が無限分裂を続けている。
出撃拠点で有るダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系第3惑星イロン並びに第4惑星イロルの改造は、順調に進んでいる。其の様な状態の時、AG4.3紀元631年10月13日早朝、フランソファ研究所所属の最新鋭マダルリアン7MDゼロ・マリエラがドロップダウンして来た。
パロメ・リア・ダガロ科学技術庁長官指揮の元、新システムの7MDトンネルの構築を開始する。先ずは惑星公転軌道平面と直角に、恒星の上方7MD泡の境界の上下に、7MDトンネル・コントロール・パーツ(7TCM)を設置しシンクロさせる。数千回の実験を繰返し誤差がゼロになる迄調整して行く。万が一に誤差があると、異次元に投げ出される可能性が有るので、何万回も繰返し確認する。此の作業がかなりの時間が掛かる。一度調整すれば、其のデータを生体脳が自動的に調整可能になる。
初回の設置に数時間を要したが、次回からは短縮化が嘉納になり僅か10数分で完了する。マリエラは、偽装出撃拠点で有るバイラル銀河バルバサ星系第3惑星バルサに移動する。
更に開発された完全自立型マルチ7TCMを、2台一組とした完全自立型マルチ7TCM・バルサ1と2を射出する。此の2台は互いにシンクロしながら設定通りに完全自動的に定位置に着く。
完全自立型マルチ7TCMの全てのデータを、生体脳ネットワークと通信ネットワークがデータを全ての通信・探査艦アイに伝達する。此の処置に依り、ミロダリアン超銀河団ゾーンの神聖リア帝国傘下の全ての星系の封印と完全自立型マルチ7TCMの設置が短期間で終わらせる事が可能になる。
後はキャメル副摂政に託し、マリエラは偽装星系からドロップアップする。同時に、ミロダリアン超銀河団から5千万光年本国依りにドロップダウンする。其の宙域に、標識塔レヌラ・マスター・ゼロ1を設置する。
計画通り、5千万光年毎にミロダリアン超銀河団ゾーンに5台配備する。次に正三角形になる様に標識塔レヌラ・マスター・ゼロ6、7、8、9の4台を配置した。更に、標識塔レヌラ・マスター・ゼロ10、11、12の3台をした。最後に、14、15号の配置を完了する。其の2台の正三角形の頂点に、直径100万キロメートルの完全自立型浮揚宇宙要塞都市レヌリアンドーム・1の製造を開始する為に、本国からラロン・ラハム・リア建造技術部局部長を呼び寄せて有る。
AG4.3紀元631年10月15日午前11時。マルチ工匠ギャラクシアン7MD・Mが指定ポイントにドロップダウンして来た。
数分後、ラロン・ラハム・リア建造技術部局長から3D通信コンタクト。
「ラロン・ラハム・リアです❗️詳細は、生体脳ネットワークから受け取りました」と、話し掛ける。
「フランソファです❗️完全自立型浮揚宇宙要塞都市レヌリアンドーム建造に関しての総責任者ですが、ラロンには私に代わり責任者として建造を託します」と、フランソファ。
「承知致しました。フランソファ副摂政陛下❗️」と、ラロン・ラハム・リア建造技術部局長。
「アッ、ラロン❗️紹介するわ。ダガロ科学技術庁長官のパロメ・リア・ダガロです」
「パロメ・リア・ダガロです❗️新7MDトンネル構築責任者兼レヌリアンドーム内部艤装を担当します」と、パロメ。
打合せ終了後。完全自立型浮揚宇宙要塞都市レヌリアンドームの建造が始まった。
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キャメル副摂政は、出撃拠点で有るミロダリアン超銀河団西部中央宙域。ダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系第3惑星イロンと、第4惑星イロルの改造をほぼ終了させ、総監としてイロリナ・ラハム・クリスリア統合司令長官(総帥兼総督)に託して、ラレン銀河連合帝国帝都、マレール銀河団ラレン銀河ラレロ星系第3惑星ラレルに向かった。
AG4.3紀元631年10月16日。7MDトンネルネットワークで、ギュラクシアン・メルがマレール銀河団ラレン銀河ラレロ星系第3惑星ラレル依り30万光年離れた宙域にドロップダウンして来た。
