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こうよう
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「今日紅葉見に行くの?」
「せっかく雨も止んだし行こうよ。また、来週も雨みたいだし」
ある週末のこと。
毎年恒例の紅葉を見に行く予定を立てていたのだが、ここ数日秋雨前線が居座っており雨予報。
今日も雨の予報だったのが奇跡的に昨日の夜降って止んだみたいだった。
「まあ~それなら行こっか」
妻も渋々ながら行く気になってくれたので、急いで準備をして出発する。
「そういえばどこに紅葉見に行くの?」
「ふふふ、それは行ってからのお楽しみ」
「そのドヤ顔やめて」
妻に若干引かれつつ車を走られること小一時間、とある料金所に到着する。
「1500円になります」
お金を払い入場し、車を停める。
「瑞希、あれを見て」
車から降り、目的のものを指差す。
「あれは…ロープウェイ?」
「あたり。ロープウェイから見られる景色がすごく綺麗らしいよ」
「へえ~楽しみになってきた」
俄然楽しみになってきた僕たち2人だったが、ロープウェイに乗った直後その事件は起きた。
「……」
「……なにこれ?」
妻が無表情で問いかける。
「…霧かな」
あたり一面霧まみれで、とにかくなにも見れない。
僕は汗がダラダラ止まらない。
「ごめん。無理矢理連れ出して、こんな有様で」
妻がふぅとため息をつく。
「なに言ってるの?好きでついてきたんだし。今日はドライバーデートってことで。また紅葉は再チャレンジしよ」
「ありがとう」
それだけで心が救われた僕だった。
「せっかく雨も止んだし行こうよ。また、来週も雨みたいだし」
ある週末のこと。
毎年恒例の紅葉を見に行く予定を立てていたのだが、ここ数日秋雨前線が居座っており雨予報。
今日も雨の予報だったのが奇跡的に昨日の夜降って止んだみたいだった。
「まあ~それなら行こっか」
妻も渋々ながら行く気になってくれたので、急いで準備をして出発する。
「そういえばどこに紅葉見に行くの?」
「ふふふ、それは行ってからのお楽しみ」
「そのドヤ顔やめて」
妻に若干引かれつつ車を走られること小一時間、とある料金所に到着する。
「1500円になります」
お金を払い入場し、車を停める。
「瑞希、あれを見て」
車から降り、目的のものを指差す。
「あれは…ロープウェイ?」
「あたり。ロープウェイから見られる景色がすごく綺麗らしいよ」
「へえ~楽しみになってきた」
俄然楽しみになってきた僕たち2人だったが、ロープウェイに乗った直後その事件は起きた。
「……」
「……なにこれ?」
妻が無表情で問いかける。
「…霧かな」
あたり一面霧まみれで、とにかくなにも見れない。
僕は汗がダラダラ止まらない。
「ごめん。無理矢理連れ出して、こんな有様で」
妻がふぅとため息をつく。
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「ありがとう」
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