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第5章。マグマダ種族第2陣来襲Vol-5-1。

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❤️天翔るリアの女王第4部Vol-5-1❤️
第5章。マグマダ種族第2陣来襲。 Vol―5ー1。
 AG4.3紀元632年10月10日。~AG4.3紀元632年10月15日。

(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
 神聖リア帝国神聖女王。

❣️キャメル・ラハム・アンドライダ・副摂政。

❣️ラブリナ・ラハム・リア。
 リア帝国艦隊総統合司令長官。総統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。能力者。

❣️フランソファ・ラハム・リア。
 天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。能力者。

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第5章。マグマダ種族第2陣来襲Vol-5-1。
 ディフェンダー・フォース船団長官のレイン・リア・ダガロ統合大元帥は、東部エリア全面並びに中央部エリアから200万光年宙域に、ディフェンダー・フォース船団を各2億台を配備し、マグマダ種族第2陣の襲来に備える。
 レイン・リア・ダガロ統合大元帥は、第1陣の失敗を教訓として第2迎撃ラインとして、最近開発した次元砲弾を数千万台配備する。
 第3迎撃ラインは、神聖ダガロ艦隊と、レヌラ・ゼロ船団を配備し、万全な体制を整える。レイン統合大元帥は此れでも安心出来なかった。

 数ヶ月前から研究していたネガティブ放射に対抗出来るポジティブ放射が完成した。其は、フランソファ研究所の高次元エネルギー研究チームがミロナのポジティブな6次元半エモシオ・メンタル・思念波である。其のエネルギー発生装置と放射装置を一体化したポジティブラーを開発して、メドラ転送機で全ての標識塔に転送して設置後に放射を開始した。
 早期に完成出来たのは、フェアラ種族アイル人の超科学技術の遺産のお陰である。フェアラ種族は精神面並びに遺伝子学卓越しており、メンタルエネルギーが強く、精神の力で数々の事が出来る。超越知性体に近い存在だった。
 フェアラ種族アイル人が残した生体脳の情報から、フェアラ種族の本拠地星系が判明。更に遺伝子実験の全ての情報と、恐ろしい情報が記載されていた。
 マザーシップ・クリスタルレーネに残ったキャメル・ラハム・アンドライダ・副摂政は、詳細を確認する為にフェアラ種族の本拠地星系に向かった。
 ミロダリアン超銀河団ゾーン東部エリア中央部最遠西部ナグマダロン銀河団グルン銀河フェラ星系に到着し、調査を開始。
 数時間後。フェラ星系内並びに第3惑星フェアラには知性体が存在して無いと判明する。キャメル副摂政は、詳細な調査をするために、フェラ星系を7MD封印処置をしてから、クリスタル・レーネに取り込んだ。
 キャメル副摂政は「エレーナ❗️遺伝子実験で造り出したフェアリ種族の本拠地星系の調査をする」と、指示する。
「承知しました❗️では、ナグマダロン銀河団グルン銀河マザラル星系第3惑星フェアリに向かいます」と、復唱する。

 クリスタル・レーネが、グルン銀河マザラル星系外縁に瞬間移動で出現する。
 エレーナ・ラハム・リア母船長は、調査の為に無人の直径120メートル半球型搭載戦艦フェルを10台射出する。
 次ぎとデータが届き始める。其のデータと映像がスクリーンに表示される。小一時間後、通信を探知するが、全く未知の言語で解読出来ない。
「キャメル様❗️探知された様です。円錐形戦艦が第4惑星から発進して半球型搭載戦艦フェルに向かって来ます」と、エリル・ラハム・リア副母船長が報告する。
「エレーナ❗️通信を送りなさい」と、指示するキャメル副摂政。
 通信回線を開き「私は、ミロナ・ラハム・リア神聖女王陛下傘下の神聖リア帝国艦隊副統合司令長官のエレーナ・ラハム・リアです❗️フェアラ種族アイル人の遺産を発見し、其の情報から貴女方フェアリ種族の存在を知り、確認の為の調査に訪問しただけで、侵略する意思は全く有りません❗️
 可能ならば貴女方と友好的に交流したいと考えていますので返信を希望します」と、話し掛ける。エレーナの思いは信念波となり、通信と同時に星系内に広がった。
「貴女方は本当に伝説上のリア人なのか❗️」直ぐに思念波での返事が届く。
「私は真正リア人です❗️真正リア人は全員能力者ですから。但し、我々真正リア人は、僅か10万人程度の少数しかいないが、リア系種族は宇宙の至る所に存在しています。其等全てのリア系種族並びにダガロ種族等を統轄しているのがミロナ神聖女王陛下です❗️」と、思念波で答える。
「私はフェアリ種族の女王リティヌス・アイル・フェアリです❗️貴女の思考内容に虚偽は見えず、平和・協調・友愛等の暖かい6次元半エモシオ・メンタルエネルギーが感じ取られ心が和みます❗️
 可能ならば、ミロナ・ラハム・リア神聖女王陛下と面談したいと思います」と、思念する。
「承知しました、リティヌス・アイル・フェアリ女王陛下❗️ミロナ様とコンタクトして陛下の要望を伝えます。暫しお待ち下さい」と、思念する。
 キャメル・ラハム・アンドライダ副摂政は、クリスタリア・レヌとのダイレクト・スピットル通信回線を開きコンタクトする。
 数秒後。回線がつながる。
 3Dスクリーンを見て、ミロナは「キャメル、どうしたの❗️何か問題でも起こったのかしら」と、問い掛ける。
「フェアラ種族アイル人の遺伝子実験最大の遺産を発見しました❗️ポジティブなフェアリ種族を発見しコンタクトを付けました。結果、リティヌス・アイル・フェアリ女王が、ミロナ様と面談したいとの事です❗️」と、伝える。
「承知した。ではクリスタリア・レヌで戻る❗️」と、答えるミロナ。

