3 / 11
学園入学とヒロインちゃん
しおりを挟む
「エデルフェーン王立学園……僕もそこに通うんですか?」
「そうだよ、ヴェル。貴族の子女は皆そこへ通うことに決まっているのだ。それに……」
温和で穏やかな笑顔を浮かべた、ケチのつけようのない紳士である伯父は、僕を呼び出して来年から学園へ通うようにと言った。
そのついでなのか何なのか、少々愚痴めいたことまでを話し出す。
「トーニャが学園に行きたくないとずっと塞ぎ込んでいるのは知ってるだろう?
だが、これは決まりで、そういうわけにも行かないのだ。学園で見識を広め、相応しい社交の仕方を学ぶという目的もあるからね」
「はい、わかります」
「すでに兄がいるといっても三年上だ。殿下を迎える立場で忙しい上とあっては、トーニャまでなかなか目も届かないだろう」
「エスト兄さまは、学園内の自治にも関わっておられるのでしたね」
「ああ。来年、殿下が入学されれば、その補佐にも回らなきゃならん。先に入学した都合上、多少長く在学することになるが、殿下の露払い役としてがんばっているよ。
おかげで、トーニャが妹であっても構いっきりとはいかないんだ」
王立学園は、貴族の子弟は皆通うことになっている学校で、十三から十八の間の最低二年をそこで過ごさねばならない。
勉強の他、同年代との付き合い方や社交の基礎を学ぶ場でもあるのだ。
そして、貴族だけでなく優秀な平民も迎え入れている。
平民でも能力がある者に、王侯貴族との繋がりを作らせて王国の繁栄に貢献させようという目的だ。
そして、このエデルフェーン王立学園こそが、ゲームの舞台である。
そりゃ、トーニャは行きたくないだろう。
「王太子殿下より、トーニャも同じタイミングで同じ期間、学園に通わせるようにと通達が来ている。さすがにこれは無視できない。
――だが、ヴェルが同じ期間で在学してくれれば、トーニャも安心だろう? エストリオも私もヴェルになら任せられる」
トーニャのひとつ下ではあるが、家庭教師からも学力は十分だとお墨付きはもらっている。だから問題はないだろう、というのが伯父の言葉だった。
「殿下やエストリオが常にトーニャを気にかけるのは無理だろうが、ヴェルならそれが可能だ。どうか十分に気を配り、従弟としてトーニャを支えてやってほしい」
「ええ、もちろんです」
伯父に頼まれたその足で、トーニャの部屋へ向かった。最近はよほどのことがない限り、トーニャの部屋の鍵はかからないようにしている。
コツコツとノックをして「トーニャ、開けるよ」と声を掛けてしばらく待ってから、そっと扉を開けた。
トーニャは何かあるといつもそうするように、カーテンに包まるようにして、部屋の隅で膝を抱えていた。
「わたくし、学園なんて行きたくないわ」
「大丈夫だよ、トーニャ。僕も一緒に行くから」
「でも……でも……ヴェルだって隠し攻略対象なのよ。本当なら半分平民の卑しい子って人間不信になるくらいいじめ倒すのよ。
学園に行ったら、きっとヒロインをいじめることになるんだわ――いいえ、わたくしが誰かをいじめるなんて怖いこと絶対無理だし、やりたくないって思ってても、いじめたことにされるのよ。
ゲームの世界にはそういう強制力があるって、前世でさんざん読んだもの。
わたくしが嫌だと思っててもやっぱりいじめて断罪されて、王太子殿下にゴミムシを見るような目で蔑まれて死刑になるのよ。
お父様だってわたくしもろとも取り潰されて塵になって消えるんだわ。
よくて平民に落とされて国外追放なのよ」
「あのね、トーニャ」
「だって、転生によくある設定じゃない。
やっぱり無理。学園なんて行きたくない。わたくしこのまま、屋敷に引きこもって外に出ないで生きていきたい」
トーニャはふるふる震えて、涙のこぼれた目をカーテンでごしごし擦る。
相変わらずゲームの展開が怖くて行きたくないとごねているけど、さすがの伯父も今度ばかりはトーニャのわがままを聞いてくれないだろう。
何より、王太子から「絶対に」と念を押されているくらいなのだ。
「だめだよ、伯父上が許してくれないよ。それに、トーニャは王太子妃候補だろう。王太子殿下もトーニャと学園に通うのを楽しみにしているんだから――」
「それも無理!