数秒後。ミロル・ラハム・リア女王の副臣であり代行のロレル・ラハム・リア摂政とコンタクトする。
「私は副摂政のキャメル・ラハム・アンドライダです❗️ミロナ神聖女王の命令で、新7MDトンネル・システムの構築並びに防衛強化の為に来ました」と、自己紹介する。
「ロレル・ラハム・リア摂政です❗️詳細はミロナ様から伺っております」と、答える。
「では、新7MDトンネル・システムをコントロールする完全自立型マルチ7TCM・ラレル1号、2号を射出します。最新鋭マルチ戦闘列車ソルジャー・フォースを100列車を常駐させます。此のソルジャー・フォースは、ダガロ種族の超技術とリア種族の超技術で製造されたミラクルな戦闘兵器で、対ナグマダ種族の最終兵器です❗️
此の優れた特徴は、無限分裂する事です。射出後、待機ポジションに付き次第無限分裂を開始します。数日後には数百万台に増殖、無限戦力を確保出来ます。
此れとは全く別個のリアン種族が開発し、ダガロ種族の技術で改良した大標識塔7MDレヌラ・ゼロとレヌラ・マスター・ゼロ5大母船各1台を配備させます。此れも無限分裂しますので、戦力は無限大になります。傘下の各星系に配備可能です❗️」と、説明する。
「承知しました。感謝しますと、ミロナ様にお伝え下さい❗️で、キャメル様、此からの御予定は」と、ロレル・ラハム・リア摂政。
「バルデラン公国を訪問してから、バルデラン暗黒ウォールを訪問します❗️」と、答える。
「予定が詰まっているのですね。残念ですわ❗️」と、ロレル摂政。
「新7MDトンネル・システムが完成すれば何時でも会えます」と、答える。
「承知しました。では、其の時まで」と、簡素な判れ言葉を伝え、コンタクトを切る。
ギュラクシアン・メルは、バルデラン公国を訪問して、完全自立型マルチ7TCM。直ぐにバルデラン暗黒ウォールに急行し、AG4.3紀元631年10月18日に到着して設置を完了させる。
キャメルは直ちに引き返し、ミロダリアン超銀河団ゾーン中央部手前にドロップダウンする。ギュラクシアン・メル搭載生体脳メルは、直ちに通信・探知ネットワークにアクセスして中央に関するデータを吸い上げて、3D探知スクリーンに正座を映し出す。
数秒後「探知センターです。ナグマダ種族の出撃拠点の星系座標データを電送します。彼等は、周辺の調査中に未知艦隊と遭遇して戦闘中です。其の様子も別回線で送ります。以上❗️」と、報告する。
生体脳メルは「出撃拠点並びに艤装出撃拠点星系を選別しました❗️データをメインスクリーンに表示します」と、報告する。
「承知したメル。では出撃拠点星系へ❗️」と、命令する。
ギュラクシアン・メルが、AG4.3紀元631年10月19日午前3時頃、アレグロン銀河団グログラン銀河アレロン星系第3惑星グロン近くにドロップダウンして来た。
生体脳メルは、第3惑星グロンと第4惑星アロンの開発を開始する。
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クリスタルレーネ内に、ダガロ種族バルグリアン銀河団極秘7大星系7MDトンネルネットワークと直結エリアをAG4.3紀元631年9月16日に完成させ、其のエリアをダガロ帝国の帝都ダガロンとして設立する。直径にして30万キロメートルの帝都ダガロンに、7大星系から主だった施設、研究所、各種工場を移植復元作業を開始していた。そして、AG4.3紀元631年10月20日には、7大星系のほぼ全ての施設を移植復元を終えていた。
第2章。3方面の攻防戦 Vol-2-1。
AG4.3紀元631年10月4日。~AG4.3紀元631年10月20日。
( 登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。
❣️ミロル・ラハム・リア。
ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
ラレン銀河連合帝国女王。
❣️リアナ・アンドライダ・ラハム副神聖女王。
❣️キャメル・ラハム・アンドライダ・副摂政。
❣️ロレイン・ラハム・リア。
