女になった俺は・・・

KKY

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幼馴染編

15歳

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「はぁっ!!」

どうも、アリスです

俺は毎日変わらず魔法の練習をしている

魔法が発動したことはない、

マインは大きくなるにつれて俺より身長が30cm以上高くなり、これ見よがしに隣に並んで歩きやがる

ふざけやがって・・・てめぇも女のくせにっ!俺に分けやがれっ!

「ねぇ、マイン?そろそろ惨めよ?」

「うるせぇ!天才お姉様キャラのお前には分かんねぇよ!」

あれからマインは同年代の憧れの的になるような女になっていた

背も高く、才能もあり、剣術も大人に勝つ

天はわたしの全てを彼女に与えたもうたのか・・・(泣)

「マイン?何もできなくてもわたしが養ってあげるから、ね?」

「女同士なんて結婚できねーだろーが」

「え?でき・・・そう、できたらいいの?」

「な、なんだよ」

俺はマインに手を引かれ俺の家に入る

「俺ん家になんか用でもあんのか?」

「ええ、すいませんアリシアさん、アリスにアリスのあの事、教えてもいいですか?」

「いいわよー」

真剣な顔をするマインに対してママンはご飯を作りながら軽く返事をする

「アリス、あなた女よね?」

「あ、あぁ、そうだよ?お前もだろ?」

何を言いだすんだコイツは

「私は、いいえ、私たちは女ではないの」

は?

俺は疑問を声に出して言っていた

「証拠はこれね」

マインはパンツを脱ぎ、俺に見せてきたのは
ペニスだった

「え?ち、ちょちょちょまってまてまてまて!おまえ!男だったのか!?」

「違うわ、男と女はは約2000年前に絶滅したのよ、そのとき、どちらでもない両性のふたなりが生まれ、この時代まできているの」

え?じゃあ、女って・・・

「女はあなただけ」

「ま、まぁ、困ることも無いからいいかな?」

しどろもどろになりながらいう俺にマインがため息をつきながら

「アリス、あなた気づいてなかったの?アリスの匂いを嗅いだ人達は、発情してみんな勃起してたのよ?」

「え?そ、そうなのか!?聞きたくなかったな・・・」

ち、ちょっと落ち込むなぁ・・・
友達のミーナちゃんとか
近所のサーシャさんとか
道具屋のラピスさんとか
みんななのかな・・・・

「例外なく勃起させてるわよ、あなた」

「で、でも、マインやママはちがうだろ!?さっきもしてなかったし!」

「・・・ごめんなさい、私は勃起しないように薬を飲んだりして耐えてたの」

「う、うそだ・・・ま、ママは?」

「アリシアさんは、魔法で防いでると言っていたよ」

そ、そんな

俺がママやマインたちを苦しめ?ていたのか・・・

「これでわかったでしょ?結婚はできる、そして・・・あなたを守れるのは私だけ」

「お、おれは自分の事はっ!」

「守れるとか言わないでよね、魔法も使えない、剣も振れない弓も弾けない、誰を倒せる?」

くっ、そうだよ、俺は、落ちこぼれなんだ
いや、違うのか・・・ふたなりが持てる力を女の俺が持てるはず無いんだ・・・




俺は否定したくても出来ない現実に向き合う事になりそうだとおもった15の夕暮れだった

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