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★本日のドレスコード1
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本編2の波紋1で触れてたハロウィンパーティのお話。さくっと読み流して頂けると幸いです。
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ジャック・オー・ランタンにお化けや魔女のオブジェ、オレンジと黒を貴重とした色遣いの装飾は屋敷の中をハロウィンに染め上げていた。リビングには仮装した少女達の姿があり、賑やかな笑い声が絶えず聞こえている。青柳が大倉家に仕えるようになって10年以上経つが、この屋敷でこの様なパーティが開かれるのは初めてのことかもしれない。
「始まっているみたいだな」
仕事から帰宅した義総が、玄関に入るなり苦笑交じりに呟く。
いつもは黒いスーツを身に付けているのだが、ビクトリア朝の古き良き時代の執事の出で立ちをして主を出迎えた塚原は、どことなく落ち着かない様子だ。その隣には同じくビクトリア朝のメイド服を着た綾乃の姿もある。少女達に無理に押し付けられたらしく、彼女も戸惑いを隠せない様子である。
「はい、沙耶様が楽しそうにしておられます」
「そうか。では、先に挨拶だけしておこうか」
「ですが……」
塚原が呼び止めるまでも無く、義総はさっさとパーティ会場となっているリビングに向かう。青柳は珍しく狼狽えている塚原を訝しく思いながら義総から受け取った荷物を手に彼の書斎へ向かった。
義総が色とりどりの風船で飾られたリビングに現れると、中で楽しそうにゲームに興じていた少女達が駆け寄ってくる。
「おじ様、Trick or treat!」
真っ先に寄ってきたのはトランプを張り付けたエプロンドレスにニーハイソックス、頭には真っ赤なリボンをつけて黒のエナメルの靴をはいた杏奈だった。愛らしい雰囲気の彼女には不思議の国のアリスは良く似合っている。
「Trick or treat!」
続けて来たのは黒いとんがり帽子に黒いローブ、少し邪魔そうな杖まで用意して魔女に扮したジェシカだった。一見地味に見える衣装だが、黒い生地にはラメが入っているらしく、彼女が動く度にキラキラと光が反射している。ちなみに裏地はピンクの地色にポップなハート柄がちりばめられていて、ひらひらと裾が捲れる度にそれが見えるようになっていた。
「お帰りなさいませ、義総様……。Trick or treat」
沙耶は遠慮がちに手を差し出してきた。彼女はハイネック部分と裾にファーをあしらったミニ丈の白いノースリーブのワンピースを着ていた。手首に嵌めたカフスや履いている白いショートブーツだけでなく、頭につけているウサギの耳がついたカチューシャにも白いファーがついている。おまけにワンピースのお尻の部分にもうさぎのしっぽを象ったファーがついていた。
「……」
沙耶の姿に義総は一瞬固まる。カワイイ……思わずその場で押し倒してしまいそうになるほど破壊力抜群のかわいらしさだった。
「義総様?」
黙り込んだ彼を訝しみ、沙耶は小首を傾げて義総を見上げる。
「あ、いや……」
義総は我に返ると用意していたお菓子の包みをそれぞれに渡す。系列のホテルに新しくテナントとして入ったばかりの洋菓子店の包みに少女たちは目を輝かす。
「ル・ブランのマカロンだ!」
「おじ様、ありがとう」
少女たちは口々に礼を言い、ゲームの続きをしに戻っていく。
「ありがとうございます、義総様」
沙耶は義総の頬に口付け、呼んでいる友人たちの元へ戻った。
「義総、Trick or treat!」
そこへ別の手が伸びてくる。気付けばそこに美弥子が立っていた。大きく胸元が開いた豹柄の衣装には長い尻尾も付いていて、更に頭には猫耳をつけている。凝った化粧と長いつけ爪は肉食獣らしさを際立たせている。
「何故ここにいる?」
「楽しそうだからついて来ちゃったw」
「……」
義総はため息をつくと、美弥子を無視して部屋の中へ入って行こうとする。
「あらダメよ。今日は仮装していない人は入れない決まりよ」
「……」
美弥子は義総を引き留めると、長いつけ爪の付いた指で彼の顎を撫で、扉にかけられた注意書きを指す。少女達の手書きの文字で仮装した人のみ入室可と書かれている。
「沙耶ちゃんの側に居たかったら、着替えていらっしゃい。それとも、お手伝いしましょうか?」
「無用だ」
美弥子に着替えを手伝わせたら、一体何をされるかたまったものではない。義総は踵を返すと、着替えるために自室へ向かった。
青柳は義総の荷物を書斎に届け、後は自室に戻って仕事をしていた。今は特に大きな案件にはかかわっていないので量もそれ程多くない。夜は自分の時間が持てそうだから久々に趣味の時間が持てると思うと、タイピングする手もいつも以上に軽やかに動く。
「青柳、ちょっと来てくれ」
「かしこまりました」
そこへ義総から呼び出しがあった。作成途中の文書を素早くファイルし、パソコンを切るとリビングに向かう。何か急を要する事が起こったのだろか?