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 ミロダリアン超銀河団ゾーン東部エリア中央部最遠西部ナグマダロン銀河団ナダロン銀河グロン星系第3惑星ダロンに、ロボット大巨神生体脳エレスを培養しロボット大巨神統合司令脳エレスを建造する。次に、ロボット大巨神・ゴースト・フリードの本拠地星系として開発し、ロボット大巨神統合司令センター。ロボット大巨神・ゴースト・フリードの本拠地星系として開発する。
 第4惑星ダロスは、各種製造工場。ロボット大巨神製造工場等の製造工場があり、惑星全体が軍事工場、軍事基地に改造され数週間で超一流の極秘軍事星系に変貌した。
 現在此処には、マルチ擬装工匠要塞都市コスモリアン100台と、ゴットフェアベリアン1万台と、レヌラ・ゼロ船団10万台、最新鋭ロボット大巨神5億体が待機しており、其等全てが無限増殖を実行している。AG4.3紀元632年10月10日には、マグマダ種族第2陣の進行に対抗出来る超巨大な船団になっている。

 此処、ミロダリアン超銀河団ゾーン東部エリア最西部宙域のグリダマダ銀河団アラダルン銀河エリル星系第3惑星ルデアを対マグマダ種族前進基地として開発し、現在ではミロダリアン銀河連合帝国最大の軍事星系に変貌している。其の戦力は、マダン種族の対マグマダ種族迎撃船団並びにレヌラ・ゼロ船団を主力した船団である。
 対マグマダ種族前進基地最高司令長官は、リロ・ラハム・リアン総帥である。ミロナ神聖女王等幹部は、移動戦略本部クリスタリア・レヌに搭乗して在中している。

 当星系に在中している超大型母船は、レヌラ・ゼロ船団を除いて、マルチ擬装工匠要塞都市コスモリアン2台と、ゴットフェアベリアン50万台と、最新鋭マルチ戦闘列車ソルジャー・フォース500万列車と、クリスタリア・レヌ1台である。星系内では未だに超大型母船並びに中型母船等を製造している。

 キャメル副摂政からの通信で、ミロナはクリスタル・レーネに戻った。詳細な報告を受けたミロナはフェアリ種族の最高幹部等を招待する事にした。
 クリスタルレーネにフェアリ種族リティヌス・アイル・フェアリ女王等の最高幹部を招待し、会談開始する。双方の自己紹介後、リティヌス・アイル・フェアリ女王が最初に話し始める。
「我々には最大の悩みが有ります❗️其れは、フェアラ種族アイル人の遺伝子実験で造り出したネガティブなゴビラル種族です❗️我々は魔族と呼んでおります。古代に大規模な戦争があり、結果アイル人は滅亡し我々は辛うじて魔族をナグマダロン銀河団ログルン銀河ナロン星系第4惑星ナダに封じ込める成功しました❗️だが、現在に至って魔力が増加し、何れ封印が破られるかも知れません。其れを恐れています」と、話す。
「其の魔族とはどれ程の能力と力を持っているのでしょうか❗️」ミロナは丁重に問い掛ける。
「私の能力を100とすれば、魔族全員の能力は80以上です❗️魔族、ゴビラル種族のメフィスト・ナダ・ゴビラル女王は、恐らく120でしょう。
 我が種族で120を越える能力者は7人だけです❗️と言うことで、現状で魔族と戦えば負ける可能が高いのです」と、説明するリティヌス・アイル・フェアリ女王。
「貴女方の安全を確保する最善の方法は、我がマザーシップ・クリスタル・レーネに取り込む事です❗️」と、答えるミロナ神聖女王。
「星系毎取り込むのですか❗️」
「既に幾つもの星系を取り込んでいます」と、答える。
「承知しました。ミロナ神聖女王陛下❗️では取り込んだ頂きたい❗️」と、答える。
「レーネです。マザラル星系取り込みの準備を開始します❗️」と、報告する。
「レーネ、取り込みが完了したら報告を❗️」
「承知しました❗️」
「ミロナ❗️メンタルエネルギーを高め方法が有るわよ❗️自我転移装置を解像して6次元半エモシオ・メンタル・エネルギーを転移・増幅させる装置を研究中なの。完成すれば能力の10数倍高められるわ❗️MZ転移増幅機と言う機械よ」と、フランソファが話し掛ける。
「フランソファ、其のメンタル・エネルギーは何処から転移するの❗️」と、問い掛けるラブリナ。
「ナグマダロン銀河団ナダロン銀河グロン星系で、ロボット大巨神生体脳エレスを培養しているじゃないのよ❗️
 エレスと別個の生体脳を培養して、其処から転移させるのよ」と、説明するフランソファ。
「新たに培養する生体脳は、メンタルエネルギーが強いの」と、ミロナ。
「遺伝子を改造をして、強大メンタルエネルギーを保有する生体脳を培養しますから。我が研究チームと医学チームが合同で研究中よ❗️」と、フランソファ。
 数分後。いきなり通信回線が開き「フランソファ、MZ転移増幅機が完成したわよ❗️脳細胞の培養は進んでいるの」と、ソフラ・ラハム・リアが話し掛ける。
「パトラに問い合わせて見るわ。ソフラ、確認するので暫し待っててね」と、答えるフランソファ。
 回線を切り替えて、ミロダリアン超銀河団ゾーン東部エリア中央部最遠西部ナグマダロン銀河団ナダロン銀河グロン星系第3惑星ダロンとコンタクトを付ける。
「パトラ、脳細胞の培養状況はどう❗️」と、問い掛ける。
「ほぼ、90パーセント迄増幅しているわ。此の容量だけでも10数倍のメンタルエネルギーを蓄えているけど」と、答える。
「了解したわパトラ❗️此方の用事が済み次第其方に行くわね」と、フランソファ。
「了解フランソファ❗️待っているわ❗️」と、答えるパトラ。