神聖リア帝国副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊総統合司令長官。総統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
❣️ホナミ・ラハム・リア。
科学技術部局生体脳・ライフトロン研究部主幹。
❣️エレーナ・ラハム・リア。
クリスタルレーネ母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。統合大元帥。能力者。
❣️エリル・ラハム・リア。
クリスタルレーネ副母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。副統合大元帥。歴史シュプラー能力者。有能な能力者。
❣️ローラ・ラーム・マダン。
クリスタル・ギラクシアン・フォース艦隊(CGF艦隊)統合司令長官。統合大元帥。
❣️エリル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の次女。科学技術庁長官。公女。科学調査船団10万台の統轄司令。
❣️ティル・メデロ・デラン。
アルフ・メデロ・デラン男爵の長女。超次元物理学者。高次通信学者。
❣️ロレイン・ラハム・リア。
神聖リア帝国副摂政。統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従姉。神聖リア帝国旅団船団司令長官。
能力者(思念波。念動力、瞬間移動。原子変換能力。ヒュプノ能力)
❣️ソフラ・ラハム・リア。
クリスタルレーネ科学技術副総監。医学評議会副議長。天才医学者。脳神経外科教授。生体物学者。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従妹。フランソファ研究所所員。
❣️ティル・メデロ・デラン。
アルフ・メデロ・デラン男爵の長女。超次元物理学者。高次通信学者。フランソファ研究所主幹。
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第2章。3方面の攻防戦 Vol-2-1。
ドラダル銀河連合東部帝国グフ・バハル・ドメルン第1皇帝の船団が、東部最遠外縁に進行した。其の船団を急襲する為に、ルナ銀河連合帝国ナデル・ラハム・ルナ女王は、第1遊撃旅団ラレイロ・ラハム・ルナ大元帥とデル・ゼロ船団を派遣した。
ドメルン第1皇帝の船団から100万光年の間だを空け、7MDバリアを展開したルナ船団が対峙している。
第1遊撃旅団ラレイロ・ラハム・ルナ大元帥は、AG4.3紀元631年10月4日。特殊攻撃艦隊に、6次元振動爆弾(6DT爆弾)、重力爆弾(GD爆弾)での奇襲攻撃を命令する。
特殊攻撃艦隊は、メドラ転送機有効範囲迄接近し、6次元振動爆弾(6DT爆弾)、重力爆弾(GD爆弾)数万発を秒単位で放射する。
グフ・バハル・ドメルン第1皇帝の船団内の至る処で6次元振動爆弾(6DT爆弾)、重力爆弾(GD爆弾)が爆発し、強烈な6次元振動と、高重力が発生する。母船団の破壊は出来なかったが、強烈な6次元振動と高重力に依り、船団は翻弄され戦闘不能な状態に陥った。
数分後。デル・ゼロ船団がドロップダウンしてきた。翻弄され戦闘不能な状態のドメルン第1皇帝の船団に攻撃を開始する。其の徹底的な攻撃に依り、敵船団は壊滅的な打撃を受ける。辛うじて脱出した船団は僅かな台数になっていた。
グフ・バハル・ドメルン第1皇帝の母船で有る銀河渡航母船ブリアン・ドダルと、追従して脱出出来た船団は僅か10万台に激減していた。
ドメルン第1皇帝は、連絡艦を送り出し、増援船団を派遣する命令を託した。
ミロダリアン超銀河団の、3方面のダガロ種族防衛ラインは撤退し新たな防衛ラインを構築する。
中央部戦線のドメルン第2皇帝は、防衛ラインが撤退した事を知り、ミロダリアン超銀河団手前100万光年迄進出する。再び、ダダロレン船団を派遣して中央の調査を命令した。
ミロダリアン超銀河団ゾーンの中央部は、リア種族に取っては未知領域だった。今まで調査しなかった理由は、超巨大なブラックホールが存在し、時空嵐と有害なエネルギーが放射されているからで有る。現在に於ては、7MDバリアの開発に依り何の心配も無く進入出来る。ナグマダ種族の科学レベルでも同様で有る。
