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第七章 雨が降れば必ず土砂降り
168 雨の降る日は天気が悪い ①
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「したかったの……。新くんに……入ってきてほしくて……。私の中、いっぱい広げて、奥まで来てぇ……」
若葉ちゃんが瞳を潤ませて嘆願してくる。ずいぶん卑猥なことを言ってくるから、ちょっとどきりとした。
「やぁん……! 新くぅん……もっと……もっとぉ……」
「今日は甘えたい日なんだね、若葉。わかった。いっぱい気持ちよくしてあげるから」
今日の若葉ちゃんは貪欲に楽しんでくれる。すっかりセックスを覚えてしまった。
若葉ちゃんは素直に快楽に溺れる。あられもなく脚を開き、嬌声を上げ、痴態はとても可愛い。堕ちてしまえ。
疲れていたのだろう。セックスを終え、若葉ちゃんはすぐに眠ってしまった。
行為中とは全く違う、無邪気で、とても幸せそうな顔。
可愛いし、満たされた表情をしていて嬉しいけど、少し考えてしまう。
若葉ちゃんが損してる分、もらってる分、セックスで返そう。そんな風に思ったこともあったけど。
それって、虫がよすぎないか? 僕が気持ちいいだけだし。
僕は自分がものごとを決められない人間だと思っていた。でも、そうじゃない。本当に大事なことは即決している。若葉ちゃんも、ピーターラビット号も。
僕は本当にやる気のない人間だ。そんな僕を動かすのは、面倒を避けようとする気持ちと、大切なものを守りたいという気持ち。
僕は、自分自身で、これだと思えるものを探さなければならない。そうしないと、きっと、ここから動けない。
響さんとの、別れ際の会話を思い出す。
『俺、本当は、どうしたらもう少し彼女が頼ってくれるのか、ボーダーコリーに相談しようかと思ってたんだけど』
『相談』
『若葉はボーダーコリーのこと、めちゃくちゃ信頼してるから。でも、なんか、ボーダーコリーと話してたら、それだけでスッキリしたから、まあいいかって』
『はあ』
勝手に解決している。そもそも響さんは誰かに相談なんかする人じゃないと思っていたけど。
『受け入れてくれそうな相手じゃないと、人は話せない。そして、ボーダーコリーとはなんだか前向きになれるような会話ができる。人に安心感を与えられるのが、ボーダーコリーの強みじゃないかと思う』
たぶん、僕が「自分に何が向いているのか」と相談したから、響さんはヒントをくれたんだと思う。
『そうだ』
『なんですか?』
『菜の花の髪飾り、ボーダーコリーからの誕生日プレゼントだって、若葉、すごく嬉しそうに自慢してた』
響さんはそう言って、颯爽と去っていった。
僕は困った時に助けてくれる人に恵まれていて、正直、もらってばっかりだなと思う。でも、そんな僕にもきっと、できることはあるんだ。
若葉ちゃんが瞳を潤ませて嘆願してくる。ずいぶん卑猥なことを言ってくるから、ちょっとどきりとした。
「やぁん……! 新くぅん……もっと……もっとぉ……」
「今日は甘えたい日なんだね、若葉。わかった。いっぱい気持ちよくしてあげるから」
今日の若葉ちゃんは貪欲に楽しんでくれる。すっかりセックスを覚えてしまった。
若葉ちゃんは素直に快楽に溺れる。あられもなく脚を開き、嬌声を上げ、痴態はとても可愛い。堕ちてしまえ。
疲れていたのだろう。セックスを終え、若葉ちゃんはすぐに眠ってしまった。
行為中とは全く違う、無邪気で、とても幸せそうな顔。
可愛いし、満たされた表情をしていて嬉しいけど、少し考えてしまう。
若葉ちゃんが損してる分、もらってる分、セックスで返そう。そんな風に思ったこともあったけど。
それって、虫がよすぎないか? 僕が気持ちいいだけだし。
僕は自分がものごとを決められない人間だと思っていた。でも、そうじゃない。本当に大事なことは即決している。若葉ちゃんも、ピーターラビット号も。
僕は本当にやる気のない人間だ。そんな僕を動かすのは、面倒を避けようとする気持ちと、大切なものを守りたいという気持ち。
僕は、自分自身で、これだと思えるものを探さなければならない。そうしないと、きっと、ここから動けない。
響さんとの、別れ際の会話を思い出す。
『俺、本当は、どうしたらもう少し彼女が頼ってくれるのか、ボーダーコリーに相談しようかと思ってたんだけど』
『相談』
『若葉はボーダーコリーのこと、めちゃくちゃ信頼してるから。でも、なんか、ボーダーコリーと話してたら、それだけでスッキリしたから、まあいいかって』
『はあ』
勝手に解決している。そもそも響さんは誰かに相談なんかする人じゃないと思っていたけど。
『受け入れてくれそうな相手じゃないと、人は話せない。そして、ボーダーコリーとはなんだか前向きになれるような会話ができる。人に安心感を与えられるのが、ボーダーコリーの強みじゃないかと思う』
たぶん、僕が「自分に何が向いているのか」と相談したから、響さんはヒントをくれたんだと思う。
『そうだ』
『なんですか?』
『菜の花の髪飾り、ボーダーコリーからの誕生日プレゼントだって、若葉、すごく嬉しそうに自慢してた』
響さんはそう言って、颯爽と去っていった。
僕は困った時に助けてくれる人に恵まれていて、正直、もらってばっかりだなと思う。でも、そんな僕にもきっと、できることはあるんだ。
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