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第1章。ナグマダ種族の台頭Vol-1-2。

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❤️天翔るリアの女王第4部 Vol-1-2❤️
第1章。ナグマダ種族の台頭Vol-1-2。
 AG4.3紀元631年8月25日。~AG4.3紀元631年9月4日。

(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
 神聖リア帝国神聖女王。
🌟6次元メンタル・フォーム思念波食手。

❣️ミロル・ラハム・リア。
 ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
 ラレン銀河連合帝国女王。

❣️リアナ・アンドライダ・ラハム副神聖女王。

❣️エヘフナ・アンドライダ・ラハム副神聖女王代理。

❣️マリエナ・アンドライダ・ラハム摂政。

❣️ティアラ・ラハム・リア摂政。

❣️キャメル・アンドライダ・ラハム副摂政。

❣️ロレイン・ラハム・リア。
 神聖リア帝国副摂政。

❣️ラブリナ・ラハム・リア。
 リア帝国艦隊総統合司令長官。総統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。

❣️フランソファ・ラハム・リア。
 天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。

❣️ホナミ・ラハム・リア。
 科学技術部局生体脳・ライフトロン研究部主幹。

❣️エレーナ・ラハム・リア。
 クリスタルレーネ母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。統合大元帥。能力者。

❣️エリル・ラハム・リア。
 クリスタルレーネ副母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。副統合大元帥。歴史シュプラー能力者。有能な能力者。

❣️ララ・ラハム・リア。
 神聖リア帝国副摂政。レーマー(統合大元帥)。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。ミロナ神聖女王親衛部隊統合司令長官。能力者。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

第1章。ナグマダ種族の台頭Vol-1-2。
 ダガロ種族7大極秘星系7MDトンネルネットワークが完了との報告を受けたAG4.3紀元631年8月25日午前5時を過ぎ去った直後、第4エリア最西部外縁宙域に、強烈な構造振動が発生した。
 クリスタルレーネのメインスクリーンに、拡大された子画面に未知物体が映し出される。
「カローラレーネです❗️既知全種族の戦艦、母船等のカタログを詳細しましたが、該当する種族は有りませんでした。待って未知な射ち母船で有り、製造種族も不明です❗️
 エネルギー探知等の結果、6次元エネルギーを利用する超高度な文明種族だと推測出来ます」と、報告する。
「レディマスター❗️我が母船団は無限分裂を開始し、緊急時に出撃出来る体制を整えつつ有ります」と、レヌラ・ラハム・クリスリア第1具象。
「承知した」と、ミロナ。
「探知センターです❗️第4エリア最遠方方向に銀河団を発見しました。其れを、はぐれ銀河団或いはX宙域と命名しました。探査艦隊アイ1万台を派遣し、探知、通信ネットワークの構築とはぐれ銀河団の調査をさせます❗️」と、報告する。
「承知した❗️」と、ミロナ神聖女王は承認する。
「ミロナ様、探査艦アイを派遣して未知物体を監視させます❗️」と、エレーナ・ラハム・リア母船長。
「ライフリアン連合帝国への対処は如何しますか❗️」エリル・ラハム・リア副母船長がミロナに問い掛ける。
「引続き監視を続けよう❗️」と、答える。

