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灰色の世界の天上の青
01.やっぱり、対価は貰えない?
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瞼の向こうが明るい。
どことなく頭が重いと感じながら、娘はゆっくりと起き上がった。
最初に考えたのは、“ここはどこだろう”だ。部屋を見回して目に入ったものが、見覚えのない小さな部屋とベッドと……それから、毛布に包まって床に転がった男だったから。
それから、この男が自分を買ったのかと考えて、それなら、なぜ男は床で寝ているのだろうと首を傾げた。
自分は服を着たままだし、この男も裸ではない。身体の様子も変わっていない。
……自分のような娘を買っておいて手を出さないなんて、不能なんだろうか。
そんなことを考えて……けれど、買われたはずなのに、自分が対価となる金銭をひとつも受け取っていないことに気づく。
もしかして、自分では勃たなかったからお金がもらえなかったのだろうか。
娘が呆然としていると、小さく声を上げて床の男が動き出した。
くしゃくしゃになった赤毛をいっそうぐしゃぐしゃにするように掻き混ぜながらゆっくりと起き上がり……それから、娘と目が合った。
──天上の青だ。
娘が思わずじっと見入ってしまうくらい、男の目の色は鮮やかな青だった。
どんなに手を伸ばしても届かない、天の頂上の青。
自分とは違う、至高の青だ……娘はぽかんと男の目に見入る。
惚けたように見つめていた娘を、しかし、男……オーウェンは頭痛でも堪えているかのように、顔を顰めて見やった。
「起きていたのか」
その声に、はっと我に返って、慌てた娘は気になっていたことを尋ねる。
「……やっぱり、対価はもらえないの?」
「対価?」
「だって、私じゃ勃たなかったんでしょう?」
オーウェンは予想外の娘の言葉に、睨むように凝視してしまう。
「……何の話だ」
「あ……ごめんなさい。男の人は、そういう話は嫌がるんだっけ。
……その、あ、じゃあ、誰にも言わない! だから、その代わりに昨夜の分の対価をちょうだい。それならいいでしょう?」
「だから、何の、話だ!」
声を荒げられて、娘は首を竦めた。何か気に障ってしまったのかとしばらく目を泳がせて、また恐る恐るオーウェンへと視線を合わせる。
「……あの、銅貨でも、いいから……」
オーウェンはますます目を眇める。胡乱な目つきを崩さず、じっと観察するように娘を見つめる。
「……あの、だめなら、パンで」
「覚えてないのか?」
「え?」
オーウェンの言葉に、今度は娘が怪訝な表情になる。
何を覚えてないというのだろうかと、しきりに首を傾げてじっと考え込んで、ようやくひとつ思いついたというように顔を上げる。
「あ、その、もしかして、勃たないのは間違いで、私じゃその気にならないだけだった? だから対価は貰えないの?」
「その話じゃない。……覚えてないのか」
きょとんとする娘に、オーウェンは思わず溜息を吐いた。
話が噛み合っていない。あくまでも、娘はオーウェンに“買われた”から、ここにいるのだと考えているようで……では、昨晩のアレは何だったのだ。
考え込むオーウェンに、娘は不安のあまり慌てたように早口で喋りだす。
「──だ、だって、お金も荷物も無くて、もう、身体を売るしかないって思って、昨晩あなたのことを見つけて、あなたなら買った女にも優しくしてくれそうだから、大丈夫かなって思って……それで、朝になったら一緒の部屋だったから、あなたが私を買ってくれたんだと思ったけど、裸じゃないし、床に寝てるし、だから私じゃダメで失敗したのかなって……」
だらだらと続く娘の言葉に、今度こそオーウェンは大きく溜息を吐いた。昨晩とは似ても似つかない様子の娘を、オーウェンは片手を上げて制する。
たちまち娘は震え上がる。また気に障ることを言ってしまったのだろうかと、怯えた表情で口を噤んだ。
「覚えていないことはよくわかった。では質問を変える。
……お前は何だ」
「え?」
伺うようにオーウェンを見つめて、娘は質問の意味がわからないと訊き返す。
「お前は、何者だと聞いている。出自を明らかにしろ」
「え、えと、私はヴィエナで、しゅ、出自は、知らない」
「知らない?」
「ずっと母さまとふたりで、父さまのことは知らないし、母さま以外の家族はいなかったし、あちこち歩いてたし……」
「わかった。……では、お前はいくつになる」
「十五、じゃなくて、え、と、十六、あ、ちが、十八で……」
「十五か」
眉間に皺を寄せたまま、オーウェンはまた考え込む。
