❤️天翔るリアの女王第4部❤️

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第5章。マグマダ種族第2陣来襲Volー5ー2。

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❤️天翔るリアの女王第4部Vol-5-2❤️
第5章。マグマダ種族第2陣来襲。Volー5ー2。
 AG4.3紀元632年10月17日。~AG4.3紀元632年10月20日。

(資料 Vol-1 登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
 神聖リア帝国神聖女王。
🌟6次元メンタル・フォーム思念波蝕手(精神蝕手)。能力者。

❣️キャメル・ラハム・アンドライダ。
 副摂政。輸送船団司令長官。

❣️ラブリナ・ラハム・リア。
 リア帝国艦隊総統合司令長官。総統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。能力者。

❣️フランソファ・ラハム・リア。
 天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。能力者。

❣️エレーナ・ラハム・リア。
 クリスタルレーネ母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。統合大元帥。能力者。

❣️エリル・ラハム・リア。
 クリスタルレーネ副母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。副統合大元帥。能力者。

❣️ララ・ラハム・リア。
 神聖リア帝国副摂政。ミロナ神聖女王親衛部隊統合司令長官。統合大元帥。能力者。

❣️ミレル・ラハム・リア。
 ミロナ神聖女王親衛部隊副統合司令長官。能力者。

❣️ラレイル・ラハム・リア。
 ミロナ神聖女王親衛部隊統轄大元帥。能力者。

❣️ロレイン・ラハム・リア。
 神聖リア帝国副摂政。遊撃旅団長。

❣️エレーナ・ラハム・リア。
 クリスタルレーネ母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。統合大元帥。能力者。

❣️カローラ・リア・ダガロ。
 神聖ダガロ帝国統一女王。

❣️カレン・リア・ダガロ。
 神聖ダガロ帝国摂政。

❣️バロメ・リア・ダガロ。
 マルチ科学・技術学者。ダガロ科学技術庁長官。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

(プロローグ)
 フェアラ種族アイル人の、遺伝子実験初期段階時に、成功した人造ドールの量産培養中に、暗黒ホール同士の衝突による衝撃波前線が培養施設遺伝子コントロール機器並びに培養施設のコントロールセンター等の6次元機器を暴走させた。アイル人さ緊急停止ボタンを押したが間に合わず、数千体の人造ドールの遺伝子暴走が起こり、想像も出来ない様な怪物を誕生させてしまった。消去しようと八方手を尽くすが、強靭な肉体はエネルギービームさえ吸収し、消去出来なかった。止むを得ず、超銀河団の中央部エリア南東部のガガラン銀河ガガロル星系第3惑星ガロンにドゴラ転送機で送り込んだ。此の星系は、多重星団で恒星間の距離が近い為、時空嵐が吹き荒れ近づく事さえ困難な進入禁止の宙域である。
 其から数百万年後。魔人ガロン星人は、恒星からの不可思議な6次元放射の影響を受け、知性の向上、メンタルエネルギーの増加等の影響を与えていた。
 超近代的な文明を築き上げた魔人ガロン人は、荒れ狂う時空嵐、有害な6次元放射を克服する恒星間宇宙船を開発し念願の多重星団から脱出した。
 現在に至って、魔人ガロン種族はガガラン銀河全体を支配し、幾つもの植民星系を持つ強大なガラン銀河帝国を築き上げていた。其の銀河に未知船団が進入して来た。
 ガガラン銀河帝国ルシフェラス・ガルダ・ガロン女王は、古の記録が蘇り憎しみかわ沸き上がり、其の怒りと憎しみを未知船団に向ける。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