事実は、計算上程有害な放射も無く、時空嵐も限定的だった。其の事実を認識したのは、探査艦アイを配備したつい最近の事である。
ドメルン第2皇帝は安全を確認し、更に50万キロメートル迄接近した。ダブ・バハル・ドメルン第2皇帝は、ダダロレン船団に前線基地の候補星系を探す様に命令を出していた。AG4.3紀元631年10月5日には、候補星系数10星系の報告が届く。其の中から、ドラゴンラル銀河団ゴンラル銀河ゴラル星系第3惑星ゾランに決定した。
第2皇帝の全船団が、ゴラル星系第3惑星ゾランに移動し基地建設を開始する。
ロレル・バハル・ドメルン第3皇帝は、最遠西部から数100万光年離れた独立したバスダロン銀河団バダロル銀河ダロン星系第3惑星レルに出撃拠点の建設を開始していた。現在の処でミロダリアン超銀河団に攻めいる姿勢は全く見られない。まるで勢力拡大を画策している様だ。
ミロダリアン超銀河団ゾーン西部エリアの大部分は、ラレン銀河連合帝国支配下に有る。其のラレン銀河連合帝国は、ミロル・ラハム・リア女王に代わり支配しているのがロレル・ラハム・リア摂政で有る。
マルチ3D通信スクリーンの一つが拡大表示され、其れにロレル・ラハム・リア摂政が映し出されている。
「ミロナ様❗️ドラダル銀河連合西部帝国第3侵略船団は、最遠西部外縁から数100万光年離れた独立銀河団に隠れ、その後侵略行動は皆無です。何か、画策している様です❗️」と、語り掛けてきた。
「探査艦アイを派遣して、極秘に探知・通信ネットワークを構築なさい❗️
中央部侵略船団は前線基地の建設を開始している。恐らく西部侵略船団も同じ様に前線基地の建設をしているのだろう❗️」と、ミロナが答える。
「成る程、そう言う事なのですね。探査艦アイを派遣の件は承知しました。直ちに実行させます❗️」と、ロレル摂政。
「我々、今まで防衛を主として来たが、此れからは積極的に先制攻撃を開始する予定です。既にミリアン銀河連合帝国ミルル・ラハム・リアン女王の船団が、ドロイダン超銀河団ゾーンの探知・通信ネットワークの構築と、先制攻撃の為に出撃した。
此の戦いは何十万年も続くでしょう。そう考えれば、ナグマダ種族との戦いは始まったばかりです。慌てて戦いを挑むべきでは無いと考えています。但し、万が一の事態を想定し、7MD封印並びにミロダリアン超銀河団ゾーンへの撤退或いは避難する事も想定して全力で準備して頂きたい❗️」と、マルチ3D通信スクリーンに向かって話し掛ける。
「撤退、或いは避難する為の経路は此れから構築するのですか❗️」と、問い掛けるロレル摂政。
「撤退、待避経路は私が新たに構築します❗️」と、ミロナ。
「ミロナ様❗️其の件なら私が新たに構築します。効率を高める為に、出口用の7MDトンネルと入口用の7MDトンネルを構築します❗️更に、リアリアン超銀河方向1億光年宙域に第1ターミナルポイントを設置させます。本国迄の超遠距離を走破する為に第10ターミナルポイントを設置します❗️
ターミナルポイントは、直径100万キロメートルの超巨大な母船とし、名称はクリスタルローラMTD1からクリスタルローラMTD10します。
7MDトンネルネットワークでは、1億光年の移動は一度では出来ませんので、現在、第3具象のパロメ・リア・ダガロ科学技術庁長官と、フランソファのチームがメドラ転送機を改良して超高次Z次元空間を移動媒体とした転送機として開発中です❗️此れが完成すれば1億光年の転送が可能となります。但し、送り出し部と受け入れ部が必要となり、母船タイプの転送は出来ません❗️
パロメ等研究チームは更に研究を進め、自力で転移出来るタイプのMDZ転送駆動装置の開発も進めています。
完成する迄は、7MD転移ネットワークで2、3回の転移で走破するしか有りません❗️」と、説明する合体融合脳カローラレーネ。
「了解した。だが、撤退はしたくないわ。敗退したと同じですから❗️」と、ミロナ正直に話す。
「我々も偽装出撃拠点を造るべきでしょう❗️西部と中央部と東部の3ヶ所にです」と、キャメル・ラハム・アンドライダ副摂政。
「賛成です❗️侵略船団を牽引するのに最適です。」と、ラブリナ。