 数時間後。「マザラル星系の取り込みが完了しました❗️」超越知性生体脳カローラレーネが報告する。
「承知した。ではナダロン銀河グロン星系第3惑星ダロンへ。到着したら7MD同調なさい❗️」と、指示する。
「了解しました。直ちに発進します❗️」と、答える超越知性生体脳カローラレーネ。
 ナダロン銀河グロン星系より5光年離れた宙域に瞬間移動て出現する。
「グロン星系に到着。7MDシンクロ開始❗️」10数秒後。「シンクロ完了しました❗️」

 パトラ・ラハム・リア脳細胞学者、遺伝子学者チームと、ソフラ・ラハム・リア天才マルチ医学者チーム合同で研究開発していたMZ転移増幅機と、超強大なメンタルエネルギーを持つ生体脳イブを完成させた。
 先ず始めに、ナダロン銀河グロン星系第3惑星ダロンのロボット大巨神生体脳エレスに、生体脳イブの全能力をシンクロコピーする。次に、生体脳イブを保管してあるドームをクリスタル・レーネに収納し超越知性生体脳カローラレーネの隣に設置。MZ転移増幅機でシンクロさせる。超越知性生体脳カローラレーネの能力は、数千倍の6次元半エモシオ・メンタルエネルギーを得た。
 MZ処置をする全員のメンタルエネルギー容量を測定し、リティヌス・アイル・フェアリ女王のレベルを100として、ミロナはプラス360。幹部等全員プラス120以上だった。フェアリ種族最強のフェアリ・セブンは、プラス380だった。
 ミロナ神聖女王が反対を押し切って、最初にMZ処置をする。処置後、再測定したらプラス4800となる。リティヌス女王は、プラス2800。フェアリ・セブンはプラス5400と、全員10数倍の結果を得る。
 MZ処置による後遺症は無いようだ。是等の実験により、神聖リア帝国全ての生体脳の能力向上と、各種母船並びに戦艦の戦力アップの手掛かりを得た。

 ナグマダロン銀河団ログルン銀河ナロン星系から、リティヌス・アイル・フェアリ女王宛に通信が届く。
「女王陛下❗️監視惑星のラレヌレルです❗️封印した第4惑星のメンタル圧力が上昇し、封印フィールドが許容限界を越えます❗️」
「承知した。では、早急に撤退なさい❗️ミロナ神聖女王陛下と相談して星系全体を封印します」と、答える。
「承知しました、女王陛下❗️早急に全面撤退します」と、答えるラレヌレル・アイル・フェアリ。
 リティヌス女王から話しを聞いたミロナは「承知した。では星系全体を7MD封印する」と、ミロナ神聖女王。
「標識塔を配置し監視しました❗️」と、ラブリナが提案する。
「では、撤退した監視艦隊は標識塔に常駐させてはどうかな」と、ミロナはリティヌス女王に問い掛ける。
「承知しました❗️命令を伝えます」と、リティヌス女王。
「リティヌス女王❗️フェアリ種族在住の星系はマザラル星系だけなのですか❗️」と、問い掛ける。
「当星系から移住したは2星系だけです❗️アイル人が遺伝子実験並びに培養した星系が有りますが、居住はしてませんが、我が種族の能力訓練所として活用しています❗️」と、答えるリティヌス女王。
「其の植民星と、訓練所の座標を教えて頂きたい❗️」と、ミロナが問い掛ける。
「承知しました❗️只、2植民星は自治国ですので内政に関して権限外です」と、リティヌス女王。
「問題ない。民を守る為に強引に制圧する❗️大いなる脅威が迫っており、時間がない」と、ミロナ。
「大いなる脅威とはどういう事でしょうか❗️」と、リティヌス女王。
「我々リア人の宿命的な天敵であるナグマダ種族が、AG4.3紀元632年10月15日に襲来し、我々を殲滅すると言う脅威です❗️」と、ミロナが答える。
「我々もミロナ神聖女王陛下と共に戦います❗️」と、リティヌス女王。
「志に感謝しますリティヌス女王❗️と言う事で、2植民星の7MD封印を実施します❗️」と、ミロナ。
「承知しました。2植民星には私が通知します❗️」と、リティヌス女王。