どうせ王太子妃なんてヒロインに決まってるのよ。そんなものに釣られてほいほい外に出れば、やっぱり断罪が待ってるの。
――死刑よ。やっぱり不敬だ何だで死刑になるのよ!」
「トーニャ、縁起でもないこと言わないで。僕が一緒に入学するんだから、そんなことにはならないよ」
うっうっと涙ぐんで、トーニャはカーテンの隙間から僕をキッと睨み付けた。
たしかに、眉を吊り上げてこちらを睨む表情は、“悪役令嬢”という役回りに相応しい迫力かもしれない。
「ヴェルだって……ヴェルだって、攻略対象じゃない。しかも隠しキャラで、相当条件揃えて頑張らないと出てこない、ここ一番のキャラなのに」
「でも、それは……」
「だからヴェルだって学園に行けばすぐヒロインの魅力にやられて、わたくしのことなんてどうでもよくなるに決まってるんだわ」
きょとんと見返す僕に、エルトゥーニアは続ける。
「人間不信のヴェルの心はすっかり凍り付いてて、孤高の狼みたいに誰とも馴れ合わないのよ。でも、そんな凍り付いた心をヒロインの優しさと愛で解かされて、ゴールインするの。わたくしのことをどうこうする暇なんてないわ」
「――ちょっと待ってトーニャ。僕の心が凍り付いてって、どうして」
「そんなのわたくしとお父様のせいに決まってるわ! わたくしとお父様の主導でヴェルをいじめ倒したから、ヴェルは公爵家に復讐を誓って……!!」
ひくひくとトーニャの顔が引きつり始める。
このままじゃあの“発作”が起こってしまうと、僕は慌ててトーニャの隠れたカーテンにしがみつく。
「あのね、あのねトーニャ! 少なくとも、僕は伯父上に感謝こそすれ復讐なんて考えたこともないし、誰も信用できないと思ったこともないよ!
僕がいじめられて人間不信だったらこんな風にトーニャと話そうなんて思わないし、伯父上のお願いだって聞いたりするわけないだろう?」
「え……あれ? でも、でも、ゲームじゃ……」
「トーニャ、やっぱりここはゲームに似てるだけの世界なんだよ」
「そんな……でも、でも、そう! 全部一致してるのよ! 一致してて……やっぱり無理だわ! 無理ったら無理ィィィィィ!」
――もしかして、トーニャにとってはゲーム通りにコトが進んでくれたほうが、安心できるんじゃないだろうか。
そんなことを考えてしまう。
それでも、なだめすかして説得して、ようやく王立学園の入学式を迎えた。
満面の笑顔をたたえる王太子に連れられて、馬車を降りたトーニャはびくびく怯えながら式典の会場へと向かう。
ゲームのとおりなら、この日は最初のイベントが起こるのだ。
道に迷って困り果てるヒロインを見かねて、手を差し伸べた王太子が共に来ることを許す……そんなイベントだと、トーニャが話していた。
ゲームの王太子は俺様で尊大なキャラだったと言うが、そんな性格付けのキャラがどうしてそんなことをするのかな、なんて考えながら聞いていた。
万が一、道に迷ったヒロインが現れたら、王太子より先に僕が声をかけるから――トーニャにはそう言い含めていたけれど、やはり不安そうだった。
トーニャよりも王太子よりも先に、僕がヒロインを見つければいけない。そう気負って目を皿のようにして周囲を確認しながら会場へ向かう。
けれど、この日、僕たちの前にはヒロインらしき人物なんて現れるそぶりすら無かったのだった。
「そうだよ、ヴェル。貴族の子女は皆そこへ通うことに決まっているのだ。それに……」
温和で穏やかな笑顔を浮かべた、ケチのつけようのない紳士である伯父は、僕を呼び出して来年から学園へ通うようにと言った。
そのついでなのか何なのか、少々愚痴めいたことまでを話し出す。
「トーニャが学園に行きたくないとずっと塞ぎ込んでいるのは知ってるだろう?