「正式な出撃拠点から、偽装出撃拠点を経由させる方法が理想的です❗️」と、カローラ・リア・ダガロ総督が提案する。
「成る程、其れは良い提案だわ❗️早速造る事にしましょう。キャメル、偽装出撃拠点構築責任者として担当して欲しい」と、問い掛ける。
「承知しました❗️」と、キャメル。
直系50万キロメートルの最新鋭万能母船ギュラクシアン・メルは、キャメル副摂政の母船であり、最新鋭の超技術で造られた優れもので有る。にも関わらず、本国迄の10数億光年を走破するには何ヵ月も掛かる。しかし、現在地から西部中央宙域迄なら2回の転移で走破可能で有る。
ギュラクシアン・メルは2回の転移をして、西部中央宙域にドロップダウンする。生体脳メルは直ちに探査艦アイ・ネットワークとコンタクトし、適切な星系の選別を開始する。AG4.3紀元631年10月6日、キャメル・ラハム・アンドライダ・副摂政は、搭載生体脳メルの提案通り、出撃拠点は、ミロダリアン超銀河団西部中央宙域。ダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系第3惑星イロンに決定。偽装出撃拠点は、ミロダリアン超銀河団西部中央宙域。ダイロン銀河団バイラル銀河バルバサ星系第3惑星バルサに決定する。
30分後。ギュラクシアン・メルがダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系外縁にドロップダウンして来た。キャメル副摂政は、母船長に星系全体を7MD封印する様命じる。
極秘生体脳ネットワークで、情報直ちにクリスタルレーネ搭載合体融合脳カローラレーネに伝達される。其の情報を受け、レヌラ・ゼロ母船各1台を派遣した。
ギュラクシアン・メルは、星系全体の7MD封印を完了させ、次にリストアリバイブラーで第4惑星イロルを惑星復元モデル・バランで復元を開始する。
第3惑星イロンは詳細な調査をし、生態系に影響が少ない大陸内部の砂漠地帯をモデル帝都で復元を開始させる。次に、7MDトンネルの構築を開始する。
30数分後。レヌラ・ゼロ母船各1台と大標識塔レヌラ・マスターの分身が星系内にドロップダウンして来た。
大標識塔7MDレヌラ・ゼロ・イロンは、第1具象イロリナ・ラハム・クリスリアを造り出し、ゼロ・イロン船団の総帥に任命し、全権を譲渡する。
第1具象イロリナ・ラハム・クリスリアは、5大母船に無限分裂を命令する。
特殊タイプの軌道リングヘル・レヌラ・マスター・ゼロ・イロンと、軌道リングヘル・レヌラ・マスター・ゼロ・イロルは惑星の赤道上空に舞い降りて重力アンカーで固定する。
キャメル副摂政は、偽装出撃拠点とするバイラル銀河バルバサ星系第3惑星バルサに向けて、特殊艦隊を派遣した。偽装出撃拠点を構築する為で有る。あくまでも偽装なので、リストアリバイブラーで復元するだけの簡単な仕事で有る。特殊艦隊だけで充分で有ると判断しての事である。
特殊艦隊は1回の転移で偽装星系外縁にドロップダウンする。星系内をリサーチしてからバルバサ星系内に進入して行く。特殊艦隊は半数に別れ、第1部隊は第3惑星バルサへ、第2部隊は第4惑星バルンに向かう。数分後、2部隊供惑星の近くにドロップしてする。2部隊は、リストアリバイブラーで計画通りに復元を開始する。
復元を開始してから2時間後。大標識塔7MDレヌラ・ゼロの分身と、レヌラ・ゼロ母船各1台がドロップダウンして来た。
大標識塔の分身は惑星を取り、大標識塔7MDレヌラ・マスター・ゼロ・バルンと命名し、第1具象としてバルサリーナ・ラハム・クリスリアを誕生させ全権を委譲する。
全権の受けたバルサリーナ・ラハム・クリスリア総帥は、5大母船に無限分裂を命令する。更に、7MDトンネルの構築を開始する。
AG4.3紀元631年10月10日には、偽装出撃拠点の開発が終了し、特殊艦隊は母船へ帰還して行く。
偽装出撃拠点の統合司令長官バルサリーナ・ラハム・クリスリア総帥は、無限分裂しているレヌラ・ゼロ母船団をゼロ・バルサ船団と名付けける。其の船団を、
(第1軍団)
1️⃣標識塔レヌラ・ゼロ・バルサ。1万台。
2️⃣大巨神レヌラ・ゼロ・バルサ。1万台。
3️⃣マダルリアン・ゼロ・バルサ。1万台。