 超巨大な未知物体から、神聖リア帝国製の戦艦に似た球型艦が次々と飛び出し来る。直径は3600メートル。概算6000台が、ウェスタリアン銀河団に向かって行く。
 数時間後。6000台の船団は数台単位に別れ、各銀河に向かって行く。カローラレーネは、此の行動を分析し結論を出す。
「ミロナ様❗️未知艦隊は、ウェスタリアン銀河団の各銀河の調査だと結論しました」と、カローラレーネが報告する。
「やはりそうですね。私も同じ結論に至ったわ❗️」と、答えるミロナ。
「其れにしても、どうして隕石見たいな宇宙母船なのでしょうか」と、エレーナ母船長。ミロナに問い掛ける。
「何か特別な理由が有るのね❗️はぐれ銀河団の調査が進めば理由が解るかも知れないけど。引続き監視を続けましょう」と、ミロナ。
「ミロナ、監視ばかりでは刺激無くて詰まらないわ。積極的に行動するべきよ❗️」と、ラブリナ。
「フランソファ、ララ、貴方達の考えは❗️」と、問い掛ける。
「純粋な科学的見解として、他種族の科学文明には興味津々ですわ❗️従って、コンタクトをするか、或いは何らかの行動を起こした良いと考えているわ❗️」と、フランソファ。
「ライフリアン連合帝国並びに未知艦隊共に、我々の同族のリア種族の民です❗️双方共に平和的民族です。
 未知艦隊の目的は、新たな移住地を探す為ですわ。恐らく、ナグマダ種族の進行を察知したからです❗️現在見えるのは此処までよ。従って、早急にコンタクトを取り、援助或いは共にナグマダ種族に対抗する連合を造り挙げるべきだわ❗️手遅れにならない内に」と、ララが答える。
「2人の考えは正論だわ❗️」と、ミロナは素直に認める。数分後。別室で最高幹部会を開き対談する。10数分後。結論が出る。
「では、私が6次元エモシオメンタル思念波でライフリアン連合帝国フロラティル・ラハム・リア女王とコンタクトする。ラブリナは未知艦隊とコンタクトを❗️」と、正式に決定する。

 ミロナが「私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リアです❗️ライフリアン連合帝国フロラティル・ラハム・リア女王にダイレクトで呼び掛けています。
 此処より10億光年離れたリアリアン超銀河団ゾーンを統一し、救難シグナルを探知して此処、ミロダリアン超銀河団に来て、双子の妹ミロル・ラハム・リアと再開した。
 私とミロル等ともに、ミロダリアン超銀河団の全てを統一を成し遂げ現在に至った。
 私とミロルは天空の女神アフロティナの直系の子孫で有り、其の発祥地はドロイダン超銀河団でした。其所で我々リア種族と、ナグマダ種族が宇宙の覇権を賭けて全面戦争になりました❗️
 戦争の勝敗は着かず、双方共に痛み分けとなり現在に到ったのです。最近、天空の女神アフロティナの具象が現れ、私達にナグマダ種族が再び進行を開始するので防戦せよ❗️と指示を受け、故に我々は此処に来た。私の話を信じて共に防戦しなければ、我々リア種族は滅亡するかも知れません」と、6次元エモシオメンタル思念波で話し掛ける。
 数秒後。「私は、ライフリアン連合帝国のフロラティル・ラハム・リア女王です❗️ミロナ神聖女王陛下の話は全て真実です。我が種族の古からの伝説の通りだからです❗️ましてや、天空の女神アフロティナは我々に取っても偉大なる祖先で有り、守護神です。
 我が、偉大なる予言者(能力者)で有る先々女王が予言していました。従って、私はミロナ神聖女王陛下の話を信じます❗️」と、語り掛けて来た。
「信じて頂き有難う❗️では、バルデラル銀河バデル星系第3惑星デラルに訪問して宜しいか❗️」と、話し掛ける。
「お待ちしております。只、6次元フィールドが星系全体に展開されていますが」と、フロラティル女王。
「バリアの解除をしなくても全く問題は有りません❗️其れより上位次元からドロップダウンしますので。では、数分後に」と、説明し、コンタクトを断つ。
「エレーナ❗️直ちにバルデラル銀河バデル星系第3惑星デラルへ❗️」と、命令する。
 数秒後。超巨大な7MD転送リングが出現する。クリスタルレーネはアッと言う間にドロップアップして行き、同時にバデル星系内にドロップダウンする。続けてレヌアル・ラハム・クリスリア総督傘下のWタイプ司令母船がドロップダウンして来た。
 レヌラ・ラハム・クリスリア第1具象は、レヌアル・ラハム・クリスリア総督に無限分裂と7MD封印を実行する様命令する。