第5章。マグマダ種族第2陣来襲Vol-5-2。
 封印したナロン星系は、大々的な改造を開始してから数10時間で想像を絶する様な変貌を為し遂げていた。
 ゴビラル種族は第3惑星グルンに移民が完了し、第4惑星ナダは軍事惑星に改造された。
 教育、軍事訓練等はキャメル副摂政に託し、ミロナはクリスタリア・レヌで、アイル人遺伝子実験・培養星系であるナグマダロン銀河団グルン銀河アルイト星系第3惑星アライルを目指してクリスタル・レーネから飛び出した。
 アルイト星系外縁にドロップダウンする。直後、生体脳レヌは星系内の調査を開始する。
「星系内に知的生命体は存在してません。但し、高エネルギー反応有ります。宇宙船の存在は確認出来ません❗️」と、報告する。
「承知したレヌ。では第3惑星アライルに進路を」と、指示する。
 第3惑星アライルより10光分離れた宙域に瞬間移動する。直後、フランソファ研究所の調査船が飛び出し、惑星アライルに向かって行く。
 惑星を数回周回して、最もエネルギー反応が強い場所に降下して行く。眼下に巨大な施設が幾つも並んでいる。エネルギー反応が最も強い所は、半球ドーム辺りである。

 直径120メートルの球型艦ガロンは、半球ドームの側に着陸する。計測した半球ドームの直径200メートル有り、周囲施設より際立って巨大である。
 スクリーンから見ていたミロナは、急に冒険、探求心が芽生えて来た。
「フランソファ❗️下に降りて見たいのだか、付き合ってくれない」と、話し掛ける。
「ミロナ、又悪い癖が出たの❗️神聖リア帝国最高責任者が、イチイチ現場に顔を出してたら現場は迷惑よ」と、フランソファが諫める。
「息抜きも必要よ❗️第一自分も行きたいのでしょう」と、ラブリナが援護する。
 フランソファは微笑んで「確かに、其の通りね」素直に認める。
「では息抜きに出掛けましょう」と、ミロナ。
「クリスタル・レーネの科学部に声を掛けるわ❗️」と、ラブリナ。
 クリスタル・レーネ所属のロベル・ラハム・リア天才物理学者等50名等調査団と、ミロナと、フランソファとラブリナの3人が、直径5400メートルの球型艦の最新鋭女王専用特殊戦艦メル7MD・Mで第3惑星アライルに向かった。
 広大な施設郡から50キロメートル離れた所に広大な宇宙空港が有る。其処に着陸する。
 科学技術部の所員が先行して作業兼休憩室を建設し、メドラ転送機を数台設置する。
 完成した事を科学技術部の責任者に報告して、設置した転送機で戦艦メルに戻った。入れ替わりにミロナ等3人と、ロベル達調査団が転送機で次々と現れる。
 ミロナは半球ドームに近付く。近くにいた調査団の1人が、ミロナに気が付いて慌てて「アッ、神聖女王陛下❗️何故此処に」と、緊張して声をあげる。
 ミロナは微笑んで「私の事は気にしないで良い❗️只、様子を見に来ただけだから。気にせず調査を続けなさい」と、優しい声を掛ける。
「アッ、はい。サー」緊張し過ぎて身動きが出来ない。
 そんな所にフランソファが来て「持ち場に戻りなさい❗️」と、指示する。指示に従い、急いで戻って行く。
 ミロナは、透視能力で半球ドームの中を見透す。其の中は円周状の通路と、中心に向かう八方の通路が有り、動いていない機械が円周状に配置されている。中央部には直径10メートルの半球ドームが有り、其の回りに動いて当たる機械並んでいる。
 ミロナは、透視した全てをフランソファに伝える。
