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3章 2学期
058 家庭科部
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学園祭初日が明後日に差し掛かった時、僕は星矢に……というより家庭科部に呼び出された。
家庭科部の星矢に連れられて校舎の中を歩く。家庭科部に呼び出されることよりも目の前の男の顔色の悪さを心配した。
「星矢……何か疲れてるな」
「先輩の雑用に……他の奴らの演目の手伝い…‥しかも1年の劇に出演。忙しいに決まってるだろう」
「大変だな。そんなに引き受けなきゃいいのに」
「最後の1つは誰が話を持ってきたと思ってるんだ」
僕ですね、ごめんなさい。
神凪星矢は性格は悪いが優しい奴である。行事など、手を貸してほしい時に頼めばバイトじゃなきゃ手伝ってくれる。
表に出さないけど、星矢もきっと学園祭を楽しみたいんだろう。
僕と星矢は家庭科室へと入った。
「お! 来たわね」
3年生の家庭科部部長佐藤先輩だ。
星矢を手玉に取れる数少ない人間である。
「あ」
家庭科室には僕だけでなく、月夜、世良さん、瓜原さんの下級生3人組が一緒にいた。
これはどういったことなんだろう。
「星矢……」
「これは体育祭の話になる。おまえにも関係してくるから聞いてくれ」
「へ?」
体育祭とは学園祭の2週間後にある行事だ。すでに体育祭実行委員などが決まっており、学園祭後すぐに活動を開始する。
ウチのクラスは北条さんだったかな。応援団がすごいんだよな。
話を聞くとどうやら、月夜のクラスの衣装を家庭科部に依頼する。その代わりに体育祭の催しに出演するということになったようだ。
その出演こそ文化系部活動対抗リレー。
家庭科部が作った特製の衣装を着て、リレーで走るということだ。家庭科部に兼任で入部するという無茶な話だが、文化部の部活対抗リレーはネタ重視な所もあるのでそれでいいだろう。
確か部活対抗は5人走者だったよな。
「ってことは僕も走るの?」
「そういうことだ」
星矢は絵を見せてきた。
当日の着衣のデザインだと思うが……ナニコレ鎧?
聞いてみると鎧のような柄をしたゴツゴツのコートらしい。頭に被る兜的な覆面もある。
目の部分は辛うじて開いてるみたいだけど走れるのかな。
「家庭科部3年の最後の大会みたいなものだ。手を貸してくれると助かる」
断る理由もないし、そのような話なら全力で手伝うけど……この鎧って頭を隠すし……誰でもいいんじゃないの?
他のメンバーの衣装は当日の楽しみらしい。もちろん本人達は事前に採寸を済ませている。
「僕が呼ばれた理由はなんなの?」
「しらん」
「え」
なんで星矢が知らないのって思ったが、この部活動対抗リレーは3年生が取り仕切っているため学園祭にかかりっきりの星矢が知るはずもなかった。
部長である佐藤先輩がやってくる。
「ああ、君を推薦したのは月夜ちゃんだよ。ウチらとしては全員イケメン美女で固めたかったけど、月夜ちゃんが絶対って言い張ってね」
「はぁ……」
「理由が気になるなら本人に聞いてみたら」
仲良し3人組で会話している所に近づく。
月夜が声をかけてくれた。
「太陽さん、引き受けてくれてありがとうございます」
「月夜、何で僕を呼んだの?」
「え! そ、その……私の役と太陽さんの役って結構……重要な所らしくて。太陽さんじゃなきゃ嫌なんです!」
部活動対抗リレーで重要な役ってのが意味がわからんな。走るだけじゃないのだろうか。
「うん、それで…‥?」
「終わりです」
「終わり!?」
何度聞いても答えてくれず、月夜が顔を紅くして怒鳴るように打ち切ったためこれ以上の追求はできなかった。
「騎士鎧できたよ~」
他の3年生の家庭科部の部員だろうか、部長の佐藤先輩に声をかける。
「せっかくだし騎士鎧だけ着てみようか」
背中を押されるように更衣場に連れていかれて真っ黒な騎士甲冑もどきのスーツ、兜をモチーフにした覆面を着させられる。
全身服だから簡単に脱げない。兜も走ってる時に着脱できないように服と一緒に中で固定している。
服を脱がないと覆面が取れないということだ。僕の正体がバレないのはいいことだけど、鼻がかゆくなってもかけないなコレ。
更衣室から出ると皆から賞賛の声が出る。
「なんだ、いいじゃないか」
「おおー先輩すごいすごい!馬子衣装!」
星矢と世良さんに賞賛される。
全身鏡で体を見ると、なんか某スレイヤーみたいで確かに悪くない。聞くと悪の騎士鎧らしい。敵役じゃないのだろうか。