見た目もギリギリ成人と扱われるかどうかで……おそらく、最初に口に出した十五が本当の歳なのだろう。だが、昨夜のただならない様子からすると、子供だからといって目を離すこともできない。
「先刻身体を売るといったが、お前はそれが本業なのか」
「……違うけど、だって、お金がなくて、それくらいしか、思いつかなくて」
「では、本業ではないということか」
オーウェンの質問に、自分はどうなるのだろうかとヴィエナは怯える。
見たところ、どこかの教会の司祭のようだし、まさか変な人買いに売られることはないだろう。けれど、この場から逃げ出すこともできなさそうだし、逃げたらたぶん大変なことにもなりそうだ。
ヴィエナはベッドの上に座ったまま、まるで裁定を待つ罪人のような心持ちでひたすらじっと待っていた。
「仕方ない」
ようやくオーウェンが言葉を発した。ヴィエナは思わず姿勢を正す。
「お前の身柄は私……戦神教会オーウェン・カーリス高司祭の預かりとする」
「え?」
「“戦いと勝利を司る神の猛き御名において、この者にかかる邪なる力は退き、混沌の海へと消え失せよ”」
「あ、何?」
「“戦いと勝利を司る神の御名において、この者に護りと祝福を与えん”」
不安げな顔で狼狽えるヴィエナをよそに、オーウェンは荷物から戦神の小さな聖印を取り出すと、その紐を彼女の首に掛けた。
「くれぐれもこれを外さないように。いいな?」
「は、はい」
「では、行くぞ」
いったい何なのかわからないけれど、たぶん逆らわないほうがいい。
腕を引かれて部屋を出て、どこへ? と思ったけれど、ヴィエナに質問なんてできようがなかった。
* * *
ヴィエナが連れて行かれたのは小さな建物だった。たぶん教会なんだろう。剣を持つ男神の像が礼拝堂の奥の祭壇の前に祀られている。
オーウェンはヴィエナの腕を掴んだまま、朝の礼拝の準備に勤しむ数人の司祭と司祭見習いの間を抜けてまっすぐ奥へと向かう。
「あ、あの、ここ、どこ……?」
とうとう疑問を口にしたヴィエナに、オーウェンがぎょっとした顔で止まった。
「お前、まさか戦いと勝利の神を知らないのか?」
「え……だって、教会なんて、全然行かなかったし……」
ヴィエナは首を竦める。また、自分は変なことを言ってしまったようだった。唖然としたオーウェンを窺い見て、もうあまり何か喋るのはやめておこうと考える。
「……では、お前は祈る神を持たないというのか?」
「え……、その」
やけに真剣に訊かれて、今しがたもう喋るのはやめようと考えたことは撤回する。これは答えないとまずそうだ。
「夜、毎日寝る前に、母さまと一緒に、夜と眠りの護り手にお祈りしてた」
オーウェンはあからさまにほっとしたように「そうか」と頷いた。
今度は変なことを言わずに済んだらしい。
ほっとしたヴィエナの腕を引いて、オーウェンはまた歩き出す。
ヴィエナが連れて行かれたのは、この教会の教会長の部屋だった。ヴィエナを見て怪訝そうな顔になる立派な司祭服の壮年の男に、オーウェンが説明を始める。
ヴィエナは空腹で目が回りそうなまま、オーウェンに腕を掴まれてやっと立っていた。話などもうさっぱり頭に入らない。
もしかして、ご飯も貰えないまま、自分はどこかに閉じ込められてしまったりするのだろうか。司祭に自分を買ってくれなんて、そんなに罪深いことだったんだろうか。
ふらふらするのを必死で我慢しているうちに、ようやく話が終わったらしい。
「ヴィエナ」
呼ばれて顔を上げると、オーウェンと教会長のふたりにじっと見られていた。
「お前は正式に私預かりとすることに決まった」
「え?」
「お前の身柄と行動は、今後私の管理下に置かれる」
「えと、はい」
よくわからないが、自分はこの先オーウェンに見張られるようだと理解して、ヴィエナは頷く。嫌だと言ったらもっと大変なことになりそうだ。
「では」
オーウェンが掴んでいた腕を引き寄せて、ヴィエナの手にいきなり指輪を付ける。
「“同調の指輪”だ。これは我が教会の司祭でなくては外すことはできないし、これと対になる指輪を持つもの……つまり、私にお前の居場所は筒抜けとなる」
「え……」
オーウェンの手にも同じものがはまっているのを見て、慌てて右手にはめられた指輪を引っ張ってみる。びくともしない。ぶんぶん振ってもずれたりすらしない。緩くもきつくもないのにまったく外れる様子のない指輪を、ヴィエナは呆然と見つめる。
自分はいったいどうなってしまうのだろう。
でも、それよりも……。
「あの、司祭、さま」
怪訝な顔で自分を見下ろすオーウェンに、ヴィエナは勇気を振り絞る。
「お腹空いて、ぺこぺこで、倒れそう……」
