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《序章 精霊刀剣》【選ばれし子どもたち編】
第三話 風の精霊手裏剣
しおりを挟む【青森県八戸市 スーパーマーケット“港区屋”】
「今日の夕飯は何にしようかな……
おっ!にんじんが安い!たまねぎも!
うーん……シチューにするか、カレーにするか……」
ここ、“スーパーマーケット港区屋”で、買い物かご片手に夕飯の献立を悩んでいるオレの名前は、高橋謙一郎《けんいちろう》。
国立十文字学園高等部八戸校祓い科の三年生。
今日は“学生寮の料理担当”ということで、こうして買い出しに来ている。
……なんでって?
理由はシンプル。今日の“家事当番表”に、そう書いてあったからだ。
オレは、後輩の佐藤銀河(二年)、鈴木牙恩(一年)と一緒に学生寮で暮らしている。
そしてこの寮は、完全分担制の家事ローテーションが採用されている。
今日の担当は……
・洗濯 → 銀河
・掃除 → 牙恩
・料理 → オレ
……という布陣。
つまり、今夜の晩メシの運命は、オレの手にかかっている。
「よし……決めた!
今日の夕飯はシーフードカレーだ!」
勢いよく宣言し、買い物かごの中へと具材を放り込む。
レジを済ませて店を出ると、夕暮れの光が広い駐車場を橙色に染めていた。
30台ほどは停められそうな広い駐車場。
その向こうで、親子連れが仲良く手を繋ぎながら歩いている。
「今日の夕飯はカレーよ!」
「やったー!」
幼い女の子が母親の手を引きながら、風船を握って跳ねるように歩いている。
──が、次の瞬間。
「走ったら危ないわよ!」
「あっ!」
母親の声も虚しく、女の子が足をもつれさせて転倒。
手を離れた風船がふわりと空へ──
「あっ!風船が!」
「よっと!」
──即座にオレは駆け、ジャンプ。
軽やかに宙を舞い、風船の紐をつかみ取って、女の子の目の前へ。
「はい、お嬢さん」
そう言って風船を女の子に手渡した。
すると、女の子はにっこり笑って、衝撃的な発言をした──
「ありがとう!おじさん!」
「な……に……?」
ちょ、ちょっと待て!
今なんと言ったんだい、そこの天使よ?
『おじさん』?
ピッチピチの現役高校生に向かって『おじさん』だと?
いや、落ち着け、謙一郎。
相手はまだ、語彙力発展途中の“幼女”。
そう、語彙力がまだない幼い女の子だ。
“お兄さん”という言語がこの世にあることをまだ知らない可能性もある。
「どういたしまして!」
オレは気持ちを切り替え、女の子に微笑み返すと、母親が慌てて駆け寄ってきた。
「すみません!うちの子がご迷惑を……!」
「いえ、全然!……あ、その具材、お宅も今日の夕飯はカレーなんですか?
実はうちもなんですよ!」
「あら、そうなんですか!?
カレーいいですよね!
作るの簡単ですし、一回大量に作っちゃえば何日かは料理サボますし♪」
「本当それです!……でも、皿洗いだけは厄介じゃありません?」
「そうなのよー!
カレーのルーと米が皿にこびりついちゃって、もう大変ったら……」
気づけば、まるで主婦同士の井戸端会議のように会話が盛り上がっていた。
「ママ!お腹すいたー!」
「あ、ごめんごめん!
では、本当にありがとうございました!」
深々と頭を下げた母娘が車へと向かっていく──
が、去り際にマダムがとんでもない一言を放った。
「よかったね~!
かっこいいおじさまに風船取ってもらえて!」
「うん!」
「は……?」
マダム、ちょっと待っていただけます?
『おじさま』?
この制服、目に入りませんでした?
この紺色のブレザー。明らかにピッチピチの現役高校生の証ですよ?
幼女は……まあ、100歩譲ってよしとしよう。だがマダム、あなたはだめだ。
あなたはさすがに“お兄さん”という言語がこの世に存在しており、尚且つ、その言語が指し示す意味を知っているはずだ。
──すみません!
オレまだ高校生なんですけど!
思わず訂正しようとした、その時だった──
「スンスンッ!」
強烈な悪臭が風に乗って届いてきた。
「……出たな」
買い物袋を片手に、オレは急いで悪臭がする方へと駆け出した。
─────────────────────────────────────
【八戸市立長寿中学校】
「ここだな」
到着したのは、夕陽に包まれた高台の中学校。
校舎は四階建て、敷地内には体育館、プール、中庭、そして広い校庭が整備されていた。
「まだ精霊科のやつらは来ていないか……
先に、一般人の有無を確認だな……」
オレは、左腰に携行していた剣の鞘から、“十字型の柄”を引き抜く。
引き抜くと柄は、オレの身長の三分の一ほどの大きさに巨大化する。
そして、オレは柄を強く握りしめ、大声で叫んだ。
「行くぞ!!隼風丸!!」
その名を叫んだ瞬間——
オレの体内から、暴風が巻き起こる。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
天へと舞い上がる竜巻。
その中から、雄叫びと共に、風で形作られた猛禽が姿を現す。
これぞ──
“風の大精霊・隼風丸”
その身は吹き荒れる風で構成され、その翼がひとたび羽ばたけば、人を吹き飛ばすほどの暴風が生じる。
オレが今、手に持っているのは──
“風の精霊手裏剣”
柄は、十字型の柄で、中心部は“握り”の役割を果たすI字型の精霊玉を除き、空洞となっている。
隼風丸は、空中で旋回すると、一直線にオレの持つ柄へと向かって舞い降りた。
“精霊玉”に、隼風丸が吸い込まれていく。
次の瞬間──
透明色だった精霊玉が、黄緑色に染まる。
すると、十字柄の各先端から暴風が吹き荒れ、暴風は徐々に凝縮され“風の剣身” を成した。
今──
この剣は“真なる形”を顕現した。
“柄”だけだった未完成の剣に、大精霊の力が宿り、“ 風の剣身”がここに生まれ、“風の精霊手裏剣”は真価の姿を現した。
これこそが──
大精霊に選ばし者のみが扱うことを許された伝説級の武器。その名も──
“精霊刀剣”。
オレは、風の精霊手裏剣を構える。
「風の叫び THE FIFTH!!」
次の瞬間──
風の精霊手裏剣は高速回転。
そして、オレの足元に展開されたのは巨大な──
“風の三角形型霊法陣”
「直線風!!!!」
霊法発動の刹那。
風の三角形型霊法陣が黄緑色に輝き、暴風が噴き出す。
真下から噴き上がるその上昇風に乗り、垂直に宙へと舞い上がると、校舎の屋上へと着地した。
「うーん……
目視では今のところ何も確認できないな……」
オレは、風の精霊手裏剣を空へ放り投げ、両目の間に二本の指を当てて目を閉じた。
「風の叫び THE FIRST!!」
次の瞬間──
風が十字に空を走ると、ぐるりと回り円を描き始める。
形成されるのは巨大な——
“風の円形型霊法陣”
「情報風集!!」
霊法発動の刹那。
風の円形型霊法陣が黄緑色に輝くと、風の精霊手裏剣は高速回転し、風の剣身から広範囲にわたるそよ風が発生。そよ風が周囲の音と匂いを運び始めた。
「──スンスンッ!
この臭い……校舎の四階に一体いるな」
風は情報を集めるのにとても便利だ。
音や臭いを風にのせて集めることが可能だからである。
日常生活でも隼風丸のおかげで悪霊の臭いが風に運ばれてくるため、他の人よりも早く、悪霊の発生に気付きやすい。
「『ーーーー!』
この叫び声……なるほど、校舎の一階にも20体ほどいるな
……これで全部か
よかった!一般人はいないぞ!」
投げ飛ばした風の精霊手裏剣を手元に戻したその時、
「♪~~」
スマートフォンの着信音が鳴った。
呼出人は精霊科三年の樹々吏だった。
「遅いぞ、樹々吏!」
「えっ!……ってことはもしかしてもう……現場にいる?」
「ああ、すでに情報も集めた
手っ取り早く状況説明するぞ
まず、幸運なことに一般人はいない
悪霊だが、校舎の四階に一体、一階に20体ほどいる
おそらく、四階にいるのが上級で、一階にいるのは中級か、下級だろう」
「さっすがー!
仕事が早いね謙一郎くん!かっくいいー♪」
「おだててる暇があったら、急いで精霊壁を展開してくれ
これより、悪霊祓いに入る」
「了解!」
通話が切れると、すぐに長寿中学校全体を取り囲む精霊壁が展開された。
「さて……どう攻めるか」
思案していると──
「バンッ!」
非常口が乱暴に開き、オレは即座に振り返る。
そこにいたのは──
「コケーーーーッ!!」
全身氷で構成された鶏型の悪霊。
雄叫びを上げながら猛突進してくる。
『上級悪霊
俗名:島田森衛門
種別:鶏型
属性:氷』
「おっと!」
突進してくる悪霊をかわし、オレは校庭へ飛び降りる。
「コケーーーーッ!!」
雄叫びをあげながら、上級悪霊も飛び降りる。
その雄叫びが合図となったかのように、悪霊たちが校舎から続々と出現。
「コケーーーーッ!!」
「この霊気……中級か!」
そして、20体ほどの中級悪霊たちが一斉に猛突進を仕掛けてくる。
「風の叫び THE FIFTH!!
直線風!!!!」
再び真下から噴き上がる上昇風を発生させ、その風に乗り、オレは上空へと避難する。
だがその瞬間、上級悪霊が口を開けた。
展開されるのは──
“氷の円形型霊法陣”
「コケーーーーッ!!」
次の瞬間——
“氷の円形型霊法陣” が薄水色に輝くと、襲い来るのは、雪の暴風。
それはまるで弱りきっている雪山の遭難者をさらに凍えさす、無慈悲の暴風のようであった。
オレはすかさず風の精霊手裏剣を投げつける。
「風の叫び THE THIRD!!
鎌韋太刀!!!!」
投げた風の精霊手裏剣が高速回転すると、雪の暴風を吹き飛ばし、風の剣身がそのまま中級悪霊たちを次々と悪霊玉ごと斬り裂いていく。
しかし、上級悪霊には間一髪で避けられてしまった。
——が、問題ない。
「広がれ!!」
風の剣身が瞬時に伸びると、風の斬撃で上級悪霊の身体を真っ二つに斬り裂き、その胸部にある黒く濁った悪霊玉を同時に破壊した。
「パキィンッ」
響くような、静かな音。
オレは校庭に着地。静寂が訪れ、そして——
砕けた悪霊玉から、微かに光がこぼれる。
その光の中から、透き通るような人影が現れた。
6、70代ほどの高齢の男性。
それは──上級悪霊の“元”となった、精霊の魂。
彼は何も言わず、ただ静かに微笑むと——
そのまま、空へと昇っていった。
そのあとを追うように、無数の光が浮かび上がった。
それは、中級悪霊の“元”となった精霊たちの魂。
彼らもまた、光の粒となって空へ還っていった。
——祓い、完了。
「良き、来世を」
キンッ!
オレは、風の精霊手裏剣を静かに鞘に収めた。
─────────────────────────────────────
※用語解説
・霊力:人智を超えた不可思議な力。
生まれつき“持つ者”と、“持たざる者”に明確に分かれる。
霊力を有する者は、“あちら側”──
すなわち精霊や悪霊の存在を視認することが可能になる。
・霊法:精霊の力を借りて引き起こす魔法のような術。発動には霊力が必須。
発動の基本的な流れは以下の通り──
①術士が“詠唱”を行う。
②詠唱によって、普段霊体化している精霊が実体化し(これを“召喚”という)、術士に宿る。
③術士は、宿った精霊を通じて自身の霊力を消費し、霊法を発動する。
この仕組みを銃で例えるなら──
・術士=狙撃手(霊法を放つ主体)
・精霊=銃(霊法発動をするための道具)
・霊力=弾倉(内部に蓄えられた力)
・霊法を発動=弾倉から一発の銃弾を放つこと。
霊法を発動する主体はあくまで術士である。精霊は、そのために必要な“道具”にすぎない。
なお、精霊(悪霊)には精霊の攻撃しか効果がないため、銃や大砲などの物理攻撃は一切悪霊には通用しない。
・詠唱:霊法を発動させる際に唱える言葉。霊法発動の儀式とも言える。
基本構文は以下の通り。
下級霊法「精霊よ ◯の力を与え賜え 術名!!」
中級霊法「精霊よ 我が霊力を糧とし ◯の力を与え賜え 術名!!」
上級霊法「精霊よ 我が霊力を糧とし 今ここに大いなる力 ◯の力を与え賜え 術名!!」
上級になるほど、霊力の消費は激しくなり、霊法発動も遅くなる。
・召喚:詠唱によって、精霊が実体化されること。
・霊法陣:霊法発動時に浮かび上がる魔法陣状の紋様。
発動する霊法の属性によって、色彩は異なる。
・精霊壁:霊法の一種。
半透明のドーム状の結界で、悪霊を閉じ込める用途で使われるが、その効果は精霊(悪霊)のみであるため、人間の出入りは自由。
※キャラクター紹介
プロフィール
名前:高橋 謙一郎
年齢:17歳
身長:185cm
体重:77kg
職業:国立十文字学園高等部八戸校祓い科三年
武器:風の精霊手裏剣
召喚精霊:風の大精霊 隼風丸
性格:真面目・冷静・努力家
一人称:「オレ」
好きな食べ物:海鮮系全般(八戸市九食センターで食べられる海鮮丼が大好物)・八戸せんべい汁
最近気になっていること:見た目の年齢と実年齢に差があることをたくさんの人に指摘されること(自分はそう思っていない)
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