49 / 49
第3部
第14話 脱獄
しおりを挟む
悪魔犯罪には、しっかりとした法律が作られている。人間の世界で生きるのなら、こちらのルールに従って貰わなければならないという意図から生み出されたものだ。
しかし、どうしてかこの件は難しいらしい。悪魔が人間に対して侵した罪というの内容があるのは当然のことだったが、その逆はあり得ないと一蹴され続けていたものだった。
羽島鉄平。年齢四十七歳、元DR創設者の一角にして、組織の代表なる人物。
発掘されたDR本部地下の収容所に関してのニュースが検閲を通った理由は、罪の意識を持たせるためだと思われる。
悪魔を殲滅したい。そんな意見は少なからず皆が持っていたのだろうが、当然そんなことは実現するわけないと人材は離れていくばかりだった。だからこそ、自分一人で築き上げてきたのだ。
しかしそれらも、やれ正義だなんだと綺麗事に塗れた若僧と悪魔に砕かれてしまった。十数年にわたる努力も泡となってしまったわけだ。
ベルゼブルの掲げている、人間と悪魔の共生。当然そんなものは叶わないだろうと嘲笑していたが、それは早計だったのだろうか。もしくは、検閲によって得られる情報が偏ってしまっているのだろうか。
何も分からないが、結果として自分が残したかったものはなんだったのか。人間の平和な生活か、或いは平穏が支配したあの頃の日常か。
帰ってこない自問自答は、誰に届くでもなく反響する。今現在に至るまで半年を過ごしたこの独房は、簡素で無機質な空気を漂わせるばかりだった。
ここであと何年を過ごすことになるのだろうか。前例のない罪に苛まれた身は、行く末すら知らない。
『力の使い方を間違えている』と。見覚えのない男が眼前で語った言葉を思い出すと、何故か苛立ちを覚える。
何を言われようと、自身は罪を犯したとは認めていない。ここで生活を強いられた環境に適応するため、上っ面だけで反省の意を向けているだけである。
この世は平和ボケしているのだ。仮に悪魔が友好的であろうと、悪の名を冠った存在である以上、何を起こすか知れたものではない。
そんな事を考えていた、時計の針が二十三時を通り過ぎた頃。消灯時間は過ぎ、闇に支配される扉の外を徘徊する音が響いていた。
ふと、唐突に暗さを増す。部屋唯一の明かりとなる鉄の格子に苛まれた窓の外に、一つの影が姿を見せている。
「何者だ……?」
「あんた、DRの人だろ。ニュースで観た」
「悪魔が、何の用だ」
「あんたと協力したい。悪魔を全部消したいのは一緒だからな」
「なんだと……」
訳の分からないまま、進む会話。深夜に近いとはいえ、未だ外の景色はギラギラと光る。その輝きを背景に、ひとりの悪魔が語っていた。
「羽島ァ‼︎消灯時刻は過ぎているぞ‼︎」
看守の言葉が反響するも、次の瞬間には掻き消される。そんな轟音が突き抜ける中に、瓦礫が散りと化していた。
※
「やっぱとんでもない事になってますね……」
「あの男はどれだけ俺たちを苦しめるつもりだ⁉︎」
三月に入ってすぐ、我々の職務ではない有象無象に追われる事になる。これは余りにも不可抗力というか、完全なる飛び火なのだ。
服役中の羽島が居る独房を一点で狙い、建造物の一部を破壊。のちに脱獄を図ったという事だが、この事態は明らかに人間の技ではないだろう。当然我々に仕事は当てられ、ありもしない事実を報道され続ける毎日が始まった。
『悪魔犯罪対策課が成立してから半年ほどが経ちましたが、やはり当人たちは羽島容疑者の下についていたわけです。今回の件に関与しているのではないでしょうか』
『大いに考えられますね。悪魔の力を得れば報道規制は愚か、完全犯罪も可能です。悪魔を嫌っていた羽島容疑者本人が悪魔の力を使役するというのも考えにくいですし』
無慈悲に突きつけられるメディアの言葉は、無関係な我々を追い詰める。理由は勿論、そういった内容が視聴率を稼ぐに適しているからだろう。
「SNSも凄い事になってますよ。嫌いな議員が当選した日みたいになってます」
浦矢が見せたスマートフォンの画面には、誤解と共に批判が並ぶ。#悪魔犯罪対策課を許すな。#元DR職員の逮捕求む。などと、本当に世の中はどうなっているんだと思い知らされるばかりだ。
「ただでさえ狭い肩身が完全に消え去ったんよね。俺らどうするよこれから」
そして、この緊急事態に集まった2課も同じように参っているらしく、ため息と共に細石の言葉が飛ぶ。どうすると言われても、どうしようもないだろう。
「そりゃ一番手っ取り早いのは羽島を捕まえる事だろうけど、警察筆頭に私らへ向ける視線はどんどん冷たくなってる。ただでさえ乃鳥支部は人数少ないんだし、総力戦でも無理がある」
篠原が口を開く。乃鳥支部に設置された我々がどうする事も出来ないのではという現実が、ジリジリと迫っていた。