「有難うミロナ❗️参考になるわ。出入りも発見出来たので中に進入するけど、ミロナも同行しない」と、フランソファが誘う。
 フランソファの意図を見抜いたミロナは「良いわよ。では、3人で中枢部に行ってみましょう❗️」と、2人の手を握り瞬間移動する。同時に中枢部半球ドームの前に実体化する。
「アラッ❗️思念波で誰かが呼び掛けているわよ」と、フランソファ。
「そうね、私も感じる」と、ラブリナ。
 ミロナは身動きせずに集中している。数秒後。ミロナは思念波で呼び掛ける。「貴女はだれ❗️私はミロナ・ラハム・リアです」
「私はブロメティウス・バラダル・アイル。惑星アライルの生体脳❗️」微かに聞こえる。
「プロメティウス女王❗️力が弱いのはエネルギー不足が原因なのか」
「其れは原因の一因ですが、一部の脳細胞の遺伝子が魔族の能力で変異させられたからです❗️」
「詳細は理解した。私が貴方を助けます」
 意識を更に集中して、能力を発現。変異した脳細胞の変異を始める。数分後。変換作業を終える。
「ブロメティウス女王❗️変異した脳細胞を元に戻した。正常に戻り次第、当施設を稼働させて頂きたい❗️」
「何故、稼働させるのです。同じ過ちを2度と犯したくない❗️」
「貴方が培養した魔族は、ポジティブ種族に戻り私の部下となっている。安心して良い。
 稼働させるのはあくまでも研究の為です❗️」
「解りました。貴女の思考には嘘は無いと解りましたので、貴女の命令に従います❗️」
「有難うブロメティウス女王❗️」
 ミロナは、体を揺すられるのを感じる、現実に戻る。
「ミロナ❗️一体どうしたの」心配して声を掛けるフランソファ。
 ミロナは微笑んで「惑星アライルの生体脳ブロメティウス・バラダル・アイルと話していたのよ❗️」と、説明してから「間も無く当施設が稼働して、生体脳ブロメティウスは正常に戻るわ❗️」と、話した直後。床から軽い振動と鈍い音が響いて来る。
 施設全体が生気を取り戻し、施設内に証明が灯る。
「ミロナ・ラハム・リア神聖リア陛下❗️ブロメティウスです。私は貴女のお陰で救われました。以後、貴女の命令に従います」
「では、ブロメティウス女王❗️当施設で培養した遺伝子改造種族は魔族とフェアリ種族だけなのか❗️」と、問い掛ける。
「第3の種族、第4の種族の培養予定データは有りますが、培養はしていません❗️」と、ブロメティウス女王。
「第3の種族、第4の種族の培養予定データ❗️どのようなタイブの種族なのか」
「第3の種族は科学、医学タイプの種族で、第4の種族は戦闘種族タイプです❗️」と、答える。
 3人で相談してから「ブロメティウス女王。第3、第4の種族の培養を開始して貰いたい❗️其の2種族に私の遺伝子要素を付け加えて頂きたい。詳細はパトラ・ラハム・リア脳細胞学者、遺伝子学者と協議してからにして頂きたい❗️パトラには私からはなして措きます」と、ミロナ。
「其の必要は無いわ。今聞いたので❗️」と、パトラ。
 振り返ると、パトラ等調査団10数名が立っていた。
「では、パトラ❗️後は頼む。調査、研究の方も両調査団に託す」と、ミロナ。
「承知しましたミロナ様❗️後はお任せ下さい」と、代表してロベル・ラハム・リア科学評議会議長が答える
「此の星系は封印して神聖リア帝国直轄地とする。星系の責任者はロベル議長とする」
「承知しました陛下❗️」
「では、私達は戻ります」と、話してから瞬間移動し旗艦メルに戻った。