 ミロナ神聖女王は、6次元通常通信で、フロラティル女王に呼び掛ける。
 数秒後。3D通信スクリーンにフロラティル女王の映像が映る。
 ミロナ神聖女王は微笑んで「フロラティル女王❗️突然で申し訳内が当方の最新鋭技術で有る7MDバリアで星系全体の封印をしたい。此の封印をすれば、ナグマダ種族に探知される事は無くなり、数億光年であれ、7MD転送ネットワークで瞬時に移動出来ます。此の技術を譲渡します❗️更に、万が一に備えて、ライフリアン連合帝国の防衛船団として、レヌアル・ラハム・クリスリア総督傘下の最新鋭5大司令母船を常駐させて頂きたい。其の最高司令長官は、フロラティル女王とさせて頂きたい」と、話し掛ける。
「承知致しました。では、我が帝国の要人達と共に、クリスタルレーネに伺います」と、答える。

 AG4.3紀元631年8月26日午前10時00分。クリスタルレーネの自然環境エリアクリスタルパレス第3会見場で、神聖リア帝国とライフリアン連合帝国との第一回目の会談が開催される。
 双方の自己紹介を終え、ミロナ神聖女王は改めて事の重大さを話し始める。そして、最後に「従って、我々天空の女神アフロティナの後裔で有るリア種族各種民族が、今此処に一致団結してナグマダ種族進行を食い止めなければなりません❗️其の為に、私は持っている全て技術を提供します」と、締め括る。

 飛来した未知種族の超巨大な宇宙母船と、コンタクトしたラブリナは、理解を得られずコンタクト不能になった。
 Wタイプ司令母船の1部隊を残し監視する様指示を出す。其の1部隊は無限分裂を開始し、ねずみ算式に増殖を始める。