しかし、どうしてかこの件は難しいらしい。悪魔が人間に対して侵した罪というの内容があるのは当然のことだったが、その逆はあり得ないと一蹴され続けていたものだった。
羽島鉄平。年齢四十七歳、元DR創設者の一角にして、組織の代表なる人物。
発掘されたDR本部地下の収容所に関してのニュースが検閲を通った理由は、罪の意識を持たせるためだと思われる。
悪魔を殲滅したい。そんな意見は少なからず皆が持っていたのだろうが、当然そんなことは実現するわけないと人材は離れていくばかりだった。だからこそ、自分一人で築き上げてきたのだ。
しかしそれらも、やれ正義だなんだと綺麗事に塗れた若僧と悪魔に砕かれてしまった。十数年にわたる努力も泡となってしまったわけだ。
ベルゼブルの掲げている、人間と悪魔の共生。当然そんなものは叶わないだろうと嘲笑していたが、それは早計だったのだろうか。もしくは、検閲によって得られる情報が偏ってしまっているのだろうか。
何も分からないが、結果として自分が残したかったものはなんだったのか。人間の平和な生活か、或いは平穏が支配したあの頃の日常か。
帰ってこない自問自答は、誰に届くでもなく反響する。今現在に至るまで半年を過ごしたこの独房は、簡素で無機質な空気を漂わせるばかりだった。
ここであと何年を過ごすことになるのだろうか。前例のない罪に苛まれた身は、行く末すら知らない。
『力の使い方を間違えている』と。見覚えのない男が眼前で語った言葉を思い出すと、何故か苛立ちを覚える。
何を言われようと、自身は罪を犯したとは認めていない。ここで生活を強いられた環境に適応するため、上っ面だけで反省の意を向けているだけである。
この世は平和ボケしているのだ。仮に悪魔が友好的であろうと、悪の名を冠った存在である以上、何を起こすか知れたものではない。
そんな事を考えていた、時計の針が二十三時を通り過ぎた頃。消灯時間は過ぎ、闇に支配される扉の外を徘徊する音が響いていた。
ふと、唐突に暗さを増す。部屋唯一の明かりとなる鉄の格子に苛まれた窓の外に、一つの影が姿を見せている。
「何者だ……?」
「あんた、DRの人だろ。ニュースで観た」
「悪魔が、何の用だ」
「あんたと協力したい。悪魔を全部消したいのは一緒だからな」
「なんだと……」
訳の分からないまま、進む会話。深夜に近いとはいえ、未だ外の景色はギラギラと光る。その輝きを背景に、ひとりの悪魔が語っていた。
「羽島ァ‼︎消灯時刻は過ぎているぞ‼︎」
看守の言葉が反響するも、次の瞬間には掻き消される。そんな轟音が突き抜ける中に、瓦礫が散りと化していた。
※
「やっぱとんでもない事になってますね……」
「あの男はどれだけ俺たちを苦しめるつもりだ⁉︎」
三月に入ってすぐ、我々の職務ではない有象無象に追われる事になる。これは余りにも不可抗力というか、完全なる飛び火なのだ。
服役中の羽島が居る独房を一点で狙い、建造物の一部を破壊。のちに脱獄を図ったという事だが、この事態は明らかに人間の技ではないだろう。当然我々に仕事は当てられ、ありもしない事実を報道され続ける毎日が始まった。
『悪魔犯罪対策課が成立してから半年ほどが経ちましたが、やはり当人たちは羽島容疑者の下についていたわけです。今回の件に関与しているのではないでしょうか』
『大いに考えられますね。悪魔の力を得れば報道規制は愚か、完全犯罪も可能です。悪魔を嫌っていた羽島容疑者本人が悪魔の力を使役するというのも考えにくいですし』
無慈悲に突きつけられるメディアの言葉は、無関係な我々を追い詰める。理由は勿論、そういった内容が視聴率を稼ぐに適しているからだろう。
「SNSも凄い事になってますよ。嫌いな議員が当選した日みたいになってます」
浦矢が見せたスマートフォンの画面には、誤解と共に批判が並ぶ。#悪魔犯罪対策課を許すな。#元DR職員の逮捕求む。などと、本当に世の中はどうなっているんだと思い知らされるばかりだ。
「ただでさえ狭い肩身が完全に消え去ったんよね。俺らどうするよこれから」
そして、この緊急事態に集まった2課も同じように参っているらしく、ため息と共に細石の言葉が飛ぶ。どうすると言われても、どうしようもないだろう。
「そりゃ一番手っ取り早いのは羽島を捕まえる事だろうけど、警察筆頭に私らへ向ける視線はどんどん冷たくなってる。ただでさえ乃鳥支部は人数少ないんだし、総力戦でも無理がある」
篠原が口を開く。乃鳥支部に設置された我々がどうする事も出来ないのではという現実が、ジリジリと迫っていた。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
で、お前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか?
Debby
恋愛
ヴェルトが友人からの手紙を手に辺境伯令嬢であるレィディアンスの元を訪れたのは、その手紙に「詳細は彼女に聞け」と書いてあったからだ。
簡単にいうと、手紙の内容は「学園で問題を起こした平民──エボニーを妻として引き取ってくれ」というものだった。
一方その話を聞いてしまった伯爵令嬢のオリーブは動揺していた。
ヴェルトとは静かに愛を育んできた。そんな自分を差し置いて、言われるがまま平民を妻に迎えてしまうのだろうか。
そんなオリーブの気持ちを知るはずもないエボニーは、辺境伯邸で行儀見習いをすることになる。
オリーブは何とかしてヴェルトを取り戻そうと画策し、そのことを咎められてしまう。もう後は無い。
オリーブが最後の望みをかけてヴェルトに自分を選んで欲しいと懇願する中、レィディアンスが静かに口を開いた。
「で、そろそろお前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか」
「はい?」
ヴェルトは自分が何を言われたのか全く理解が出来なかった。
*--*--*
覗いてくださりありがとうございます。(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
★全31話7時19時更新で、全話予約投稿済みです。
★★「このお話だけ読んでいただいてもOKです!」という前提のもと↓↓↓
このお話は独立した一つのお話ですが、「で。」シリーズのサイドストーリーでもあり、第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」の「エボニーその後」でもあります(あるいは「最終話」のその後)。
第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」
第二弾「で、あなたが私に嫌がらせをする理由を伺っても?」
第三弾「で、あなたが彼に嫌がらせをする理由をお話しいただいても?」
どれも女性向けHOTランキングに入り、特に第二弾はHOT一位になることが出来ました!(*´▽`人)アリガトウ
もしよかったら宜しくお願いしますね!
『推しの「貧乏騎士」を養うつもりでしたが、正体は「王弟殿下」だったようです。
とびぃ
ファンタジー
応援ありがとうございます。
本作は多くの方にお届けする準備のため、2月6日(金)で、一旦、非公開といたします。
今後の展開については、是非、各電子書籍ストアなどでチェックいただければ幸いです。
短い間でしたが、たくさんのハートとお気に入りを
ありがとうございました。
〜「管理人のふり」をして別荘に連れ込まれましたが、過保護な溺愛が止まりません〜
【作品紹介】社畜根性が染み付いた悪役令嬢、推しの『モブ騎士』を養うつもりが、国の裏支配者に溺愛されていました!?
◆あらすじ
「貴方を、私が養います!」
前世はブラック企業の社畜、現世は借金のカタに「豚侯爵」へ売られそうになっていた伯爵令嬢エリーゼ。
絶望的な状況の中、彼女が起死回生の一手として選んだのは、夜会で誰の目にも留まらずに立っていた「推し」の『背景(モブ)騎士』への求婚だった!
実家を捨て、身分を捨て、愛する推しを支える慎ましいスローライフを夢見て駆け落ちしたエリーゼ。
しかし、彼女は知らなかった。
自分が拾ったその騎士の正体が、実は冷酷無比な『影の宰相』にして、国一番の権力者である王弟殿下レオンハルトその人であることを――!
◆見どころポイント
① 勘違いが止まらない!「福利厚生」という名の規格外な溺愛
逃避行の馬車は王族仕様の超高級車、新居は湖畔の豪華別荘、家事は精鋭部隊(暗殺者)が神速で完遂!
あまりの厚遇に「近衛騎士団の福利厚生ってすごいのね!」と斜め上の解釈で感動する元社畜のエリーゼと、そんな彼女を「俺の全権力を使って守り抜く」と誓うレオンハルト様の、噛み合っているようで全く噛み合っていない甘々な新婚(?)生活は必見です。
② 伝説の魔獣も「わんこ」扱い!?
庭で拾った泥だらけの毛玉を「お洗濯(浄化魔法)」したら、出てきたのは伝説の終焉魔獣フェンリル!
「ポチ」と名付けられ、エリーゼの膝の上を巡ってレオンハルト様と大人気ないマウント合戦を繰り広げる最強のペット(?)との癒やしの日々も見逃せません。
③ 迫りくる追手は、玄関先で「お掃除(物理)」
エリーゼを連れ戻そうと迫る実家の魔手や悪徳侯爵の刺客たち。
しかし、彼らがエリーゼの目に触れることはありません。なぜなら、最強の執事と「お掃除スタッフ」たちが、文字通り塵一つ残さず「処理」してしまうから!
本人が鼻歌交じりにお菓子を焼いている裏で、敵が完膚なきまでに叩き潰される爽快な「ざまぁ」展開をお楽しみください。
◆こんな方におすすめ!
すれ違い勘違いラブコメが好き!
ハイスペックなヒーローによる重すぎる溺愛を浴びたい!
無自覚な主人公が、周りを巻き込んで幸せになる話が読みたい!
悪役たちがコテンパンにされるスカッとする展開が好き!
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
面白かったです!
12話という短い話数でここまで満足できるのかと驚きました!続けて2部読んでいきたいと思います!
今日からこちらにて、この作品読ませて頂きます
(*´ω`*)