 ミロナ等はクリスタル・レーネに戻り、超越知性生体脳カローラレーネと惑星生体脳ブロメティウスとを合体融合する詐欺を開始する。始めに惑星生体脳ブロメティウス全体をコピーした巍巍生体脳と、瞬時に入れ換える作業である。
 クリスタル・レーネ側の受け入れが完了し、メドラ転送機2台をシンクロさせて瞬時に入れ換える。次に生体脳ブロメティウスの6次元半エモシオ・メンタルエネルギーのパワーアップ処置を実行する。処置終了後、カローラレーネと合体融合する作業を始める。

 アイル人の遺伝子実験・培養星系であるアルイト星系の封印と、星系の改造を同時に開始する。封印完了後にアルイト星系をクリスタル・レーネに取り込んだ。
 第3惑星アライルでは、第3の種族と、第4の種族の培養が開始される。クリスタル・レーネは、ログルン銀河ナロン星系に戻り、キャメル副摂政とコンタクトを取る。
「キャメル、訓練状況はどうかしら❗️」
「順調に進んでるわ❗️第4惑星ナダの改造は完了し、浮揚空港要塞都市も完了しているわ」と、キャメル。
「では、メフィスト・ナダ・ゴビラル女王に会いに行く行きます❗️」と、伝える。
 小一時間後。旗艦メルで浮揚空港要塞都市に着陸する。
 キャメルは気を回して、メフィスト・ナダ・ゴビラル女王等幹部数名を呼び寄せていた。ミロナ等が浮揚空港要塞都市統合司令センターに入ると、キャメルとメフィスト・ナダ・ゴビラル女王等幹部数名が待機していた。
 キャメルの心遣いを悟り、ミロナは微笑んで「キャメル、手回しが良いな❗️」と、話し掛けてから「メフィスト女王❗️種族の移民は落ち着いたのかな」と、問い掛ける。
「ミロナ神聖女王陛下❗️少し落ち着いています」と、答える。
「其れは何よりじゃ❗️所で軍事訓練は順調であるか」と、問い掛ける。
「勿論順調に進んでいます❗️」と、答えるメフィスト・ナダ・ゴビラル女王。そして、組織した軍隊の最高幹部等を紹介する。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 対マグマダ種族前進基地司令長官リロル・ラハム・リアン総帥に、探知センターから報告が届いた。
「オバル副統合大元帥、マグマダ種族第2陣が2千万光年迄近づいて来た。彼等も一気には進行して来ないで有ろう。ロボット大巨神が待機している事だし、今暫く待機する」と、話し掛ける。
「恐らく第2陣は、グフ・バハル・ドメルン皇帝がいるアラダルン銀河エリル星系第3惑星ルデアに行くと考えています❗️」と、オバル副統合大元帥。
「ならば、エリル星系に入った時点で急襲する❗️」と、リロル・ラハム・リアン総帥。

 第2陣東部エリア殲滅船団長のナバン・バハル・ドメルン傘下の超巨大船団が動き出す。小一時間後。次々とドロップアップして行き、同時にドルダラン銀河団外縁にドロップダウンして来る。位置確認の為に、ドダルン銀河帝国グフ・バハル・ドメルン皇帝とコンタクトを付ける。
「第1殿下❗️殲滅船団第4軍団統轄司令のナバン・バハル・ドメルンです❗️殿下所在地の正確な座標データーをお願い致します」と、話し掛ける。
「承知した。直ちに送る」側近に命じてから「所でナバン、宿敵リア人の船団を探知しているか❗️」と、問い掛ける。
「いいえ殿下、数千万光年内には全く探知出来ませんが❗️」と、答える。
「策士である奴等の事だ。何処かに隠れているかもしれない。バリアを張り用心せよ❗️」と、命じる。
「承知致しました殿下❗️座標を全船団に入力し次第発進します」と、答える。
 小一時間後。全船団に座標データ入力が完了する。
「第1船団発進❗️」ナバン・バハル・ドメルンが号令は出す。
 時間バリアで隠れていたディフェンダー・フォース船団のレイン・リア・ダガロ船団長官は、バン・バハル・ドメルン傘下の船団がドロップアップした瞬間に次元ダンパーを発動する。
 敵船団がドロップアップした直後、強制的に現実時空間に弾き返される。
 時間バリアを解除したディフェンダー・フォース船団は、最新鋭次元砲弾を全てを発射して、アッという間にドロップアップして行く。
 次元砲弾が次々と敵船団のバリアに命中して、強烈な核爆発が発生。至る所でミニ太陽が発生した。
 数億発次元防弾の強烈な核爆発により、時空間が振動し至る所に構造亀裂が発生。バリアが持ちこたえた敵船団も、構造亀裂に吸い込まれて行く。
 ディフェンダー・フォース船団の奇襲により、敵船団は数千万台が消滅、或いは大破していた。
 後方数百万光年で控えていたナバラダル・バハル・ドメルン副総督は、一瞬青ざめるが直ぐに冷静になる。
 ナバン・バハル・ドメルン第4軍団統轄司令長官は、機転をきかせ「全船団へ❗️体制を整えよ。但し転移はするな❗️」と、命じる。
 宇宙空間に、巨大な7MDリングか数10ヶ所に出現し、ロボット大巨神が降下して来る。スピットルバリアに守られたロボット大巨神は、まるで女神其の者である。
 戦士の剣を抜いて、瞬間移動して敵船団に襲い掛かる。強力なバリアが大巨神の黄金色に輝く戦士の剣の一撃で破壊されて行く。迎撃するが、大巨神は其のエネルギーを吸収し、更に強力になる。打つ手を失ったナバン・バハル・ドメルン統轄司令長官は、全船団に緊張ドロップアップを命令する。
 命令一下、敵船団は次々とドロップアップして行き、同時にドラン星系外縁にドロップダウンして来た。
 数百万光年後方に控えていた第2陣本隊は、動かずに待機していた。
「愚か者目❗️敵の罠にはまりおって。まっ、良いわ❗️暫し敵の動向を見て見るとするか」と、薄ら笑いをする