4️⃣軌道リングヘル・ゼロ・バルサ。1万台。
5️⃣ゴッドホイヘンス・ゼロ・バルサ。100万台。
(第101軍)
1️⃣標識塔レヌラ・ゼロ・バルサ。1000台。
2️⃣大巨神レヌラ・ゼロ・バルサ。1000台。
3️⃣マダルリアン・ゼロ・バルサ。1000台。
4️⃣軌道リングヘル・ゼロ・バルサ。1000台。
5️⃣ゴッドホイヘンス・ゼロ・バルサ。10万台。
等に組織する。
バルサリーナ・ラハム・クリスリア総帥は、編成完了した第1軍団から第10軍団を第2惑星軌道と第3惑星軌道の中間宙域に、直径500万キロメートルの7MD泡を造り出し其処に待機させる。
第4惑星バルンと第5惑星の中間宙域では、ゼロ・バルサ5大母船が無限分裂を続けている。
出撃拠点で有るダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系第3惑星イロン並びに第4惑星イロルの改造は、順調に進んでいる。其の様な状態の時、AG4.3紀元631年10月13日早朝、フランソファ研究所所属の最新鋭マダルリアン7MDゼロ・マリエラがドロップダウンして来た。
パロメ・リア・ダガロ科学技術庁長官指揮の元、新システムの7MDトンネルの構築を開始する。先ずは惑星公転軌道平面と直角に、恒星の上方7MD泡の境界の上下に、7MDトンネル・コントロール・パーツ(7TCM)を設置しシンクロさせる。数千回の実験を繰返し誤差がゼロになる迄調整して行く。万が一に誤差があると、異次元に投げ出される可能性が有るので、何万回も繰返し確認する。此の作業がかなりの時間が掛かる。一度調整すれば、其のデータを生体脳が自動的に調整可能になる。
初回の設置に数時間を要したが、次回からは短縮化が嘉納になり僅か10数分で完了する。マリエラは、偽装出撃拠点で有るバイラル銀河バルバサ星系第3惑星バルサに移動する。
更に開発された完全自立型マルチ7TCMを、2台一組とした完全自立型マルチ7TCM・バルサ1と2を射出する。此の2台は互いにシンクロしながら設定通りに完全自動的に定位置に着く。
完全自立型マルチ7TCMの全てのデータを、生体脳ネットワークと通信ネットワークがデータを全ての通信・探査艦アイに伝達する。此の処置に依り、ミロダリアン超銀河団ゾーンの神聖リア帝国傘下の全ての星系の封印と完全自立型マルチ7TCMの設置が短期間で終わらせる事が可能になる。
後はキャメル副摂政に託し、マリエラは偽装星系からドロップアップする。同時に、ミロダリアン超銀河団から5千万光年本国依りにドロップダウンする。其の宙域に、標識塔レヌラ・マスター・ゼロ1を設置する。
計画通り、5千万光年毎にミロダリアン超銀河団ゾーンに5台配備する。次に正三角形になる様に標識塔レヌラ・マスター・ゼロ6、7、8、9の4台を配置した。更に、標識塔レヌラ・マスター・ゼロ10、11、12の3台をした。最後に、14、15号の配置を完了する。其の2台の正三角形の頂点に、直径100万キロメートルの完全自立型浮揚宇宙要塞都市レヌリアンドーム・1の製造を開始する為に、本国からラロン・ラハム・リア建造技術部局部長を呼び寄せて有る。
AG4.3紀元631年10月15日午前11時。マルチ工匠ギャラクシアン7MD・Mが指定ポイントにドロップダウンして来た。
数分後、ラロン・ラハム・リア建造技術部局長から3D通信コンタクト。
「ラロン・ラハム・リアです❗️詳細は、生体脳ネットワークから受け取りました」と、話し掛ける。
「フランソファです❗️完全自立型浮揚宇宙要塞都市レヌリアンドーム建造に関しての総責任者ですが、ラロンには私に代わり責任者として建造を託します」と、フランソファ。
「承知致しました。フランソファ副摂政陛下❗️」と、ラロン・ラハム・リア建造技術部局長。
「アッ、ラロン❗️紹介するわ。ダガロ科学技術庁長官のパロメ・リア・ダガロです」
「パロメ・リア・ダガロです❗️新7MDトンネル構築責任者兼レヌリアンドーム内部艤装を担当します」と、パロメ。
打合せ終了後。完全自立型浮揚宇宙要塞都市レヌリアンドームの建造が始まった。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