元の服のデザインがいいからだろう。僕じゃなくても着れるがそれなりにガタイがいい人の方が映える気もする。
だけど1人だけあまりいい顔をしてない人がいた。
「あのー月夜、似合ってないかな」
月夜だけがなぜか顔をしかめていた。しかめ面の月夜も珍しくてかわいい。
「太陽さんの顔が見えないからやだ」
「んぐ!」
僕にしか聞こえないような小さい声でつぶやかれて……僕は動揺してしまう。
顔を覆う覆面を着ていて、この顔が見られなくて本当によかった。
◇◇◇
「星矢の服はどうせ……かっこいい系だろ?」
「相当派手な印象だな。まぁ先輩達には世話になったし仕方ない」
家庭科室からクラス教室への帰り道。さきほどの衣装の話をし続ける。
星矢の服も楽しみだけど、やっぱり女子3人の衣装だよなぁ。みんなかわいいし、絶対映えるだろうな。
特に月夜の服は是非とも写真に撮りたい。カメラをどうにかして仕込むか。
後々話を聞いてみると衣装とリレーを利用することで何やら演出をするらしい。だから月夜は友人である僕を選んだのかもしれないね。
まだ脚本が出来上がってないらしいから……追々の楽しみとしておこう。まずは学園祭だ。
「あれは…‥‥」
途中の所で人が集まってるな。あそこは掲示板があったはず。
星矢と僕は後ろからみんな見ているそれを見た。
「ああ、ミスターコン、ミスコンのノミネート者が発表されたんだな」
男子は1位が星矢 2位は天 3位は3年生の先輩か。
「さすが全体6割とかやっぱすごいな。天も2割弱ってところか。1年生票が多いんだろうな」
女子はどうだろう。やっぱり1位は月夜か。
「1位月夜で7割かぁ。すっげーな。2位は3年生の先輩か。去年も出てた人だな。でも1割だから月夜がやっぱりすごいな。
そして3位がおお!
「水里さんじゃないか。やっぱり入ってきたね。2年生票が多かったんだろうな。よかったね、星矢」
「別に……関係ないが」
といいつつ、結構嬉しそうじゃないか。星矢はいったい誰に票を入れたんだろうな。僕は当然月夜に入れたけどね。
ミスコンは1日目の体育館でやる最後の演目だったか。
「僕はその時間、喫茶の片付け担当だから見に行けないけど頑張れよ」
コンテストの時間帯に星矢と水里さんが抜ける以上、フォローしないといけなくなるからなぁ。
「フン、食堂無料券のため……やるだけやるか」
そして学園祭1日目が始まる。
家庭科部の星矢に連れられて校舎の中を歩く。家庭科部に呼び出されることよりも目の前の男の顔色の悪さを心配した。
「星矢……何か疲れてるな」
「先輩の雑用に……他の奴らの演目の手伝い…‥しかも1年の劇に出演。忙しいに決まってるだろう」
「大変だな。そんなに引き受けなきゃいいのに」
「最後の1つは誰が話を持ってきたと思ってるんだ」
僕ですね、ごめんなさい。
神凪星矢は性格は悪いが優しい奴である。行事など、手を貸してほしい時に頼めばバイトじゃなきゃ手伝ってくれる。
表に出さないけど、星矢もきっと学園祭を楽しみたいんだろう。
僕と星矢は家庭科室へと入った。
「お! 来たわね」
3年生の家庭科部部長佐藤先輩だ。
星矢を手玉に取れる数少ない人間である。
「あ」
家庭科室には僕だけでなく、月夜、世良さん、瓜原さんの下級生3人組が一緒にいた。
これはどういったことなんだろう。
「星矢……」
「これは体育祭の話になる。おまえにも関係してくるから聞いてくれ」
「へ?」
体育祭とは学園祭の2週間後にある行事だ。すでに体育祭実行委員などが決まっており、学園祭後すぐに活動を開始する。
ウチのクラスは北条さんだったかな。応援団がすごいんだよな。
話を聞くとどうやら、月夜のクラスの衣装を家庭科部に依頼する。その代わりに体育祭の催しに出演するということになったようだ。
その出演こそ文化系部活動対抗リレー。
家庭科部が作った特製の衣装を着て、リレーで走るということだ。家庭科部に兼任で入部するという無茶な話だが、文化部の部活対抗リレーはネタ重視な所もあるのでそれでいいだろう。
確か部活対抗は5人走者だったよな。
「ってことは僕も走るの?」
「そういうことだ」
星矢は絵を見せてきた。
当日の着衣のデザインだと思うが……ナニコレ鎧?
聞いてみると鎧のような柄をしたゴツゴツのコートらしい。頭に被る兜的な覆面もある。
目の部分は辛うじて開いてるみたいだけど走れるのかな。
「家庭科部3年の最後の大会みたいなものだ。手を貸してくれると助かる」
断る理由もないし、そのような話なら全力で手伝うけど……この鎧って頭を隠すし……誰でもいいんじゃないの?