 リロル・ラハム・リアン総帥は微笑んで「オバル❗️貴女の計算通りになったわね」と、話し掛ける。
「では、私からミロナ神聖女王陛下に報告します❗️」と、オバル・リア・レヌラ第4軍団副統合大元帥。
 出撃命令を受けたミリアン銀河連合帝国第1遊撃軍団パレル・ラハム・リアン統轄大元帥は、全船団に発進命令を出した。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 クリスタル・レーネに緊急スピットル通信回線が接続される。
「ミロナ神聖女王陛下❗️私は対マグマダ種族前進基地のオバル・リア・レヌラです❗️ナグマダ種族第2陣が襲来致しました。ディフェンダー・フォース船団が奇襲をかけてナグマダ種族に一撃を加えました。大打撃を与え、第2次攻撃として、ロボット大巨神が更なる打撃を与えました。結果、作戦通りドダル銀河ドラン星系に逃げ込みました。
 総帥の命により、パレル・ラハム・リアン傘下の1遊撃軍団が討伐に発進しました。以上が簡単な経過報告です❗️」と、報告する。
「バレル❗️大義であった。だが、ナグマダ種族との戦いは始まったばかりです。恐らくドラン星系に逃げ込んだのはナグマダ種族の先鋒かも知れない。私は全ミロダリアン超銀河団ゾーンに緊急警報並びに戒厳令を発出する。今まで以上に警戒なさい❗️」と、話し掛ける。
 マルチ回線に切り替えて、中央部エリアの出撃拠点ダイゲンス銀河団ダラガル銀河ラガダイル星系第3惑星ラガルを呼び出す。
「ララル・ラハム・クリスリアです❗️」と、返信が届く。
「ララル❗️ナグマダ種族第2陣の進行状況はどうなっている」と、話し掛ける。
「其れが、ナグマダ種族と未知船団が戦っています❗️其の映像を送ります」
 数秒後。映像が映る。
「アレッ、半球型ではないの❗️」と、ラブリナ。
「リア系種族かしら」と、フランソファ。
「何らかの関連が有るのかも知れない❗️クリスタリア・レヌで様子を見に行きましょうか」と、ミロナ。続けて「ララル❗️出撃は控えて監視だけに止めよ。クリスタリア・レヌで其方に行く」と命令する。
「承知致しましたミロナ様❗️」

 ガガラン銀河に進入したヤグルル・バハル・ドメルン中央部エリア殲滅船団副統合司令長官は、パュル連邦共和国第5軍ザナグ・ガロン・パュル大元帥傘下の船団の想定外の奇襲を受け大打撃を受ける。ヤグルル・バハル・ドメルン副統合司令長官は、ナバラダル・バハル・ドメルン副総督に報告する。
「愚か者目❗️妃殿下や殿下が築き上げた地盤の手助けも出来ぬのか。命を賭けても殲滅せよ」と、激を飛ばす。
「承知致しました副総督閣下❗️」意気消沈して答える。

 ザナグ大元帥から報告を受けたドゴン・ガロン・パュル統合大元帥は、ザナグ大元帥に侵略船団の殲滅を命令した。
「承知致しましたドゴン様。全力で侵略船団を殲滅します❗️」と、答える。

