婚約者が別人なので、本物を捜します

ぎんげつ

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1.変わってしまった王子様

訪問者

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 結論から言えば、会食ではたいしたことはわからなかった。

 もちろん、ジェルヴェーズもトーヴァもこれ以上ないくらい注意を払っていた。けれど、アルトゥール自身が家族とそれほど密に付き合っていたわけではないらしい。アルトゥールはもちろん、家族も兄弟もどこか一線を引いているような、そんな態度が伺えたのだ。
 けれど、それは王族としては特に変だとも思えず……ジェルヴェーズだって、仲がいいと言えるのは実母と同腹の兄くらいだし、異母兄姉たちとはあまり交流もない。ほんの少し歳が離れているだけで、何かを一緒にという機会も激減する。
 やはり、どうにか直接、アルトゥール抜きで話をする機会が必要だ。
 そう、挨拶がわりにお茶会を開いて、まずは王太子妃や、弟王子の婚約者と親睦を深めて……ジェルヴェーズはそんなことをつらつらと考える。

 どことなくぎこちない会食を終えて、アルトゥールとともに離宮に戻った。けれどアルトゥールはすぐに魔術省のある塔へと行ってしまう。
 失望感に思い切り溜息を吐くジェルヴェーズに、トーヴァも侍女たちも、何と声を掛けていいかわからない。

「でも、まだ初日なのよね」
 気を取り直したように呟くジェルヴェーズに、「そうですよ、姫様」と衣装を担当する侍女のアンヌが明るく言った。
「まだ一日めですもの、これからですわ」
 脱がせたドレスをかたわらに置き、結い上げたジェルヴェーズの髪を丁寧に解く。
 湯浴みの道具を持ち、ジェルヴェーズを促して浴室へ向かうと、まずは丁寧に化粧を落とした。それからそっと髪を洗い、凝り固まった身体をゆっくりと温めて揉み解して……ジェルヴェーズは、とうとう船を漕ぎ始める。
「わたくし、諦めないわ。あれはオーリャ様じゃないんだもの。わたくしが本物のオーリャ様を捜し出すの。絶対よ」
 半分くらい寝ぼけながら、ジェルヴェーズは何度も繰り返す。
 このままではお湯に沈んでしまいそうだと切り上げて、さっと身体を拭いた。すぐにもこもこしたガウンを着せ、支えながら寝室へと連れて行く。
「ええ、私どもも皆、姫様の味方ですとも」
 いつもならしっかりと髪の手入れもするところだけど、今日は相当に疲れてしまっているようだ。
 それならと、トーヴァが魔法を使ってさっさと髪を乾かしてしまう。
 寝着を着せて、ベッドに入れて……子守唄を歌うまでもなく、ジェルヴェーズはすぐに眠ってしまった。
 ほっと息を吐いて、侍女たちは控えの間へと下がる。トーヴァも一晩中付いているわけではなく、与えられた部屋へ戻らなければいけない、が。