 第二回目の会談が始まる。二回目の会談は、軍事、行政関連が主だった話し合いとなる。第四回目は、AG4.3紀元631年8月28日午前10時00分に始まる。此の時点でバデル星系第3惑星デラルは、7MD封印を完了し、クリスタルレーネと7MDトンネルで直結され、惑星デラルは起動リング・デラルが設置される。
 更に、最初に発見したブリアラント銀河アントル星系第3惑星バレンは、正式に出撃拠点として開発され、起動リング・バレンの設置、7MD封印される。
 クリスタルレーネは、ブリアラント銀河アントル星系第3惑星バレンに移動し、此処を拠点として作戦の指揮を取る事に決定する。故に、ライフリアン連合帝国フロラティル・ラハム・リア女王も同行している。更に、ライフリアン連合帝国の各銀河の主星系を7MD封印して、7MD転送トンネルネットワークで直結する。
 ミロナは、ナグマダ種族の科学レベルは全く解らなかったが、同等と考えれば完璧だとは考えていなかった。其の事をフロラティル女王に話し、万が一の時はクリスタルレーネ並びにラレン銀河連合帝国に待避させると話す。
 フロラティル女王が「飛行した未知種族の宇宙母船は同なりました❗️」と、ミロナに問い掛ける。
「現在、Wタイプ司令母船団の1部隊が監視を続けています❗️心配なら現地に出掛けてみましょうか」と、問い掛ける。
「はい、可能ならば。で、クリスタルレーネで行くのですか❗️」と、問い掛ける。
「全長7万6千キロメートル、全幅4万8千キロメートル、直系5万キロメートルの、浮揚要塞マダルリアン7MDゼロ・マリエラ・Mで、出掛けます。私の旗艦で、最新鋭の優れものです」と、答える。
 暫し言葉を失う。数秒後「クリスタルレーネ内に格納されているのですか」と、驚いて問い掛ける。
「クリスタルレーネは、現在直系200億キロメートル有りますので、格納スペースは充分過ぎる程有ります」と、答える。
「直系200億キロメートル・・・❗️何と、では一星系に匹敵する巨大さだわ」と、驚異的な目線を向けてミロナに話し掛ける。
「マリエラです❗️発進準備が整いました。5秒後、一極制転送(フィクティブ転送)で迎え入れます」と、報告する。
 瞬時にマリエラの統合司令センターに出現する。2秒後、ラブリナとフランソファが出現する。
「ターゲットポイント確定。10秒後に発進します❗️」
 未知種族の宇宙母船から15万キロメートル離れた宙域に、マリエラがドロップダウンしてきた。更に35万キロメートル離れた宙域には、Wタイプ司令母船団が無限分裂をしており、既に数千万台を越えている。
 マリエラは、6次元メンタル・フォーム・バリアを展開して、更に接近して行く。8万キロメートル迄接近して滞空する。
 ミロナ神聖女王は、7つの力の一つで有る、6次元メンタル・フォーム思念波食手を発現して、未知種族の宇宙母船のリサーチを開始する。
 トランス状態になったミロナを見て、心配になって「ミロナ、どうしたの❗️」と、問い掛けるフロラティル女王。
「心配しないで、ミロナは今第1の力を発動して、未知種族の宇宙母船内をリサーチ中だから❗️」と、フランソファがフロラティル女王に話し掛ける。
 10数分後。ミロナは未知母船の司令を探し出す。未知種族の宇宙母船の司令官は、ナルバ・リア・マゲバロンだと判明した。
 現実に戻り「未知宇宙母船の司令官は、ナルバ・リア・マゲバロンです。彼は、我々がはぐれ銀河団と命名したバロルン銀河団バロル銀河バロル星系第3惑星バルンのティル・リア・バロン銀河帝国女王の命令で、移住地を探しに派遣されたようです」と、ミロナ。探りだした情報を伝える。
「ではティル・リア・バロン女王とコンタクトを取り、移民党の援助を申し出ましょう❗️」と、ララ・ラハム・リア神聖リア帝国副摂政。
「では私がクォータトロン・ゼロ・Mで、はぐれ銀河団に向かうわ❗️」と、ラブリナが申し出る。
「ラブリナ様が行かれるなら、ゼロタイプの司令母船各1台同行させます❗️」と、レヌラ・ラハム・クリスリア第1具象。

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 ラブリナは、直系10万キロメートルの最新鋭万能母船クォータトロン・ゼロ・Mと、レマ・ラハム・クリスリア第3具象傘下の
💛大標識塔7MDレヌラ・マスター・WZ。 
❣️レマラル・ラハム・クリスリア総帥。

1️⃣標識塔レヌラ・マスター・ゼロWZ。
2️⃣大巨神レヌラ・マスター・ゼロWZ。
3️⃣マダルリアン・レヌラ・マスター・ゼロWZ。
4️⃣軌道リングヘル・レヌラ・マスター・ゼロWZ。
5️⃣ゴッドホイヘンス・レヌラ・マスター・ゼロWZ。
の司令母船団が、AG4.3紀元631年8月30日午前7時にバロルン銀河団(はぐれ銀河団)外縁に次々とドロップダウンする。
 ラブリナは、クォータトロン統合司令センターのメイン3Dスクリーンを見て「56銀河、小規模な銀河団だわ。はぐれ銀河団の名に相応しい。此の銀河団をそっくり移動出来れば簡単なのだけど❗️」と、呟く。
 銀河座標を見て、現在位置とターゲットポイントを確認する。
「6千万光年以上も有るのね❗️」
「ラブリナ様❗️既に探知・通信ネットワークが整っています。此処からコンタクトを試みては如何でしょうか❗️」と、話し掛けるレマ・ラハム・クリスリア第3具象。
「止めておくは。せめてバロル銀河外縁に到着してからにするわ」と、答えるラブリナ。
「では、我が5大母船の無限分裂を開始させましょうか❗️」と、レマラル・ラハム・クリスリア総帥。
「我々は制圧する為に来たのでは無いのよ。巨大な船団を探知されたら警戒されてコンタクトが出来なくなる可能性が有るわよ❗️」と、ラブリナ。
「ラブリナ、クォータトロンだけでも充分な脅威ですわ❗️」と、レマ第3具象。
 ラブリナは微笑んで「確かに、レマの言う通りかも知れないわね❗️」と、答えるラブリナ。
「後3千万光年進出したら、レマラル総帥を残し無限分裂を開始させては如何でしょうか。万が一に探知されても直接的な脅威とは感じないでしょう❗️」と、提案するレマ第1具象。
「承知した。では、レマに託す」