キャメル副摂政は、出撃拠点で有るミロダリアン超銀河団西部中央宙域。ダイロン銀河団バイラル銀河イロル星系第3惑星イロンと、第4惑星イロルの改造をほぼ終了させ、総監としてイロリナ・ラハム・クリスリア統合司令長官(総帥兼総督)に託して、ラレン銀河連合帝国帝都、マレール銀河団ラレン銀河ラレロ星系第3惑星ラレルに向かった。
AG4.3紀元631年10月16日。7MDトンネルネットワークで、ギュラクシアン・メルがマレール銀河団ラレン銀河ラレロ星系第3惑星ラレル依り30万光年離れた宙域にドロップダウンして来た。
数秒後。ミロル・ラハム・リア女王の副臣であり代行のロレル・ラハム・リア摂政とコンタクトする。
「私は副摂政のキャメル・ラハム・アンドライダです❗️ミロナ神聖女王の命令で、新7MDトンネル・システムの構築並びに防衛強化の為に来ました」と、自己紹介する。
「ロレル・ラハム・リア摂政です❗️詳細はミロナ様から伺っております」と、答える。
「では、新7MDトンネル・システムをコントロールする完全自立型マルチ7TCM・ラレル1号、2号を射出します。最新鋭マルチ戦闘列車ソルジャー・フォースを100列車を常駐させます。此のソルジャー・フォースは、ダガロ種族の超技術とリア種族の超技術で製造されたミラクルな戦闘兵器で、対ナグマダ種族の最終兵器です❗️
此の優れた特徴は、無限分裂する事です。射出後、待機ポジションに付き次第無限分裂を開始します。数日後には数百万台に増殖、無限戦力を確保出来ます。
此れとは全く別個のリアン種族が開発し、ダガロ種族の技術で改良した大標識塔7MDレヌラ・ゼロとレヌラ・マスター・ゼロ5大母船各1台を配備させます。此れも無限分裂しますので、戦力は無限大になります。傘下の各星系に配備可能です❗️」と、説明する。
「承知しました。感謝しますと、ミロナ様にお伝え下さい❗️で、キャメル様、此からの御予定は」と、ロレル・ラハム・リア摂政。
「バルデラン公国を訪問してから、バルデラン暗黒ウォールを訪問します❗️」と、答える。
「予定が詰まっているのですね。残念ですわ❗️」と、ロレル摂政。
「新7MDトンネル・システムが完成すれば何時でも会えます」と、答える。
「承知しました。では、其の時まで」と、簡素な判れ言葉を伝え、コンタクトを切る。
ギュラクシアン・メルは、バルデラン公国を訪問して、完全自立型マルチ7TCM。直ぐにバルデラン暗黒ウォールに急行し、AG4.3紀元631年10月18日に到着して設置を完了させる。
キャメルは直ちに引き返し、ミロダリアン超銀河団ゾーン中央部手前にドロップダウンする。ギュラクシアン・メル搭載生体脳メルは、直ちに通信・探知ネットワークにアクセスして中央に関するデータを吸い上げて、3D探知スクリーンに正座を映し出す。
数秒後「探知センターです。ナグマダ種族の出撃拠点の星系座標データを電送します。彼等は、周辺の調査中に未知艦隊と遭遇して戦闘中です。其の様子も別回線で送ります。以上❗️」と、報告する。
生体脳メルは「出撃拠点並びに艤装出撃拠点星系を選別しました❗️データをメインスクリーンに表示します」と、報告する。
「承知したメル。では出撃拠点星系へ❗️」と、命令する。
ギュラクシアン・メルが、AG4.3紀元631年10月19日午前3時頃、アレグロン銀河団グログラン銀河アレロン星系第3惑星グロン近くにドロップダウンして来た。
生体脳メルは、第3惑星グロンと第4惑星アロンの開発を開始する。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
クリスタルレーネ内に、ダガロ種族バルグリアン銀河団極秘7大星系7MDトンネルネットワークと直結エリアをAG4.3紀元631年9月16日に完成させ、其のエリアをダガロ帝国の帝都ダガロンとして設立する。直径にして30万キロメートルの帝都ダガロンに、7大星系から主だった施設、研究所、各種工場を移植復元作業を開始していた。そして、AG4.3紀元631年10月20日には、7大星系のほぼ全ての施設を移植復元を終えていた。
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