他のメンバーの衣装は当日の楽しみらしい。もちろん本人達は事前に採寸を済ませている。
「僕が呼ばれた理由はなんなの?」
「しらん」
「え」
なんで星矢が知らないのって思ったが、この部活動対抗リレーは3年生が取り仕切っているため学園祭にかかりっきりの星矢が知るはずもなかった。
部長である佐藤先輩がやってくる。
「ああ、君を推薦したのは月夜ちゃんだよ。ウチらとしては全員イケメン美女で固めたかったけど、月夜ちゃんが絶対って言い張ってね」
「はぁ……」
「理由が気になるなら本人に聞いてみたら」
仲良し3人組で会話している所に近づく。
月夜が声をかけてくれた。
「太陽さん、引き受けてくれてありがとうございます」
「月夜、何で僕を呼んだの?」
「え! そ、その……私の役と太陽さんの役って結構……重要な所らしくて。太陽さんじゃなきゃ嫌なんです!」
部活動対抗リレーで重要な役ってのが意味がわからんな。走るだけじゃないのだろうか。
「うん、それで…‥?」
「終わりです」
「終わり!?」
何度聞いても答えてくれず、月夜が顔を紅くして怒鳴るように打ち切ったためこれ以上の追求はできなかった。
「騎士鎧できたよ~」
他の3年生の家庭科部の部員だろうか、部長の佐藤先輩に声をかける。
「せっかくだし騎士鎧だけ着てみようか」
背中を押されるように更衣場に連れていかれて真っ黒な騎士甲冑もどきのスーツ、兜をモチーフにした覆面を着させられる。
全身服だから簡単に脱げない。兜も走ってる時に着脱できないように服と一緒に中で固定している。
服を脱がないと覆面が取れないということだ。僕の正体がバレないのはいいことだけど、鼻がかゆくなってもかけないなコレ。
更衣室から出ると皆から賞賛の声が出る。
「なんだ、いいじゃないか」
「おおー先輩すごいすごい!馬子衣装!」
星矢と世良さんに賞賛される。
全身鏡で体を見ると、なんか某スレイヤーみたいで確かに悪くない。聞くと悪の騎士鎧らしい。敵役じゃないのだろうか。
元の服のデザインがいいからだろう。僕じゃなくても着れるがそれなりにガタイがいい人の方が映える気もする。
だけど1人だけあまりいい顔をしてない人がいた。
「あのー月夜、似合ってないかな」
月夜だけがなぜか顔をしかめていた。しかめ面の月夜も珍しくてかわいい。
「太陽さんの顔が見えないからやだ」
「んぐ!」
僕にしか聞こえないような小さい声でつぶやかれて……僕は動揺してしまう。
顔を覆う覆面を着ていて、この顔が見られなくて本当によかった。
◇◇◇
「星矢の服はどうせ……かっこいい系だろ?」
「相当派手な印象だな。まぁ先輩達には世話になったし仕方ない」
家庭科室からクラス教室への帰り道。さきほどの衣装の話をし続ける。
星矢の服も楽しみだけど、やっぱり女子3人の衣装だよなぁ。みんなかわいいし、絶対映えるだろうな。
特に月夜の服は是非とも写真に撮りたい。カメラをどうにかして仕込むか。
後々話を聞いてみると衣装とリレーを利用することで何やら演出をするらしい。だから月夜は友人である僕を選んだのかもしれないね。
まだ脚本が出来上がってないらしいから……追々の楽しみとしておこう。まずは学園祭だ。
「あれは…‥‥」
途中の所で人が集まってるな。あそこは掲示板があったはず。
星矢と僕は後ろからみんな見ているそれを見た。
「ああ、ミスターコン、ミスコンのノミネート者が発表されたんだな」
男子は1位が星矢 2位は天 3位は3年生の先輩か。
「さすが全体6割とかやっぱすごいな。天も2割弱ってところか。1年生票が多いんだろうな」
女子はどうだろう。やっぱり1位は月夜か。
「1位月夜で7割かぁ。すっげーな。2位は3年生の先輩か。去年も出てた人だな。でも1割だから月夜がやっぱりすごいな。
そして3位がおお!
「水里さんじゃないか。やっぱり入ってきたね。2年生票が多かったんだろうな。よかったね、星矢」
「別に……関係ないが」
といいつつ、結構嬉しそうじゃないか。星矢はいったい誰に票を入れたんだろうな。僕は当然月夜に入れたけどね。
ミスコンは1日目の体育館でやる最後の演目だったか。
「僕はその時間、喫茶の片付け担当だから見に行けないけど頑張れよ」
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