 AG4.3紀元631年9月2日早朝。クォータトロンがバロル銀河外縁にドロップダウンしてきた。かなり巨大な銀河で有る。ターゲット星系迄は8万光年以上有る。
 ラブリナは「私はラブリナ・ラハム・リア❗️ミロナ・ラハム・リア神聖女王の命を受け、我がリア種族の同胞の救済の為に飛来してきた。
 バロル銀河帝国ティル・リア・バロン女王陛下に伝えたい事実が有ります。近々、我がリア種族の天敵で有るナグマダ種族が進行を始めようとしている。移住地を探している事から考えて、恐らく、ティル・リア・バロン女王陛下も御存知だとは思いますか、敢えてお伝えしたい。我々神聖リア帝国は、天空の女神アフロティナ直系の一族です。其の天空の女神アフロティナから、リア種族全民族の統一を成し遂げ迫り来るナグマダ種族を迎撃せよ❗️と、命をを受けた。故に、故郷リアリアン超銀河団ゾーンから10数億光年を飛び越えて此処に来たのです。
 リア種族存亡の危機が迫っています。故に我が神聖リア帝国は、速やかにバロル銀河帝国全ての民を疎開或いは移住させたいと願っています。
 我々に手助けさせて頂きたい。私はバロル銀河外縁におり、ミロナ神聖女王はミロダリアン超銀河団第4エリアにいます❗️」と、呼び掛ける。