リビングの扉を軽くノックして入ると、色鮮やかな風船で溢れたパーティ会場で、オペラ座の怪人ファントムと官能的な肉食獣がカードで真剣勝負をしていた。魔女がディーラーを勤め、真っ白なうさぎとアリスがその成り行きを見守っている。
「お呼びでございます……か」
言葉が途切れたのはアリスとうさぎが寄ってきて手を差し出したからだ。
「青柳さん、Trick or treat!」
「Trick or treat……」
こうなる事は想定に範囲内だったので、用意していた包みを彼女達に手渡す。ハロウィン限定のラッピングをされたそれは、義総と同じ店で買ったドラジェだった。
「ありがとう、青柳さん」
「ありがとうございます」
身動きの取れない魔女・ジェシカの分も渡すと彼女達は喜んで真剣勝負の場へ戻っていく。青柳も改めて義総に用件を聞こうと、リビングの中へ一歩足を踏み出す。
「あ、青柳さん、そのままじゃ入っちゃダメ」
杏奈が引き返してきて行く手を遮る。
「しかし杏奈様、私は義総様に呼ばれて……」
「仮装しなきゃ入れてあげない」
「……」
指差された先にある注意書きに青柳は絶句する。
「御用を窺うだけなんですが?」
「ダメw」
杏奈は極上の笑みで青柳を見上げている。
「青柳」
「はい」
義総に呼ばれて振り向くと、勝負が一段落したのか黒マントに白い仮面をつけた彼は膝に白ウサギをのせていた。彼の前にはコイン代わりに使ったお菓子が山のようになっている。
「ジェシカも勝負に加わりたいそうだ。ディーラーをしてくれ」
「はい、ただ今……」
重大な案件が起こった訳ではないようなので一安心だが、中に入ろうにも杏奈が邪魔をして入れてもらえない。
「ちゃんとドレスコード守らないとダメよw」
目をキラキラと輝かせた美弥子が近寄ってきて娘に加勢する。こんな時の彼女は絶対何か企んでいるはずで、青柳は嫌な予感がして一歩後ずさった。
「ちょうど良かったわ。もしかしたら義総が何も用意してないんじゃないかと思って、一式用意していたのよw 青柳君にもきっと似合うわw」
「え……」
「だ、そうだ。良かったな、青柳。着替えたら仲間に入ってくれ」
「……」
既に他人事の義総は、膝に乗せた沙耶の額に口付け、彼女の髪を弄ぶ。
「綾乃さーん、私の荷物持って来て」
美弥子と杏奈に両脇をがっちりと固められる。そして……その場で彼に狼の耳としっぽが取り付けられた。
「狼男w」
「でも、青柳君がつけるとなんか……」
「犬?」
「犬に見えるね」
「犬……ですか?」
女性陣の勝手な感想に青柳は言い返す気力も無くなり、がっくりと肩を落とす。その姿は主人に置き去りにされた犬のようだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いつも生真面目に仕事をこなす青柳君を弄ってみたくなって書いてみました。あと、うさぎ姿の沙耶もw
うさぎな沙耶が怪人(よしふさ)に美味しくいただかれる様子も書く予定w(あくまで予定)
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ジャック・オー・ランタンにお化けや魔女のオブジェ、オレンジと黒を貴重とした色遣いの装飾は屋敷の中をハロウィンに染め上げていた。リビングには仮装した少女達の姿があり、賑やかな笑い声が絶えず聞こえている。青柳が大倉家に仕えるようになって10年以上経つが、この屋敷でこの様なパーティが開かれるのは初めてのことかもしれない。
