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本編・取り違えと運命の人
055 お誕生日おめでとう ⑪
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ひたすら舐めたり咥えたりしていると、だんだんリカルドの息が荒くなってきて、先っぽからなにか透明な液体が出てきた。思わず舌先でちょろりと舐める。
「んあっ!」
「しょっぱ」
「い、いいから! 先走りとか舐めなくて!」
「え、だめ?」
「だめじゃ、ないけど……。その……」
「あと、舐め方、こんな感じでいい? リカルド気持ちいい?」
「……気持ちいいから、出てくるんだよ、それ」
なんか達成感。思わずリカルドににっこり笑いかけると、リカルドの局部が更に固くなって、また少し液体が出てきた。性懲りもなくまた舐める。だんだんおいしく思えてきた。
「も、ジュリエッタ、なんで今日、こんな……」
「リカルドが……誕生祝いの時に舐めたがった気持ちが……なんかわかった気がして」
「え?」
「今日、私、すごく、すごく、嬉しくって……リカルドが愛おしくてたまらなくなって……なにか、したくなっちゃったの」
「え、ええと……」
「それに……お風呂入ってないからかな……リカルドの匂いに、すごく興奮した……」
会話の合間合間に咥えながら舐めてたら、リカルドが唐突に、うっ! とうめいた。
口内に熱がほとばしったので、反射的にごくりと飲み込んでしまう。
「うわ……にが……」
「わああああ! ごめん、ジュリエッタ!!!!!!!」
思わずリカルドを見ると、顔真っ赤で涙目。
「あ……これ、リカルドの……」
「ごめん! 吐き出して!!」
「えっと……その、もう、全部、飲んじゃった」
「……あー……もう、俺、なにやってんだ…………」
リカルドが手で顔を隠すようにして、明らかに凹んでいる。短時間でイカされたことに?それとも口に出しちゃったことに?
「ねえ」
「う……なに? ジュリエッタ……」
「気持ち、よかった?」
リカルドはしばらく顔に手を当てたまま、下を向いて黙っていたけど、やがて観念したのか手を外し、ぼそりと言った。
「……大変、よかったです」
「やった。気持ちよかったなら、私、すごく嬉しい!」
私がにこにこ笑いながら言うと、リカルドは苦笑する。
「……ほんと、今日、誰のお祝いなんだか……」
リカルドはそうつぶやくと、ゆっくり私を抱き込んで横たわった。
「リカルドに抱きしめられるの、すごく気持ちいい」
「俺も、もちろん」
「今日、リカルドから、たくさんたくさんお祝いしてもらって、すごく嬉しかったの」
「よかった」
「プレゼントも演出も、全部嬉しかったんだけど、一番嬉しかったのは、私をお祝いしてくれたのがリカルドだってことなの」
「……ジュリエッタ」
「お願い。これからもずっと、そばにいてね」
そっとキスをすると、リカルドがなんだか困ったような顔をした。
「リカルド?」
「その、そんな殺し文句言われると、もっとふれたくなるんだけど」
「え? ……あ」
「……回復早すぎで笑う?」
「ううん。笑わない」
「いい?」
「むしろ、もっとふれて」
「……今日、一回イッたのに、全然持たなそうな気がする……」
その後、リカルドは宣言通り、割とすぐイッちゃったけど、私はリカルドと肌を合わせるだけでとても満足だったので、そんなのは詮無いことだ。リカルド自身はどうにも凹んでいたけれど。
最高の誕生日をありがとうってもう一度言ったら、苦笑しつつも、よかったって答えてくれた。
「んあっ!」
「しょっぱ」
「い、いいから! 先走りとか舐めなくて!」
「え、だめ?」
「だめじゃ、ないけど……。その……」
「あと、舐め方、こんな感じでいい? リカルド気持ちいい?」
「……気持ちいいから、出てくるんだよ、それ」
なんか達成感。思わずリカルドににっこり笑いかけると、リカルドの局部が更に固くなって、また少し液体が出てきた。性懲りもなくまた舐める。だんだんおいしく思えてきた。
「も、ジュリエッタ、なんで今日、こんな……」
「リカルドが……誕生祝いの時に舐めたがった気持ちが……なんかわかった気がして」
「え?」
「今日、私、すごく、すごく、嬉しくって……リカルドが愛おしくてたまらなくなって……なにか、したくなっちゃったの」
「え、ええと……」
「それに……お風呂入ってないからかな……リカルドの匂いに、すごく興奮した……」
会話の合間合間に咥えながら舐めてたら、リカルドが唐突に、うっ! とうめいた。
口内に熱がほとばしったので、反射的にごくりと飲み込んでしまう。
「うわ……にが……」
「わああああ! ごめん、ジュリエッタ!!!!!!!」
思わずリカルドを見ると、顔真っ赤で涙目。
「あ……これ、リカルドの……」
「ごめん! 吐き出して!!」
「えっと……その、もう、全部、飲んじゃった」
「……あー……もう、俺、なにやってんだ…………」
リカルドが手で顔を隠すようにして、明らかに凹んでいる。短時間でイカされたことに?それとも口に出しちゃったことに?
「ねえ」
「う……なに? ジュリエッタ……」
「気持ち、よかった?」
リカルドはしばらく顔に手を当てたまま、下を向いて黙っていたけど、やがて観念したのか手を外し、ぼそりと言った。
「……大変、よかったです」
「やった。気持ちよかったなら、私、すごく嬉しい!」
私がにこにこ笑いながら言うと、リカルドは苦笑する。
「……ほんと、今日、誰のお祝いなんだか……」
リカルドはそうつぶやくと、ゆっくり私を抱き込んで横たわった。
「リカルドに抱きしめられるの、すごく気持ちいい」
「俺も、もちろん」
「今日、リカルドから、たくさんたくさんお祝いしてもらって、すごく嬉しかったの」
「よかった」
「プレゼントも演出も、全部嬉しかったんだけど、一番嬉しかったのは、私をお祝いしてくれたのがリカルドだってことなの」
「……ジュリエッタ」
「お願い。これからもずっと、そばにいてね」
そっとキスをすると、リカルドがなんだか困ったような顔をした。
「リカルド?」
「その、そんな殺し文句言われると、もっとふれたくなるんだけど」
「え? ……あ」
「……回復早すぎで笑う?」
「ううん。笑わない」
「いい?」
「むしろ、もっとふれて」
「……今日、一回イッたのに、全然持たなそうな気がする……」
その後、リカルドは宣言通り、割とすぐイッちゃったけど、私はリカルドと肌を合わせるだけでとても満足だったので、そんなのは詮無いことだ。リカルド自身はどうにも凹んでいたけれど。
最高の誕生日をありがとうってもう一度言ったら、苦笑しつつも、よかったって答えてくれた。
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