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仕事編~友達~
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私は同じ職場に友達のマキちゃんがいる。
今日はその娘のお話。
マキちゃんは看護師で、同期入社。
たまたま入社式の日に隣同士になったのが縁で今でも病棟で会う時はよく話したりする。
お互い忙しくてなかなかご飯とかには行けないけど。
最後に一緒にご飯行ったのいつだっけかな?
今日も病棟へ私が顔を出すとナースステーションにマキちゃんの姿があった。
マキちゃんも私に気が付いたらくし、ちょっとちょっとと手招きしている。
「どうしたのマキちゃん?」
「瑞希久しぶり。ちょっと聞いてよ~」
マキちゃんがこういうふうに言う時は碌な話を持ってきたためしがない。
「私、結婚することになったんだよね~」
「えっ?やったじゃん。おめでとう!!」
マキちゃんって結構ズバズバ言うほうで、余計なことまで言ってしまうので、今まで彼氏ができてもあまり長続きしなかった。
「ありがとう。でもそれがあんまり嬉しくないんだよね~」
「えっ?なんで?新婚さんでしょ?」
「そうなんだけど、私彼のことあんまり好きじゃないし。逆にちょっと嫌いかも」
えええええ~!?
許嫁?それとも政略結婚的な!?
私の中で色々な妄想が駆け抜けていく。
「この頃は、向こうが土日休みだけど、看護師って不定休だから向こうと休みかぶらないように調整してるって感じ」
聞いていないけど、旦那の愚痴をスラスラ続けるマキちゃん。
「とりあえず、はいこれ」
と突然マキちゃんが袋に包まれた小さな箱を私に渡す。
「この前、新婚旅行でハワイに行ってきたんだ~。これ瑞希にお土産」
「あ、ありがとう」
未だ混乱から立ち直れず、なされるがまま袋を受け取る。
「 じゃ、私仕事だから」
マキちゃんは私に謎だけをほっぽり出したままその場を立ち去ってしまった。
本当に嵐みたいな娘だ。
そして、大丈夫なのだろうかと心配でたまらなかった。
今日はその娘のお話。
マキちゃんは看護師で、同期入社。
たまたま入社式の日に隣同士になったのが縁で今でも病棟で会う時はよく話したりする。
お互い忙しくてなかなかご飯とかには行けないけど。
最後に一緒にご飯行ったのいつだっけかな?
今日も病棟へ私が顔を出すとナースステーションにマキちゃんの姿があった。
マキちゃんも私に気が付いたらくし、ちょっとちょっとと手招きしている。
「どうしたのマキちゃん?」
「瑞希久しぶり。ちょっと聞いてよ~」
マキちゃんがこういうふうに言う時は碌な話を持ってきたためしがない。
「私、結婚することになったんだよね~」
「えっ?やったじゃん。おめでとう!!」
マキちゃんって結構ズバズバ言うほうで、余計なことまで言ってしまうので、今まで彼氏ができてもあまり長続きしなかった。
「ありがとう。でもそれがあんまり嬉しくないんだよね~」
「えっ?なんで?新婚さんでしょ?」
「そうなんだけど、私彼のことあんまり好きじゃないし。逆にちょっと嫌いかも」
えええええ~!?
許嫁?それとも政略結婚的な!?
私の中で色々な妄想が駆け抜けていく。
「この頃は、向こうが土日休みだけど、看護師って不定休だから向こうと休みかぶらないように調整してるって感じ」
聞いていないけど、旦那の愚痴をスラスラ続けるマキちゃん。
「とりあえず、はいこれ」
と突然マキちゃんが袋に包まれた小さな箱を私に渡す。
「この前、新婚旅行でハワイに行ってきたんだ~。これ瑞希にお土産」
「あ、ありがとう」
未だ混乱から立ち直れず、なされるがまま袋を受け取る。
「 じゃ、私仕事だから」
マキちゃんは私に謎だけをほっぽり出したままその場を立ち去ってしまった。
本当に嵐みたいな娘だ。
そして、大丈夫なのだろうかと心配でたまらなかった。
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