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萌えの転換
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「ファユール、もう無理だ」
「大丈夫よ! ヴェル様には孤高の狼になる素質があるんだから、諦めないで!」
「あと十年早かったならともかく、今さら今日まで受けた教育を崩せるほど、僕は物覚えが悪くない」
「また、“僕”って……!」
「だから無理だって! だいたい僕は今後エスト兄さんの補佐になる予定なんだよ。今さら言葉遣いを荒らして制服をだらしなく着崩してって、そんなことしたら伯父上や兄さんの評判にもキズがつくじゃないか!」
「そんな!」
ファユールの「本当のヴェル様講座」に、僕は精いっぱい反抗する。今さらグレた一匹狼的ヤンキーめいた言動を強要されるなんて、無理すぎる。
僕だって一応ハルセラール公爵家の看板を背負っているのだ。家名を落とすような振る舞いをするわけにはいかない。
ファユールはしゃがみ込んで頭を抱えている。
僕が思い通りの“ヴェル様”にならないことが、どうにも受け入れ難いらしい。“解釈違い”というやつなのだとか。
さっさと諦めて、ほかの普通の貴族令息を引っ掛けにいけばいいのになと、僕は嘆息を禁じ得ない。
「いえ、待って……アレだわ!」
しゃがんだままひとしきり頭を掻き毟った後、ぶつぶつと何かを呟きながらじっと眉を寄せていたファユールが、また突然立ち上がった。
「エストリオ様の補佐というなら……そうよ、何の特徴もないただの草食イケメン坊やより、敬語慇懃クールなら許せるわ。
――元は復讐鬼として生きてきたけどエルトゥーニア様の改悛を受け入れ復讐の念から解放され落ち着いた今は共に公爵家の闇を暴くべく協力したエストリオ様の補佐としてそれまでに培った隠密と諜報のスキルを生かすように……これならいける! 敬語慇懃の裏が実は暗殺者やスパイもかくやというような……いける。こんなヴェル様ならいける。むしろ新たな扉よ!」
いったい誰のことなのか。
婚約だの結婚だのは、きっと政略的に公爵家に役立つ相手と……などと漠然と考えていたから、特にこだわりはない。
こだわりはないけれど、婚約者として、彼女は本当に大丈夫なのかと、少しどころではなく不安だ。
――そう。ファユールと僕の婚約は、すぐに整ってしまった。
王太子の後押しがあり、ファユールの成績はもちろんのこと、外面や所作もちょっとした貴族並のレベルなのだから、伯父や伯母が否など言いようがなかった。
ましてや、それがトーニャの“はじめての友人”であるならなおさらだ。
トーニャは、“ヴェルナスルートの素晴らしさ”を立板に水のごとく語るファユールに安心して……おまけに「前世のゲーム語りができる唯一の相手」と理解して、彼女に心を開いてしまった。
おかげで、瞬く間にトーニャが懐くことに嫉妬した王太子が、しばらく僕とファユールを諸共に排除して……などと画策して面倒だったくらいだ。
もっとも、トーニャが「ゲームと違って現実の王太子はとても素敵な人で」などとこっそり語っているのを聞いて落ち着きを取り戻していたけれど。
ファユールは、「エルトゥーニア様ってどこからどう見ても悪役令嬢そのままのきっつい顔なのに、眉毛ハの字にされてうるうるされたら、そりゃ落ちるに決まってるじゃない。ギャップ萌えの体現過ぎるわ」と評していた。
たしかに、そうかもしれない。
エストの話では、トーニャとの初対面の場では甘やかされて尊大かつ傲慢な態度だった王太子が、怯えきったトーニャのギャン泣きで百八十度態度を変えたというんだから、よほどショックだったんだろう。
「だからヴェル様。一人称“俺”が無理なら“私”で。口調は丁寧に。なんなら暗黒微笑してくれても構わないわ。むしろして。
あと、長剣はやめて体術と暗器を訓練するのよ。ナイフとか短剣とか、服に隠せるものを……短剣二刀流ならなおいっそう良い……良いわ……」
目を輝かせながら、ファユールは僕の“キャラ立て”について流れるように語り出す。これ、放っておいたらだめな奴だ。
「ファユール、ちょっと待ってくれるかな。その口調なら構わないけど、僕――あ、いや、私は剣とかあまり得意ではないし、どちらかというと文官向きで……」
言い訳めいた僕の言葉に、ファユールの目がぎらぎらと底光りし始めた。
何かのスイッチが入ってしまったらしい。
「あたり前じゃない」
「え?」
「ヴェル様はもともと暗躍するタイプのキャラなの。長剣構えて正面から突っ込むような脳筋とは一線を画したテクニカルなキャラで情報収集や隠密活動に長けていてだからこそ単独で公爵家の暗部を暴くことが可能だったし暗器の扱いも一流で一対一の不意打ちなら右に出るものはないとそういう設定だったのよ。だから今からでも遅くないので訓練すべきね。公爵家なら隠密部隊のひとつやふたつ抱えてるはずだし今から公爵閣下に訓練をお願いしてヴェル様を一流の暗殺者に鍛え上げて公爵家の隠密部隊を牛耳るポジションに――ああああ黒ずくめ執事スタイルのヴェル様とかヤバいヤバすぎて死んじゃう!