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 ドラダル銀河連合帝国第2陣のババダロレ・バハル・ドメルン統轄大元帥傘下の船団が、ドロイダン超銀河団ゾーンから発進したマグマダ種族第2陣船団は、ミロダリアン超銀河団ゾーン手前1億光年宙域に次々にドロップダウンする。
 少し遅れて、第1陣並びに第2陣双方の統合司令長官として、ナバラダル・バハル・ドメルン統合大元帥の母船ラダルバンがドロップダウンして来た。
 ナバラダル・バハル・ドメルン統合大元帥は、マルチ回線で、軍団長と方面長3人とコンタクトを付ける。
「第1王女からの通報艦の情報では、最も激戦区となるのは東部エリアだとの事。既に、戦闘状態になっている。其れが故かは不明だが、幾つかの有力星系は脱出の準備をしている。
 第1王女が進行した西部エリアでは、殆んどエリアを制圧して独自に植民をしている。そうだな、ルシアラ統轄大元帥❗️」と、問い掛ける。
「其の通りですナバラダル統合大元帥❗️従って、我が西部エリアには介入は必要無い。東部エリアに全力を傾けるべきでしょう。中央部エリアは、西部エリアを完全制圧後に我が軍団が制圧する」と、答える。
「其の必要は無いルシアラ統轄大元帥❗️我が軍団だけで制圧する」と、ヤグルル・バハル・ドメルン統轄大元帥。
「承知したヤグルル統轄大元帥。では、手を焼くようならふ是非連絡なさい❗️両側から進行すれば容易く制圧出来よう」と、ルシアラ統轄大元帥。
「2人供、静まれ❗️其々の持ち場で力を尽くせば良いだろう。私は東部エリアの全面に待機し、制圧状況を見守る。ババダロレ軍団長とナバン統轄大元帥は東部エリアを制圧されよ❗️」と、ナバラダル統合大元帥。
「我が軍団だけで充分です❗️ババダロレ軍団長は後方支援して頂ければ宜しいかと❗️」と、豪語するナバン統轄大元帥。
「ナバン統轄大元帥❗️過信してはならぬ。ロレル・バハル・ドメルン第1王女妃殿下の準備は事実であろ。ましては、敵対者は宿命的な天敵であるリア帝国なのだぞ。科学レベルは同等或いは数段上回っている可能が有る。其の事を忘れるな❗️では、以後単独での行動とする」と指示して、ナバラダル・バハル・ドメルン統合大元帥はコンタクトを切る。

 3エリアに別れたマグマダ種族第2陣船団は、時間のズレは有るが、ミロダリアン超銀河団ゾーンから5千万光年手前の宙域にドロップダウンする。
 西部エリア方面のルシアラ・バハル・ドメルン傘下の殲滅船団と移民船団は、数時間後に偽装本拠地星系であるミロダリアン超銀河団ゾーン西部エリアの中央部外縁、ドラダン銀河ドダン星系第3惑星ラダンに向かってドロップアップする。
 中央部進行船団と東部進行船団は、更に3千万光年迄接近する。待機して、先行して拠点を築いた王子に連絡する為に連絡艦を射出する。