「始まっているみたいだな」
仕事から帰宅した義総が、玄関に入るなり苦笑交じりに呟く。
いつもは黒いスーツを身に付けているのだが、ビクトリア朝の古き良き時代の執事の出で立ちをして主を出迎えた塚原は、どことなく落ち着かない様子だ。その隣には同じくビクトリア朝のメイド服を着た綾乃の姿もある。少女達に無理に押し付けられたらしく、彼女も戸惑いを隠せない様子である。
「はい、沙耶様が楽しそうにしておられます」
「そうか。では、先に挨拶だけしておこうか」
「ですが……」
塚原が呼び止めるまでも無く、義総はさっさとパーティ会場となっているリビングに向かう。青柳は珍しく狼狽えている塚原を訝しく思いながら義総から受け取った荷物を手に彼の書斎へ向かった。
義総が色とりどりの風船で飾られたリビングに現れると、中で楽しそうにゲームに興じていた少女達が駆け寄ってくる。
「おじ様、Trick or treat!」
真っ先に寄ってきたのはトランプを張り付けたエプロンドレスにニーハイソックス、頭には真っ赤なリボンをつけて黒のエナメルの靴をはいた杏奈だった。愛らしい雰囲気の彼女には不思議の国のアリスは良く似合っている。
「Trick or treat!」
続けて来たのは黒いとんがり帽子に黒いローブ、少し邪魔そうな杖まで用意して魔女に扮したジェシカだった。一見地味に見える衣装だが、黒い生地にはラメが入っているらしく、彼女が動く度にキラキラと光が反射している。ちなみに裏地はピンクの地色にポップなハート柄がちりばめられていて、ひらひらと裾が捲れる度にそれが見えるようになっていた。
「お帰りなさいませ、義総様……。Trick or treat」
沙耶は遠慮がちに手を差し出してきた。彼女はハイネック部分と裾にファーをあしらったミニ丈の白いノースリーブのワンピースを着ていた。手首に嵌めたカフスや履いている白いショートブーツだけでなく、頭につけているウサギの耳がついたカチューシャにも白いファーがついている。おまけにワンピースのお尻の部分にもうさぎのしっぽを象ったファーがついていた。
「……」
沙耶の姿に義総は一瞬固まる。カワイイ……思わずその場で押し倒してしまいそうになるほど破壊力抜群のかわいらしさだった。
「義総様?」
黙り込んだ彼を訝しみ、沙耶は小首を傾げて義総を見上げる。
「あ、いや……」
義総は我に返ると用意していたお菓子の包みをそれぞれに渡す。系列のホテルに新しくテナントとして入ったばかりの洋菓子店の包みに少女たちは目を輝かす。
「ル・ブランのマカロンだ!」
「おじ様、ありがとう」
少女たちは口々に礼を言い、ゲームの続きをしに戻っていく。
「ありがとうございます、義総様」
沙耶は義総の頬に口付け、呼んでいる友人たちの元へ戻った。
「義総、Trick or treat!」
そこへ別の手が伸びてくる。気付けばそこに美弥子が立っていた。大きく胸元が開いた豹柄の衣装には長い尻尾も付いていて、更に頭には猫耳をつけている。凝った化粧と長いつけ爪は肉食獣らしさを際立たせている。
「何故ここにいる?」
「楽しそうだからついて来ちゃったw」
「……」
義総はため息をつくと、美弥子を無視して部屋の中へ入って行こうとする。
「あらダメよ。今日は仮装していない人は入れない決まりよ」
「……」
美弥子は義総を引き留めると、長いつけ爪の付いた指で彼の顎を撫で、扉にかけられた注意書きを指す。少女達の手書きの文字で仮装した人のみ入室可と書かれている。