ヴェル様がわたしを仕留めにくるぅッ!」
瞳孔が開き切った目で僕をひたすら見つめながら語るファユールは、何かというと号泣するトーニャよりよほど厄介だった。
ひと言で言えば妄想が過ぎるのだ。
放って置くと彼女の願望はたやすく決定事項に変わるので、周囲に多大な迷惑を振り撒き兼ねないだろう。
これでどうして特待生としてトップの成績が維持できているのかわからない――そうこぼす僕に、彼女は「ヴェル様ルートのためにステ上げには余念がなかったので!」と朗らかに笑った。
僕は小さく溜息を吐く。
「――たしかに、エスト兄さんの補佐となるなら情報収集は大切だ。その能力を伸ばすことはやぶさかでもない。でも、隠密や戦闘訓練はどうかと思うんだ」
「大丈夫。ヴェル様は一流でやればできる子だから――あ、あと眼鏡! 眼鏡を装備すれば完璧! 超完璧! 敬語慇懃眼鏡とかご褒美すぎる!」
「この世界に、君の想像するようなフレームの眼鏡はないよ。せいぜいが、ぶっといフレームに瓶底みたいなレンズか、片眼鏡がいいところだ」
「片眼鏡……って端的に言って最高じゃない。ならそれを、今日にでも作りに行こう。完璧なヴェル様のために。
あと、言葉遣いは今からで」
ファユールはがっしりと僕の腕を捕まえた。
僕はもう一度溜息を吐く。
「わかった。でも、僕……ええと、私は特に目が悪いわけではありません。伊達眼鏡ということになりますが?」
「もちろん……いえ、伊達だと思うとさらなる萌えが心臓を直撃するので問題なんて――普段は片眼鏡でビシッと決めたどう見ても文官スタイルなのにいざとなるとそこらの騎士も暗殺者も敵わないとか……どうしよう。わたしのヴェル様が最高すぎてやばい。
最高のヴェル様がわたしの婚約者とか無理すぎるやばいって吐き出さないと爆発しちゃう。今すぐトーニャたんと語りたい」
「それは絶対にやめてください」
トーニャは「趣味の合う友人」ができたことでただでさえはしゃいでいるのだ。これ以上トーニャの時間を奪ったら、王太子が思い余って実力行使に出てしまう。
僕を含めた周囲の平穏は、僕の肩に掛かっている。
「大丈夫よ! ヴェル様には孤高の狼になる素質があるんだから、諦めないで!」
「あと十年早かったならともかく、今さら今日まで受けた教育を崩せるほど、僕は物覚えが悪くない」
「また、“僕”って……!」
「だから無理だって! だいたい僕は今後エスト兄さんの補佐になる予定なんだよ。今さら言葉遣いを荒らして制服をだらしなく着崩してって、そんなことしたら伯父上や兄さんの評判にもキズがつくじゃないか!」
「そんな!」
ファユールの「本当のヴェル様講座」に、僕は精いっぱい反抗する。今さらグレた一匹狼的ヤンキーめいた言動を強要されるなんて、無理すぎる。
僕だって一応ハルセラール公爵家の看板を背負っているのだ。家名を落とすような振る舞いをするわけにはいかない。
ファユールはしゃがみ込んで頭を抱えている。
僕が思い通りの“ヴェル様”にならないことが、どうにも受け入れ難いらしい。“解釈違い”というやつなのだとか。
さっさと諦めて、ほかの普通の貴族令息を引っ掛けにいけばいいのになと、僕は嘆息を禁じ得ない。
「いえ、待って……アレだわ!」
しゃがんだままひとしきり頭を掻き毟った後、ぶつぶつと何かを呟きながらじっと眉を寄せていたファユールが、また突然立ち上がった。
「エストリオ様の補佐というなら……そうよ、何の特徴もないただの草食イケメン坊やより、敬語慇懃クールなら許せるわ。
――元は復讐鬼として生きてきたけどエルトゥーニア様の改悛を受け入れ復讐の念から解放され落ち着いた今は共に公爵家の闇を暴くべく協力したエストリオ様の補佐としてそれまでに培った隠密と諜報のスキルを生かすように……これならいける! 敬語慇懃の裏が実は暗殺者やスパイもかくやというような……いける。こんなヴェル様ならいける。むしろ新たな扉よ!」
いったい誰のことなのか。
婚約だの結婚だのは、きっと政略的に公爵家に役立つ相手と……などと漠然と考えていたから、特にこだわりはない。
こだわりはないけれど、婚約者として、彼女は本当に大丈夫なのかと、少しどころではなく不安だ。
――そう。ファユールと僕の婚約は、すぐに整ってしまった。
王太子の後押しがあり、ファユールの成績はもちろんのこと、外面や所作もちょっとした貴族並のレベルなのだから、伯父や伯母が否など言いようがなかった。
ましてや、それがトーニャの“はじめての友人”であるならなおさらだ。
