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番外編・取り違えと運命の人 小話集
162 約束の行方 ③
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あっというまに二人とも服を脱ぎ去り、お互いの身体をくっつけあう。
「こういう時の暑さは全然気にならない、というか、むしろいい」
「うん、私も」
「せっかく綺麗に編んだのに、ごめんね」
そう言って、リカルドは私の髪をほどきはじめる。
「ほんと、あっという間にほどけちゃうね。髪」
「結構きっちり編んだつもりだったんだけどなあ。癖、全然残らないよね」
「うん。このまっすぐなのが、ジュリエッタらしくて、俺はすごく好き……」
リカルドはそう言って、リボンを外し、私の髪を一房取ると、そっと口づけた。
「なんか、直接キスされるより、照れる……」
「そう?」
リカルドは温かい笑顔を浮かべて、今度は唇にキスを落としてきた。
「してる俺の方は、どっちもどきどきするけど」
「うん……私もどきどきする……」
「我慢できないや」
そう言って、リカルドはそのまま私の中に入ってきた。
「ジュリエッタの中、熱くて、溶けそう」
「リカルドの、も」
頭がぼんやりしてくる。行為に没頭しかけたその瞬間、はっとしてリカルドに話しかける。
「あ……待って、リカルド、お願い」
「なに?」
「私の手、リボンで縛って……」
「ええっ?!」
リカルド、ものすごくびっくりして、更におっきくなった。
「ど、ど、どういうこと??」
「リカルドの背中、傷つけたく、ないんだもん」
「そ、そういう、プレイかと思った……」
「プレイ?」
「ちょっと興味あるけど、ちゃんと勉強してから臨みたいというか……。あと、爪立てられても抱きしめられる方が嬉しいんだけどな、俺」
なんか前半部分はよくわかんないけど、リカルド、背中の傷をむしろ喜んでるっぽく見える。えっと、マゾなの?
「でもたってのご希望なので。リボンも一本しかないし、とりあえず、今日は片手だけ」
そう言って、リカルドは私の左手首にリボンを結び、もう一方の端をベッドの脚に通し、もう一度私の左手首に結びつけた。左手だけベッドに拘束されて、腕を上げた状態になる。
「食い込んだりして、痛かったら言ってね」
「ん……」
リカルドが動き始める。片手とはいえ、自由に使えないと、いつもと全然感覚が違う。
「気持ち、いいんだ?」
「え?」
「なんか、いつもより、締まってる」
「……ちょっと、興奮してるかも」
もちろん、誰かに無理矢理襲われるなんて絶対嫌だけど、相手がリカルドだから、自由がきかない状況に却って感じてしまって、身体の気持ちよさを純粋に楽しんでしまってることに気づいた。
「なんか、初めてイカされた時みたいに……身体が夢中になってる」
「もっと没頭して。気持ちよくしてあげたい」
そう言って、リカルドは私の弱点を必死に攻める。身体が無理矢理高められるのに引きずられて、気持ちよさががぜん増していく。
「あ……もっと、もっと、無理矢理、して……気持ちい……」
「ジュリエッタ、気持ちよさに負けちゃって……可愛い」
リカルドは不敵な笑みを浮かべ、汗を散らしながらますます動きを早める。私は自由な右手と両脚をリカルドにしがみつくようにして絡め、快楽を享受した。
「こういう時の暑さは全然気にならない、というか、むしろいい」
「うん、私も」
「せっかく綺麗に編んだのに、ごめんね」
そう言って、リカルドは私の髪をほどきはじめる。
「ほんと、あっという間にほどけちゃうね。髪」
「結構きっちり編んだつもりだったんだけどなあ。癖、全然残らないよね」
「うん。このまっすぐなのが、ジュリエッタらしくて、俺はすごく好き……」
リカルドはそう言って、リボンを外し、私の髪を一房取ると、そっと口づけた。
「なんか、直接キスされるより、照れる……」
「そう?」
リカルドは温かい笑顔を浮かべて、今度は唇にキスを落としてきた。
「してる俺の方は、どっちもどきどきするけど」
「うん……私もどきどきする……」
「我慢できないや」
そう言って、リカルドはそのまま私の中に入ってきた。
「ジュリエッタの中、熱くて、溶けそう」
「リカルドの、も」
頭がぼんやりしてくる。行為に没頭しかけたその瞬間、はっとしてリカルドに話しかける。
「あ……待って、リカルド、お願い」
「なに?」
「私の手、リボンで縛って……」
「ええっ?!」
リカルド、ものすごくびっくりして、更におっきくなった。
「ど、ど、どういうこと??」
「リカルドの背中、傷つけたく、ないんだもん」
「そ、そういう、プレイかと思った……」
「プレイ?」
「ちょっと興味あるけど、ちゃんと勉強してから臨みたいというか……。あと、爪立てられても抱きしめられる方が嬉しいんだけどな、俺」
なんか前半部分はよくわかんないけど、リカルド、背中の傷をむしろ喜んでるっぽく見える。えっと、マゾなの?
「でもたってのご希望なので。リボンも一本しかないし、とりあえず、今日は片手だけ」
そう言って、リカルドは私の左手首にリボンを結び、もう一方の端をベッドの脚に通し、もう一度私の左手首に結びつけた。左手だけベッドに拘束されて、腕を上げた状態になる。
「食い込んだりして、痛かったら言ってね」
「ん……」
リカルドが動き始める。片手とはいえ、自由に使えないと、いつもと全然感覚が違う。
「気持ち、いいんだ?」
「え?」
「なんか、いつもより、締まってる」
「……ちょっと、興奮してるかも」
もちろん、誰かに無理矢理襲われるなんて絶対嫌だけど、相手がリカルドだから、自由がきかない状況に却って感じてしまって、身体の気持ちよさを純粋に楽しんでしまってることに気づいた。
「なんか、初めてイカされた時みたいに……身体が夢中になってる」
「もっと没頭して。気持ちよくしてあげたい」
そう言って、リカルドは私の弱点を必死に攻める。身体が無理矢理高められるのに引きずられて、気持ちよさががぜん増していく。
「あ……もっと、もっと、無理矢理、して……気持ちい……」
「ジュリエッタ、気持ちよさに負けちゃって……可愛い」
リカルドは不敵な笑みを浮かべ、汗を散らしながらますます動きを早める。私は自由な右手と両脚をリカルドにしがみつくようにして絡め、快楽を享受した。
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