「沙耶ちゃんの側に居たかったら、着替えていらっしゃい。それとも、お手伝いしましょうか?」
「無用だ」
美弥子に着替えを手伝わせたら、一体何をされるかたまったものではない。義総は踵を返すと、着替えるために自室へ向かった。
青柳は義総の荷物を書斎に届け、後は自室に戻って仕事をしていた。今は特に大きな案件にはかかわっていないので量もそれ程多くない。夜は自分の時間が持てそうだから久々に趣味の時間が持てると思うと、タイピングする手もいつも以上に軽やかに動く。
「青柳、ちょっと来てくれ」
「かしこまりました」
そこへ義総から呼び出しがあった。作成途中の文書を素早くファイルし、パソコンを切るとリビングに向かう。何か急を要する事が起こったのだろか?
リビングの扉を軽くノックして入ると、色鮮やかな風船で溢れたパーティ会場で、オペラ座の怪人ファントムと官能的な肉食獣がカードで真剣勝負をしていた。魔女がディーラーを勤め、真っ白なうさぎとアリスがその成り行きを見守っている。
「お呼びでございます……か」
言葉が途切れたのはアリスとうさぎが寄ってきて手を差し出したからだ。
「青柳さん、Trick or treat!」
「Trick or treat……」
こうなる事は想定に範囲内だったので、用意していた包みを彼女達に手渡す。ハロウィン限定のラッピングをされたそれは、義総と同じ店で買ったドラジェだった。
「ありがとう、青柳さん」
「ありがとうございます」
身動きの取れない魔女・ジェシカの分も渡すと彼女達は喜んで真剣勝負の場へ戻っていく。青柳も改めて義総に用件を聞こうと、リビングの中へ一歩足を踏み出す。
「あ、青柳さん、そのままじゃ入っちゃダメ」
杏奈が引き返してきて行く手を遮る。
「しかし杏奈様、私は義総様に呼ばれて……」
「仮装しなきゃ入れてあげない」
「……」
指差された先にある注意書きに青柳は絶句する。
「御用を窺うだけなんですが?」
「ダメw」
杏奈は極上の笑みで青柳を見上げている。
「青柳」
「はい」
義総に呼ばれて振り向くと、勝負が一段落したのか黒マントに白い仮面をつけた彼は膝に白ウサギをのせていた。彼の前にはコイン代わりに使ったお菓子が山のようになっている。
「ジェシカも勝負に加わりたいそうだ。ディーラーをしてくれ」
「はい、ただ今……」
重大な案件が起こった訳ではないようなので一安心だが、中に入ろうにも杏奈が邪魔をして入れてもらえない。
「ちゃんとドレスコード守らないとダメよw」
目をキラキラと輝かせた美弥子が近寄ってきて娘に加勢する。こんな時の彼女は絶対何か企んでいるはずで、青柳は嫌な予感がして一歩後ずさった。
「ちょうど良かったわ。もしかしたら義総が何も用意してないんじゃないかと思って、一式用意していたのよw 青柳君にもきっと似合うわw」
「え……」
「だ、そうだ。良かったな、青柳。着替えたら仲間に入ってくれ」
「……」
既に他人事の義総は、膝に乗せた沙耶の額に口付け、彼女の髪を弄ぶ。
「綾乃さーん、私の荷物持って来て」
美弥子と杏奈に両脇をがっちりと固められる。そして……その場で彼に狼の耳としっぽが取り付けられた。
「狼男w」
「でも、青柳君がつけるとなんか……」
「犬?」
「犬に見えるね」
「犬……ですか?」
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