 クリスタリア・レヌが、中央部エリア偽装出撃拠点であるダイゲンス銀河団ダラガル銀河バーミロン星系にドロップダウンして来た。第3惑星ミロン在中のミン・ラハム・クリスリア統合大元帥がコンタクトを付けて来た。
「ミロナ様❗️お待ちしておりました。ミラン・ラハム・クリスリア副総統轄司令長官傘下の第1遊撃旅団は出撃体制を整えております。ミロナ様の命令を待っております❗️」と、報告する。
「大義であった。で、未知船団との戦いはどうなっている」と、問い掛ける。
「戦闘宙域は、中央部エリア南東部宙域の未知領域です。未知船団が大打撃を与えたナグマダ種族の1船団の様です。恐らく、ナグマダ種族の蒙反撃が予想されます。気になる事は、強烈なメンタルエネルギーが探知された事です。未知船団の勝因は、其のメンタルエネルギーだと考えています❗️」と、報告するミン・ラハム・クリスリア統合大元帥。
「なるほど、其は興味深い。どの様な種族なのか興味が湧いて来る。調べる必要峨有りそうだ❗️ミン統合大元帥、其の銀河に探査艦アイを送り、探知・通信ネットワークを構築させよ」と、命じる。
「承知致しましたミロナ様❗️」
「ミロナ❗️非常に気になるわ。中央部エリア南東部宙域に向かいしましょう」と、ラブリナ。
「此処にいても仕方がないわね。レヌ❗️南東部宙域へ」と、指示する。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 西部エリアは移民が始まっており、戦乱とは無縁だった。リア系種族との共存共栄を、ダロン銀河帝国ロレル・バハル・ドメルン女王は体現している。
 ミロダリアン超銀河団内のリア系帝国、連邦共和国を一つのミロダリアン銀河連合帝国として建国した。初代女王として、ミロナ・リア・フェアリを統一女王に任命された。
 ミロナ神聖女王の第1具象ミロナ・リア・フェアリは、建国の挨拶に、極秘でロレル女王と会談して、現在の状況を説明を説明する。
 聴き終えたロレルは「では、東部エリア進行の第2陣は大打撃を承けて、弟グフ・バハル・ドメルンの本拠地星系に退避したのですね」
「そうです。で、我が帝国の第1遊撃旅団がドダルン銀河帝国殲滅の為に出撃しました❗️此の戦いで、ロレル女王陛下の弟2人の命が失われるかも知れません」と、説明するミロナ・リア・フェアリ。
「其れは覚悟しています❗️だが、2人供要心深く、意外と策士なので、危うくなれば早々に脱出するわね」
「安心しました❗️」
「今一つ大事な事が有ります。第2陣進行軍は10数億台の超巨大船団です。恐らく大打撃を受けた船団は先鋒軍でしょう。罠に嵌めたはずか逆に罠に嵌められた様ね。第1遊撃旅団は挟撃され殲滅するかも知れないわ❗️」本気で心配している。
「其れも致し方がない。戦争なのですから。しかし、ミロナ様は可能なら戦争を避けたいと考えているわ」と、答えるミロナ・リア・フェアリ統一女王。
「私も同じ思いです❗️残念ながら現状では叶わぬ思いですが」と、ロレル・バハル・ドメルン女王。
「神聖リア帝国内部は、一枚岩では有りません。現実では守戦派の力が強く働いています❗️特に、ルナ帝国、リアン帝国、アンドライダ種族は特に其の思いと力が強い。故に、かなり前から計画していた脱出計画は停滞しています❗️」
 話題を変えて「大事な情報が有ります。中央部エリア南東宙域で、半球型の未知船団と中央部進行船団が戦い、大打撃を受けました。詳細確認の為、クリタリア・レヌで視察に向かいました」
「ドラダル銀河連合帝国も同じですわ。皇帝派とロレル派と中間派がいます❗️其の中で、最も勢力が強いのはロレル派です。次が皇帝派、中間派です」と、説明する。
「なるほど、お互いに一枚岩では無いのですね。我が神聖リア帝国で、最も勢力が強いのはアンドライダ種族です。人口も軍事力も帝国随一です。超古代から我々リア人を守って来た偉大な種族で、ミロナ様の命令権限外なのです。ゆえにミロナ様の許可が無くても独自に行動出来ます。現在アンドライダ種族は表には出てませんが、本気でナグマダ種族との戦闘になれば大いなる危機になるかも知れません❗️」と、説明するミロナ・リア・フェアリ。
「貴重な情報有難う❗️」
「アッ、忘れる所でした。超古代のドゴラ転送機と、メドラ転送機を各100万台を土産気持参しました❗️どちらも優れものです」
 其れから数時間後。ミロナ・リア・フェアリ統一女王は、ロレル・バハル・ドメルン女王に別れの言葉を残し帰途についた。