「アンバー」
「なあに?」
 空中に呼び掛けると、たちまちアンバーが現れた。いつものように不遜な態度で、爪を塗りながら、だ。
「ねえ、アンバー。アルトゥール殿下が変わってしまったのは、“魔導師メイガスの遺産”のせいではない? あなたは知っているんでしょう?」
「さあ? ワタシは知らないわよ」
 ちらりとトーヴァを見やって、アンバーは関心がなさそうに首を振る。けれど、トーヴァには、アンバーがわざとそんな態度を取っているように見えた。
「知らなくてもいいわ。私は、殿下が、もしかしたら“魔導師の遺産”の何がしかの影響で変わってしまったんじゃないかと思ったのよ」
 アンバーは、トーヴァをじっと見つめている。
「強力な魔法を帯びた物品のせいで人が変わってしまう話なんて、古今東西にいくらでも存在するもの。“魔導師の遺産”が、そういうとんでもない魔道具だったとしても、驚かないわ」
「なら、どうするの? 姫さんに言って、殿下を元に戻して! ってワタシの“お願いウィッシュ”を使う?」
「――それはだめね」
「どうして?」
 くすくす笑い出すアンバーに、トーヴァは思い切り顔を顰めてみせた。
「その“お願い”には問題しかないもの。第一に、“元の殿下”なんてあいまいなものを願ったところで、わかったものじゃないわ」
「あら、よくわかってるのね。詩人の知恵ってやつかしら」
 やっぱり、とトーヴァは嘆息する。
「ジンの“お願い”で身を持ち崩す話なんて、古今東西腐るほどあるのよ。そこから何も学べなかったら、ただの馬鹿ってことじゃない。
 あなただって、それを知ってて言ってるのよね」
「ふふ、さあねえ。ワタシは面白ければなんでもいいもの」
「たしかに、あなたは“風の精霊”だったわね」
 風の精霊は、彼らが司る風のように自由で気ままで気まぐれな存在だ。
 彼らを縛り付けて操るなんて、それこそ、ジェルヴェーズの持つ“魔法の指輪”の力でもなければ無理な話だろう。
「――ともかく、せめて殿下を変えたものが何なのか、どう変えたのかくらいは突き止めないと、“お願い”のしようだってないのよ。
 アンバーだって、早く“お願い”を叶えて自由になりたいんでしょう? なら、少しくらいは協力してちょうだい」
「あら、ワタシは別に今の状態が嫌ってわけじゃないのよ。
 姫さんは意外に可愛いし、見ていて飽きないし、それに、アナタたちってあまりワタシに無茶言わないものね。あとは、アナタの演奏も気に入ってるわ」
「それはどうもありがとう」
 だからこの生活をやめるつもりはないというアンバーに、あまり期待はできそうにない。ジェルヴェーズの切り札にはなるだろう、“お願い”の力を期待するだけにとどめておくべきだ、ということか。
「ああ、でも、アンバーは姫様を護ってくれるのよね?」
「そうよお? ワタシの仕事だもの」
「なら、今夜もよろしく。私は寝るから」
「はいはーい。任せてねえ」
 ひらひらと手を振るアンバーに手を振り返して、トーヴァは自室へ戻った。



 翌朝、ジェルヴェーズが朝食を終える頃、城門からの使いが現れた。取り次いだ侍女が「トーヴァ殿に面会を希望する方が」と困惑している。
「私にですか?」
 “朱の国”に知り合いなんていないはずなのに、と、思わずジェルヴェーズを振り向くが、ジェルヴェーズはきょとんと見返すだけだ。
「トーヴァに会いにって、誰なの?」
「戦いと勝利の神の聖騎士、カーティス様と名乗っていらっしゃるようです」
「あ」
 先に名前を聞けばよかった、と呟くトーヴァに「知り合いなのね?」とジェルヴェーズは確認する。
「従弟なんです。でも、急にどうしたのかしら……」
「まあ! ならここへ来てもらいなさいよ。わたくしも聖騎士の方とお話ししてみたいわ。戦いの神の聖騎士なのでしょう? どんな豪傑なの!?」
「姫様……では、お言葉に甘えまして、こちらへ呼んでいただきましょう」
 思わず苦笑を浮かべながら、トーヴァは使いに訪問者をこの離宮へ案内するようにと言付けた。