 西部エリア殲滅船団のルシアラ・バハル・ドメルン司令長官は、ロレル・バハル・ドメルン女王の友人であり副臣の一人だ。
 ルシアラは数億人の移民船団を引率して、偽装本拠地星系であるロダリアン超銀河団ゾーン西部エリアの中央部外縁、ドラダン銀河ドダン星系第3惑星ラダンに向かって行く。
 7MDトンネル・ネットワークを経由して、ドダン星系内に次とドロップダウンして来る。
 第3惑星軌道と第4惑星軌道の中間に建造した浮揚要塞都市外周ドッキング・ポートに次々と移民船団がドッキングしている。
 殲滅船団は、軍事浮揚要塞都市にドッキングしている。是等全ては神聖リア帝国の技術で建造されたものである。
 ルシアラ・バハル・ドメルン西部エリア殲滅船団司令長官は、ダロン銀河帝国第3摂政リロル・バハル・ドメルンとコンタクトを付ける。
「リロル❗️ドダン星系並びに第3惑星ラダンの改造は、私が想像していた以上だわ。僅かな時間で此れだけの改造を成し遂げる何って素晴らしいわ」と、話し掛ける。
 リロル・バハル・ドメルン第3摂政は微笑んで「是等の施設は全て、ミロナ神聖女王陛下の力添えが合ったからよ❗️」と、答える。
「ミロナ神聖女王・・・❗️」
「ロレル様の友人で有り、同盟者なのよ。後で詳細を話すわ」と、説明するリロル。

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 リティヌス・アイル・フェアリ女王は、先ず始めに、ロアン連邦共和国のナディア・フェアリ・ロリル女王とコンタクトを付ける。
「リティヌス統一女王陛下❗️急なコンタクト、一体何事なのでしょうか❗️」と、話し掛ける。
「ナディア女王❗️御存知だと思うが、魔族を封印しているアンチフィールドが許容限界を越えようとしている。アンチフィールドが破られれば、魔族は我々種族を殲滅する戦いを始めるでしょう❗️そうなれば、私達だけでは押さえきれない。故に、脱出或いは星系全体を封印して身を隠すしかない。私は今、天空の女神直系であるミロナ・ラハム・リア神聖女王陛下の庇護を受け、星系毎マザーシップ・クリスタル・レーネに取り込んで頂いた。貴女達もミロナ神聖女王陛下の庇護を受け、星系全体の封印を認め身の安全を確保する事を提案する❗️」と、話し掛ける。
「誠実なリティヌス統一女王の提案ですので、躊躇わすお受けします❗️其の前にミロナ神聖女王陛下と面談したいので取り次いで頂きたいのですか」と、答える。
「承知した❗️」と、答えるリティヌス統一女王。
 瞬時にマルチ回線に切り替わる。
「ミロナ・ラハム・リアです❗️」と、話し掛ける。
 ナディア女王は、一目見ただけで不可思議威圧感とメンタル圧力と慈愛溢れるオーラに捕らわれる。
「私はロアン連邦共和国女王ナディア・フェアリ・ロリルです❗️我が共和国国は傘下の星系が1万8千も有ります❗️」と、話し掛ける。
「問題ない。私は全力を挙げて貴女方を守ります。安心なさい❗️取り敢えず、星系全体を7MD封印して、植民星系に関しては、我が親衛隊の1つであるゴースト・フリードに防衛させよう。ゴースト・フリードが破れる場合を想定して、輸送船団を配備する。
 ナディア女王❗️全ての植民星系の座標を教えて頂きたい❗️」と、話し掛ける。
「承知致しました。直ちにデータを送り、全星系に詳細を伝えます❗️」と、ナディア女王。

 グロン星系から、ロボット大巨神1万8千体が次々と発進して行く。クリスタル・レーネからは、輸送船団が次々発進して行く。
 リティヌス統一女王は、次にネタル連邦共和国女王アステリアス・フェアリ・ネタルとコンタクトを取る。
「アステリアス女王、緊急事態です❗️近々、魔族の封印が破られる。封印が消えれば、我々は魔族の侵略を受け、何れ滅ぼされるだろう。現在の我々には、魔族のメンタル力に敵わない。力の差は歴然としている。故に、滅亡されるのを統一女王として見過ごすわけには行きません❗️良く考えて判断なさい」と、話し掛ける。
「我がネタル連邦共和国は軍事国家で強大な軍事力を持っているわ。魔族の軍事力に充分に対抗出来るわ❗️」と、答えるアステリアス女王。
「魔族のメンタルエネルギーは強大です❗️其れには対抗は出来ないでしょう」と、話す。
「力を発動する前に魔族の艦隊を破壊すれば問題ないわよ❗️」と、答えるアステリアス女王。
 これ以上の説得は無理だと判断したリティヌス統一女王は「承知した。では、危うくなった時は救援要請を送信する様に」と、伝えてからコンタクトを切る。
「ミロナ神聖女王陛下❗️説得は失敗しました❗️」と、報告する。
「承知したリティヌス女王。では、強引に制圧して保護下におく事にしましょう。ラブリナ❗️ネタル連邦共和国を制圧してアステリアス女王等幹部を拘束して連れて来て」と、伝える。
「了解ミロナ❗️」と、答えるラブリナ。