 超知性生体脳プロメティウスのデータバンクに記載されていた、超古代種族
フランソファ研究所科学部局のエリル・ラハム・バルデランは、フランソファの命を承け、超古代フェアラ種族の本拠地星系に向かっていた。
 AG4.3紀元632年10月20日早朝、ミロダリアン超銀河団ゾーン中央部エリア最遠北西部独立バライダル銀河フェル星系第3惑星フェアラと惑星フェルンの中間宙域に、直径5万8千キロメートルのサイレンスがドロップダウンして来た。続いて、直径5400メートルの調査船団10万台が次々とドロップダウンして来た。
 内8万台が第4惑星フェルンの広大の宇宙空港に着陸を始める。残り2万台が第3惑星フェアラに向かう。
 2万台は、第3惑星フェアラの近くに、相対的滞空する。搭載艦が数百台が射出され、惑星大気圏に突入して行く。
 母船サイレンスに留まっているエリル・ラハム・バルデラン科学技術庁長官は、ホナミ・ラハム・リア生体脳学者に話し掛ける。
「ホナミ❗️生体脳が生き延びていれば良いのですけど」と、問い掛ける。
「アイル人遺伝子実験・培養星系の超知性生体脳プロメティウスが生き延びていたのですから、生き延びている可能性は高いですわ❗️」と、答える。
 数時間後。情報収集センターに、次々と情報が届き始める。
 其のデータを見ていたホナミ・ラハム・リアは「最大の大陸の巨大山脈の中から強烈なエネルギー反応有りですって❗️其処に生体脳が有るかも」と、話し掛ける。
「裾野に広がる超近代的な巨大都市は、未知な物質で造られているのね❗️興味が湧いてきたわ」と、ティル・メデロ・デラン。
「暫し待ちましょう❗️数10万人の優秀な科学者が調査をしているのだから」と、エリル・ラハム・バルデラン。
 小一時間後。「巨大山脈の内部に生体脳の存在を確認しました❗️只、未だに生体脳に至る通路は発見していません。引き続き調査を続けます❗️」と、報告が有る。
「第4惑星は各種工場、各種研究センター等の確認をしました❗️」と、報告が届く。
 次々と映像データが届き始める。其れを見ながらブロメティウス・バラダル・アイル第1具象(女王)は「フェアラ種族のメンタリティから考察すれば、都市部から地下通路で繋がっているいるでしょう。更にドゴラ転送機でも移動出来ます」と、話す。
 通信回線を第3惑星に向て「都市部の政庁或いは女王の神殿を探して調査を。地下の調査もしなさい❗️」と、指示するエリル・ラハム・バルデラン。
「クリスタルレーネとコンタクトをして呼び寄せました❗️」と、超越知性生体脳カローラレーネの分身、第1具象のラレーネ・リア・ロラン。
「呼び寄せたの」と、ホナミ・ラハム・リア。
「此の星系をクリスタルレーネに取り込む為です❗️此処は非常に重要な星系だからです」と、答える。
「では、7MD封印の準備をさせるわ❗️」と、エリル・ラハム・バルデラン。
 クリスタルレーネが到着した時には、7MD封印が完了していた。故に、取り込みは10数分で完了した。クリスタルレーネは移動を開始し、所定の位置に向かって瞬間移動(無慣性ゼロ移動)する。
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