ぐぅ、とヴィエナの腹から大きな音が鳴った。
どことなく頭が重いと感じながら、娘はゆっくりと起き上がった。
最初に考えたのは、“ここはどこだろう”だ。部屋を見回して目に入ったものが、見覚えのない小さな部屋とベッドと……それから、毛布に包まって床に転がった男だったから。
それから、この男が自分を買ったのかと考えて、それなら、なぜ男は床で寝ているのだろうと首を傾げた。
自分は服を着たままだし、この男も裸ではない。身体の様子も変わっていない。
……自分のような娘を買っておいて手を出さないなんて、不能なんだろうか。
そんなことを考えて……けれど、買われたはずなのに、自分が対価となる金銭をひとつも受け取っていないことに気づく。
もしかして、自分では勃たなかったからお金がもらえなかったのだろうか。
娘が呆然としていると、小さく声を上げて床の男が動き出した。
くしゃくしゃになった赤毛をいっそうぐしゃぐしゃにするように掻き混ぜながらゆっくりと起き上がり……それから、娘と目が合った。
──天上の青だ。
娘が思わずじっと見入ってしまうくらい、男の目の色は鮮やかな青だった。
どんなに手を伸ばしても届かない、天の頂上の青。
自分とは違う、至高の青だ……娘はぽかんと男の目に見入る。
惚けたように見つめていた娘を、しかし、男……オーウェンは頭痛でも堪えているかのように、顔を顰めて見やった。
「起きていたのか」
その声に、はっと我に返って、慌てた娘は気になっていたことを尋ねる。
「……やっぱり、対価はもらえないの?」
「対価?」
「だって、私じゃ勃たなかったんでしょう?」
オーウェンは予想外の娘の言葉に、睨むように凝視してしまう。
「……何の話だ」
「あ……ごめんなさい。男の人は、そういう話は嫌がるんだっけ。
……その、あ、じゃあ、誰にも言わない! だから、その代わりに昨夜の分の対価をちょうだい。それならいいでしょう?」
「だから、何の、話だ!」
声を荒げられて、娘は首を竦めた。何か気に障ってしまったのかとしばらく目を泳がせて、また恐る恐るオーウェンへと視線を合わせる。
「……あの、銅貨でも、いいから……」
オーウェンはますます目を眇める。胡乱な目つきを崩さず、じっと観察するように娘を見つめる。
「……あの、だめなら、パンで」
「覚えてないのか?」
「え?」
オーウェンの言葉に、今度は娘が怪訝な表情になる。
何を覚えてないというのだろうかと、しきりに首を傾げてじっと考え込んで、ようやくひとつ思いついたというように顔を上げる。
「あ、その、もしかして、勃たないのは間違いで、私じゃその気にならないだけだった? だから対価は貰えないの?」
「その話じゃない。……覚えてないのか」
きょとんとする娘に、オーウェンは思わず溜息を吐いた。
話が噛み合っていない。あくまでも、娘はオーウェンに“買われた”から、ここにいるのだと考えているようで……では、昨晩のアレは何だったのだ。
考え込むオーウェンに、娘は不安のあまり慌てたように早口で喋りだす。
「──だ、だって、お金も荷物も無くて、もう、身体を売るしかないって思って、昨晩あなたのことを見つけて、あなたなら買った女にも優しくしてくれそうだから、大丈夫かなって思って……それで、朝になったら一緒の部屋だったから、あなたが私を買ってくれたんだと思ったけど、裸じゃないし、床に寝てるし、だから私じゃダメで失敗したのかなって……」
だらだらと続く娘の言葉に、今度こそオーウェンは大きく溜息を吐いた。昨晩とは似ても似つかない様子の娘を、オーウェンは片手を上げて制する。
たちまち娘は震え上がる。また気に障ることを言ってしまったのだろうかと、怯えた表情で口を噤んだ。
「覚えていないことはよくわかった。では質問を変える。
……お前は何だ」
「え?」
伺うようにオーウェンを見つめて、娘は質問の意味がわからないと訊き返す。
「お前は、何者だと聞いている。出自を明らかにしろ」
「え、えと、私はヴィエナで、しゅ、出自は、知らない」
「知らない?」
「ずっと母さまとふたりで、父さまのことは知らないし、母さま以外の家族はいなかったし、あちこち歩いてたし……」
「わかった。……では、お前はいくつになる」
「十五、じゃなくて、え、と、十六、あ、ちが、十八で……」
「十五か」
眉間に皺を寄せたまま、オーウェンはまた考え込む。
見た目もギリギリ成人と扱われるかどうかで……おそらく、最初に口に出した十五が本当の歳なのだろう。だが、昨夜のただならない様子からすると、子供だからといって目を離すこともできない。
「先刻身体を売るといったが、お前はそれが本業なのか」