 ミロナは親衛隊のフェアリ・クィーンのミロナ・リア・フェアリ女王に、ネタル連邦共和国を制圧して、アステリアス・フェアリ・ネタル女王等幹部を拘束する様命じる。命令を受けたミロナ・リア・フェアリ女王は、フェアリ・クィーン第1遊撃旅団ミレーラ・リア・フェアリ総統轄大元帥に出撃命令を出した。
 結成後初の作戦行動で有る。ミレーラ・リア・フェアリ総統轄大元帥は、意気揚々と出撃して行く。
 7MDトンネル・ネットワークを経由して、ホーネストタル銀河ネトタル星系から3光年離れた宙域に、次々とドロップダウンして来る。
 ミレーラ・リア・フェアリ統轄大元帥は、ネトタル星系の封印と、探査艦10億台をナグマダロン銀河団内の通信・探知ネットワークの構築を命じる。
 標識塔レヌラ・ゼロ・レナウルF全台から、7MD封印ユニットが次々と飛び出して、ネトタル星系外縁を球状に包囲する様に散開して行く。
 7MD封印完了後。ミレーラ・リア・フェアリ総統轄大元帥傘下の第1遊撃旅団が次々と7MDトンネルを抜けて星系内にドロップダウンして来る。
 軌道リング・ヘル2台が先行して、第3惑星ネタルと第4惑星の赤道部上空に重力アンカーで固定する。地上から猛烈な砲撃を受けるが、フェアラン・バリアにより砲撃した所に跳ね返り爆発する。
 星系内のネタル連邦共和国軍と、第1遊撃旅団と戦闘が開始するが、第1遊撃旅団のバリアは強力で、ネタル艦隊の砲撃等、蚊に刺された程度しかない。反撃もせず、第3惑星ネタルに向かって進軍している。
 軌道リングヘルから、スピットルバリアを展開して、半生体戦闘兵士、重戦闘ロボット、戦闘ロボットが雨の様に降下して行く。少し遅れて生体ドール・フェアリ・クィーンと半生体フェアリ・クィーン・ドールがスピットルバリアを展開して成都に雨の様に降下して行く。
 フェアリ・クィーン第1遊撃旅団長大巨神レヌラ・ゼロ・ミレーラは「私は神聖リア帝国ミロナ・ラハム・リア神聖女王陛下の親衛隊フェアリ・クィーン第1遊撃旅団の総統轄大元帥ミレーラ・リア・フェアリで有る。ミロナ神聖女王陛下の命令で、ネタル連邦共和国を制圧する。」数秒間を開けて「アステリアス・フェアリ・ネタル女王に告げる。直ちに降伏せよ❗️降伏せぬ場合は女王以下最高幹部を逮捕拘束する」と、告知する。

 星系内のネタル連邦共和国軍は、レヌラ・ゼロ・レナウル船団を追い掛けるが追い付けずかなり距離を空けられる。
 レヌラ・ゼロ・レナウル船団の各1台が停止、無限分裂を開始する。ようやく追い付いて攻撃を開始するが、スピットルバリアはびくともしない。
 標識塔からエネルギー吸収フィールドを放射し、ネタル連邦共和国軍を航行不能にする。其のネタル連邦共和国軍を、軌道リングヘルが次々と第4惑星近くに転送して行く。
 第4惑星近くに転送されたネタル連邦共和国艦隊は、軌道リングヘルの牽引ビームに捕らわれ強制的に第4惑星の広大な宇宙空港に着陸させている。
 第3惑星は、第1遊撃旅団に包み込まれ完全封鎖される。地上では至る所で戦闘が続いているが、半生体兵士、半生体戦闘兵士並びに重戦闘ロボット、戦闘ロボットが麻痺銃で鎮圧している。
 政庁並びに女王パレスの防衛は厳重だか、重戦闘ロボットを先頭に、戦闘ロボット、半生体戦闘兵士、半生体兵士と続いて進軍。最後に、生体ドール・フェアリ・クィーンが続き、其れを警護しながら半生体フェアリ・クィーン・ドールが続いている。
 先頭の重戦闘ロボットは、エネルギー吸収フィールドを放射し、次に麻痺砲で広範囲に砲撃する。科学レベルの差が歴然とした戦闘だった。
 女王バレスに麻痺砲を扇状に放射しながら進入して行く。生体ドール・フェアリ・クィーン部隊は、女王の思考を読み取り、居住場所を特定して中に進入する。
「貴女達は何者ですか❗️」と、アステリアス・フェアリ・ネタル女王が叫ぶ。
「私達はフェアリ・クィーンの戦士団です❗️ミロナ神聖女王陛下の命令で、アステリアス・フェアリ・ネタル女王並びに最高幹部等を逮捕拘束する」と、答える。
 フェアリ・クィーンの戦士団の数名が、念動力で身動き出来ない様に押さえ込む。
 幹部等全員の手を握り、瞬間移動する。同時にシンクロしていたクリスタル・レーネの統合司令センターに次々と実体化して来る。
「ミロナ神聖女王陛下❗️アステリアス・フェアリ・ネタル女王並びにネタル連邦共和国最高幹部等を逮捕拘束して来ました❗️」と、フェアリ・クィーン戦士団のリーダーが報告する。
「御苦労でした。初の作戦行動の割には素早い制圧作戦であったな。では、捕虜の拘束を解いて構わない❗️」と、ミロナが命令をする。
「では、我々は此れで退散します❗️」と、話し掛けると同時に消える。
「アステリアス女王❗️貴女の考え方は間違っています。先ずは民の安全を考えるべきです」と、リティヌス・アイル・フェア統一女王が叱責する。
「アステリアス女王❗️私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リアです。リティヌス女王の言う通りです。故に私は全ての民を守る為に強制的に制圧した。だが、人命の損失は出していない。以後は、リティヌス・アイル・フェアリ統一女王の元に一致団結してフェアリ種族の平和と安全を守る様に。宜しいかな❗️」と、話し掛ける。
「肝に命じておきますミロナ神聖女王陛下❗️所で魔族の封印フィールドの状況はどうなっているのでしょうか」と、素直に受け入れてから問い掛ける。
「万が一に備えて、星系全体を7MD封印をした❗️私が様子を見に行こう」と、答えるミロナ神聖女王。
「ミロナ神聖女王陛下、魔族は非常に危険か種族ですのでお止め下さい❗️」と、リティヌス・アイル・フェアリ統一女王。
「戦う為に行くのではない。メフィスト・ナダ・ゴビラル女王と話し合いに行くだけです」と、ミロナ神聖女王。
「では、我が種族最強の7人を陛下直属の警護部隊として同行させます❗️」と、リティヌス統一女王。

 ミロナは、クリスタリア・レヌで、封印星系最外縁に進入する。自分の直径60メートルの新型搭載艦エッグ7MD・Mで第4惑星ナダに接近し、50万キロメートル手前で相対的に停止する。
 スピットルバリアを展開して、単身で接近して行く。封印フィールドは完全に消滅していた。
 ミロナは、思念波で呼び掛ける。「メフィスト・ナダ・ゴビラル女王❗️私の思念波を感じたなら返答願いたい❗️」
「フェアリ種族では無いな。貴女は一体何者なのだ❗️」
「私はミロナ・ラハム・リアです。貴女と話し合う為に単身できた」
「話し合う・・・❗️」暫し考えてから「何を話し合うと言うのだ。我が種族はフェアリ種族により長きに渡り惑星ナダに閉じ込められ憎しみしか無い❗️」と、ネガティブな思考が届く。
「全て承知している。だが、我々リア種族とは何ら関わりが無いこと。故に私に増悪を向けるのは間違いであるぞ❗️」と、ミロナ。
「確かに其の通りでは有るが、だとしても我々の増悪は消えない❗️」
「メフィスト女王の心は理解出来る。我々も増悪、憎しみを抱いている相手がいる。其の相手はナグマダ種族だ。彼等は我々を殲滅する為に我が生存エリアに接近している。彼等は強敵で可能ならば、1人でも味方が欲しいと考えている。其所で提案だがメフィスト女王❗️我々と同盟してナグマダ種族と戦って欲しい。身勝手な提案だが、如何かな❗️」
「身勝手も甚だしい。貴女で無ければ抹殺していた❗️」
「増悪をナグマダ種族に向けてくれると有難い❗️どうであろうか」
「同盟を結んだら、我が種族にメリットは有るのか」
「母船並びに戦艦を無償で提供する」
「悪くない条件だな。其れに、たった1人で我々にコンタクトして来た貴女の勇気には敬意を表します。我々の中で、貴女の様に勇気が有る者はいない。故に、私は貴女を信頼します」と、答えるメフィスト・ナダ・ゴビラル女王。
「では、同盟を結んで頂けるか❗️」と、ミロナ。
「承知した。同盟を結びましょう。そして、共にナグマダ種族と戦いましょう❗️」
「有難う❗️では、母船と戦艦は何台提供すれば宜しいか」
「では、取り敢えず母船3台と戦艦10万台」
「承知した。だが、少々時間が必要です❗️」と、ミロナ。
「貴女を信じて待っている」と、答えるメフィスト・ナダ・ゴビラル女王。

 ミロナはクリスタル・レーネに戻り、幹部等に対談の詳細を説明した。
「ミロナ様❗️魔族は信頼出来ません。必ず裏切るでしょう」と、力説するリティヌス・アイル・フェアリ統一女王。
「ミロナは信頼出来ると考えているの❗️」と、問い掛けるフランソファ。
「確かに、邪悪なネガティブ要素は感じられたけど、其の思考内容に嘘は無かったわね❗️」と、答えるミロナ。
「封印星系に6次元半エモシオ・メンタル思念波を放射するわ」と、フランソファ。
「ミロナ、母船3台と、戦艦10万台を提供するつもりなの」と、ラブリナ。
「今一不安が有るとは思うけど、極秘の安全処置をして提供するつもりよ❗️」と、答えるミロナ。
「貴女達はどう感じたの❗️」と、フェアリ・セブンに問い掛けるリティヌス・アイル・フェアリ統一女王。
 全員揃って思考内容に嘘は無いと答える。更に、ネガティブ要素が弱くなっていると答える。
「ポジティブな封印フィールドで影響で、ネガティブ要素が徐々にポジティブ要素に変換しているのかも知れないわ❗️」と、パトラ・ラハム・リア。
「其れが真実なら標識塔からの送信は、徐々に効果を現すだろう❗️本の少しだけ希望が見えて来たわ」と、ミロナ。

