魔法少女シリーズ

黒兎milk♂

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魔法少女松本君

ふふ、よろしゅう/比率:0男:0女:2不問

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登場人物紹介

比率:0男:0女:2不問

松本  男性
松本。普通の社畜。エナドリ好き。
魔法少女である。【男女不問】

ボタン 女性
ボタン。妖精。京都弁使い。
スラリとした生き物。【男女不問】
男性も大歓迎!コメディーだ察しろ。
(できる限り方言を調べて書きましたが間違えてたらすみません!)

10分程度の台本です。
共演者が不快にならない程度のアドリブはOKです。
楽しく声劇♪

―ここから本編です―


松本:「魔法少女松本君!!」(同時に)

ボタン:「魔法少女松本君!!」(同時に)





―波止場を歩くボタン、海風が気持ちよく吹いている。

ボタン:「魔法少女探せと言わはる幹部の人はほんまにかなんなぁ……はぁ(ため息)…ん?」



松本:「今日もダメだしされた…死にたい。もうダメだ…俺なんて、あぁ俺なんて……」



ボタン:「あんた、どないしたん?」

松本:「あぁ…見てわからない?」

ボタン:「わからんなぁ」

松本:「海見ながら黄昏てんだよ…」

ボタンM:……なんぎやわぁ…ほんまに…ほんまに

松本:「ぐすっ……うっ、うっ(泣く)」

ボタン:「泣かへんでも…」

松本:「優しいね、君…小さくて……って、え?ぬいぐるみ!?」

ボタン:「ちゃうよ」



松本:「魔法少女松本君!!」(同時に)

ボタン:「魔法少女松本君!!」(同時に)



―間



松本:「じゃ、じゃあなに?」

ボタン:「うち?妖精」

松本:「え?妖精?」

ボタン:「そや」

松本M:京都弁…懐かしいな…

ボタン:「そんで、魔法少女ならん?」

松本:「……社畜でクマやばくて、くそで…」

ボタン:「ちょ、ちょっと!急にどないしたん!」

松本:「弱虫で、くずで……」

ボタン:「やめよし!!」

松本:「!?ご、ごめん……」

ボタン:「ええよ、そんでならん?魔法少女」

松本:「……ごめん」(少し考えて)

ボタン:「そうどすか、ほなさいなら」

松本:「え!?」

―ボタンが鮮やかに振り向く

ボタン:「どないしたん?」



松本:「魔法少女松本君!!」(同時に)

ボタン:「魔法少女松本君!!」(同時に)



―間



松本:「あ、あ、あ」

ボタン:「落ち着きなさい!」

松本:「あ、はい」

松本M:お母さんみたいだな…懐かしい……

ボタン:「なるん?」

松本:「あ、なります」

ボタン:「ふふ、ほな」

―ボタンがステッキを出して松本を魔法少女にした。



松本:「魔法少女松本君!!」(同時に)

ボタン:「魔法少女松本君!!」(同時に)



―間



松本:「そういえば君……名前は?」

ボタン:「ボタンといいます。あんたは?」

松本:「一(はじめ)です」

ボタン:「ええ名前どすね」

松本:「おおきに」(微笑む)





ボタン:「ふっ……間違えたわ………」

松本:「え?うわあああぁぁああ!!!す、スクール水着!?なんで!!!」



松本:「魔法少女松本君!!」(同時に)

ボタン:「魔法少女松本君!!」(同時に)



―間



松本:「おわり!!」(同時に)

ボタン:「おわり!!」(同時に)

―松本は走りながら号泣

松本:「し、死んでやるぅうううぅぅ!!!」

ボタン:「う、うちは知らへん…」

松本:「うわあああぁぁん!!!」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

余談
松本とボタンはあの後意気投合し、帰りにカフェでパフェを食べたそう。
松本は自身の身体を魔法で元気にして社畜生活に戻って行ったのであった。

松本:「うおおおおぉ!!!」(エナドリ摂取直後)



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