だが、これは決まりで、そういうわけにも行かないのだ。学園で見識を広め、相応しい社交の仕方を学ぶという目的もあるからね」
「はい、わかります」
「すでに兄がいるといっても三年上だ。殿下を迎える立場で忙しい上とあっては、トーニャまでなかなか目も届かないだろう」
「エスト兄さまは、学園内の自治にも関わっておられるのでしたね」
「ああ。来年、殿下が入学されれば、その補佐にも回らなきゃならん。先に入学した都合上、多少長く在学することになるが、殿下の露払い役としてがんばっているよ。
おかげで、トーニャが妹であっても構いっきりとはいかないんだ」
王立学園は、貴族の子弟は皆通うことになっている学校で、十三から十八の間の最低二年をそこで過ごさねばならない。
勉強の他、同年代との付き合い方や社交の基礎を学ぶ場でもあるのだ。
そして、貴族だけでなく優秀な平民も迎え入れている。
平民でも能力がある者に、王侯貴族との繋がりを作らせて王国の繁栄に貢献させようという目的だ。
そして、このエデルフェーン王立学園こそが、ゲームの舞台である。
そりゃ、トーニャは行きたくないだろう。
「王太子殿下より、トーニャも同じタイミングで同じ期間、学園に通わせるようにと通達が来ている。さすがにこれは無視できない。
――だが、ヴェルが同じ期間で在学してくれれば、トーニャも安心だろう? エストリオも私もヴェルになら任せられる」
トーニャのひとつ下ではあるが、家庭教師からも学力は十分だとお墨付きはもらっている。だから問題はないだろう、というのが伯父の言葉だった。
「殿下やエストリオが常にトーニャを気にかけるのは無理だろうが、ヴェルならそれが可能だ。どうか十分に気を配り、従弟としてトーニャを支えてやってほしい」
「ええ、もちろんです」
伯父に頼まれたその足で、トーニャの部屋へ向かった。最近はよほどのことがない限り、トーニャの部屋の鍵はかからないようにしている。
コツコツとノックをして「トーニャ、開けるよ」と声を掛けてしばらく待ってから、そっと扉を開けた。
トーニャは何かあるといつもそうするように、カーテンに包まるようにして、部屋の隅で膝を抱えていた。
「わたくし、学園なんて行きたくないわ」
「大丈夫だよ、トーニャ。僕も一緒に行くから」
「でも……でも……ヴェルだって隠し攻略対象なのよ。本当なら半分平民の卑しい子って人間不信になるくらいいじめ倒すのよ。
学園に行ったら、きっとヒロインをいじめることになるんだわ――いいえ、わたくしが誰かをいじめるなんて怖いこと絶対無理だし、やりたくないって思ってても、いじめたことにされるのよ。
ゲームの世界にはそういう強制力があるって、前世でさんざん読んだもの。
わたくしが嫌だと思っててもやっぱりいじめて断罪されて、王太子殿下にゴミムシを見るような目で蔑まれて死刑になるのよ。
お父様だってわたくしもろとも取り潰されて塵になって消えるんだわ。
よくて平民に落とされて国外追放なのよ」
「あのね、トーニャ」
「だって、転生によくある設定じゃない。
やっぱり無理。学園なんて行きたくない。わたくしこのまま、屋敷に引きこもって外に出ないで生きていきたい」
トーニャはふるふる震えて、涙のこぼれた目をカーテンでごしごし擦る。
相変わらずゲームの展開が怖くて行きたくないとごねているけど、さすがの伯父も今度ばかりはトーニャのわがままを聞いてくれないだろう。
何より、王太子から「絶対に」と念を押されているくらいなのだ。
「だめだよ、伯父上が許してくれないよ。それに、トーニャは王太子妃候補だろう。王太子殿下もトーニャと学園に通うのを楽しみにしているんだから――」
「それも無理!