 ミロナは、直径5400メートルの球型艦の最新鋭女王専用特殊戦艦メル7MD・Mで、譲渡船団を引率して、魔族ゴビラル種族を封印しているログルン銀河ナロン星系に、7MDトンネルネットワークを抜けて次々とドロップダウンして来る。
 ミロナは、思念波でメフィスト・ナダ・ゴビラル女王に呼び掛ける。返信は直ぐに届く。
「ミロナ神聖女王陛下❗️多数の母船、戦艦の進入を確認しました」と、
「メフィスト・ナダ・ゴビラル女王❗️ゴビラル種族とリア種族との同盟の証しとして、直系10万キロメートルのクォータトロンをメフィスト・ナダ・ゴビラル女王に。貴女の母船として下さい❗️
 直系5万キロメートルのクォダロン10台は、ラバヤレン・ナダ・ゴビラル摂政等幹部の母船とて活用して下さい。
 3角錐型戦闘中型母船ゴッドホイヘンス50台は、此れから組織する軍隊用事をとして活用下さい。
 最後に直系5400メートルの戦艦ゴムラ30万台は軍隊にて活用下さい」と、伝える。
「有難うミロナ神聖女王陛下❗️心より感謝します❗️」と、メフィスト・ナダ・ゴビラル女王。
「ミロナ様、メフィストの思考に嘘は有りません」フェアリセブンのリーダーがミロナに伝える。
「私も同感よ❗️」と、答えてからミロナは「メフィスト・ナダ・ゴビラル女王❗️貴女と正式に会談したい。同盟に関する件と譲渡した母船、戦艦等の操船等伝授も有りますから❗️」と、思念波で伝える。
「承知しましたミロナ神聖女王陛下」と、メフィスト・ナダ・ゴビラル女王。
「移動手段が有れば第3惑星グルンではどうかな」と、ミロナ神聖女王。
「残念ながら移動手段は有りません」
「では、直径60メートルの球型艦エッグで第4惑星ナダに行くので、会談場所に誘導して頂きたい❗️」と、提案する。
「承知しました」
 側近幹部等と相談して、対談メンバーを決定する。旗艦メルから搭載艦エッグが飛び出し、第4惑星ナダに向かう。
 メフィスト・ナダ・ゴビラル女王からの思考波が届き、指定された場所に着陸する。
 数百メートル先に会談場所らしき施設が有り、其の前にメフィスト・ナダ・ゴビラル女王等数名が立っている。
 対談メンバー10人と、護衛するフェアリセブンは同時に瞬間移動する。同時に、メフィスト・ナダ・ゴビラル女王等の前に実体化する。
 メフィスト・ナダ・ゴビラル女王は、躊躇わずミロナ神聖女王に近付き手を差し出す。ミロナは其の右手を握り締める。
「ミロナ神聖女王陛下❗️貴女のメンタルエネルギーは、我が種族全員を合わせたよりも強大だと改めて認識しました。我々が貴方を裏切れば、我々は滅亡するしか無い。そう感じ取りました。故に、我々は貴女の僕となります❗️」と、ミロナが想定してない様なメフィスト・ナダ・ゴビラル女王の言葉だ。
「メフィスト・ナダ・ゴビラル女王❗️貴女の懸命な判断に感謝します。先ずは提案だが、貴女方種族は第3惑星グルンに移住して下さい。グルンには全ての施設が用意します❗️
 全員が移住したら、第4惑星ナダを改造して、軍事基地等を建設します」と、説明する。
「ミロナ様、詳細は正式な対談場所で致しましょう❗️」と、リティヌス・アイル・フェアリ統一女王。
 案内された小ホールに対談が始まる。先ずは双方共に自己紹介をする。
 自己紹介後、メフィスト・ナダ・ゴビラル女王が最初に話し掛ける。「ミロナ様❗️先に話した事に偽りは有りません。我々は長い間だ封印させていて、自然と邪悪なネガティブエネルギーが薄れ、ポジティブなエネルギーに変換していた様です。今になって、封印したリティヌス・アイル・フェアリ統一女王陛下に感謝しています❗️で無ければ我々はミロナ様に滅ぼされていたでしょう」
「確かに、メフィスト女王なネガティブ種族だった躊躇わず殲滅していた」と、答えるミロナ。
「第3惑星グルンに移住の件は命令と受け止めて直ちに実行します」
 第1回目の対談は3時間後に終わった。対談中に、クリスタル・レーネから惑星軌道リングヘル2台がドロップダウンして来て、第3惑星グルンと第4惑星ナダの赤道上に固定する。
 第3惑星グルンは、リストアリバイブラーで次々と復元モデルを再生して行く。
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