鬼神の血脈

設定あれやこれや

権堂（ごんのどう）　知里（ちさと）（２５歳）

実篤の妻。大学卒業と同時に結婚。３年経つが、子供が出来ない事とこの結婚を良く思っていない母親があれこれ口出しするのが悩み。逆に姑には気に入られていて、買い物や習い事へ連れ出してもらっている。現在、お茶、お花、着付け、書道、ヨガを習っている。
ちなみに、本家へ向かう道中に来ていたコートとマフラーはパシュミナ。マフラーは実篤とお揃いで、全部実篤の母親が用意した。


権堂（ごんのどう）　実篤（さねあつ）（２６歳）

古臭い自分の名前が嫌いだが、妻に「さぁ君」と呼ばれると胸がキュンとなるらしい。
本性は赤銅の肌、紅玉の瞳、鋼色の髪、黒曜の角を持つ赤鬼。先読みの力を持っているがあまり強くなく、少し先の未来の吉凶が分かる程度。本性に戻ると人型よりも二回りほど体が大きくなる。
知里の事が好きすぎて、嫌われるのが怖くて本性をなかなか打ち明けられなかった。モテるのだが、半端ない知里への愛が知られるにつれて周囲がドン引き。昔に比べて声をかけられることは少なくなったらしい。


権堂（ごんのどう）　恭佳（きょうか）（２７歳）

本家当主の娘で実篤の又従姉弟。巫女の力を受け継ぎ、特に浄化の力が優れている。
実篤と御影のお姉さん的存在で、彼らが喧嘩するといつも仲裁している。
当初はもう少し年上で、彼女の力を受け継ぐ娘がいる設定だったが、その子まで書いていると長くなりそうだったので止む無く削除。
ちなみに、後に一族外から年下のお婿さんを迎える。


八代（やつしろ）　御影（みかげ）（２６歳）

実篤の幼馴染で喧嘩友達。権堂家とは遠縁にあたる八代家の出身。本性は藍色の肌、金の髪、青玉の瞳、黒曜の角を持つ青鬼。
体格は実篤を凌ぐが、手先が器用で細かいものを作るのが得意。真贋の力を生かし、一族には欠かせない守り珠を作る職人になった。
過去にやんちゃしていたころ、幾度も暴走をしてその度に実篤と恭佳の世話になっていた。その為に年配の一族の人間からは疎まれていたが、今回の事で少し見直されたらしい。
ちなみに旅に出た彼が帰ってきたのは１年後。


長老　（９９歳）

本家の前当主。恭佳の祖父。
実篤と御影が本家に預けられていた時に何かと面倒を見てくれた恩人。
２人とも頭が上がらない。
実は彼も先祖返りで、実篤同様の本性を持つ。
なかなか跡取りに恵まれなかった為に、恭佳の父親が生まれるまでは、弟にあたる彼女の祖父を後継に考えていた経緯がある。


権堂（ごんのどう）　瑠奈（るな）　（２０歳）

一族の直系にあたり、巫女の血をそれなりに引いているにもかかわらず、本人が努力を怠ったためにほとんどその力を使うことが出来ない。
自分にも恭佳と同等の権利があると誤解している。実篤を恭佳の婿に迎えて本家の跡取りにする話を信じ、自分の立場を有利にしようと実篤に迫った。
この一件の後、一族からの一切の援助が打ち切られて一家は破産。




権堂家

東の峰に住んでいた赤鬼を祖とする一族。割と生真面目。
生き延びるために人と交わり、その姿を手に入れたが、何代かに１人は鬼の姿を持って生まれる。
特異な力を駆使して現在も本家のある里を守り続けている。
一族の為、ひいては里に役立つために様々な分野に有能な人材がいる。


八代家

西の峰に住んでいた青鬼を祖とする一族。割と自由奔放な気風。
権堂家と共に里を守っていたが、人の姿を手に入れた後は世の中を見て回りたい好奇心から里を出た。彼らがもたらす世情のおかげで時代の波を乗り切れたともいえる。


東の権堂家

実篤の実家。数代前に分家して事業を起こし、現在では国内有数の資産家となっている。
本家を凌ぐ力があると言われているが、現当主もその息子である実篤もそのつもりはない。単に面倒というのがその理由らしい。


守り珠

邪気から身を守るお守り。天然石から作られる。水晶で作られるものが最も効果があり、浄化の力を籠めることでより効果を高めることが出来る。
一つあれば一生ものだが、鬼の本性を持つ実篤や御影では10年くらいで劣化してしまう。作中で壊れた実篤の守り珠は御影の師匠が作ったもの。


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ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
たくさんの方に読んでもらえてうれしいです。