「……違うけど、だって、お金がなくて、それくらいしか、思いつかなくて」
「では、本業ではないということか」
オーウェンの質問に、自分はどうなるのだろうかとヴィエナは怯える。
見たところ、どこかの教会の司祭のようだし、まさか変な人買いに売られることはないだろう。けれど、この場から逃げ出すこともできなさそうだし、逃げたらたぶん大変なことにもなりそうだ。
ヴィエナはベッドの上に座ったまま、まるで裁定を待つ罪人のような心持ちでひたすらじっと待っていた。
「仕方ない」
ようやくオーウェンが言葉を発した。ヴィエナは思わず姿勢を正す。
「お前の身柄は私……戦神教会オーウェン・カーリス高司祭の預かりとする」
「え?」
「“戦いと勝利を司る神の猛き御名において、この者にかかる邪なる力は退き、混沌の海へと消え失せよ”」
「あ、何?」
「“戦いと勝利を司る神の御名において、この者に護りと祝福を与えん”」
不安げな顔で狼狽えるヴィエナをよそに、オーウェンは荷物から戦神の小さな聖印を取り出すと、その紐を彼女の首に掛けた。
「くれぐれもこれを外さないように。いいな?」
「は、はい」
「では、行くぞ」
いったい何なのかわからないけれど、たぶん逆らわないほうがいい。
腕を引かれて部屋を出て、どこへ? と思ったけれど、ヴィエナに質問なんてできようがなかった。
* * *
ヴィエナが連れて行かれたのは小さな建物だった。たぶん教会なんだろう。剣を持つ男神の像が礼拝堂の奥の祭壇の前に祀られている。
オーウェンはヴィエナの腕を掴んだまま、朝の礼拝の準備に勤しむ数人の司祭と司祭見習いの間を抜けてまっすぐ奥へと向かう。
「あ、あの、ここ、どこ……?」
とうとう疑問を口にしたヴィエナに、オーウェンがぎょっとした顔で止まった。
「お前、まさか戦いと勝利の神を知らないのか?」
「え……だって、教会なんて、全然行かなかったし……」
ヴィエナは首を竦める。また、自分は変なことを言ってしまったようだった。唖然としたオーウェンを窺い見て、もうあまり何か喋るのはやめておこうと考える。
「……では、お前は祈る神を持たないというのか?」
「え……、その」
やけに真剣に訊かれて、今しがたもう喋るのはやめようと考えたことは撤回する。これは答えないとまずそうだ。
「夜、毎日寝る前に、母さまと一緒に、夜と眠りの護り手にお祈りしてた」
オーウェンはあからさまにほっとしたように「そうか」と頷いた。
今度は変なことを言わずに済んだらしい。
ほっとしたヴィエナの腕を引いて、オーウェンはまた歩き出す。
ヴィエナが連れて行かれたのは、この教会の教会長の部屋だった。ヴィエナを見て怪訝そうな顔になる立派な司祭服の壮年の男に、オーウェンが説明を始める。
ヴィエナは空腹で目が回りそうなまま、オーウェンに腕を掴まれてやっと立っていた。話などもうさっぱり頭に入らない。
もしかして、ご飯も貰えないまま、自分はどこかに閉じ込められてしまったりするのだろうか。司祭に自分を買ってくれなんて、そんなに罪深いことだったんだろうか。
ふらふらするのを必死で我慢しているうちに、ようやく話が終わったらしい。
「ヴィエナ」
呼ばれて顔を上げると、オーウェンと教会長のふたりにじっと見られていた。
「お前は正式に私預かりとすることに決まった」
「え?」
「お前の身柄と行動は、今後私の管理下に置かれる」
「えと、はい」
よくわからないが、自分はこの先オーウェンに見張られるようだと理解して、ヴィエナは頷く。嫌だと言ったらもっと大変なことになりそうだ。
「では」
オーウェンが掴んでいた腕を引き寄せて、ヴィエナの手にいきなり指輪を付ける。
「“同調の指輪”だ。これは我が教会の司祭でなくては外すことはできないし、これと対になる指輪を持つもの……つまり、私にお前の居場所は筒抜けとなる」
「え……」
オーウェンの手にも同じものがはまっているのを見て、慌てて右手にはめられた指輪を引っ張ってみる。びくともしない。ぶんぶん振ってもずれたりすらしない。緩くもきつくもないのにまったく外れる様子のない指輪を、ヴィエナは呆然と見つめる。
自分はいったいどうなってしまうのだろう。
でも、それよりも……。
「あの、司祭、さま」
怪訝な顔で自分を見下ろすオーウェンに、ヴィエナは勇気を振り絞る。
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ぐぅ、とヴィエナの腹から大きな音が鳴った。
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