 通信を受けたティル・リア・バロン女王は、緊急に最高幹部等と会談を始める。そして、数時間後。ティル女王の一言で、コンタクトを付ける事に決定する。
「バロル銀河帝国女王のティル・リア・バロンです❗️ラブリナ・ラハム・リア閣下の言葉を信じ、コンタクトを取る事にしました。其の最大の決めては、直系10万キロメートルもの超巨大な宇宙母船です。此の様な巨大な宇宙母船は超高度な文明で無ければ製造する事は不可能です。此の様な宇宙母船でなら、10数億光年でも走破可能と判断し、ラブリナ閣下の話が真実で有ると判断しました」と、説明する。
「成る程。女王陛下、聡明な判断です。では、移住或いは疎開の手助けをさせて頂きます。要望があれば連絡下さい。私は従姉のミロナ神聖女王に、ティル・リア・バロン女王とコンタクトが付いた事を連絡します」と、ラブリナ。
「承知しました。では、バロル星系第3惑星バルンに来て下さい❗️」と、ティル女王。
 コンタクトを切り、ラブリナは極秘通信でミロナとコンタクトを付ける。
 ミロナは、マリエラで極秘通信を受信した。微笑んで「ラブリナ、御苦労様❗️では、クリスタルレーネで私も其方に向かう」と、答える。
「了解ミロナ。では此方で待っているわ❗️」と、答えるラブリナ。
 ミロナの行動は素早かった。僅か数時間で、クリスタルレーネはバロルン銀河団バロル銀河バロル星系第3惑星バルンに到着した。
 ミロナ神聖女王等最高幹部と、ティル・リア・バロン女王並びに最高幹部等が、惑星バルンの女王神殿で会談をする。
 2時間後。会談は終了する。其のアと、ミロナ等最高幹部等と、ティル女王等側近達と移民等に付いて話しあいを始める。
「ティル女王❗️最も簡単な移民は、惑星バルン毎クリスタルレーネに取り込む事です。貴女方決断すれば直ぐに実行させます❗️他の星系住民に関しては、輸送船団を派遣しますので、全ての有人星系の座標と人口等のデータを用意して下さい」と、ミロナがティルに話し掛ける。
「解りました、直ぐにデータを送ります。惑星の移動は、私の独断で決定します❗️」と、ティル女王。
「解りました。直ぐに実行させます。」
「住民の移民に関しては、最新鋭自立型マルチ銀河特急7MD・マーズを派遣します」と、フランソファ。
「マルチ銀河特急7MD・マーズですか❗️」と、ティル女王。
「はい、貨物列車を乗員輸送用に改造した優れものです。其れは、直系6千キロメートル、全長6万キロメートルの円筒型母船です。其れを10両編成として一列車としました。
 10両編成ですから、全長で60万キロメートルになります」と、説明するフランソファ。
「引越は早めの方が良いわね。希望すれば、我々の故郷、リアリアン超銀河団ゾーンに移民しても問題無いわよ❗️」と、ラブリナ。
 ミロナは微笑んで「ラブ、本国はかなり遠いわよ❗️銀河特急マーズなら問題無いけど、直接クリスタルレーネで移動させれば問題は無いけど、かなりの時間が掛かるわよ。フラン❗️貴女の意見は」と、ミロナ。
「ダガロ種族のミラクル兵器の中に、時間移動装置(タイムチェンジャー・マシン)TCMが有り、其れを超大型化してクリスタルレーネに取り付けたのよ。だから、TCMを利用して一旦過去に行き、移動させてから現在時間に戻るから時間のロス無く移動出来るわね❗️でも、理想的なのは、クリスタルレーネの中に巍巍宇宙空間の造り、其処に惑星バルンを取り込むのが最善ですわね❗️」と、答えるフランソファ。
「成る程。其れは良い考えだわ❗️でも、全てはティル女王の判断によるわね」と、ティル女王を見る。
 ティル女王は躊躇わず「では、クリスタルレーネに取り込んで下さい。我がバルン民族は、離ればなれになりましたが、本来は同じリア種族ですので、クリスタルレーネを新たな故郷としても何ら問題も違和感も有りませんから。そして、ミロナ神聖女王陛下の指揮の元、神聖リア帝国の傘下となります❗️」と、決断する。

 ティル女王は、バロル銀河帝国全民に向けて母星で有る惑星バルンを、神聖リア帝国ミロナ神聖女王の母船で有るクリスタルレーネに取り込んで貰いクリスタルレーネの住民になると伝える。更に神聖リア帝国の傘下に入り、ミロナ・ラハム・リア神聖女王を我々バルン民族の最上位女王として仕えると発表した。
 其れを聞いたバルン民族は動揺するが、速やかに移民出来ると知り動揺から歓喜に変わる。移民は速やかに進行している。
 クリスタルレーネの自然環境エリアの上に造られた巍巍宇宙空間に、バロル星系と同じ環境を旁出し、第3惑星バルンを取り込んだ。ティル女王の要望も有り、巍巍宇宙空間をバロル銀河帝国の本拠地バロル星系とした。
 此処に、56銀河からの移民を受け入れる為の人口宇宙都市を次々と建設している。

 レマ・ラハム・クリスリア第3具象と、傘下船団がはぐれ銀河団に残り移民の指揮を取り続けている。クリスタルレーネは出撃拠点に戻り、ミロダリアン超銀河団内の傘下帝国の最高指導者等と、マルチコンタクトを取り続けている。
 其の様な状態の時、探知ネットワークセンターから緊急警報が発令された。
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