どうせ王太子妃なんてヒロインに決まってるのよ。そんなものに釣られてほいほい外に出れば、やっぱり断罪が待ってるの。
――死刑よ。やっぱり不敬だ何だで死刑になるのよ!」
「トーニャ、縁起でもないこと言わないで。僕が一緒に入学するんだから、そんなことにはならないよ」
うっうっと涙ぐんで、トーニャはカーテンの隙間から僕をキッと睨み付けた。
たしかに、眉を吊り上げてこちらを睨む表情は、“悪役令嬢”という役回りに相応しい迫力かもしれない。
「ヴェルだって……ヴェルだって、攻略対象じゃない。しかも隠しキャラで、相当条件揃えて頑張らないと出てこない、ここ一番のキャラなのに」
「でも、それは……」
「だからヴェルだって学園に行けばすぐヒロインの魅力にやられて、わたくしのことなんてどうでもよくなるに決まってるんだわ」
きょとんと見返す僕に、エルトゥーニアは続ける。
「人間不信のヴェルの心はすっかり凍り付いてて、孤高の狼みたいに誰とも馴れ合わないのよ。でも、そんな凍り付いた心をヒロインの優しさと愛で解かされて、ゴールインするの。わたくしのことをどうこうする暇なんてないわ」
「――ちょっと待ってトーニャ。僕の心が凍り付いてって、どうして」
「そんなのわたくしとお父様のせいに決まってるわ! わたくしとお父様の主導でヴェルをいじめ倒したから、ヴェルは公爵家に復讐を誓って……!!」
ひくひくとトーニャの顔が引きつり始める。
このままじゃあの“発作”が起こってしまうと、僕は慌ててトーニャの隠れたカーテンにしがみつく。
「あのね、あのねトーニャ! 少なくとも、僕は伯父上に感謝こそすれ復讐なんて考えたこともないし、誰も信用できないと思ったこともないよ!
僕がいじめられて人間不信だったらこんな風にトーニャと話そうなんて思わないし、伯父上のお願いだって聞いたりするわけないだろう?」
「え……あれ? でも、でも、ゲームじゃ……」
「トーニャ、やっぱりここはゲームに似てるだけの世界なんだよ」
「そんな……でも、でも、そう! 全部一致してるのよ! 一致してて……やっぱり無理だわ! 無理ったら無理ィィィィィ!」
――もしかして、トーニャにとってはゲーム通りにコトが進んでくれたほうが、安心できるんじゃないだろうか。
そんなことを考えてしまう。
それでも、なだめすかして説得して、ようやく王立学園の入学式を迎えた。
満面の笑顔をたたえる王太子に連れられて、馬車を降りたトーニャはびくびく怯えながら式典の会場へと向かう。
ゲームのとおりなら、この日は最初のイベントが起こるのだ。
道に迷って困り果てるヒロインを見かねて、手を差し伸べた王太子が共に来ることを許す……そんなイベントだと、トーニャが話していた。
ゲームの王太子は俺様で尊大なキャラだったと言うが、そんな性格付けのキャラがどうしてそんなことをするのかな、なんて考えながら聞いていた。
万が一、道に迷ったヒロインが現れたら、王太子より先に僕が声をかけるから――トーニャにはそう言い含めていたけれど、やはり不安そうだった。
トーニャよりも王太子よりも先に、僕がヒロインを見つければいけない。そう気負って目を皿のようにして周囲を確認しながら会場へ向かう。
けれど、この日、僕たちの前にはヒロインらしき人物なんて現れるそぶりすら無かったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
ざまぁに失敗したけど辺境伯に溺愛されています
木漏れ日
恋愛
天才魔術師セディが自分の番である『異界渡りの姫』を召喚したとき、16歳の少女奈緒はそれに巻き込まれて、壁外という身分を持たない人々が住む場所に落ちました。
少女は自分を異世界トリップに巻き込んだ『異界渡り姫』に復讐しようとして失敗。なぜかロビン辺境伯は少女も『異界渡りの姫』だと言って溺愛するのですが……
陰陽の姫シリーズ『図書館の幽霊って私のことですか?』と連動しています。
どちらからお読み頂いても話は通じます。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる