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ごはん
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「さあーて、夜ごはん作ろうかなぁ」
休日の午後。
二人で洗濯物を畳むよー畳んだあと妻は夕飯の準備を始める。
「今日の夜ご飯何だっけ?」
「今日は厚揚げなんだけど味付けどうしよう?」
「味付け?」
「うん、この前の醤油ベースか新しく麺つゆベースにするか」
「醤油…麺つゆ」
「この前の醤油ベース覚えてる?」
「うーん…お、覚えてるよ。醤油だよね」
「ほんとに~?」
妻がジト目でこちらを睨む。
「うーん、たぶん」
「みずきが作ったご飯覚えって。もう作らんよ~」
妻は怒りながらも調理を続ける。
「大丈夫。瑞希が作るご飯はいつも美味しいよ」
僕はとりあえず、居間に腰を落とす。
西日が家の中を照らし部屋全体を金色に染め上げる。
平日のドタバタした日常を忘れ、ゆったりとした穏やかな時間が流れる。
「この時間が好きだな~」
僕はボソッと呟く。
「ん?」
妻がうまく聞き取れず聞き返す。
「何でもないよ」
きっと妻も同じ気持ちであるはずだから…。
休日の午後。
二人で洗濯物を畳むよー畳んだあと妻は夕飯の準備を始める。
「今日の夜ご飯何だっけ?」
「今日は厚揚げなんだけど味付けどうしよう?」
「味付け?」
「うん、この前の醤油ベースか新しく麺つゆベースにするか」
「醤油…麺つゆ」
「この前の醤油ベース覚えてる?」
「うーん…お、覚えてるよ。醤油だよね」
「ほんとに~?」
妻がジト目でこちらを睨む。
「うーん、たぶん」
「みずきが作ったご飯覚えって。もう作らんよ~」
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「大丈夫。瑞希が作るご飯はいつも美味しいよ」
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