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おまけ
23 おうちが一番 ⑤
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しばらくぼんやり横になっていた。うとうとし始めた時、背中をさする手に性的な刺激を感じた。思わず翼を見る。
「美羽の言う通り溜まってた。もっかいしたい」
「……うん」
優しくくちづけられたので、翼の背中に手を廻し、抱きつく。受け入れる合図というよりも、単純に抱きつきたかった。今日の私はなんだか翼に甘えてしまっている。
性急に交わった一回目とは違い、今度は繊細に愛撫を施された。頬をなでられ、首筋にキスを落とされる。
左の乳首を口に含まれ、攻められた。舌でゆっくり舐められたり、ちょんちょんと先端を突かれたり、甘噛みされたり。
「あ……」
「ほんと美羽、甘噛み好きな」
「んぅ……」
「ちゃんとクリもいじってやるから」
翼の指が下腹部に向かう。クリトリスにふれるかふれないかの繊細な動きがたまらなくて、泣きそうになる。
「うぅーー……」
「強めよりこういうのが好きだよな、美羽」
すっかり好みが把握されてしまっている、というか、見透かされている。
「脚、めちゃくちゃ開いてるけど、もう挿れてほしいの?」
「え……」
思わず下半身を見ると、言われた通り、だらしなく脚を開いていた。あわてて閉じようとすると、翼に割り込まれる。確認するように指をそっと挿れられ、にっこり微笑まれた。
「わかった」
翼はもう一度ゴムを着けると、今度はゆっくり私の中に入り、ふうと息を吐く。
「二回目は丁寧にたくさん前戯しようと思ってたんだよ? でも、美羽ちゃんが誘ってくるからさあ」
「なんか恥ずかしいから、こういう時に美羽ちゃん言うな」
「美羽ちゃんの身体は、愛し合いたくて、我慢できなかったんだねー」
「ほんとむかつく」
「俺も、愛し合いたくて、我慢できなかった」
「え……」
そっとくちづけられた。ふれるだけの優しいキス。性的な要素は少ないはずなのに、なんだかきゅんとする。
「美羽」
初めてイカされた時と同じ、熱を感じる瞳。この目で見つめられると、私は胸がいっぱいになって、何も言えなくなる。
人を愛するとはなんだ。そんな難しいことは、たぶん一生わからないけれど。
翼からこの目で見つめられている時、正解が限りなく近くにある気がして。
セックスくらいじゃ、何も変わらない。そんな言葉が間違いであってほしいという気持ちになってしまうのだ。
一回目と違い、翼はゆっくり動く。攻めるというよりも、慈しむ感じで。
キリスト教の宣教師が「Love」を「御大切」と訳したと聞いたことがある。
私は、私からはわからない私を知っている人間に、弱みを握られているようなものなのだろう。私が気づかなかった私の好みを知っている、私の身体を私よりも知っている、私が見たことのない私の顔を知っている。その相手が翼でよかったなと思う。
身体が解れると、脈絡なく、いろんなことが浮かんでしまう。
ゆっくり丁寧にふれられ、見つめられ、高められ、二人で静かに達した。快感よりも幸福感を味わうように。
心地よい疲労感にぼうっとしていると、そっとくちづけられ、翼から包み込まれるように抱きしめられた。
翼は終わった後、私を抱きしめたがる。あまりにもべたべたしたがるので、正直、最初は少し鬱陶しいと思っていた。
でも今は、それがあたりまえになってしまって、翼の腕の中にいると安心する。
一緒に選んだ部屋。一緒に選んだ家具。私の方が先に帰宅した時、妙に実感するのだ。ああ、翼と一緒に選んだ場所が、私の家になってしまった。
犬は人につき、猫は家につく。おうちが一番。
「美羽の言う通り溜まってた。もっかいしたい」
「……うん」
優しくくちづけられたので、翼の背中に手を廻し、抱きつく。受け入れる合図というよりも、単純に抱きつきたかった。今日の私はなんだか翼に甘えてしまっている。
性急に交わった一回目とは違い、今度は繊細に愛撫を施された。頬をなでられ、首筋にキスを落とされる。
左の乳首を口に含まれ、攻められた。舌でゆっくり舐められたり、ちょんちょんと先端を突かれたり、甘噛みされたり。
「あ……」
「ほんと美羽、甘噛み好きな」
「んぅ……」
「ちゃんとクリもいじってやるから」
翼の指が下腹部に向かう。クリトリスにふれるかふれないかの繊細な動きがたまらなくて、泣きそうになる。
「うぅーー……」
「強めよりこういうのが好きだよな、美羽」
すっかり好みが把握されてしまっている、というか、見透かされている。
「脚、めちゃくちゃ開いてるけど、もう挿れてほしいの?」
「え……」
思わず下半身を見ると、言われた通り、だらしなく脚を開いていた。あわてて閉じようとすると、翼に割り込まれる。確認するように指をそっと挿れられ、にっこり微笑まれた。
「わかった」
翼はもう一度ゴムを着けると、今度はゆっくり私の中に入り、ふうと息を吐く。
「二回目は丁寧にたくさん前戯しようと思ってたんだよ? でも、美羽ちゃんが誘ってくるからさあ」
「なんか恥ずかしいから、こういう時に美羽ちゃん言うな」
「美羽ちゃんの身体は、愛し合いたくて、我慢できなかったんだねー」
「ほんとむかつく」
「俺も、愛し合いたくて、我慢できなかった」
「え……」
そっとくちづけられた。ふれるだけの優しいキス。性的な要素は少ないはずなのに、なんだかきゅんとする。
「美羽」
初めてイカされた時と同じ、熱を感じる瞳。この目で見つめられると、私は胸がいっぱいになって、何も言えなくなる。
人を愛するとはなんだ。そんな難しいことは、たぶん一生わからないけれど。
翼からこの目で見つめられている時、正解が限りなく近くにある気がして。
セックスくらいじゃ、何も変わらない。そんな言葉が間違いであってほしいという気持ちになってしまうのだ。
一回目と違い、翼はゆっくり動く。攻めるというよりも、慈しむ感じで。
キリスト教の宣教師が「Love」を「御大切」と訳したと聞いたことがある。
私は、私からはわからない私を知っている人間に、弱みを握られているようなものなのだろう。私が気づかなかった私の好みを知っている、私の身体を私よりも知っている、私が見たことのない私の顔を知っている。その相手が翼でよかったなと思う。
身体が解れると、脈絡なく、いろんなことが浮かんでしまう。
ゆっくり丁寧にふれられ、見つめられ、高められ、二人で静かに達した。快感よりも幸福感を味わうように。
心地よい疲労感にぼうっとしていると、そっとくちづけられ、翼から包み込まれるように抱きしめられた。
翼は終わった後、私を抱きしめたがる。あまりにもべたべたしたがるので、正直、最初は少し鬱陶しいと思っていた。
でも今は、それがあたりまえになってしまって、翼の腕の中にいると安心する。
一緒に選んだ部屋。一緒に選んだ家具。私の方が先に帰宅した時、妙に実感するのだ。ああ、翼と一緒に選んだ場所が、私の家になってしまった。
犬は人につき、猫は家につく。おうちが一番。
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