トーニャは、“ヴェルナスルートの素晴らしさ”を立板に水のごとく語るファユールに安心して……おまけに「前世のゲーム語りができる唯一の相手」と理解して、彼女に心を開いてしまった。
おかげで、瞬く間にトーニャが懐くことに嫉妬した王太子が、しばらく僕とファユールを諸共に排除して……などと画策して面倒だったくらいだ。
もっとも、トーニャが「ゲームと違って現実の王太子はとても素敵な人で」などとこっそり語っているのを聞いて落ち着きを取り戻していたけれど。
ファユールは、「エルトゥーニア様ってどこからどう見ても悪役令嬢そのままのきっつい顔なのに、眉毛ハの字にされてうるうるされたら、そりゃ落ちるに決まってるじゃない。ギャップ萌えの体現過ぎるわ」と評していた。
たしかに、そうかもしれない。
エストの話では、トーニャとの初対面の場では甘やかされて尊大かつ傲慢な態度だった王太子が、怯えきったトーニャのギャン泣きで百八十度態度を変えたというんだから、よほどショックだったんだろう。
「だからヴェル様。一人称“俺”が無理なら“私”で。口調は丁寧に。なんなら暗黒微笑してくれても構わないわ。むしろして。
あと、長剣はやめて体術と暗器を訓練するのよ。ナイフとか短剣とか、服に隠せるものを……短剣二刀流ならなおいっそう良い……良いわ……」
目を輝かせながら、ファユールは僕の“キャラ立て”について流れるように語り出す。これ、放っておいたらだめな奴だ。
「ファユール、ちょっと待ってくれるかな。その口調なら構わないけど、僕――あ、いや、私は剣とかあまり得意ではないし、どちらかというと文官向きで……」
言い訳めいた僕の言葉に、ファユールの目がぎらぎらと底光りし始めた。
何かのスイッチが入ってしまったらしい。
「あたり前じゃない」
「え?」
「ヴェル様はもともと暗躍するタイプのキャラなの。長剣構えて正面から突っ込むような脳筋とは一線を画したテクニカルなキャラで情報収集や隠密活動に長けていてだからこそ単独で公爵家の暗部を暴くことが可能だったし暗器の扱いも一流で一対一の不意打ちなら右に出るものはないとそういう設定だったのよ。だから今からでも遅くないので訓練すべきね。公爵家なら隠密部隊のひとつやふたつ抱えてるはずだし今から公爵閣下に訓練をお願いしてヴェル様を一流の暗殺者に鍛え上げて公爵家の隠密部隊を牛耳るポジションに――ああああ黒ずくめ執事スタイルのヴェル様とかヤバいヤバすぎて死んじゃう!
ヴェル様がわたしを仕留めにくるぅッ!」
瞳孔が開き切った目で僕をひたすら見つめながら語るファユールは、何かというと号泣するトーニャよりよほど厄介だった。
ひと言で言えば妄想が過ぎるのだ。
放って置くと彼女の願望はたやすく決定事項に変わるので、周囲に多大な迷惑を振り撒き兼ねないだろう。
これでどうして特待生としてトップの成績が維持できているのかわからない――そうこぼす僕に、彼女は「ヴェル様ルートのためにステ上げには余念がなかったので!」と朗らかに笑った。
僕は小さく溜息を吐く。
「――たしかに、エスト兄さんの補佐となるなら情報収集は大切だ。その能力を伸ばすことはやぶさかでもない。でも、隠密や戦闘訓練はどうかと思うんだ」
「大丈夫。ヴェル様は一流でやればできる子だから――あ、あと眼鏡! 眼鏡を装備すれば完璧! 超完璧! 敬語慇懃眼鏡とかご褒美すぎる!」
「この世界に、君の想像するようなフレームの眼鏡はないよ。せいぜいが、ぶっといフレームに瓶底みたいなレンズか、片眼鏡がいいところだ」
「片眼鏡……って端的に言って最高じゃない。ならそれを、今日にでも作りに行こう。完璧なヴェル様のために。
あと、言葉遣いは今からで」
ファユールはがっしりと僕の腕を捕まえた。
僕はもう一度溜息を吐く。
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「もちろん……いえ、伊達だと思うとさらなる萌えが心臓を直撃するので問題なんて――普段は片眼鏡でビシッと決めたどう見ても文官スタイルなのにいざとなるとそこらの騎士も暗殺者も敵わないとか……どうしよう。わたしのヴェル様が最高すぎてやばい。
最高のヴェル様がわたしの婚約者とか無理すぎるやばいって吐き出さないと爆発しちゃう。今すぐトーニャたんと語りたい」
「それは絶対にやめてください」
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