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本編・取り違えと運命の人
051 お誕生日おめでとう ⑦
「宝探し、ほんと楽しかった。ありがとう」
「こちらこそ、楽しんでもらえてよかった」
「プレゼント、どれも気に入ったんだけど、あのお菓子入れと宝石箱、どっちもすごく綺麗で素敵ね」
「ああ、あれ、俺が作った」
「え!」
「なにか手作りのものをプレゼントしたくて」
「うそ。売り物みたいだったよ」
「向こうにいる頃、指物師の友達に少し技術を教えてもらったし、職場の機械を借りられたから、結構うまく仕上げられた」
とても繊細な細工で、どこで買ったんだろう、今度別のものも買おうかな、なんて思ってたから、まさかの作者にとてもびっくりした。ほんと、いつから準備してくれてたんだろう。
「すごく嬉しい……リカルドありがとう」
「ほんと? よかった!」
リカルドの笑顔が増す。話を聞けば聞くほど、リカルドからの愛情をひしひしと感じて、幸せな気持ちが深まっていく。
「ねえ、なんであんなにたくさんプレゼントくれたの?」
「ええと。プレゼントなににしようか考えてるうちに、ジュリエッタの今までの誕生日に一度もプレゼントしたことないんだなって気づいて」
「あたりまえじゃない。会ったことなかったんだから」
「うん。でもプレゼントしたくなっちゃったんだよね」
「え! じゃああれ……」
「うん。今までの誕生日分。俺の気持ちとしては全部高価なものにしたかったんだけど、あんまり高価なものをたくさん渡したら、絶対ジュリエッタ引いちゃうから、ちょっとしたものにしてみた」
「うわ、読まれてる。確かに、あの数のプレゼントが全部高価なものだったら、嬉しさなんか飛んじゃって、どれだけお金使ってるの? ってものすごく心配になる」
それを聞いて、リカルドがにこにこと笑う。
「ジュリエッタ、堅実だもんねえ」
「堅実っていうか、普通じゃないの、それ」
「えー? 喜んで笑顔で受け取るお嬢さんもいるよ。友達の元カノがそんな感じで、友達も尽くしちゃうタイプだから、お金の工面にすごく苦労してた」
「ちょっとしたものっていうけど、私、あのプレゼント、ものすごく考えて手間暇かけてくれたのひしひしと感じたし、お金も結構かかったんじゃないかなって思ったのに……」
「たいしたことないよー。ただ、種類を考えるのは難しかった。会社の先輩やそのご家族に若い女性になにが喜ばれるかとか人気のお店とかリサーチしたんだけど、途中でネタ切れしちゃって、お菓子で七個分稼いじゃったり」
「あ、あれ、ネタ切れだったんだ!」
「うん。一週間楽しんでもらえたら、もちろん嬉しいけど」
「あはは! うん、一週間、おやつ楽しみ!」
「こちらこそ、楽しんでもらえてよかった」
「プレゼント、どれも気に入ったんだけど、あのお菓子入れと宝石箱、どっちもすごく綺麗で素敵ね」
「ああ、あれ、俺が作った」
「え!」
「なにか手作りのものをプレゼントしたくて」
「うそ。売り物みたいだったよ」
「向こうにいる頃、指物師の友達に少し技術を教えてもらったし、職場の機械を借りられたから、結構うまく仕上げられた」
とても繊細な細工で、どこで買ったんだろう、今度別のものも買おうかな、なんて思ってたから、まさかの作者にとてもびっくりした。ほんと、いつから準備してくれてたんだろう。
「すごく嬉しい……リカルドありがとう」
「ほんと? よかった!」
リカルドの笑顔が増す。話を聞けば聞くほど、リカルドからの愛情をひしひしと感じて、幸せな気持ちが深まっていく。
「ねえ、なんであんなにたくさんプレゼントくれたの?」
「ええと。プレゼントなににしようか考えてるうちに、ジュリエッタの今までの誕生日に一度もプレゼントしたことないんだなって気づいて」
「あたりまえじゃない。会ったことなかったんだから」
「うん。でもプレゼントしたくなっちゃったんだよね」
「え! じゃああれ……」
「うん。今までの誕生日分。俺の気持ちとしては全部高価なものにしたかったんだけど、あんまり高価なものをたくさん渡したら、絶対ジュリエッタ引いちゃうから、ちょっとしたものにしてみた」
「うわ、読まれてる。確かに、あの数のプレゼントが全部高価なものだったら、嬉しさなんか飛んじゃって、どれだけお金使ってるの? ってものすごく心配になる」
それを聞いて、リカルドがにこにこと笑う。
「ジュリエッタ、堅実だもんねえ」
「堅実っていうか、普通じゃないの、それ」
「えー? 喜んで笑顔で受け取るお嬢さんもいるよ。友達の元カノがそんな感じで、友達も尽くしちゃうタイプだから、お金の工面にすごく苦労してた」
「ちょっとしたものっていうけど、私、あのプレゼント、ものすごく考えて手間暇かけてくれたのひしひしと感じたし、お金も結構かかったんじゃないかなって思ったのに……」
「たいしたことないよー。ただ、種類を考えるのは難しかった。会社の先輩やそのご家族に若い女性になにが喜ばれるかとか人気のお店とかリサーチしたんだけど、途中でネタ切れしちゃって、お菓子で七個分稼いじゃったり」
「あ、あれ、ネタ切れだったんだ!」
「うん。一週間楽しんでもらえたら、もちろん嬉しいけど」
「あはは! うん、一週間、おやつ楽しみ!」
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