「お前がトーヴァの従弟の聖騎士なの? わたくしはジェルヴェーズ・ニナ・フォーレイよ。思ったより豪傑っぽくないのね」
 わくわくと好奇心を隠さないジェルヴェーズに目を丸くして、それからカーティスは跪き、高位の貴婦人に対する正式な騎士の礼を取った。
 たしかに、騎士にしてはやや細身で、金混じりの赤毛をひとつにまとめた鎧なしの立ち姿は、“貴公子”だと言ってもいいかもしれない。叔父と叔母のいいとこ取りをした顔は、昔から町の女の子たちにウケてもいた。
 しかし、こう見えて叔父顔負けの、騎士というよりも戦士と言ったほうがふさわしい戦いぶりを見せるのだが。
「戦いと勝利の神に仕える聖騎士、カーティス・カーリスと申します。この度は、突然の訪問にも関わらず、姫殿下のご厚情により御前へとお招きいただいたこと、恐悦至極に存じます」
「まあ。あまり堅苦しくしないで。疲れちゃうわ。いつもしてるみたいに、楽にしてちょうだい」
 カーティスがジェルヴェーズの横に控えるトーヴァを伺うと、構わないというかのように微かに頷いた。
「ありがとうございます」
 カーティスは立ち上がり、再度一礼した。
 そのまま応接室に案内され、三人でテーブルを囲む。
「それでカーティス。あなたがここに来るなんて驚いたわ。いったいどうして? 教会はいいの?」
「ああ……それが、俺にもよくわからなくて」
 カーティスは困ったように肩を竦める。
「今年の頭だったか、急に父上が、遍歴の旅に出ろと言い出したんだ。それも、東の地域に行けって。ちょうど、トーヴァ従姉ねえから、姫殿下と一緒にこちらへ移ると手紙が届いた頃だよ」
「オーウェン叔父さまが? いったいどうして」
「父上もよくわからないようだった。とにかく東方へ遍歴の旅に出て、ついでにトーヴァ従姉を訪ねるといいと。
 トーヴァ従姉に何かあるのかとも思ったけれど……何かあった?」
 問われて、トーヴァは眉を寄せる。
 何かあったかといえばアルトゥールのことだが、微妙な問題過ぎて、外部者であるカーティスに漏らすのはまずい気がする。
「トーヴァには何もないわ。あるとしたらわたくしのほうよ」
「姫様!」
 なのに、あっさりとジェルヴェーズがそんなことを言い出して、トーヴァは慌ててしまう。
「あら、カーティスが来たのは、戦いの神がわたくしを助けろとおっしゃったからだわ。きっと、“神の御告げ”というやつね――すごいわ、神々がわたくしの味方をしてくださってるのよ」
 興奮に顔を輝かせて、ジェルヴェーズが身を乗り出す。もう十四だというのにこういうところは幼いままだと、トーヴァは嘆息する。
「姫様、それは少し短絡に過ぎます。神々はそんなに気安く、私たちに“御告げ”を寄越すことなんてしませんよ」
「でも、そうよ! そうとしか思えないわ!
 きっと、本物のオーリャ様は悪魔に捕まっているの。だから、神様がわたくしのもとに聖騎士を遣わしたのね。悪魔を討って、オーリャ様を助け出せって!」
「悪魔? え? トーヴァ従姉、どういうことだ?」
「――姫様、落ち着いてください。それは短絡の上に短絡が過ぎます。そんなにわかりやすいものでしたら、人々の悩みなんてすべて無くなりますよ」
「だってトーヴァ!」
「姫様」
 いったいどういうことなのかと、カーティスがトーヴァに目で問い掛ける。
 トーヴァは「今から話すわ」と小さく溜息を吐いた。
「話すけれど、カーティス、これはとても微妙で大変なことなの。だから他言しないと、神の名にかけて誓ってちょうだい」
「わかった。猛きものの輝ける剣にかけて、これから聞くことは決して他言しないと誓う」

 その言葉を聞き届けて、ようやくトーヴァは、二年前、アンバーが現れた頃からの一連のことを説明した。
 突然アルトゥールが変わってしまったこと。態度が変わっただけでなく、性格が……中身までが変わってしまったように思えること。

「それは……たしかに難しいことですね、姫殿下」
「そうなの。でも、なんとしても本物のオーリャ様を見つけなくちゃいけないわ。悪魔に囚われてるなら、早く助け出さないと」
 目を潤ませて顔を顰めるジェルヴェーズに、カーティスはじっと考え込む。
「姫殿下、もし本当に悪魔デヴィルの仕業なのでしたら、慎重にならねばいけません。奴らはとても狡猾でしかも悪辣です。私たちの行動が悟られてはいけません。姫殿下には、普通と変わらずにお過ごしいただくのが、今の最良かと存じます」
「でも、わたくし、早くオーリャ様を助けたいの」
「姫殿下、慌ててはいけません。こうして神が私をこの場へ遣わしてくださったのですから、アルトゥール殿下はきっとお救いできますよ」
「本当?」
「はい。猛きものが付いております」
 カーティスの笑顔に、ジェルヴェーズはようやくほっと息を吐く。昨日からずっと感じていた早く助けないとという焦燥が、少しおさまったようだ。
「敵の正体を正確に知ることは、戦の定石です。ですから、姫殿下は敵を油断させるためにも常と変わらず鷹揚に構えていてください。その間に、必要なことはトーヴァ従姉がすべて調べてくれますよ。従姉は、そういうことが得意なんです」
「――そうね。たしかにそうだわ! まず知るべきは偽物の正体よ。
 トーヴァ、よろしくお願いね!」
「はい、もちろんです、姫様」

 どうにも先が見えないと感じていたことが少しだけクリアになって、ジェルヴェーズは心の底から力が湧いてくるようだと思った。
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